ブルーヘヴン
【性別】 女性
【種族】 古代種・魔植物「
プローディギウム」
【属性】
木,
聖,
霊
【所属】 「古代樹木信仰教団本部」⇒「木霊穏健派」
「明日も外の話をしてくれる?……約束よ、ジェルバ」
概要
古代
シャリム文明、古代樹木信仰の遺跡から発見された“生きたまま1000年間保存されていたプローディギウム”。
当時は御神体として祭られていたらしく、その教義に基づいた生活をしており、教団の人々に崇められると共にかわいがられていた。
だが、研究やその存在の保護の為に制約の多い生活を強いられており外の世界は話でしか聞いたことの無い程の世間知らずの正義感の強い箱入り娘。
古代樹木信仰の教団が焼き討ちにあった際に近くに居た研究員達により眠りにつかされ、そのまま1000年の時を生きたまま越えることとなる。
ひょんなことからこの教団跡を発見した傭兵達により、永い眠りから醒め知っている人が誰もいない1000年後の世界に放り出されてしまった。
放り出された矢先に奇跡の力を独占しようとした傭兵達の仲間割れに出くわしてしまい、恐怖で怯えていた所を生き残りの手により誘拐。
誘拐後、近場の街で裏取引をされようとしていたが、事前に察知した木霊強硬派のメンバーにより救出されようとしていた所を彼らの所業を目の当たりにして逃走。
能力の代償にて傷ついた状態で一行に保護されることとなる。
(説得に)協力してくれという名目で、木霊強硬派との決戦に同行。
何の因果かかつて自身を崇め世話してくれていた研究員の一人の成れの果てである
メリアスと再会することに。
彼女にとってこの1000年後の世界で唯一知人、友人と呼べるくらいに近い立場にあった彼が、
樹木信仰の教義である「全ての命を尊ぶ」を投げ捨て人間を滅亡に導こうとした姿にショックを受け絶望と怒りを抱いている。
この一件が現在も続く二人の不和の引き金となり、彼女を狂気の義憤へ駆り立てた一因にもなってしまった。
強硬派との一件が解決した後に、同じプローディギウムである
ブルーシャトーと出会い、友達として親しくなる。
しかし、その力に目をつけた
サキラに狙われ、ひょんなことから「シャトーちゃんが代わりになってくれればいいのに」とその心に闇を抱いてしまう。
結果興味本位で入れ替わった挙句、自身の代わりに
ヴォルケに誘拐されてしまったブルーシャトーを嘆くと共に、
正義感の強い彼女は友人を犠牲にしようとした卑劣な自分に対し深い罪悪感と怒りを抱くようになってしまう。
その罪悪感は「このまま消えてしまいたい」と言うほどに重たいものであった。
更には混迷する現代社会に義憤を覚えた挙句、メリアスの一件も重なって「世の中を荒らしまわり世界のあらゆるものを傷つける者たち」に烈火の如く憤怒。
元々備えていた正義感を暴走させ、彼らを神と呼ばれる自らの力を用いて、自身の存在を犠牲にすることも厭わず重大な罰を与えて消し去ることを目的とするようになってしまう。
性格は幼いながら神として崇められてきた為、達観したようで落ち着いていてスレた思考をしているが本当は見た目相応のお年頃で悩みも多い。
平時は大人しく控えめな少女であるが、外界を知らない箱入り娘として教育された結果非常に潔癖かつ世間知らず。そして正義感の強い性格をしている。
極めて強力な力、長らく神として崇められチヤホヤされていた経歴、世間知らずの箱入り、精神的にはまだ子供が合わさりかなりわがままな性格。
また経歴から自身は「神」であるという意識も非常に強い。
樹木信仰の教義は現代に放り出された後も身についており、全ての命は尊ばれるものという意識は変わっていない。
故に世界のあらゆるものを傷つけ、荒らす存在を強く嫌悪しその不幸と破滅、断罪を掲げる。
現状精神的にはかなりいっぱいいっぱいで風前の灯の状態であり、極めて不安定かつ危険な状態である。
主な技・魔法
特に決まった技はなし。強力な能力を用いた大魔術を操る。
主な特殊能力・技能
「神なる奇跡」
自身及び他人の願いを自身の魔力を引き換えに叶える=具現化する能力。
プローディギウム固有の能力であり、代償として自身の生命を削る。
願いの種類は願う人次第。意志と知能を持ち、ほぼヒトと変わらない心を持った万能願望器とされる。
なお、死者蘇生等因果律に干渉するような願いを叶えてしまったなら、その代償として死んでしまったり消えてしまったりする。
その正体は上述の通り世界そのものの魔力に接続し引き起こされるとんでもない規模の大魔術。
能力の使用に対して術者が莫大なリスクを背負うのは彼らが扱う世界そのものの魔力が幾ら神と呼ばれる超越者であろうとも個人に扱えるものではないため。
「霊樹」
その神の力にも似た能力から太古より、神の如く崇められている霊樹。
彼女の場合古代樹木信仰の祭神の一柱であったことから下級神程度の神性を持ち合わせる。
願望器としての能力も歴代から現存するものまで合わせたプローディギウムの中でも高いほう。
植物系への特効に加え、神仏特効や霊獣、天使などへの特効の影響を受ける。
「地属性耐性」
地属性及び木属性への非常に高い耐性を持つ。
「霊属性耐性」
霊属性。すなわち魔法への極めて高い耐性を持つ。
途方も無い規模の魔力に接続しその力を引き出した段階で消し飛ばない理由はこの耐性がある故。
逆を返せば森羅万象の魔力はここまでの魔法耐性があったとしても莫大なリスクを背負わなければならないとんでもない力なのである。
能力値
???
ちなみに
1: 長編正ヒロインの青薔薇ちゃん。名前の元ネタは
シャトー同様青い薔薇の品種名の一つから。
2: 聖人君主で浮世離れしたシャトーに比べて幼さや不安定さや人間臭さがあるような感じにしたかったのでそんな性格に。
3: 当初は遺跡から発見された時にむりやり力を使わされて人の望みを叶えながらも絶望して死んでいく
⇒強硬派がブチギレる流れだったけど色々あって今の形に変更された裏設定。
4:
イオン(メリアス)との仲は現状最悪ですが、人間だった頃の彼との仲は良く、非常に懐いており、友人と呼べる存在でした。
性格的にも近いものがあり、皮肉にも青薔薇に自らの理想を転嫁する彼の願いを叶え、決裂した彼と同じ道に踏み外そうとしているのもシャトーじゃなくてヘヴンのほう。
今はただすれ違う彼らが再び手を取ることができるか、そしてヘヴンが慈悲深い神様に成長できるかどうかは今後次第。
最終更新:2015年09月30日 15:05