魔界ギルド『グロウリーパレス』

概要

 大戦の英雄オービット=フューニーズがマスターを務める、大型ギルド。ヴァジュラが青年時代に所属しており、天界戦争時はギルドの大半が義勇軍として参戦した。  現在は王族ではシャドウ、ブラッドの二人が所属しており、魔界のみならず様々な世界から依頼が来る。

 場所は、魔界エグゼナ・魔王城の城下町にある。最近では魔族以外の者の姿もよく見かけるようになったようだ。

 ギルドに属している人間は50人程度である。 依頼で魔界のみならず、冥界や精霊界、天上界、果ては人間界と、非常に広い地域にわたっている為、今の人数でも足りないと、オービットは語る。  また、ギルドで孤児達を引き取っているので、彼らも含めると7〜80人程度といわれている。  因みにゼオフィクスは、ギルドで引き取られた孤児の一人である。

 ギルド内での戦闘力は、シャドウ、ブラッドがエースとして挙げられ、次点でゼオフィクス、ガーベラなどの成人層が強く、レオンなどの若年層と続く。  ここでレオンについて補足、彼は昔こそ戦闘力では若年層でも中の下だったらしかったのだが、現在ではゼオフィクスやガーベラなどの成人層と肩を並べるほど実力が付いてきたと、各メンバーは語っている。

 ギルドメンバーの仕事は、依頼を解決する為に各地へ赴く事、緊急の依頼が来た時に備えてギルドで待機する事、孤児達の面倒を見る事の大きく3つに分かれ、それぞれを各メンバーがローテーションを組みながらそれぞれの役割を担っている。これは、王族であるシャドウやブラッドも例外なく行っている。  緊急の際に誰がどの役割になっても、問題なくこなせるようにする…というのがマスターの目的なのだそうだが、シャドウやブラッド、ゼオフィクスなどは、かなり前から将来子供を育てて行く事を考えて、熱心にやってたらしい。  オービットは最初、ブラッドが熱心に取り組んでいた事に少なからず衝撃を受けたらしい。

ギルドメンバー

シャドウやブラッド、レオンなど、「作者別キャラリスト」には載っている人物については、そちらを参照してもらうとして、ここではそこには載っていないキャラクターに絞って紹介する。

ヴォルカニーゼ=アルストル

年齢:213歳(外見年齢21歳) 性別:男 種族:ヘルハウンド ヘルハウンド族の男性、ゼオフィクスと同い年であり、彼もまたギルドに引き取られた孤児である。 彼は、ブラッドやゼオフィクス、ガーベラ等と行動を共にしている事が多い。

性格は真面目で冷静、常に周囲に目が届くが、口数が少ない。 また、孤児達や彼よりも年下の人に慕われている程、面倒見が良い。 しかし、女性に対する耐性が弱い為、迫られると慌てる様子も…(とはいえ、ギルドメンバーの女性陣に対しては流石に耐性が付いたらしいが……

そのほか、マスターが魔王城へ報告などをしている際には、彼がマスターの業務を替わりにやっている。 その為、サブマスターは誰だとは決まっていないが、メンバー内では彼がサブマスターに相応しいと誰もが思っているようだ。

外見は、髪は漆黒の少しぼさっついたミドルヘア。目はやや鋭い青目をしている。 彼の種族であるヘルハウンドは飛行こそ出来ないが、跳躍力が高く、戦闘では空中・地上、双方から急襲する戦法を取る。

現在は、ブラッドと共に、彼の妻であるシトラスの住む世界にあるギルド『オーシャン』に所属し、グロウリーパレスとの橋渡し役を担っている。 最近では、彼にも恋人が出来たとか、出来ないとか

ヴォルゲルスト=グレイフィールド

雷神竜『ヴェングレイ=グレイフィールド』の孫。 性格はブラッドの性格を更に酷くした感じで、 普段は女と仕事以外に関心がなく、またブラッドが結婚する前、変態な話題で気が合うらしく、よくガーベラたちに絞られていた。 その為か、一部のメンバーからは遠ざけられている。

戦場では味方と護衛対象以外は、ブラッド周辺から命令された時を除いて、基本女子供でも容赦なしに狩る。

戦闘スタイルは、雷魔法で作った三叉の槍を手に接近戦を挑んだり、高位な雷魔法を立て続けにぶっ放す、オールレンジパワー型。 しかし雷一色である為、地属性の攻撃に弱いと言う欠点が存在する。

ドラグーン三姉妹

・セリーヌ=サンタマリア(長女) ・マリナ=サンタマリア(次女) ・アイリス=サンタマリア(三女)

飛竜に乗って戦う騎士、飛竜騎士の三姉妹。 『ドラグーン三姉妹』として天界の一部で有名になっている…。 性格は長女がしっかり者、次女が天真爛漫、三女が人見知りで引っ込み思案となっている。

因みに次女マリナは、レオンをよく引きずり回しており、三女アイリスはシャドウに密かに想いを寄せていたが、その想いを自分の中に留めて、シャドウの妻ユークレスに譲った。

因みに三人に飛竜騎士としての戦い方を教えたのは、元エグゼナ軍飛竜騎士隊長のヴァイツ=フォルセウス。

建物

本拠点

グロウリーパレスの本拠点は、魔界エグゼナの城下町の大通りにある。 外観はレンガ造りの大きな家であり、地上2階、地下1階の3階構造となっている。

地上2階

  • 保育所  いわゆる幼稚園みたいなもの、孤児院で暮らしている子供達は、平日はほぼ毎日この保育所に通っている。  ある程度成長した子供達は、希望をすれば、ギルドからの支援を受けて学校へ進学する事が出来る。  また、ギルドの中でお手伝いをする事で、小遣いをもらえたりもする。
  • ベランダ  昼頃には、ギルドに住み込みで働いている者達の洋服が現れて、干されている光景が見れるとか。

地上1階

  • カウンター  ギルドへの依頼受付と、軽食堂を兼ねた場所。  ギルドメンバーも昼食や夕食を取ったり、仕事の後の一杯を飲んだりする。  また、夕食についてはギルドメンバーの当番制となっており、原則全員がローテーションを組んで  料理をしているようだ。(現時点では数名当番から外されているが)  因みにカウンター内は、ギルドメンバー以外は立ち入りを禁じられているので注意。  それでも入りたければ、ギルドメンバー同伴の下、ギルドマスターのオービットか、サブマスター的立場にあるヴォルカの許可が必要だ。
  • 厨房  カウンターの後ろにある調理場。レストランなんかにある調理場くらい、設備が充実しており、  材料と腕さえあれば、一流レストランの料理を再現できるほどである。  先輩後輩関わらず、料理を教えあったり、レシピの新作案を持ち寄ったりするほど、  このギルドのメンバーには、料理好きが多いようだ。(半ば当番制で強制されているような気もしなくは無いが)  因みに食材の冷蔵庫、及び冷凍庫は厨房の奥にある。
  • 第一金庫  報酬として渡したり、依頼料として預かったお金を保管する金庫が、カウンターの裏にある。  ある程度お金が貯まったら、それを第二金庫に送るようだ。  ここを空けられるのは、ギルドマスターであるオービットと、一部メンバーのみである。

地下1階 地下1階は、ギルドのメンバーか、孤児院に住んでいる子供以外は、立ち入りを禁止されている。 しかし、彼ら同伴の下で許可が下りれば、中に入る事も可能。(但し、門限は夜9時)

  • 個室寮  フロアの大部分を占める、寮の一部屋のようなもの。  一部屋にはベッドと棚、それと机があるくらいで、入ったばかりの時はかなりがらんとしている。  ただ、キッチンは厨房が使えたり、他の部屋へ行き来するのは自由だが、「自己責任でやってくれ」というのがこのギルド流。  つまり、何が起きてもギルドは責任負わないぞとの事、WAO責任逃れ。ただ、ガーベラのお陰で、やや女尊男卑に傾きつつあるので、迂闊に事をやらかすと、数日は仕事が出来ないような身体にされる事も…。
  • 書室  フロアの隅の方に大きく採られた一室。 ギルドに寄贈された本が置かれている。  絵本や小説に始まり、エグゼナの歴史書や、魔道書、更に他の世界の本まで幅広い種類の本がある為、個室寮に暮らしている人や、孤児達にとっては、貴重な学習の場となっているようだ。  因みに健全なものだけ置かれている。実際、不健全なものを誰かが置こうとしたら、マスターを含む3人くらいに反対側の壁の方まで吹っ飛ばされたんだとか。
  • 第二金庫  第一金庫よりも、大きなお金が大切に仕舞われている。  ここに入っているお金は、孤児達の養育費や、ギルドの維持費や設備などに使われている。  ここを空けることが出来るのは、ギルドマスターのオービットただ一人のみである。

孤児院

両親を戦争で失くしたり、または捨てられたりしたりした子供達を保護する建物。 本拠点から少し離れた、少し細い通りにある。

関連ワード

魔界エグゼナ  グロウリーパレスや、魔王城が存在している世界。 主に魔族と呼ばれる種族が暮らしている。

魔王城  魔界を統べる王が住まうと言われている城。 城下町から丘を上った先にある。

MYオリジナル関連キャラ

シャドウ ブラッド レオン ゼオフィクス

他オリジナル関連キャラ

シトラス:ギルド『オーシャン』のメンバーで、ブラッドの妻。 現在ブラッドは『オーシャン』の依頼に関しても単独で請け負っているようだ。 クロリス:ゼオフィクスの妻。 現在は城下町に彼と一緒の家に住んでいるようだ。

最終更新:2012年03月27日 20:14