ヴォルケ

【種族】 霧霞の精霊
【性別】 男性
【属性】 ),

「それが?あー、あまりにもお粗末だからさ、切り捨てちゃったよその子。煮るなり焼くなりちゃっちゃとやっちゃってよ」

概要


輝石大陸の空(風)の大精霊の一種、霧霞の精霊。
雲で構築された筋骨隆々とした男性の姿をしており、どこかランプの精を髣髴とさせる見た目をしている。
全身スーツ姿の淡紫色の髪のサングラスの男の姿を取ることもある。スーツの色はいろいろ変わる。
また変装を得意とし、様々な姿に変装していることも多いが背丈と男性ということは変わらない。

隠蔽という便利な能力を持ち、裏社会に住まう精霊使い達から強く信望されている「売れっ子」大精霊。契約者も多く、契約の儀式も容易なことが拍車をかける。
しかしながら軽薄な性格ゆえに滅多に行われない精霊による一方的な契約者切りを頻繁に行う精霊でもある。
普段は裏社会の中で自身も素性を隠しつつ殺し屋、暗殺者として活動しており非常に腕も立つ。

ブルーヘヴンを手に入れようとするサキラの計画により彼と契約。
実際はサキラのことはそんなに好いていなかった様子で、彼が窮地に陥るやあっさりと見捨てて口封じを兼ねて殺害に踏み切る。
そのままその場に居合わせた傭兵一行を振り切り、ブルーヘヴンに成り代わったブルーシャトーを誘拐した。
他にも炎霊一派との繋がりを匂わせており、彼女らの目的である青薔薇を偶然この青年が狙っていたことから乗り気じゃないのにその気にさせて契約に踏み切ったと見ることもできる。
しかしながら、一行の早期治療もあってか口封じしようとしたサキラは無事に生還。
自身の顔と存在も傭兵たちに割れるという暗殺者としては致命的なミスを犯す。

現在は能力で自身の痕跡をつぶしながら、目的の為に潜伏中。
彼の最終的な目的がなんであるかは、一行も、炎霊一派も、他の契約者も誰もわからない。

性格はだらーんとした様子で陽気かつ軽薄で保身的。計算高く、利己的で自身の欲望と目的に忠実。
金と酒と女が好きな俗物極まりない男であり、それらが手に入るのならば手段は選ばない。
飄々としており、言葉巧みに周囲を欺き自身の心は隠蔽の力でひた隠す。
ドライな性格で、自身の不利益と判断した相手はすぐに切り捨てる。それが契約者であろうともである。

主な技・魔法


風魔


風の悪魔。見えない大気を武器とし、相手に忍び寄り死に至らしめる。
精霊としてのヴォルケの力。

「音無き鎌」
【属性】

音もなく超高速で風による斬撃を生み出す。非常に鋭利でちょっとしたものだけで人体を膾斬りにするほどである。
すっと手や足を振るう・突き出すだけで発動し、事前の察知は難しい。
不可視かつ隠蔽の力で出処は解らぬ上に魔力で作られているので凶器も残らない。
暗殺や殺しにはうってつけの技と言える。


「不可視の靄」
【属性】

自身の肉体を靄に変化させ、相手の攻撃を緊急回避する。
特に物理攻撃に強く、ほとんどの物理攻撃はすり抜け無力化してしまう。


「風障壁」
【属性】

自身に目に見える地点どこでもの大気をいじって分厚い不可視の壁を生み出す。
壁に触れれば凄まじい風に引き込まれたり飛ばされてしまう。


「分身」
【属性】

自身を構築する靄を分離させて分身もとい分裂する。
分裂するたび力は弱まっていく。


「風運び」
【属性】

靄や風に載せて相手に気づかれないうちに様々な毒を運ぶ。


「暴風衝波」
【属性】

自身の周囲に立っていられなくなるほどの凄まじい暴風を瞬間的に発動。
相手を大きく吹き飛ばし隙を作る。
主に逃走用最終手段。


「火消し」
【属性】),

周囲の炎や光、明かりをたちまち消して見えなくしてしまうモヤを発生させる。
炎、光、熱による攻撃に強く干渉し無効化してしまう。


「霧の繁華街(フォグ・デスストリート)」
【属性】),

ヴォルケの領域。霧が立ち込めた水路と路地で入り組んだ街の形をした迷宮を具現する。(モデル:昔のロンドン)
迷宮には殺し屋の格好をしたカマイタチの精霊が住まい、姿を隠して迷い込んだ者の命を狙う。
また様々な毒素を含む強力な有毒性のガスが領域全体に蔓延し、徐々に体力を奪い死に至らしめる。
内部では大地や鉱物、植物の力は大幅に軽減・減少する。


ほかにもいろいろある。

主な特殊能力・技能


特殊能力


「精霊」

近くの土地や自然が発する霊素(気)に当てられた霊が純化したり、他の霊や大量の霊素を取り込み融合したりすることで生まれる強化霊の一種。
その中でも霊素が司る属性の象徴へ帰依し、その事象を象徴とする化身となった存在のこと。


「空属性無効化」

風、雷属性の攻撃を無効化する。


「水属性無効化」

水、冷気による攻撃を無効化する。


「地属性弱化」

地、木属性の攻撃に弱い。


「肉体系状態異常無効化」

能力値変動以外の肉体系の状態異常を無効化する。


「精神系状態異常無効化」

精神系の状態異常を無効化する。


「韋駄天」

風と同化し、超高速移動を行う。
音よりも速い、人の目には捉えられないほどの凄まじいものである。


「霊隠しの霧」

ヴォルケが発生させる乳白色の霧。
ヴォルケ自身の姿を隠す力と、霧自体が魔力を持ち内部で発動される魔術を隠蔽する。
戦闘時は常時発動。


「隠蔽」

ヴォルケの特性であり、彼のちからの根源。
自身の指定した事象、物品、ヒトの思考に至るまでを隠蔽し誰からも分からなくさせる。
自身の姿や武器、魔術も隠蔽し彼の技はどこから迫って来るかまるで検討がつかない。

見破りかたとすれば、あまりにも上手く隠しすぎて見える人から見ると隠蔽した部分が不自然にぽっかり空いているようにみえることである。
明かしたくないものは多々あれど隠しすぎも問題である。

「暗器召喚」

自身の至るところに暗器を仕込んで隠蔽している。
うっかり接近してしまえば手痛いカウンターを受けることになるだろう。


「読心無効」

彼の心は読心の能力者にもわからない。
なぜならば、その力で心さえも靄で覆って隠しているからだ。


「模倣無効」
各種偽装、隠蔽能力により相手から受ける能力奪取及びコピーを無効化する。
偽装と隠蔽そのものの具現たる彼を理解し再現できるもの等どこにもいないのである。


特殊技能


「格闘」

格闘の技術を習得している。我流だが、素手でもかなり強い。


「隠れ身」

自身の気配を隠す能力に優れる。
無音歩行に加えて高速移動、能力も相まりでまるでどこにいるかわからない。


「暗殺技能・上」

暗殺者の技能。人型の生命体に与えるダメージが大幅に上昇。


「暗器取り扱い」

様々な暗器を扱う技能に長ける。


「危険物取り扱い知識・上」

爆発物や劇薬などの危険物の取り扱いの知識、技能。
精通している。


能力値


???

ちなみに


1: アサシン系精霊いいね欲しいね。メリアスやヴィーラなどの読心能力を持つ精霊へのカウンターがほしいなと思っていたところに思いついたキャラクター。
2: その後2部の爆弾、サキラの悪巧みに利用する形で長編内に登場させようと決めました。それに合わせてちょいと性格をいじり軽薄さとゲスさ70%増しほどになり、当初の面影ががが。

最終更新:2015年09月10日 16:57