純人間中心主義国家プロロロン - ここだけ戦乱の世のファンタジー世界 @ ウィキ

立地

大陸の北部地方。西側を帝国に、南側をオーク国家に接する形で領土を持つ。
北側のごく一部は海に接しており、港を開いている。

政治形態

ハイレルベルニ・プロロロン王家が
35代に渡って治めている。
長男もしくは長女による世襲制であり、現在は13歳のシュラーフェン5世の治世である。陛下はまだ年若いため、宰相であるケッテ・ラングヴァイレが政の大半を取り仕切っている。
王家の下には6つの公爵家があり、王都以外の土地を6分割してそれぞれの公爵家に担当させている。

思想

純人間とそれ以外をきっぱりと区別する考え方が、王から物乞いまで完璧に浸透している。
エルフ、ドワーフ、ホビット、オーク、オーガ、獣人、人魚、天使、サキュバス、インキュバスなど──人に近い姿をしている種族でも、同じ言葉で会話ができても、社会と文化を持っていても──完全な人間族でない限り、この国の人たちは人間とは見なさない。

文化

料理の技術が非常に発達している。
人間以外の生物であれば、ひととおり調理して食えるかどうか確認することを大昔からやってきたのがこの国である。
調理法、調味料ともに非常にバリエーションが多く、書店で売られているレシピ集はどれも百科事典のように分厚い。
地方によって名物料理の傾向は違うが、王都ではエルフの刺身やオークの焼き肉といった、素材の味を最大限に活かす調理法が好まれている。

戦力

強い。
王家と6公爵家がそれぞれ常備軍を保持しており、それらはすべて精強である。
そして、軍人ひとりひとりが、人間型の敵を効率的に殺す方法を日頃から真摯に研究している。
敵兵が同じ人間であれば、敬意を持って苦しめずに殺すのが礼儀だと思っているし、敵兵が亜人であれば、肉の鮮度を落とさず殺すことで、美味しい料理にして敬意を示そうという考え方を持っているためである。