CoFOS


CoFOS

正式名称『Counter Forces against Outer Space』は、era1末期に時崎空主導の下に発足された対地球外生命体反抗組織である。
主に次元科学を用いた兵器の研究、開発を行い、来るべき決戦の日に備える――というふざけているとしか思えないような理念の下に運営されており、
その運営資金や人員の多くを時崎が交渉した南半球に属するいくつかの国々が提供している。
組織へ入る入口は複数あるが、時崎が独自に開いた11次元への入り口を経由する事で外部からの干渉を防ぎ、組織の有する施設の場所を秘匿している。
時崎の勤める大学がある日本国首都・京都にも入口の一つが存在する。

次元科学の確立により人類は地球外の星系や異世界と呼ばれる空間と繋がり、それに伴って発見された新物質の研究、既存技術への応用あるいは新技術の発明が相次いだ。
わずか10年にも満たない期間にも関わらず、この間に人類の文明は異常な速度で発展していった。
この事態を憂慮してか当時、次元科学の権威であった時崎空は世界に次元航行技術の放棄を訴えるも聞き入れられず、学会からも追放された彼女だったが
今度は社会から身を潜めるように日本の大学教授として教鞭を執る傍ら、密かにこの組織を立ち上げたのだ。
最初は幾重にもVPNを経由させ、アンダーウェブ上で同志を募り個々に活動する程度であったが、時崎が次元科学を欲する南半球の某国要人らと秘密裡に接触する事で資金と人員を確保すると事態は加速度的に進展し、
彼女を顧問とするオカルトサークルまほろばが発足する頃には、組織の規模は相当なものになっていた。

時崎の教え子である星野月美の開発した核融合炉と境井夢子が実証実験にまで形にした精神トランス装置と当人らを新たに迎え、組織の活動は飛躍的に活発化。
――その裏では彼女らがまほろばのサークル活動で偶然にも発見した技術の存在も大いに貢献していたという――
彼女らの指揮の下、多くの兵器が開発され、いつか来る戦いの準備が着々と進められる中、突如、組織は主要な研究成果と人員を喪失するという事件に見舞われる。
遺された人員は、この原因不明の事態を何らかの実験中の事故か地球外生命体による攻撃と考えたが
どちらにせよ時崎を始めとした主要メンバーと、いざという時は接収するつもりでいた研究成果の数々が失われた組織に各国政府は見切りを付け、北側諸国への情報漏洩を防ぐべく、国軍の特殊部隊を派遣し残った全てが闇に葬られてしまう。

表の世界では一切知られていない組織の、裏の世界で知られる顛末はこのようになっている。


関連項目

タグ:

era1 組織
最終更新:2025年01月01日 20:55