スレン

スレン

風花雪月に登場する地名およびその地に住まう「北方の民」の名称。
フォドラ北部、ファーガス神聖王国のゴーティエ領の北東に位置する。
ガルグ=マク大修道院の書庫にある「諸遊紀行2」よると以前は半島を指す名称だったが、今は南半分がファーガス神聖王国領に組み込まれて北半分がスレン地方と呼ばれているという。
また、その大地は荒涼としており、岩砂漠の広がる地帯もあるとしている。そして民族は好戦的だという。

ゴーティエ家は二百余年スレン族による侵攻から国土を守護してきたといい*1その領地は10年前まで戦場になっていたという。*2
また、EP.5の課題「ゴーティエ家督争乱」の舞台ともなるコナン塔は数百年前の北方の民からの侵攻が激しかった時代に監視と防衛を目的に作られたものとされる。*3
さらに、レスター諸侯同盟のエドマンド領からは海を渡って上陸できる位置にあり、第二部の外伝「砂に眠る神話」では四聖人マクイルの伝説を追い、海を渡って上陸することになる。

フォドラの外の民族の中でもフォドラとの関係は最悪。
パルミラ同様に定期的に侵攻してくるうえ、パルミラと違って交流が全く見られず素材や騎士団にもスレンに由来するものは確認できない。
ゴーティエ家を筆頭として王国北部諸侯はスレンの侵略を防ぐことが重大な役割とされている。
しかしシルヴァンは(紋章主義への反発*4もあって)和解の道を探そうとしており、後日談では生涯を懸け、その弁舌のみでスレンとの関係改善を成したとされる。

無双では本編開始11年前*5に停戦の人質として差し出されたスレンの長の末息子に、ゴーティエ辺境伯がフォドラの文化を学ばせ、対話の第一歩にしようと試みていたことが判明。
しかし彼はスレンに帰参、みすみす侵略者に知恵を与えただけの結果になってしまい、おまけに隙を見て侵略部隊を率いて現れた。
とはいえ彼も戦場でシルヴァンと気さくにやり取りするなど敵意は強くなく、ディミトリやシルヴァンは「悪魔も同然と思っていた相手と普通に言葉を交わせただけで大きな前進」としている。

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最終更新:2025年09月19日 09:10

*1 ガルグ=マク大修道院の書庫にある「王国貴族名鑑」

*2 第一部外伝「持たざる者たち」のシルヴァンの台詞

*3 「嵐の塔・〇〇の学級」のギルベルトの台詞

*4 ゴーティエの紋章主義は「スレンと戦うことが常に求められているから」であるため。

*5 「パーソロン戦史」の記述をこの件と同一とした場合。前述の「10年前まで戦場だった」とも概ね辻褄が合うし、短期間に2度もこんな出来事が起きているとは考えにくい。