現代若者論の文脈で「フリーター」や「ニート」に盛んに言及されることからもわかるように、現代の若者を語る際には就業問題に触れないわけにはいかない。青年時代は一般に、職業を選択する時期とされているからである。まず「フリーター」、「ニート」という言葉の定義と歴史的経緯、統計情報を整理する。その上で現代若者が直面している、職業に関する社会的な問題を論じ、当人の心理的な問題を考える。

最終更新:2007年05月02日 18:31