シグルーン
概要
炎の神霊「オグン」の眷属であり、一人娘である女戦士の精霊。
父親の力により生み出された理想の娘であり、生前人間であったとかいうことはない。
見た目は可愛らしい顔立ちをした燃えるような赤毛に碧眼の少女で筋肉質かつ長身、しなやかな体型をしている。
黙っていればスポーティな少女であるが、凶暴さと女を完全に捨てたスタンスで全てを台無しにしている。
女性的な起伏もそれなりにはあるものの、片方の乳房を邪魔だからと切り落としており胸には大きな傷がある。
服装は露出の激しい毛皮などを用いた簡素な服に軽めの胸当てなど防具を身につけている。
お忍びで現世にやってきている時は、レザージャケットにキャミソール、ホットパンツに軍用ブーツといった現代風の動きやすい服装をしている。
前炎の神霊を殺し現在の地位についた父親を盲信しており、闘争を何より好むバトルマニア。
普段は霊界内の炎霊のコロニーの中に、荒廃した戦場の領域を構築。その中に住まい、日々戦争を繰り広げている。
彼女に限ったことではないが、限度を知らず他の精霊たちにも容赦なく殴り込みをかける困った精霊。
大精霊内でも屈指の武道派でもあり、女性の身でありながらも日々戦闘に明け暮れていることから凄まじい戦闘能力を持ち合わせている。
テンションとノリの近い炎霊連中とは仲が良く、酒を飲み明かしたりお茶をしたりすることも多い。
だが他の精霊たちからは畏怖され、嫌われているものの本人は特に気にしていない。
「ヒトの滅亡」を唱えた
メリアスに生意気だと反発し、友人の
モリガンと共にメリアスを叩きのめす為に挙兵。
しかし、結界と次元に守られた
楽園に攻め込むことはなかなか出来ずに聖域に潜入しながら強硬派を追うと共に侵攻の機会を伺っていた。
その中で末端のメンバーを尋問の後殺害し、楽園へのルートを入手した後は一気に攻め落とすだけという段階まで加速する。
それと同時に、木霊強硬派を一掃した後に何か事を起こすことを画策している。
彼女たちにとって打倒メリアスは通過点でしかなかったのである。
木霊強硬派と一行との決戦では、示唆されていた通りに門を襲撃し、楽園への侵入の為に配下を引き連れ、門を護ろうとする一行と衝突する。
一行への敗北後は何処かに姿を消し、目的の為また一行へリベンジするべく自身の力を蓄えるべく様々な事件に隠れ辻斬りを繰り返す。
しかしながら炎霊一派首魁でありながら、
ヴォルケが加担していることを知らない模様。
性格は粗暴かつ苛烈、男勝りな性格で、貪欲な肉食獣の如く凶暴で自身の欲望に忠実。
非常にアクティブかつ行動的で、頭の弱い猪武者のイメージに反してそこそこ頭も回るし作戦の為ならそこそこ冷静にもなれる。
性格的に大きな難こそあれど、多くの部下に慕われ指揮官として認められてきたのはこういった面があってこそである。
ただ欲望のままに暴れまわるだけではなく独自の哲学を持ち合わせており、闘争の先に掴み取るモノこそが正義であり真実という持論を持つ。
その中には対話も含まれているものの、基本はヒャッハーしたい。
その為強者には畏怖や敬愛を抱くものの、弱者は切り捨てられて当然であり斬り捨てられても滅んでも文句言うなと考えている。
この考えにより、シグルーンから見て弱者を保護し、その立場で主張を行うメリアスとは致命的に合わない。
父親である炎の神霊を唯一と崇めている極度のファザコン。
父に立てつく者には一切の容赦をしない。
黙っていればそこそこ愛らしい顔立ちをしているものの、性格と女を完全に捨てている所為で台無しになっている。
主な技・魔法
戦火
基本的に術や特殊能力を主体に戦う精霊でありながら、己の肉体と戦闘技術を生かして戦うストレートなスタイル。
圧倒的火力と身体能力により相手を叩きのめし、蹂躙する。
武器ならなんでも使えるらしいが、好んで使用するのは大斧と弓矢で多くの精霊同様機械文明の産物である銃器を嫌う。
一応だが魔法もちゃんと使えるし、戦闘中も普通に使用する。
主な特殊能力・技能
特殊能力
「精霊」
近くの土地や自然が発する霊素(気)に当てられた霊が純化したり、他の霊や大量の霊素を取り込み融合したりすることで生まれる強化霊の一種。
その中でも霊素が司る属性の象徴へ帰依し、その事象を象徴とする化身となった存在のこと。
精霊に特別な効果を持つ攻撃や能力の影響を受ける。
「闘争の化身」
戦争や闘争など争いごとを司る暴力の化身。
その命は戦いの為にあり、他者を蹴落とし勝利を掴む為にある。
「炎無効」
炎、熱による攻撃、能力を完全無効化する。
「水弱化」
水や冷気による攻撃に弱い。
「領域」
力の強い精霊が使えるという、自身の要素を象徴するような固有結界(霊場)を構築する能力。
(例えば戦の精霊ならばだだっぴろい戦場とか、氷の精霊ならば猛吹雪の大雪原とか)
シグルーンの場合は一面に廃墟や亡骸、朽ちた武具が散らばる戦場となる。
「闘争心」
凄まじい闘争心の持ち主。
士気が落ちることがなく、先天的に恐怖を知らない恐れ知らず。
一部の精神系異常に高い耐性を持ち、恐怖状態にならない。
「鷹の眼」
凄まじく視力がよく、動体視力もいい。
「鋼鉄の肉体」
鉄の如く屈強な肉体の持ち主。
「気迫」
常に凄まじい気迫を放っている。
相手を怯えさせて戦意をさげることが可能だが、効かない相手も多い。
「パイロキネシス」
自在に火を起こすことが可能。
灯火程度から万物を焼きつくす業火まで思いのまま。
「カリスマ」
があるらしい。
味方の士気をあげることができる。
「望むは戦火」
周囲の人々の負の感情を駆り立てて自発的に争いを起こさせることができる?
一種の魅了のようなものであるらしいが……。
特殊技能
「天賦の才」
あらゆる武具を使いこなす才能に恵まれている。
能力値
???
ちなみに
- 粗暴なバトルマニアで、純粋に武力で強いキャラクターがほしいということで作成。
- 悪役というポジションだけど、木霊強硬派勢と違って単に自身の欲望と信念を突っ走るタイプの解りやすいキャラ。ただその欲望と信念が非常に傍迷惑。
- 性格はかなり異なるけどボツになったアマゾネスキャラを流用して生まれた裏設定アリ。
- 名前の元ネタは北欧神話におけるヴァルキュリアの名前の一つから。戦乙女というよりは狂戦士であると言ってはいけない。
- 追加予定ばりばり
最終更新:2013年12月02日 23:51