ゴーティエ辺境伯
その名の通り
ファーガス神聖王国でもフラルダリウス家に次ぐ有力諸侯であるゴーティエ辺境伯家の現当主で、
マイクラン・シルヴァン兄弟の父。
風花雪月では物語の裏方として「ゴーティエ辺境伯」についての言及があるのみ。
当然ながら後日談ではシルヴァンがこの爵位を継ぐ。ルートやペアエンドによって言い回しは色々あるが、父の没後と明言されていたり間を置いたような描写もあるため、戦後すぐに継ぐという形ではなさそうである。
「辺境伯」という位が登場したのはFEでは風花雪月が初めて(同時にマリアンヌを引き取ったエドマンド辺境伯がいる)。
西洋史の知識がないと「辺境」という字面のせいで田舎貴族の称号と勘違いされがちだが、実際には「辺境」は概ね「国境」のことで、国境防衛の重責とそのための強い力を与えられている役職であり、ゴーティエ家は辺境伯家の典型であると言える。
無双風花雪月
こちらではキャラクターとして登場。プレイアブルではないがNPCとしては戦闘参加し、兵種は
グレートナイト。
マティアス=ラウル=ゴーティエというフルネームが判明しているが、表示名は「ゴーティエ辺境伯」で通されている。
容姿の雰囲気はマイクランの方と似ている。
先王ランベールや
ロドリグとは士官学校を共にした親友同士で、王であるランベールも含めて呼び捨てし合っているほどの仲。(厳密にはランベール→マティアスのみ描写なし。そのため作中で名前を呼ぶのはロドリグのみ)
対
スレンの最前線に立つゴーティエ家の責務に忠実な、冷たく無骨な人物で、“氷壁”と渾名されているらしい。
なお紋章は持っておらず、それも鑑みればマイクランの廃嫡に至った紋章主義の考えは尚更否定し難いものだろう。
冷たい人間になってしまったのはスレンの襲撃で前妻を亡くしてからで、かつては気さくで明るく賑やかな人物だったという。
現実主義的で生き方を変えられないところもあるが、決して冷めきった人間というわけではない。
最終更新:2025年09月26日 13:26