ある日、第26代目の王であるトライトⅤ世は 古都ハルトにおいて、魔物が大量発生したことを聞いた。 王は、部下の一人の将軍を討伐のために向かわせたが、魔物どもに殺されてしまった。 古都ハルトが完全に占拠されると、もはや捨て置くことができなくなり、自ら全軍を率いて討伐に向かったのだった。 王が古都ハルトについたとき、王は初めて、そこに魔王ルーゼルがいることを知った。 そして、王が再び都に戻ってくることはなかった。 王都ルートガルトでは、留守を任されたフィーザレスという将軍がいた。 しかし、彼が王の死を聞いたとき、同じく留守を任された宮廷魔術師のムクガイヤに都を追われた。 そしてムクガイヤは死んだ王のあとを継ぎ、王の位につくと発表したのだった。 |