霊素
概要
輝石大陸 ステルディア及び
シャリム大陸中に蔓延している非科学的かつ神秘を秘めたエネルギーのこと。
生物や
霊の持つ精神エネルギーから気、魔力、他の地域でいうマナや魔素に至るまで含まれる。
基本的には不可視で、大陸中の生物から無生物、無機物といったほぼ全ての物が持っており、常にその影響を受ける。
空気中にも微量に含まれており、知らず知らずの間にその力を取り込んでいる。
進化促し、奇跡を引き起こす陽の要素もあれば、魔物などの大量発生などを引き起こす陰の要素を兼ね備える。
霊素と超常現象
霊素は時に想像もつかないような科学や理論では言い表せないような奇跡、すなわち超自然現象を起こすことがある。
火事場の馬鹿力とか第六勘などもその内のひとつで、魔法はその象徴たる存在である。
霊素と突然変異
霊素は大陸中の万物に常に影響を与え続け、時に物質の突然変異を引き起こすことがある。
今日の輝石大陸に住まう
亜人はこの突然変異により変異、それが長年の月日を経て定着した
人間たち。
また、人間を含む様々な動物や物質、エネルギーの塊がこの突然変異に巻き込まれ各種の
魔物が生まれている。
万物にはこの変異に対する耐性があらかじめ備わっている為すぐに変異を引き起こすことは滅多にないが、
霊場など高濃度の霊素が常に放たれている所では唐突な変異を引き起こすことがある。
元から霊場近くに住んでいてその霊場の霊素に慣れている状態から急に別の地へ移ったりすることでもこのような現象が起きる可能性がある。
ラケルタの修験者達が霊山修行を急にほったらかしにすると魔物になるという伝承、霊場付近で多く魔物や精霊が発生する現象はこれが関係している。
とはいえ仮に変異したとしても四肢や体の一部の変異で済むことも多い。
ちなみにこの突然変異、人為的(事故による暴発含む)に起こすことも可能である。
陽性霊素と陰性霊素
霊素は大きく分けて陽性、中性、陰性の性質に分類される。
陽性
生物や植物、土地にプラスの気を与える霊素。
それぞれの8属性にあるものの、光や炎の割合が多い。
しかし幾らプラスとはいえ度を越えれば害を齎す可能性もある。
「太陽の魔力」
太陽から発せられる日光に含まれる光属性・陽性の性質を持つ魔力。日中であればあるほど力を増す。
生物に対し多数の恩恵を与える活性の魔力。
「月の魔力」
太陽の魔力を受けた月が放つ月光に含まれる闇属性・陽性の性質を持つ魔力。満月になればなるほど力を増し、新月になればなるほど弱体化する。
太陽の魔力の活性化が転じた魔性を秘めており、大量に吸収すると心身の異常を引き起こし、促進させてしまう。
その結果魔物・亜人化を引き起こしたり一時・恒久問わぬ状態異常にかかったり、精神の平衡を失い狂気に呑まれたり逆に狂人に精神の平衡が戻ったりすることもある。
つまり現状の自分に異常を引き起こして変化させてしまう効果があるわけである。性質故に強化・変化系魔術との親和性が非常に高い。
なお夜間において地上に届く月の魔力は地表との距離があるため十分な減衰がされており普通の人間に害を及ぼすことはほぼない。
しかし、一部の生物・物質にはこの月の魔力を自身に蓄光する性質を持つ者がおり、高濃度の月の魔力の弊害を受けるケースもある。
と思いきや様々な手段でこいつのデメリットを抑え、思うが侭に操り制御する連中がいたりもする。
中性
生物や植物、土地にプラスもマイナスもない普通の気を与える霊素。
「森羅万象の魔力」
別称:世界の魔力。個人が持つものではなく大地、空、海、宇宙に至るまで世界そのものが所有する魔力のこと。
非常に強大な力であり、例え超越者であろうとも個人による干渉ができるようなものではない。
陰性
生物や植物、土地にマイナスの気を与える霊素。破壊などの被害を齎す事象を伴うことが多い。
中でも闇属性を帯びたものは瘴気とも呼ばれ、程度にもよるが猛毒やら精神汚染やら肉体破壊などといった深刻な悪影響を次々引き起こす。
「瘴気」
闇属性・陰性の性質を持つ霊気のこと。
触れたもの全てに破壊効果や猛毒、精神を持つ者であれば精神汚染など様々な害を齎すマイナス中のマイナスの霊気。
ただし夜の眷属であるアンデッドらには肉体再生・気分高揚の効果があったりなどと恩恵も多い。(ただし精神汚染はどうにもならないので別途対策が必須)。
霊素と属性
霊素には8種類の
属性が存在する。
これら属性にはそれぞれ相反属性があり、これらが互いを相殺しあうことで霊素から受ける影響を緩和することが可能。
また、生物から無機物に至るまで予め全属性にちょっとずつの耐性(個人差が大きい。また、所持している属性により耐性の強さは変動)があり、霊素の影響を知らずうちに緩和している。
上述の突然変異がそうそう頻繁に起きるものではない、現実世界の人間や動物に比べてタフだったりするのはこの先天耐性や属性相殺の影響も強い。
ちなみに
最終更新:2015年09月07日 14:56