さきら
1: 名前
鴻江 さきら (こうのえ)
2: 年齢
19歳?
3: 性別
男性
4: 種族
【竜人もどき】
ヒトと保存状態にあった生きた竜のパーツを素体にして生まれたヒトに似た改造人間。
と言ってもヒト(の死体)を材料として新たに生み出された人造魔物、人造魔人と言って差し支えない存在。
当初はほぼヒトのような姿をしているが徐々に肉体が霊素による異形変異の要領で変異し最終的には竜人に似た怪物になってしまう。
古代種・合成獣に分類され、龍としての分類は氷龍と呼ばれる水属性を秘めた龍である。
5: 外見
人間態
栗色のウェーブがかった長髪をばっさり切り、梳いて貰って短めのウルフカットに。剛毛でごわついている。
瞳の色は琥珀色。整った顔つきかつ女顔の東洋系美男子。
健康不良児であった上にその後も不摂生な生活を続けていたため小柄で痩身。背が低いのを気にしている。
胸と背に爪でえぐられたような深い裂傷の痕が残る。なお、これは重傷を負ってかろうじて助かったという嘘の信憑性を高めるためにわざと残された。
致命傷となった首元の傷は治療の結果かほんのすこし赤い痣のようになった跡が残っているくらい(本人は纏に殺されかけ、傷つけられたと思っている)。
異形
色素の抜け、茶味がかった白髪に爬虫類のような黄金色の瞳。牙が生える。
体格や顔つきはほぼ変わらないが、両こめかみから銀の龍の角を生やしている。いわゆる悪魔角。
肌の色は死体のごとくで血色が悪くすべすべ。両腕には氷の鱗や爪を纏わせ鎧や武具とすることができる。
両足、というより下半身はまだ変異しておらず人間のまま。
服装
小豆色の長着の下に白シャツ、紺色の袴。その上にインバネスコートを羽織る書生スタイル。
白くつしたに黒の鉄入り革ブーツだが下駄の場合もある。両手に黒手袋。手袋は夏場でも欠かせない。
コートのポケット、腰、太ももに札や鞭を格納するホルスターを装備。
暑さに弱い為か夏場は基本的に薄着。襦袢も着ずに肌の上に直接着流しを着ていたり、甚平姿のことも多い。
異形化した左目を隠す為に眼帯、右腕には魔除けの呪符を包帯の如く大量に巻きつけている。
身長、体重
身長→160cm/体重→55kg
6: 性格
高慢かつ強気な青年で、理知的。腹に一物も二物も抱えた毒舌家でサディストかつマゾヒスト。ついでに貧乏性。
まだ10代のクセに精神的に老けており、芯の強い頑固者だが、以前に比べ随分と感情豊かになった。
ドライかつ薄情な性分で、必要とあらば感情を殺しつつ知人を欺くことも厭わず失態の責任は負えど自らの所業を悪びれることもない。
有事の際は敵味方問わず情け無用の冷酷さと鬼畜っぷりを見せる。
本人は男性であると豪語するが趣味趣向的な面でやや女性的な面がある。
苦労から老けているとはいえ内面は歪みきっており、一部の感情や感覚が成長しないまま止まってしまっている。
とはいえ一般的な価値観や感覚、倫理観は多少殺伐としているものの常人のそれであり、歪んでいるが狂ってはいない。
精神面は異常なまでに強いものの、その不運な境遇からSAN値が削られ続けており崩壊寸前レベルまで衰弱しきってしまったこともある。
記憶が戻った現在でも一度死亡した際の今際よりも自身がもはや合成獣に近い人造物、怪物になってしまったことが大きなショックとなっており、えらく気にしている。
というのも過去の経験にて表には出さないものの、魔族や魔物に虐げられた経験から彼らに良い感情は抱いていないが故である。
策士を気取るが圧倒的コミュ力不足の為演技は苦手なタイプ。その為感情を読まれぬようできるだけ無表情を崩さぬように勤めている。
戦闘において重要視するものは情報と策略。いわば頭脳(ブレイン)こそが力と思っている。
着実に策を通すべく予め筋書きを立ててそれを忠実にこなすタイプで、土壇場での騙し合いはさほど優れているわけではない。
あっさりボロを出したりゴリ押しに走ることも多い。
悲惨な過去の持ち主でもあり普通の家庭に憧れ、内心では愛情に飢えている(孤独という名の先天的恐怖からの脱出的な側面が大きい)。
まともな愛情や人との繋がりを知らず、優しくされたりすると例え騙されようともコロリと落ちる。
複雑な精神構造してるくせにこういうところは単純である。チョロい。
気に入った相手には屈折した愛情を向け、依存レベルで引っ付く場合もある。
サディストで相手を甚振るような言動を好むのもこの屈折した愛憎混ざった偏屈な愛情表現の現れ。
ただこういった愛情表現はまともな人付き合いの仕方も知らず、親や周囲からの愛も皆無の状態で歪みきって育ったが故のもの。
ママっ子だが現在の精神的に老けた様子から踏まえて、今後しっかりとした愛情表現の仕方を覚えていけば収まるものだと思われる。
ぶっきらぼうだが子供を重視するような一面があり、子供が巻き込まれる事件や子供に愛を注がない親は大の嫌い。
なけなしの良心は持ち合わせているものと思われる。
7: 過去
ラケルタ出身の退魔師で、生まれは都市ラケルタの郊外。
生まれた時には多額の借金を残して父は愛人と蒸発しており、母、
鴻江纏と共に貧しい暮らしを送っていた。
さまざまな噂が独り歩きして周囲の人々との付き合いも悪かった為、サキラは母親纏に非常に依存して育つ。
借金に苦しむ纏が精神を病んで自身を存在しなかったものしようと健気に彼女に尽くしていた。
その後、母親の自殺により天涯孤独の身となった彼は、幼いながらも健気に強く生きていくこととなる。
魔族優位政治の中心たるラケルタの状況はまさに地獄と言えた。人間のヒエラルキーは畜生以下、食べ物もなければ住む場所もないし人権なんぞ皆無。
そんな街に蔓延る浮浪者の一人として過ごし、栄養失調で視力が悪く、体も小さく身体能力も低い彼は既に持っている人を騙し奪うことを覚える。
生き抜くために思いつく限りのことをなんでもやったことから狂いはしないものの精神が完全に歪みきり、現在の性格が形成されるきっかけとなった。
ある日のことだ。いつものように窃盗で、食料を調達し飢えを凌ごうとしていた所、魔族達に因縁をつけられ、瀕死の重傷を負ってしまう。
この重傷を負った際本来は因縁の魔族(鬼)になぶり殺しにされヒトとしての生を終える。
しかしながらこの事件を見ていたある男により彼の目的の為に蘇生(転生?)させられ二度目の生を手にすることに。
その際に合成させられた竜の生体パーツに引っ付いていた魂にようやく自分の体を返してもらえたと食われそうになるも、
生まれ持った破格レベルの精神力で逆に返り討ちにし取り込み、自身の体の主導権を取り戻し能力を使用し変異を押さえ込むことに成功する。
その後は人格融合と事件のショックで今際から復活までの記憶を失い、一茶の言葉を信じ込み自身は魔物に襲われて重傷を負い奇跡的に回復したと思い込みそれを疑うこともなかった。
結果ほぼ異形変異していない状態、すなわち一般の調査では判明しないレベルの“ほぼ人間”のままこの数年間をやり過ごしてきたこととなる。
復活後は彼の弟子として過ごし、記憶が戻らぬまま学問や符術など様々なものを教わりながら平穏な時を送る。
そして現代。師である
焔咲 一茶の起こした一連の事件に巻き込まれ、師達と袂を穿つこととなり、事件解決の為集った傭兵達と共に奮戦することとなる。
結果、彼を失うこととなり、長らく精神的にガタがきていたが、この度退魔師として戦線復帰を果たした。
しかし、この度友人である
ネクターが治癒能力の使いすぎで全身の細胞が劣化、衰弱しもはや余命行く場もないという状態に。
彼を救うべく大精霊
ヴォルケと契約し、精神的に追い詰められた結果ブルーローズ誘拐事件の首謀者として事件を起こす。
しかしながら後一歩というところで
ブルーヘヴンと入れ替わった
ブルーシャトーの妨害とヴォルケの裏切りにより瀕死の重傷を負ってしまった。
結果ヴォルケは取り逃がし、一行に身柄を捕縛される結果に。不祥事を起こしたことでギルド側からも魔女と糾弾され、失職処分を受けている。
しかしながらあろうことか処分理由が「討伐対象にあがってもおかしくない凶悪極まりない力を持つ魔物を討伐せずにあろうことかその魔の力を手元に置いて利用しようとした」こと。
一行的にはなんとも釈然としないというか、ふざけんなというほどの冷酷な理由である。
事件内にて
ソンジュの悪夢によって忘れていた今際から復活(転生?)した際の記憶が復活してしまった。
それに呼応するように今まで何らかの形で制御されていた魔物への異形変異が再開、ヒトから魔物になってしまった彼の受難は続く。
8: 職業
【退魔師】
主に魔物や妖怪の退治、討伐、浄化を専門とする者の総称。
魔物を捕縛し、売りとばしたりする狩猟者ではなく、あくまでも滅ぼす者が退魔師と称される。
ギルドを締め出されてしまったので現在フリー。
【私立探偵】
依頼人から対象となる人物や事件などに対して情報収集、証拠集めなどの捜査を行う職業。
本来ならば荒事にはそんなに携わることない職業だが、調査や情報収集を専門とするフリーの傭兵のようなものである為危険に巻き込まれることも。
衛兵や警察のような特殊な資格や捜査権は与えられておらず、民間人もしくは傭兵などと同等として取り扱われ疎まれることも多い。
さきらの場合は経歴を利用し怪異事件を中心に取り扱い、時によっては霊や怪物の掃討や除霊なども執り行う。
だがしかし普通の人探しや猫探し、浮気調査など一般的な探偵業務も受け付けている。
9: 口調
淡々とした口調で、静かに物事を語る。口調は古風で気取った口調。
声の高さは非常に低く、若年寄に拍車をかける。
思ったことを思ったままに口にするが、本人気にしていない。
会話例
「どうもこれはこれは。本日はどういったご要件でありましょうか」
「私、所長の鴻江と申します。どうぞ見知りおきを」
「……な感じでいいのか?どうも営業とーくというものには慣れんな」
「わ…私にそのような趣味は皆無!誰がマゾか!!」
「ふふ、私の伴侶は既に決定しているのだ……。いいかよく聞けよ!」
「森羅万象に不滅等無いに等し。どんな強大な存在とて然に非ず。其の泣き所を抉り出してくれる」
「……ば、ばば馬鹿者!童と勘違いしているのか?!貴様の目は節穴か!!!」
「戦闘において情報と頭脳こそが力なのだ。あとのことはなんとでもなる」
「おぶってくれといえど水に落とせと誰がいったああああ!!!!!」
「十分大丈夫と踏んだからやったまでよ。外道とは心外だな」
「……生きて……生きることに意味なんて見つけられなくていい、それでいいから……ただ生きて傍にいて…。お願い、一人にしないで……私を………」
「………止まれ、まんじゅう。ふむ、なるほど……これは面白いな……」
「波乱万丈な人生であろうとも、こうして生きていられるだけで幸福と感じる。幸福とはそういった小さくて、当たり前のように見えるものなのかもしれないな」
10: 一人称、二人称
【一人称】 私(わたし)
【二人称】 お前、貴様/相手の苗字を呼び捨て。ただし苗字が解らない時や兄弟、親子と被る時は名前を呼び捨て。
11: 好きなもの
珈琲、鰻丼、度の強い酒、温泉、マッサージ(主にされること)、優しい人
12: 嫌いなもの
機械製品、温い熱燗、納豆、甘いもの全般、遭難、子供を大事にしない親、鬼
13: 好きな人
居ないと見られる
14: パートナー
15: 属性
水(氷)
16: 苦手な属性
風、熱
17: 戦闘スタイル
呪符や印による
媒体魔術の使い手。主に攻撃魔術を得意としているが、使える術はバリエーション豊富。
どちらかといえば攻めるよりも防戦が得意で、罠や結界を使って相手の攻撃を捌いたりハメたりするのはお手の物。
派生や組み合わせ技を含めとにかく技が多いのが特徴。反射やハメ技など厄介な技も多く備えているトリッキーなタイプ。
情報は力、頭脳は力と自負するだけあり、相手の行動や周囲の様子を見て、まるで将棋の駒を進めるように相手を追い詰める。
反面身体能力が低く、一般人並みかそれ以下なので前線での殴りあいや激戦区には潜りこめない。
その為基本的に相手の標的にならぬように務める立ち回り、配下の使いどころや術の仕込み、誘導が戦術の鍵を握っている。
戦闘経験こそ短いが実力は十分。本人の頭のキレも合わさって屈強な戦士相手に作戦勝ちすることも稀ではない。
肉体の異形変化により特殊な異能を使えるようになり、戦闘でも多々使用する。
18: 精神力
過去の修羅場の影響を受けても人格が狂わない程人間としては強靭すぎる程の精神力を持ち合わせる。
だが、件の事件で遭難による極限状態が長く続いたのと、師を失ったことで心の支えをなくしたか精神にガタが来ている。
痛みや苦痛(肉体精神問わず)を耐える精神は強く、拷問などをされても自身の限界が近くなければ冷静さを失わない。
過去の経験からさほど恐怖を感じることもないが、自身の死への恐怖は無自覚レベルで強い。
精神攻撃への耐性は非常に高く精神力の回復も速い。
19: 戦闘熟練度
★★★☆☆
20: 技や魔法
(※技が非常に多いため収納しつつ記載)
基本術式(符術)
主に基本とする術式。簡易な魔術が多いが、札の作りによっては強力な力を持つ。
勿論このまま使用することも可能。
+
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... |
(基本術式一覧)
「呪符・破魔」
【属性】光(聖)
霊力を込めた札を放ち、相手に光属性の魔法ダメージを与える。
浄化効果を持っており、アンデッドや魔物に高い威力を持つ。
「呪詛・妖魔殺しの矢」
【属性】光(聖)
札が光属性の浄化レーザーとなって相手に飛ぶ。
こちらのほうが威力が高く、より高い浄化効果を望める。
「呪詛・陽翔」
【属性】光,炎
札が光・炎複合の太陽光線となって相手に飛ぶ。
浄化効果はないが、何かに命中すると爆発的な炎上を引き起こす。
ソラビ
「呪符・雷牙」
【属性】空(雷)
札から電流を放って攻撃、相手を感電させる。
直接貼り付けることで相手を直に感電させることが可能。
「呪符・蛍火」
【属性】炎
札から火炎弾を放って攻撃する。
直接貼り付けることで相手を直に炎上させる。
「呪符・業風」
【属性】空(風)
札からちょっとした風衝撃を起こす。
直接貼り付けることで相手を大きく吹き飛ばすor引き寄せることができる。
札を飛ばしたり引き寄せたり、障壁の位置を調節することもできる。
「起爆札」
【属性】炎
術者の意思で爆発する呪符を放つ。
時間差攻撃から罠、奇襲とシンプルながらも優秀。
「呪詛・鉄鎖」
【属性】地
札から鎖を生やして何かを絡みとったり、移動に使う。
捕縛も可能で、一枚の札につきひとつの鎖しか出せない。束縛や牽制に。
「呪詛・龍水破」
【属性】水
札から龍の形をした激流を相手にぶつけるさきらの十八番。
水流の威力は札により異なり、最大火力のものならば大岩すら容易に押し流す。
「呪詛・氷結陣」
【属性】水(氷)
呪符を放ち、札が着地した所を起点にして、半径1m範囲を急速に冷却し、凍結させる。
相手に直接貼り付け使用することで、相手を直接凍結させることが可能。
「呪詛・水龍陣」
【属性】水
呪符を放ち、札が着地した所を中心に水柱を発生させ打ち上げる。牽制から妨害まで優秀に扱える。
またピンポイントで発生するので、障害物、障壁の効果を掻い潜って攻撃できる。
「呪詛・丑の刻参り」
【属性】炎
相手を強烈な呪いの炎で焼き尽くす強力な呪詛。札そのものに業火が纏い、相手を焼き尽くす。
術者の体力が少なくなるほど炎は激しさを増す。攻撃力は龍水破よりも高い。
「防御札」
【属性】霊
守りの護符。札自体がバリアとなって攻撃から守ってくれる。
しかし強度はそれなりくらいで、一度攻撃を受ければ弾け飛んでしまう。
「呪符・水鏡」
【属性】水
魔術を跳ね返す魔法反射の札。札自体がバリアとなって攻撃から守ってくれる。
ある程度の魔術ならば反射できるが、一回弾くと消えてしまう。
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陣術
複数の札を組み合わせ配置することにより、より強力な術を生み出す。
予め布陣を敷きつつ、符術の性質を活かして狙った陣を奇襲気味に発動させるのがポピュラー。
その運用については魔術罠に非常に近い。
+
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陣術一覧 |
「障壁」
2枚の防御札を配置し、壁のような魔法障壁を作り出す。
相手を阻む障害物にも盾にも設置物にもなる。
「呪符結界」
複数の札を配置することで発動する結界で、様々な組み合わせが存在する。
防御から罠まで多方面に渡って使用方法が存在する。
結界の強さは札に込められた術式の強弱により変動する。
主に扱うのは4枚の札を用いたボックス型の結界。これに様々な札を内包して多数の結界を生み出す。
「逢魔砲」
何枚かの同一種の攻撃用の札を貼り付けた障壁をフィールドに設置し、砲台として扱う。
起動と共に予め仕込んでおいた札の魔術を集約させつつ強力な一撃として発射する。
後述の反魔鏡と一緒に使うことが多い。弾道操作も反魔鏡により行っている。
「縦波壁」
物体が触れると強い衝撃を発し、触れた者を強く弾き飛ばす対物理用の風の障壁を配置する。
エルティネイン兄弟の風操作に「いんすぴれぇしょん」を受けて考案。
複数枚の障壁を相手に密着させるように生み出すことでピンボール戦法をすることもできる。壁サンド
なお魔力や気、超常的な能力により構成された物体は弾けない。
「反魔鏡」
魔術をはじめとし、魔力で構築された物体や術式を反転する鏡の障壁。
使い方次第で相手を巻き込みつつピンボール(壁サンド亜種)もできる。
「氷結縛」
あらかじめ札を配置しておかないと使えない。
鉄鎖の鎖で相手をがらんじめに拘束した後水柱で包み込み、水柱ごと凍結させて氷の塊の中に閉じ込める。
「九頭氷龍」
氷で生み出された無数の龍で相手を取り囲むように攻撃する。
龍は何かに当たると砕け散る。その為相手に当たれば衝撃と氷の破片による裂傷を与えることができる。
術を改良し、氷の龍に凍結効果が付いた。触れると凍結する。
「呪滅聖火」
あらかじめ札を何処かに配置しておかないと使えない。
浄化結界で浄化して動きを封じている隙に大量の起爆札を発動させる。
身動きの取れない所に強烈な爆発が起きることとなり、まともに食らうと大変なことになる。
特に魔物やアンデッドにはひとたまりもない一撃となる。
「螺旋光牢」
「呪符・破魔」、「呪符・妖魔殺しの矢」を組み合わせ、自身を中心とし、展開させて弾幕を張るといったシンプルなもの。
徐々に弾幕に用いる呪符の数を増やしていき、主に破魔の光弾で誘導・撹乱しつつ術の中心に相手を追い込み、逃げ場を奪った後で、一点に無数の聖矢のレーザーを集中させ滅する。
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呪い
呪い、または呪術ともいう。
発動には印を結んだり、描いたり、呪文を唱えたりすることが必要。
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呪い一覧 |
「病魔移し」
【属性】霊
触れた相手に呪いを移し、その肉体を汚染。次々と悪質な状態異常を引き起こす。
狐狸精の力の一片。
「虚弱の呪」
【属性】霊
相手の免疫力・抵抗力を強制的に低下させ、状態異常にかかりやすくする。
「霧隠れの呪」
【属性】空(風)
自身を魔力の霧で包んでステルス状態にする。
足が遅く、身体能力に劣るサキラの戦術の要。
「凍結の魔手」
【属性】水(氷)
異形化した右手の力。神通力を呪いで強化しており更に効力を高めている。
その効果は神通力により触れたものを瞬間的に凍結させてその状態のまま留めることである。
実際に凍結させるわけではなく、原理は物品の鮮度を維持したりするごくごく簡易の時空間操作に近い。
抵抗には高い魔法防御力か冷気耐性が必要となる。
元からあった機械破壊の魔手は使用不可能になった。
「氷牢の呪言」
【属性】水(氷)
自身の神通力を言の葉に乗せて放つまじない。
対象とするものの動きを石にでもなったかの如くぴたりと留め、その動きを制限することができる。
対象となった相手には魂ごと凍らされ、縛りつけられるかの如く凄まじい寒気を感じる。
別名、金縛りの術氷属性バージョン。
「気脈凍結」
【属性】水(氷),霊
異形化した左目を媒介に自身の神通力を利用した水属性の封印術。
呪いの力で冷気を浴びせた対象の魔力やエネルギー、気などの非実体エネルギーの循環を一時的に遅滞もしくはストップさせる。
その効果は短時間とはいえ回復阻害及び術や武装・機能封じ、はたまた火消しや魔法・エネルギー武装対策にも使えると凶悪。
なお人物や魔物、機体を対象とした場合時間経過であっさり解ける。
ディスペルの魔術や呪い返し、お祓いで治癒可能。
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式術
札を媒介に式神(下級精霊)を召喚、使役する。
式神が破壊されてしまうと式神のランクに応じて術者に痛みが跳ね返る。
高位の式神は強力であるものの、反転ダメージもかなりのものな為注意が必要。
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式術一覧 |
「式術・夢幻陽炎」
札を媒介に光で生み出された自身の分身を生み出す。オリジナルは兄弟子 朔夜の「式術・夢幻泡沫」。
朔夜は自分の魔術を使えるようにしていたが、さきらの場合は相手の接触かさきらの合図にて浄化の光属性エネルギーを膨張させ、爆発させることでカウンターを行う。
先日の廃ビル街での討伐任務にて残骸を発見し回収。その後自分なりに解析、改変し取得するに至る。
「式術・管狐」
陰陽師や札使いに好んで使役される小型の狐型の式神、管狐を召喚する。主にやってもらうのは札の配置の手伝い。
最大で一度に5体召喚できる。
人使いの荒い主に反抗するなど感情豊かなマスコット枠。
主な技など
「病魔移し」
触れた相手を様々な状態異常にかける。
「疫病の吐息」
様々な状態異常を引き起こすブレス攻撃。
主な特殊能力・技能など
「精霊」
精霊・妖精に近い性質を持つ。
「式神」
式神として使役される存在。
能力値
体力:D+
魔力:B
魔法攻撃力:B
魔法防御力:C
腕力:C+
物理攻撃力:C+
物理防御力:D
知力:D
素早さ:B
命中:C
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21: 特殊能力・特殊技能
特殊能力
「人造魔人」
人間をベースにした人造魔物の一種である。人類の手により人為的に生み出された魔人といっていい。
まだ完全に魔物化しておらず人間の性質を残した不完全な状態にあり、人間の気と魔物の気が混ざり合った極めて不安定な状態。
人間及び魔物に特別な効果を持つ技や魔法・能力の影響を共に受ける。
「古代竜の因子」
ほぼヒトであるとはいえその体内には竜の因子が備わり、一部の器官は竜人のものとなっている。
その為ほぼ人間であるという判定を下されながらもドラゴンキラーなど竜族特効を持つ技や魔法、能力の影響を強く受けてしまう。
異形時・人間時共に効果がある。
「異形化」
首掛けを外すことで元来(?)の姿である異形の姿になることができる。
特殊な力を使うことができるほか、冷気を自在に操ることが可能。
身体能力や各属性耐性、状態異常、汚染などへの耐性も人間の時よりもかなり上昇しているが炎にはてんで弱い。
「冷気無効」 ※異形限定
冷気や氷に対する非常に高い耐性を持ちその影響を受けず無効化する。
同属性である水に対する耐性も高いものの無効という訳ではない。
「炎熱弱化」 ※異形限定
炎や熱に弱い。
夏場はかなり苦しいことになるが、自身の冷気で相殺できるから問題ないらしい。
「神通力」 ※異形限定
強力な魔物である竜族の神通力の片鱗を使用することができる。
紛い物の人造物である為その力は本物には遠く及ばない上に訓練不足により心身の消耗も激しい。
彼の力は冷気や氷を媒体とすることで発動し、ものや事象をそのままの状態で留める、止めるもしくは遅滞させることに特化している。
とはいえその気になれば銃弾の雨すら自身の体に触れる前に凍結・留めてしまい、天から降る雨ですら地に落ちる前に天に留める。
紛い物とはいえそのちからは絶大である。
「冷気放出」 ※異形限定
触れたものを瞬間的に凍結させるほどの圧倒的な冷気を放出する。
体温も人間よりも低く、もはや死体のそれ。
余談であるが、異形変異のうちこの冷気放出が始まってからさきらは酷く低血圧になった(人間時でも)。
異形化することで自動発動し、瞬く間に辺り一面を銀世界へと変貌させる。
冷気を抑えることはできるものの、完全に抑えることは不可能。
「観察眼」
洞察力、観察眼に長ける。
「明鏡止水」
破格レベルのメンタルの強さを持つ。
精神攻撃、精神系状態異常への非常に強い耐性を備える。
「酒豪」
非常に酒に強く、下手すると一日中酒を飲んでいる位の酒好き。未成年のくせに。
改造の影響による肉体強化の賜物と思われる。
「機械音痴」
文明の利器に非常に弱いアナログ人間。
対象に触れると高確率で壊す。もしくは爆発させる。
銃等も暴発するのがいい所なので、与えないのが無難です。
「カナヅチ」
泳げない。足のつかない水の中に放り込むとほぼ溺れる。
「悪運」
非常に悪運が強い。
不幸な目にあっても、最悪のケースに陥ることはほとんどない。
「サバイバル適応」
細くてもやしで、すぐへばるが病気に強い。現在では不健康な生活を続けつつも病気にかかったことはない。
また幼いころからの環境により胃の容量が小さく、小食。ついでに雑食。
更には痛んだものや普通なら食べることが出来ないものを食べても体を壊さない。
元から体は強いほうだったようだが、改造による肉体強化の賜物と思われる。
「妖狐の契約者」
妖狐の大精霊、狐狸精の契約者。
管狐の召喚及び狐狸精の使いである妖狐の召喚が可能。また狐狸精の操る呪いの力を使うことも可能である。
特殊技能
「浄霊術【中】」
霊魂を鎮め、元の輪廻へ導く浄化の技術。
アンデッドに対し、攻撃力上昇。
「呪詛返し」
印を結び、状態異常系の魔法・呪術・まじないの類の術をそのまま相手に返す。
発動が間に合わない、そもそも発動できない場合は不発。
狐狸精との契約により授かった技能。
「東洋系呪術技法」
東洋文化独自の魔術(呪詛)に対する技術及び知識を習得している。
「歴史学知識」
趣味で研究している歴史学。主に聖域各地の歴史に興味があるらしい。
「符術知識・技法」
呪術の中でも、呪符を媒介に発動する呪詛についての技術と知識。
符の創造から、刻むパターン等その知識は膨大なもの。戦闘中に魔力を消費して札を作ることも
「結界術」
様々な結界についての知識・技能。
準備さえできれば高度な結界を作ることも、逆に解除することも可能。
また既に仕掛けられている結界を気の気配で察知することもできる。
「心理学」
相手の表情や言動から相手の心境を推理、察知する技能。
観察眼と合わせて使用することが多い。
「魔生物学知識」
敵を攻略するには、まず情報を仕入れること。現在もなお続く魔物の研究。
そこから得た知識を仕事に応用している。
「魔法罠取扱い知識及び技術」
魔法を利用したトラップを扱い、制作する技術。
「式神使役」
式神を使役可能。ただし式神が破壊されるとさきら自身がダメージを負う。
契約している式神の強さによってダメージの強さは変動する。
その為、強力な式神である妖狐がやられるとまずい。
22: 必殺技
「式術・妖狐」
札を形代として式神として使役している妖狐を召喚する。
主に移動用。戦闘能力は高いが、1体しか召喚できない。
+
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妖狐概要 |
強力な力を持つ大きな狐の式神。なお、本体ではなく魔力で生み出された分身。
その本体は大精霊・狐狸精の取り巻きであり彼女の召使。強い神通力を所持しており、身体能力も高い。
ただし、式神が破壊された時術者に返るダメージは式神の中でも破格クラス。
狐狸精が気に入った契約者に契約の証として授けるものであり、一般の式神使いがお目にかかれるものではない。
主な技など
「妖力波動」
神通力による波動を放射する。サイキネシスのように相手を不可視の力が吹き飛ばす。
「狐火」
と呼ばれる火の玉を自由に形成、放つことが出来る。
巨大なものから弾幕まで何でもできる。
「妖力反転」
相手の術を自由な角度で反射することが可能。
「祟火」
触れると様々な状態異常を引き起こす強力な狐火を放つ。
他にも色々使える。
主な特殊能力・技能など
「精霊」
精霊・妖精に近い性質を持つ。
「式神」
式神として使役される存在。
妖狐の場合は分身が使役されているため、モノホンの妖狐より性能が落ちている。
「妖力吸収」
死亡したばかりの生物から残っている魔力を吸収し、自身の体力に変換する。
能力値
体力:B
魔力:A
魔法攻撃力:A
魔法防御力:B++
腕力:C++
物理攻撃力:C++
物理防御力:B+
知力:B
素早さ:B
命中:B
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「呪符結界・拒」
【属性】霊
札を八方に展開させた超強力な結界。その強度はS級クラス。
仲間の窮地を救う防御壁にもなれば、閉じ込められれば外に出ることも難しく、相手を閉じ込める檻にもなる。
「終の落陽」
【属性】炎,光
戦場に設置した複数の「逢魔鏡」により「呪詛・陽翔」の太陽光線を集め、一つの鏡に集約させて放つ新必殺技。
高火力かつ人間を一発で蒸発させるほど凄まじい熱量を有した灼熱の光線で相手を射抜き、着弾とともに広範囲に爆破・炎上を引き起こす。超強力なソーラービーム
しかしながら設置は大掛かりかつ膨大な札を有し、発動させるだけでも魔力がすっ飛ぶ。多大な時間を有し、なおかつ相手に技を悟られてはならない。
更に広範囲を焼き尽くす為フレンドファイアの可能性も高く乱戦にはことごとく向かないという難点も多いロマン技。
なお、太陽光線とあるが元となる「呪詛・陽翔」同様浄化攻撃ではない。
23: 能力
【人間】
体力:C+
魔力:B
魔法攻撃力:C〜B+
魔法防御力:B+
腕力:C
物理攻撃力:C
物理防御力:C++
知力:B++
素早さ:D+
命中:C+
【異形】
体力:C++
魔力:A
魔法攻撃力:A
魔法防御力:A
腕力:C++
物理攻撃力:C++
物理防御力:A
知力:B++
素早さ:D+
命中:C+
24:武器・アイテム
「戦闘用外蓑【鳶】」
【装備効果】 物魔防御上昇(中)
【特殊能力】 冷感(すずしくなる)
戦闘用に術式を刻み、魔法金属ミスリルを繊維状にして編み込んだコート。さきらが羽織っているソレである。
鉄鎧並の物理防御と簡易な魔術障壁並の魔術防御を持ち、並みの鎧くらいの防御性能を持つ。
暑くてかなわないので、冷感の魔術も付け加えている。その為着ていてもそんなに暑さを感じない。
「呪詛の首掛け」
【装備効果】 とくになし
【特殊能力】 泥人形の呪詛(装備することで人間に変身できる)
銀鏡作の呪詛のかけられた首掛け。
装備することで人間の姿に戻ることができる。
「蜻蛉玉のお守り」
【装備効果】 状態異常耐性
【特殊能力】 ヒルフェのエンチャント(運気上昇、防御力上昇の効果がある)
ヒルフェの露天で購入した品。緑色の蜻蛉玉と様々な結晶を組み合わせたネックレスの形状をしている。
運気上昇と防御力上昇、状態異常への耐性の効果を持っている。
「鞭」
【装備効果】 女王様気分を味わえる
【特殊能力】 とくになし
護身用、もしくは様々な理由で持ち歩く鞭。
伸縮性金属糸を編んだ縄でできたブルウィップ。
「黒手袋」
【装備効果】 とくになし
【特殊能力】 呪詛遮断(呪詛が施された品の呪詛や自身が発動している呪術の影響を遮断する)
うっかりメカに触らないようにするもの。呪詛の力を遮断する力を秘めている。
これにより手袋をつけた状態ならコンロや電子レンジにも触れるようになった上に異形変異の魔手の効果も抑えることが出来るように。
「呪符」
【効果】 簡易でつかえる魔術媒体。術者への負荷がとても少ない。
【特殊能力】 非防水(その多くは水に濡れると使えない)
非常にたくさんの種類と枚数を常日頃から持ち歩く。白い長方形の和紙に、呪詛の発動の為の記号と文章が紅い文字で連なっている。
消費物で、基本的には使い捨てである。
その創造はオフの日に一挙に作っていると思われるが、緊急に制作する場合は自らの血を使うなどの光景が見られる。
「転化の護符」
【効果】 式神破壊によって発生する術者へのダメージを肩代わりする。
【特殊能力】 とくになし
式神破壊による術者への反転ダメージを肩代わりしてくれる札。犠牲の羊(スケープゴート)。
所持者の使役している式神の破壊に応じて護符の効果が自動発動する自動発動型マジックアイテム。
管狐や夢幻陽炎はまだしも妖狐破壊による反転ダメージはシャレにならない為常に7~8枚ほど所持している。
「明鏡の護符」
【効果】 精神耐性【中】、精神系状態異常治癒、精神浄化【小】
【特殊能力】 とくになし
月の模様が描かれた札(護符)。別名「悟りの護符」。
使用者の精神をごくごく短時間の間強化し浄化、安定させる効果がある。
霊障対策の保険として3枚所持している。
「精養剤」
【効果】 魔力回復(中)
【特殊能力】 めっちゃにがい
魔力を回復させる漢方薬。効果は有る程度あるが、いかんせん苦い。
「活力剤」
【効果】 体力と傷の回復(中)
【特殊能力】 やっぱりにがい
体力と肉体の傷を回復させる漢方薬。これも苦い。
「呪符大全」
【効果】 師、一茶直筆の符術の教本。マスターすると符術の技能、知識が上昇。
【特殊能力】 ぶあついから鈍器になる
かつて師達とともに暮らした小屋を整理している際に見つけたもの。
どうやら一茶がサキラの為に書き残したものらしい。
ラケルタに伝わる膨大な符術の符のパターンから術の効果まで事細かに書いてある。
これによりサキラの符術の技術がちょっと向上した。
25:その他
- 欝ルートが潰れたけどもったいないのでセリフだけ記載。
- 戦力増強月間。加えて続ラケルタ編に続く裏設定を追記。
最終更新:2014年09月16日 23:44