タムズ


概要

分類 魔獣・魔蠍系
主な生息地 緑豊かな森林
知能 昆虫並
属性
危険度 C
備考 甲殻や毒が素材になる

魔獣の一種。
緑色の甲殻をもつ蠍に似た外見の魔物で殆どの個体は甲殻に苔や草、茸などを生やしている。
体躯は成体で人間の子供ほどにもなる。

主に緑豊かな森林地帯に生息する。
群れなどは作らず、基本的には単体で生活する。
木陰や岩陰で休眠することが多いが希に自分で地面を掘り、その窪みを巣とすることもある。

鋏状に発達した両前脚は高いパワーを誇り、自分の体重と同じくらいの重さなら軽々と持ち上げることができる。
甲殻は不規則な凹凸に覆われており、そこに草や苔、茸などを生やす習性を持つ。
これは外敵から逃れたり、獲物を誘き寄せる擬態のため。
また、草や苔にとっては生育場所が提供されるため相利共生の関係となっている。
甲殻内部は微細な空洞が無数にあり、草などの根が入り込みやすく、また軽い構造になっている。
脚力も発達しており、素早く走ったりその場で垂直に5m以上跳躍することも可能。
尾の針には強力な麻痺性の毒を持ち、致死性こそないが一刺しで象も動けなくさせてしまうほど強力。

繁殖期になると雄は甲殻の草などを一層飾り立て、雌の前で踊るような動きで求愛する。

性質は温厚で臆病であまり行動的ではない。
獲物を捕える際は草などに擬態してじっと待ち、草に惹かれてやってきた動物を鋏で捉え、尾の毒針で仕留めて捕食する。
ただし甲殻はその構造の為、見かけ程堅牢ではないためより上位の捕食者にはあっさりと壊されてしまうことも。
そのため外敵が強いと判断すると擬態してやり過ごしたり、一目散に逃走をすることが多い。

戦闘能力自体は然程高くないが尾の毒性自体は強力なため十分な注意が必要。
一方、その甲殻や毒は素材としての需要も一定数存在する。

技・魔法


スコーピオンクロー
強力な鋏で攻撃する。

パラライズテール
麻痺毒のある尾で攻撃する。


経歴


2013年12月19日遺跡なりチャ
遺跡内部に生息する魔物としてガチャダラロードラムらと共に登場。
ユカリスを襲うがアリアらの波状攻撃に晒され倒された。

2014年5月31日遺跡なりチャ
遺跡内部に生息する魔物として登場。
フロウに奇襲をかけるが一行の数を確認して怖気付き、逃走した。


由来


「タムズ(Tammuz)」…バビロニア神話に登場する植物神。妻イナンナ(イシュタルとも)が冥界に落ちた際に彼女の消滅を願ったことからイナンナから死を押しつけられ、結果的に半年毎に姉妹ゲシュティンアンナと交代で冥界で暮らすことになったという。

余談


蠍のモンスターなのはTVゲーム「真・女神転生」に登場する同名のモンスターが元ネタ。

最終更新:2015年03月07日 23:05