シュゼット
1: 名前
シュゼット=ベルネット
(本来の姓はバルヒェットだが都合によりベルネットを名乗る)
2: 年齢
10歳
3: 性別
男の娘
4: 種族
【人間と亜人系魔族(魔物)のハーフ】
5: 外見
若干赤みがかった白い肌に、目の下にうっすらとそばかすがある。
女性的で少女といっても通る愛らしい容姿をしている。とてもぷにぷに。
髪色は珊瑚色の毛量多めのもわっとしたミドルヘア。レモンシトリンの大きなまつ毛ぱっちりの眼。
しかしながら無造作に伸ばした前髪で常に大きな眼を隠しており、陰気かつ内気そうな雰囲気を漂わせる。
服装
服装は長いたれ耳がついたフードつきローブに長袖のカットシャツ、黒のショートパンツ丈のサロペットを着用している。
膝上ハイソックスに白のエナメルベルトシューズ。魔道具やお菓子入りのポシェットを肩から下げている。
その他さまざまな服装をしていることも多いが、帽子やフードをかぶっていることが多い。
身長・体重
身長:124cm/体重:20kg
6: 性格
温厚で心優しく、健気でほわほわのんびりおっとりした性格。
控えめかつ臆病だが、正義感が強く悪いことは許せないけども悪い人でも困っていたり悲しんでいたら手を差し伸べちゃうような良い子。
争いごとをきらう傾向があるが自身の身を危険に晒すことも躊躇しない勇敢な少年で、有事の際の行動力と爆発力、ひらめきは侮れない。
基本的には偏見や差別意識は薄い柔軟な心の持ち主だが、怖くて大きいもの全般は嫌い。
しかしながら現金で小心者の小物である父親には早くから幻滅しており、彼を持ち上げる周囲の大人も大嫌いであった。
父が連れてきた男の人たちに嫌な目や怖い目で見られたり体を触られたりしたことから兄
サイアスとちょうど対になる形で男性恐怖症気味。
趣味趣向も穏やかで女性的。乱暴な男の子より女の子と話している方が落ち着くと名実とともに男の娘。
天然タラシ及び天然魔性の気があるが本人はまるで気づいていない。兄共々末恐ろしい少年である。
7: 過去
西の辺境の大陸。セレッサ王国、バタパー地方元領主「ギュンター=バルヒェット」の次男として生を受ける。
なんの変哲もない貴族のこどもとして育つも、母の一件に置いて父とそれを盲信する周囲を嫌うようになる。
彼の運命が大きく動くのは、誘拐された
ブルーシャトーを父が買取り家に連れ込んだその時であった。
当初は何でも願いを叶えてくれる存在に心を躍らせたが、父がそれを悪用し悪事に使っている場面を偶然目撃してしまう。
その後も父の悪行を止めたくても止められず、傷つくシャトーを励ましつつ自分にも何か出来ることはないかと孤軍奮闘を始める。
しかしながら兄
サイアスに見つかってしまい、座敷牢に囚われてしまうことに。
その後シュゼットへの仕打ちを見るや父は自分たちのことも金としか見ていないと悟った彼は、盲信していた父に幻滅し出奔してしまう。
結果としてサイアスの出奔に助けられる形で牢の中から出ることができたシュゼットは「おねえちゃん」と会わせて貰えないし監視もついたものの、
特にひどいことをされることなく、様々な問題を抱える中強行的に行われた就任パーティに父の傍ら出席することとなる。
8: 職業
おこちゃま
9: 口調
「だよ」「なんだ」「だもん」などと子供らしい口調を使う。
語尾を伸ばし「だよぉ」「なんだぁ」と話す癖がある。
ゆっくりとえっと、うんっとと言いながら話すのんびりとした話し方をする。
口癖は「ふえぇ」など。あざとい。
会話例
「ぼくシュゼット。よろしくねぇ」
「……その、お父様にひどいことされていない?怪我してない?だいじょうぶ?」
「ふぇぇ…!?あのおっきいお兄ちゃんこあいよう……」
「えへへ……ぼくちょっとした「まほう」が使えるんだぁ。こんなこともできるよ」
「おにいちゃん辛そうだよ、だいじょうぶ?いま、神父様よんでくるからまっててね」
「おねえちゃんは僕がまもる!おねえちゃんを悲しませる人間は許さないぞっ!!」
「勉強はぼくキライ……だって眠くなるんだもん」
「もーっおねえちゃん、ぬいぐるみさんにひどいことしちゃだめだよ!かわいそうでしょ!」
「にいさま……は、ぼくのこと助けてくれたけど、苦手。なんだか、ちがうひとになって怖くなっちゃったみたいだから」
10: 一人称、二人称
【一人称】 ぼく
【二人称】 あなた/~おねえちゃん、~おにいちゃん、~おじさん、~おばさんなど
11: 好きなもの
甘いお菓子、優しい人、おえかき、魔法の練習、うさぎや猫など小動物、もふもふ
12: 嫌いなもの
大きくてこわい男の人、父、ピーマン、にんじん、怖くて大きなもの全般
13: 好きな人
やさしいおねえちゃん
14: パートナー
15: 属性
光
16: 苦手な属性
闇
17: 戦闘スタイル
なんの変哲もないこどもと見せかけてある程度の戦闘知識は学んでいる。
魔術素養や所有魔力量は非常に高いが、現在は初歩的な魔術がいくつか使えるくらい。
とはいえ現状でもちょっとした魔物くらいなら単独で撃破できるくらいの力量は持ち合わせている。
ほぼ非戦闘員。
18: 精神力
平時はびくびくしている気弱な普通の子供くらい。
とはいえいざという時に覚悟完了した際の爆発力は凄まじく、へこたれても諦めない。
正義感の強さから勇気さえ出せば悪いことは悪いとはっきりと言える子でもあり、平時から適応能力も高い。
兄サイアスとは別ベクトルの柔らかく柔軟なものの芯は強いといったメンタルの強さを持つ。
19: 戦闘熟練度
☆☆☆☆☆
20: 技や魔法
魔術
兄同様セレッサ王国流魔術を扱う。
習ったものを応用して自分の使いやすいように改造している。
その為効果はさておきその見た目は独自性の高い奇抜な魔術を扱っている。
「ポップコーンガン」
【属性】炎 攻撃魔法
ポップコーンのような形をした弾丸を放つ。
命中すると大きな音を立てて破裂、追加ダメージを与える。
「スノウソルベ」
【属性】 氷 攻撃魔法
てのひらサイズの雪の塊を放つ。
触れた物体を凍結させてしまう凍結効果を持っている。
「ボンボンボム」
【属性】 炎 攻撃魔法
チョコレートの形の魔術爆弾を投げつける。
内部には特殊なジェルが込められており、浴びた相手の動きをよっぱらいのように狂わせてしまう。
ゴーレムやロボットなどの無生物にも効果がある。
「エレメントサングリア」
【属性】 多数 攻撃魔法
炎、雷、氷、水、風、光など多属性の属性魔術弾を無数に発生。
相手に一斉に放って連続攻撃を行う強力な魔法。
「シュクルシルト」
【属性】 水 防御魔法
対象を魔力で包んで物理防御と魔法防御を上昇させる。
魔力を上乗せすることで更に上昇率アップ。
「マシュマロガード」
【属性】 光 防御魔法
柔らかくふにふにとしたシールドを呼び出して攻撃をガードする。
特に物理攻撃に強く、攻撃のダメージを吸収してぽよんと弾き返してしまう。
魔法にはそんな強くない。
「メレンゲネット」
【属性】 地 捕縛魔法
相手をもわもわとした泡で包み込んでそのまま泡を岩のように硬化。
相手を岩の中に閉じ込めてしまう捕縛技。
魔力を多く注ぐことで束縛力を上昇させることができる。
「キュアアイシング」
【属性】 光 回復魔法
対象の傷に癒しのコーティングを施して止血及び治療する。
コーティングしている間は傷を治療し続けてくれる為、時間はかかるが重傷者の治癒も可能。
ただし部位欠損などは治癒できない。
他にも色々使える。
21: 特殊能力・特殊技能
特殊能力
「人間」
人間に特別な効果を齎す技や魔法、能力の影響を受ける。
「妖魔の血統」
先祖が人外であり、その血を受け継ぐことの証。
魔物に特別な効果を齎す技や魔法、能力の影響を受ける。
「魔術素養」
高い魔術の素養を持ち合わせる。
得意な術形式は現状不明。
「魔力感知」
なんとなくだが魔力の流れが把握できる。
「光属性耐性」
光属性に強い耐性を持つ。
聖属性に対する耐性はやや高いくらい。
「闇属性弱化」
闇属性に弱い。死属性への耐性も低い。
瘴気などの影響も受けやすい。
「天然魔性」
の気がある。
フラグ建築士になる未来もそう遠くない。
「軽業」
身軽かつおこちゃまの割には足も速く、運動神経がいい。
本人は運動なんてできないよー。といっているが詐欺である。
「折れない心」
柔軟かつ強靭なメンタルの持ち主。
子供ゆえの諦めの悪さとも。
特殊技能
「礼儀作法」
貴族の子供として身につけた社交界のマナー数々。
それなりにできる。
「セレッサ王国流魔術」
初歩的なセレッサ王国流魔術を扱う知識と技能を持つ。
初代女王がステルディアからの移民であった為、現代のステルディア流魔術に源流を汲む。
とはいえそれからは独自発展をしてきた為異なる点も多い。
22: 必殺技
「あまえる」
うるうるしながら上目遣いで可愛らしく甘える。
最終兵器。
23: 能力
体力:E+
魔力:B++
魔法攻撃力:B++
魔法防御力:B
腕力:E+
物理攻撃力:E+
物理防御力:D
知力:D+
素早さ:C+
命中:D+
24: 武器やアイテム
「銀薔薇のピアス」
【装備効果】 物理防御力上昇
【特殊能力】 とくになし
ガーネットが埋め込まれた片耳用の薔薇のモチーフを象ったピアス。
サイアスのものとお揃いのデザインをしたアミュレットでもある。
装備者に体が丈夫になる加護を授けてくれる。
「ポシェット」
【効果】 いろいろなものをしまっておける
【特殊能力】 とくになし
お母さんが買ってくれたポシェット。
中にはひみつ道具とお菓子などが詰まっている。
25: その他
- 名前の由来はヘブライ語で百合を意味する言葉から派生した人名「シュゼット」+ドイツ語の姓名で貴族っぽいものから。
- イオンに続く……というより作者のキャラにはそこそこいる男の娘キャラ。今回はあざとく色々狙ってみた。(←
- 余談ですが、実父の悪事に立ち向かおうとするちびっこポジションは第一部の楽園編におけるコノハナのオマージュだったりもします。
- おねえちゃんことブルーシャトー同様この長編の主要人物の中では良心枠。女の子みたいだけど勇敢で正義感の強い主人公気質のいいこ。
最終更新:2014年09月01日 21:45