ゲーム内にて引用されている細々としたネタの覚書です。
正直盛り込んだ側としてもオマージュ対象が多すぎて、把握しきれてないので一度滑ったネタを解説してるみたいで非常に忍びないのですが、まあ豆知識(?)と言う事で暇つぶし程度に見ていただければ幸いかと思います。
一部ネタバレ要素を含むかも知れません。
戦闘関連
- 天候発現システム
黄昏フロンティア製作の「東方緋想天」・「東方非想天則」より。ゲーム内に組み込んだ仕様としては、RPGと弾幕アクションの違いから多少仕様の違うものが多い。(丸々同じものを作ってもアレですし)
元々は天候の概念と言う点だけにおいては、どこぞの長編RPGで見たかの様な…組み込んだ当時は、お日様サンサン!と言うメッセージが出て得意天候・不得意天候などの優劣が付く予定だったのだけれども、キャラの個性を生み出す部分は他にまわした方が労力的にも優しいだろう、と言う事でカット。時化とか雪で強くなるキャラとか面白いと思ったんですけどね。
更にこのシステムには前身がありまして、当初は天下一限定の「フィールドシステム」(これは流石に多分オリジナル・内容はただ単にランダムでハンデが付いたりアレコレ勝負が見えなくなる要素の塊だった。例えば装備品の補正値が0になって双方ガチの殴り合いに変わったり…今の台風そのものですな)を練りこんでいくうちに、「あっ、これどっかで見た事あるよな…」と思って今の形に。
本当は、天下一限定の仕様にするつもりでしたが、通常戦闘部分でテストで組み込んだ時に少しプレイしてみて、なかなか面白いクソゲー要素が多いなあと思ったのでそのまま通常戦闘にも組み込まれっぱなしだそうです。
個人的に現状でクソゲーだと思うのは再生・ライフドレイン持ち相手の時の晴嵐(再生能力が高いと勝負が絶対に付かない)、戦闘運絶好調の時の霧雨・快晴(技のダメージが両極端に酷くなったり)、脳筋相手のダイヤモンドダスト(寝たら死ぬ、じゃなくても死ぬ・当初は耐性無視の高確率麻痺だったりした)などなど。エッセンスにしては要素がでかいかも知れませんが、なんだかんだで結構気に入ってる仕様だったりします。
- 運勢システム
昔だらだらとプレイしていた別ブラウザゲーからの再現物。
当FHでは様々な要素に対して上方修正を加えたりと、色々と大忙しです。
天候と絡んで時には事故死率を高めたり、時には有利に戦える世界一のラッキーボーイだぜェ!な事になったり。
星座と性別、この二つの要素よりその月と日を掛け合わせて、全星座の運勢が割り出されているそうです。ちなみに、敵さんにも運勢は自動で毎日0:00付近に設定されている(厳密には更新のタイミングが違うので、実は5分くらいラグがある事も…)ので、もしかしたら対人以外でも痛手を貰う可能性もあります。
なお、敵さんの運勢は全てのMOBに関して一定です。なので特殊な場で戦う場合に運勢を考慮したい人は、その日の敵の運勢も探ってから向かうと、事故に逢わずに済むかも知れません。
特殊戦闘場の敵さんは結構神風持ちが多いので、神風同士の先制判定も戦闘運に絡んでいる以上…。
- 魔の森
「FFA」にそんな戦闘場ありましたよね、って話で同じブラウザゲーの「FFA」よりの出展。
単純に番人さんが居て、そこに住まう人達を倒していく…筈なんですが、構成員がいかんせん超適当。中にはシェークスピアの世界から抜け出してきた様な人まで存在している始末。命限りあるもの、そのなんと愚かなる事か。
連続で戦って勝ち抜いていくタイプの戦闘場は、本家にも存在していますが、無駄に種類ばっか揃えてバランスが取り切れて無いのが開発者視点からの感想。
大体が新アビを実装した敵の配置をしたいが為に、新たな連続戦闘場を作っているとの噂もあるが…。
- 幻影の塔
「FFA」にそんな戦闘場ありましたよね、って話で第二弾。ただアレは塔じゃなくて、城だったような気がしますが。
財宝が決してある訳でもなく、ただ塔を上っていくだけ。アーサー君が強いのは仕様です。(元は魔の森のカーローンの位置に居た)
こう言った戦闘場を作るたびに、どこか真ん中の辺りでストッパーな人を設けないといけないなあ、と思って強めのキャラを配置してしまうのですが、見事にプレイヤーさんが引っかかってるログが見えると内心ちょっと安心したり。
ゲームの特質上、鍛えれば一気に突破率が跳ね上がるゲームなので、強さ的に上位の人がその辺りで引っかかると…こう…不謹慎な笑みが…。失言でした
他にもストッパー要素として、特殊戦闘場全体にかかる補正って言うのもあるので、その辺とトントンで回数を重ねる毎に突破は厳しくなると思います。(それでも限界は一応ありますが)
- 紅の館
イ"エ"ヤ"ア"ァ"ァ"ァ"!と飛び交うひろしでおなじみの恐怖の館「東方紅魔郷」の紅魔館がモデルになってます。配置もそのまま。
門番の硬さがうぜーとの意見を頂いたので、使ってくる技を変更してみたところ、変更予定の技より管理番号が1番ずつズレ込んで、防御アップと回復と更に難所になったそうです。
プチなメテオでも直撃すれば死ねる威力ですし、図書館の主はやたらめったらアビが強かったりしますし、恐らく中盤が一番難易度高いんじゃないでしょうか、この戦闘場。
それを抜け切っても残りの面子もそれなりに強い人ばかりなので、結構攻略には骨が折れそうです。ちなみに現段階で、制覇者は誰も居ないような気がします。
それでも一応、各所に穴とも呼べる攻略パターンは作れるようにしておいた(つもり)なので、アレコレ試してみてください。例えば追加ダメージは、丸々その威力を跳ね返すものが…ありましたよね?
なお、EXステージと称される最奥より更に奥があることが判明したそうです。実装当初から実は存在していたんですが、半年以上存在が公表されてなかったと言う曰くつきの場所。ちなみに最奥で勝利時に、おおよそ25%の確率で出現します。出会えたあなたはラッキーなのか、それともその先に住まう者に気に入られたのか。どちらなのでしょうか。
- とある森の奥深く
魔の森のマイナーチェンジ、では無く森から始まる特殊戦闘場です。「東方妖々夢」の…うーん、何がモデルなんでしょうね?
一応遠野の奥深く、と言う設定にはなっているみたいですが、その後が森から一気に階段駆け上がって、熱血スポ根展開になっているとも、…言えません。
当初の予定では寺院と言う単語を出したかっただけだったらしいので、寺院が最終目的地。でもこれキャスト少なくねえ? って事になって、結局数合わせで無理やりその後を作る事に。
階段で通せんぼをしている二刀流の庭師はとにかく半端なダメージで挑むとタフすぎて困ると思います。奴には追加ダメージでトドメを食らわせるのが恐らく一番楽なのでは無いかと。
ちなみに庭師が瀕死になった際に、クリットを連発するのは仕様です。必死なんですよ。一生懸命なんですよ。彼女も。
アイテム関連
- 悪魔の槍・皇帝の剣その他諸々各種見覚えのあるレア武具
FHの前身(らしい)の「WOR」より。リロード60秒で遊んでいた時代が懐かしいです。
鯖によっては威力が改変されていたりするのですが、一概に闇属性の武具は不遇、んでもって光か雷が強い、安定して水が軽いと言う特徴がどの鯖にもあったような気がします。
あの頃はレアの入手手段が洞窟にこもるしかなくて、赤字で発見メッセージが出た時のテンションの上がりっぷりと言ったらそれはもう。
FHの宝箱システムはそれを簡易的にしてみた様なものですが、これもこれで。数はあれども役に立たないハズレが大半って言う構図も、それなりに好きですから。
- メタル化反射装甲
「遊☆戯☆王」でしたっけ、これ。(入れた本人もうろ覚え)
なんだかよく分からないので子供の頃に見覚えのあったものを入れてみました。ほら、ジャンバラヤ的な何かって事でどうか一つ。
当ゲーム内での性能としては、貴重なダメージ反射を持っている素敵なアイテム。しかし、誰も見つけてもきっと使わない。
ダメージ反射…微妙ですかね、作った本人はかなり好きなんですけど、こう言うアビリティ。確かに状況限定のものですけど!
おまえー! 人間がなー!
- 鼈甲斑の眼鏡
「女神異聞録ペルソナ」の封神具。これを使う事により、思い出深いあの人が再び守ってくれます。彼にはその人を付けてあげるのが、やはり最善では無いのでしょうか。
そんな思い出補正も加わって、障壁4と言う防御型のキャラにとっては素敵な性能。激レア扱いのアクセの中でも、それなりに強い印象があるので、使う人も多いのではないかと言う感想。
ちなみにこの鼈甲斑ですが、誤字だと指摘が入りました。正しくは鼈甲縁、こうですね。鼈甲斑についても、一応陶芸の世界にその様な言葉は存在しているみたいなのですが、うーん、ごめんなさい私が無知でした…。
- 加速装置
かそくそうち 20 が正しい表記だそうです。「SaGa2秘宝伝説」より。
数値が20なだけに性能も20、この数字でニヤリとした人はいい趣味であると言わざるを得ないです。
恐らく元ネタの部分でも楽に攻略したい場合はお世話になるであろうアイテム。すばやさ武器とあわせて使うと馬鹿みたいな破壊力を誇るので、終盤に差し掛かるまで思いっきり火力の部分で楽が出来ます。
加えて、すばやさの値は命中にも直結するので攻撃をからぶる可能性も無くなるといい事尽くめ。
ただし ○ぶき や ○ダメージ は かんべんな!
- ~~の紋章
「逆鱗」って言うゲームより。ただし、アレは武器・盾・鎧・道具の紋章の4種類でした。
キングボムを+しまくったり、ガントレットを+しまくったりしたりするのが主でしたが、ラグで動けずに強化キングボムの爆風に巻き込まれて死ぬ事もしばしばあったりしたような気がします。
まあ結局は道具以外溜め込んで最強の武具につぎ込む使い方が一番だったりする訳ですが…。だって破壊力で言えばキングボムが一番なんだもん。あいらぶきんぐぼむ。
- ジャンプロッド・ワープロッド
「スペクトラルタワー」より。効果もそのままです。唯一違うのは、上に上がるか下に下がるかと言う点。
鐘のただ鳴り響くだけのBGMを聞きながら溜め込んだワープロッドを振りまくって階層で楽をする、セーブロッドと組み合わせてリセット法使用して長持ちさせるなど…テクはあるんですが、気力の方が持ちません。
私的には1000Fでもう十分だと思います。どうしてこうなった、IF。
特殊戦闘場の方々の装備品についての部分
- 魔剣アルハザード
「ラングリッサー」シリーズに登場する、聖剣ラングリッサーと対を為す漆黒の剣。
指揮修正が武器の癖に加わったり、真の力を解放されたアルハザードは攻撃的にやりたい放題です。
…とは言っても、実際にプレイをした事があるのはデアと4か5だけだったりします。(最早その辺もうろ覚え)
魔王っぽい貫禄のあるボスがぶんぶん大振りで振り回す、そんなよく分からない波動の出た漆黒の剣があっても良いと思うのですよ。ほら、ムードとか大事ですし、ムードとか。
- 朱塗りの槍
戦国時代の力のある武士が振り回したとされている。振り回している武士は、大体名前のある武士ばかりだったとかなんとか。
ゲーム的には「Wizardry外伝2」にてその存在が確認出来ますね。確かSP開放で経験値ががっぽりもらえた様な覚え。
なんでそんな武器を一介の門番が持っているのかは永遠の謎です。なんて言ったって門番、この世界に迷い込んだ新参者を、あっという間に叩きのめせるほどの実力はあったりします。
しかし切ったら死ぬ、みたいな戦国無双な世界ではなく、保守的な戦い方をするのがこの世界の門番達。彼らは意地に掛けても、守ろうとするものがあるのです。…なんてバックストーリーを考えてみましたが、面倒になって続きを考えるのを止めました。
- プロテクタくず
「メタルマックス」シリーズより、役目を終えたプロテクターの成れの果て。
持ち物欄を一杯にして持って行くと、アブソーブジェルと交換してくれる。ゴメスとの戦いの時に装着が確認される辺り、赤い悪魔さんは屑屋の常連だったのでしょうか。
実は装備されているこのくず、ちゃんとアビリティ効果もあったりする優れものなので、売価が????????で売り払えないフラストレーションに悩まされる世界とは違います。ちなみに復活系のアビリティが付いている、敵専用の装備品。
あの世界では地面をひたすら調べていても見つかったりするくらいありふれた代物なので、価値観が違うんでしょうね。多分。(適当)
- 勇気と幸運の剣
「ジョジョの奇妙な冒険」より、第一部の黒騎士ブラフォードが使っていた剣。血にてLuckとPluckを(幸運と勇気を!)と書かれていたのが印象的。
気化冷凍法を破るために一役買った代物だったりしますが、私の中では単純にぶん回したりするタイプの西洋の剣って言うイメージです。(現にヨーロッパの話ですし、アレ)
同様に装備している黒曜石の鎧なんかも、黒の大柄な騎士をイメージしたものだったりするので、これこそ元ネタは存在していませんが、イメージに照らし合わせたなあ、と言う薀蓄。何か話の中でリングを大量につけたわっか状の甲冑を身に付けていたのは見たような気がしますが、あれは試練の一つであったとさておき。
- 鬼神篭手
「ロマンシング・サガ3」よりの出展。物理に対してのダメージは良く軽減してくれるけれども、魔法にはめっぽう弱いので残りのアクセ等で細かく補強してあげる事が大事。
しかしこれを付ける位なら、武神の鎧で物理防御を大幅に取った方が絶対いい、工房で開発出来るパワーグラブの腕力アップ効果を取った方がいい、と存在意義が危ぶまれる要素がたくさん。
せめて特殊な耐性の一つでもあれば良かったんですけどね…。ほら、ラバーソウルですら雷耐性高いじゃないですか。それだけでもう落雷やマッドサンダー・電撃対策に装備しておいても損は無い代物なのに。
- カレドヴールフ
円卓の騎士でおなじみの「エクスカリバー」の原型とされているもの。物自体は「Brigandine」のヴェイナードの振り回す斧槍みたいな形状の武器から。
けれどもカラドボルグと称したり、カレドヴールフとされたりなど、これらの辺りは全て同一視されているみたいです。
エクスカリバーと書いてしまえば物凄くしっくり来る人も居ると思うのですが、メジャーな名前を出さずに敢えてマイナーな名前を提示するのもいいかな、と思いまして。
必殺のウルフファングはアーサー君には放てません。だってヴェイナードじゃないもの。
- 聖なる鎧
「Wizardry外伝」シリーズより、ヒーリング効果を持っている君主専用の装備。ちょうど本編における君主の聖衣のマイナーチェンジ版、と言った所でしょうか。
しかし出土してきても、大体は後衛の盗賊・術士の背中でヒーリングアイテムと化してしまうのが常だったりします。だってPT内に君主なんて一人居れば十分だもの。
あの時代はWizと言えば村正でくびちょんぱ(死語)だったのですが、エクスカリバー装備の君主の戦闘力もなかなかでした。本編における君主の扱いは大体万能ミキサーことカシナートを装着してぐりぐり敵をえぐる程度だったような…。それでも、シリーズを重ねるごとに専用装備がちらほら作られて、回復もこなせて強いキャラ、って認識になって行きましたが。
#6辺りから全然扱いも変わりましたよね、そう言った部分も。アヴェンジャーが実質君主の専用装備みたいなもんでしたっけ…あの作品。
- レーヴァティン
言わずと知れた「北欧神話」のスルトの持つ剣。炎がばーっと出てしゃわしゃわーってなるの。要はそれ位しか知らない。
一応所持している人のことから考えると、あの尻尾とも思えるような形状の杖が元ネタとすべきなんでしょうかね。いや、まあ元のレーヴァティンも実は剣ではなく、杖なんですけど。
禁忌「レーヴァティン」、東方紅魔郷におけるEXボスのフランドール・スカーレットが二枚目に繰り出すスペル。丸々同じパターンしか放たないので、初見こそはばっさりと両断されてしまうかも知れないが、幾らでも安定は可能。
このスペルの扱いで、どこまで紅魔郷EXに毒されているかがよく分かる。
例
安定いけます⇒普通の認識
406万出ないかな⇒速攻撃破の鬼
グレイズおいしいです⇒スコアラー
グレイズ狙ったら事故ったぞおい紀伊店のか⇒それはあなたが悪い
その他
- システムさん
なまもの。変温に弱い。チョコが大好物。うざい。でもかわいい。(製作者談)
昔チャットに居た「チャットロボ(人工無脳)」がモデルです。返答とかは結構色んなネタ盛り込んでますが。
最終更新:2010年11月19日 02:13