プリプレイでは、ゲームの準備を行なう。
そこで、当日までの準備、そしてプレイ当日のプレイヤーとGMが集合し、実際に遊び始めるまでの準備について解説する。
■GMの準備
ゲームマスター(GM)の準備について解説する。
GMは、セッションのためさまざまな準備をセッション開始までに終えなければならない。
セッションをうまく進行するためにしっかりと準備をしよう。
そして、もっとも重要なのはメンタル面での準備である。
つまり、これからゲームを楽しもう、参加するプレイヤーたちを楽しませようという気持ちを持ってもらいたい。
人間、何となくやる場合と、明確な目的を持ってやる場合は、成果に大きな違いがある。
このゲームは、楽しく遊ぶことのできるゲームである。
それでも何となく遊ぶだけではなく、楽しもうと思って遊ぶ場合では、楽しさの質、総量ともに大きな違いがある。
そして、誰かを貶めたり、辱めたり、誰かを傷つけるためにこのゲームを用いてはならない。これは絶対だ。
●ルールブックを読む
まずはしっかりとルールブックを読むこと。
GMはこのルールブックを通読して、どのルールがどのあたりにあるのかを確認しておくこと。
●シナリオを作成する
ゲームで使用するシナリオを作成する。
●用具の準備
その他ゲームで必要な用具を準備する。
■当日の準備
それでは、セッション当日、参加者が集合してから、
メインプレイの直前までにどのような準備が必要になるのだろうか。そのことについて解説しておこう。
●PCの作成
GMはすべてのプレイヤーに指示して、その日のセッションに使用するキャラクターを作成してもらう必要がある。
すでにPCの作成が済んでいるのなら、キャラクターシートに記入されたデータを確認し、記入漏れやミスが発生していないかを確認しておくこと。
●自己紹介
各プレイヤーにみずからのPCの紹介をしてもらおう。
今日、一緒に冒険する仲間のことを少しは知っているべきだろう。
●PC間関係の決定
各PCがまったくの他人であれば、導入がちょっと難しいだろう。
そこでどういう関係にあるかを、[関係表]によって決める。
もし初対面の相手にしたければ、出会った時の第一印象にするといい。
PC間関係は、PC①→PC②→PC③→PC④→PC①といった順番で決定する。
この時、相手となるPCに、この関係でいいかの了解を取ること。
●裁定者の決定
裁定者とは、セッションにおけるPC側の行動を決定する人物である。
移動など、全員の意思決定が求められる場面では、裁定者の決定を適用する。
これはルールとしての権限を与えるものではない点に注意すること。
あくまでセッションを円滑に進めるため、代表者を決めるものだ。
つまりはその日のリーダーだと考えればいいだろう。
キャンペーンシナリオを遊ぶ場合は、持ち回りで各PCが担当するのが望ましい。
●今回予告の発表
これは選択ルールであり、必ずしもやらねばならないものではない。
今回予告とは、そのセッションのシナリオを、大雑把に予告するものだ。
いわゆる次回予告を、遊ぶ直前にするものだと考えればいい。
これによってGMがどのようなシナリオを想定しているか、PLに伝えることができる。
実際にどうなるかはセッションが始まらないと分からないが、雰囲気を共有するのは大切だ。
PLもある程度分かっていた方が、良いRPができるだろう。
最終更新:2013年04月06日 22:19