木ノ花(コノハナ)
「だからこそ、誰かが守って救ってあげなければならない。……このまま我慢を重ねては『反逆者』の同志が増えるだけです」
分類
属性
- 属性
- 木、地、霊
- 苦手な属性
- 風、雷、無
概要
メリアスと共に次元の狭間に作られた楽園に住まう花の精霊。
彼の娘であるが父親という意識は低くパートナーといった感覚で、楽園の中核を担う彼らの補佐をしている管理者の一人。
元は聖域の住人であり現世に絶望して現在の地に流れ着いた彼らと異なり、コノハナはこの領域で生まれ育った精霊である。
可憐で小柄な幼い少女の姿をでいい匂いのする桃色の髪を結い髪にし、大きなリボンと花の髪飾りをしている。
ワインレッドの大きな眼にスレンダーな体格をしている。
踊り子風の服装を好んでいたものの、強硬派から実権を奪い取り、新たに木霊の元締めに就任。
女王となってからは豪奢な巫女のような衣装に身を包んでいる。
蹂躙される仲間達、破滅を望む人間たちに憂いと失望の思いを持っていたものの、
多くの精霊・神霊同様異界の住人であり大精霊たる自分達は現世の人間達にあまり手を出すべきではなく放っておけばいいという考えを持っていた穏健派筆頭。
強硬派の住人が聖域進出を切り出した時は止めに入っている。
更に穏健派であり、コノハナとも仲が良かった精霊である
ナタもそれに加担。刃を向けるも逃がしてしまった。
その後も父を含む楽園内に残った強硬派の住人達と対立を深めるものの、ある事情から父を止めることは叶わなかった。
強硬派と一行の交戦の佳境になって登場。
一行や住人たちが避難し終わるまで楽園の維持を担当し、そのまま果てようと考えていたものの……
命の大樹の計らいにより、種となって転生した
かつての父を託され現世に逃がされた。
以後は強硬派から実権を奪い、女王として避難先である島の復興に従事している。
他にも事件の後始末に追われたり、木霊のイメージアップを図ったりと多忙な様子。
ゆくゆくは現在暮らしている避難先の島を「第二の楽園」にしたいと考えているようだ。
性格
見た目に反してお姉さん系であり、ふんわりおっとりとした性格でしっかり者。
しかしながら腹黒く、割と毒舌で時には残酷な判断も平気で行うような黒い一面を持つ。
父親であるメリアスも例外ではなく、彼のヘタレな性格もあってか親として扱われていない。
また小悪魔的な一面を持ち、自らの容姿やかわいらしさを利用してお願いしたりする小悪魔。
自らのスレンダーな体型を気にしており、子供ではないと背伸びをしたがる一面も。
随分と大人びた性格をしているものの、見た目相応しい部分も顕在しており甘いものが大好きでぬいぐるみ好きだったりもする。
というより、大精霊であり管理者の一員と言う人の上に立つ立場上、ただの子供じゃいられないんだと彼女も無理を重ねていた様子。
人間に対する思いは、穏健派筆頭でありながらもやや否定的。
基本的にヒトやヒトの領域への干渉を行うことを好まず、自分たちのテリトリー内で平穏に過ごすことを望む。
彼女にとって「楽園」は理想的な空間であり、ヒトと木霊が共生していくためになくてはならないものと考えている。
主な技・魔法
踊り子のような見た目通り蝶のように舞い、蜂のように刺す一撃離脱の戦術を得意とする軽戦士。
得物は花をあしらったボンボンのように見える一対の毒のナイフ。
他にも多彩な芳香や毒を発することが可能で、これらを用いて戦場を攪乱する。
「桜吹雪」
ひらひらと舞踊り、自身の周囲に桜吹雪を纏わせ姿を隠してしまう。
緊急回避から隠密行動まで幅広く対応できる。
「花祭り」
ひらひらと舞踊り、自身に相手を引きつけて共に躍らせ、魔力を吸い取ってしまう。
効力は踊っている間だけなので引きつけている間は躍り続けなくてはならない。
ふしぎなおどり。
「魅惑の芳香」
桃のような甘く魅惑的な芳香を発する。一種のフェロモンのようなもの。
匂いを嗅いだ相手を魅了し、彼女への敵意をなくさせてしまう。
捕虜となった強硬派構成員たちの反逆防止にも役立てている。
「魔除けの芳香」
ラベンダーの香りにも似た爽やかな芳香を発する。
これは魔物や悪魔、不死者が先天的に苦手とする香りであり、浄化の芳香とも言われる。
香り自体に浄化効果があり、夜の眷属を退けてしまう。
「胡蝶の夢」
気配を薄くした状態からの瞬間的な奇襲攻撃。
小柄な体格を生かして相手の懐に潜り、一撃をお見舞いする。
他にもいろいろある様子。
主な特殊能力・技能
「精霊」
近くの土地や自然が発する霊素(気)に当てられた霊が純化したり、他の霊や大量の霊素を取り込み融合したりすることで生まれる強化霊の一種。
その中でも霊素が司る属性の象徴へ帰依し、その事象を象徴とする化身となった存在のこと。
精霊に特別な効果を持つ攻撃や能力の影響を受ける。
「木属性耐性」
木属性攻撃を無効化する。
「地属性耐性」
地属性攻撃を無効化する。
「気配遮断」
自身の気配をごくごく薄くし行動できる。
「毒分泌」
自身の体から生物に対し有毒な物質を分泌することが出来る。
毒の強度は自在に調節できる。
「仄かな香り」
常にふんわりといいにおいがする。
さまざまな芳香を漂わせることが可能で、戦闘にも使用している。
「ジオコントロール」
大地と接続することでちょっとした気温や土地に流れる霊素の操作が可能。
楽園の管理で身につけたらしい。
ちなみに
- メリアスのパートナーの幼女。長編では逆だったけど実はこっちの方が発言力高い(←
- 話を考えていてもいまいち陰が薄かったので反省。
- 戦闘スタイルは夕星同様の踊り子系。だけど同時に暗殺者系で毒ナイフ使いの恐ろしき幼女。
- 可憐で綺麗な花には棘(毒)があるイメージで作成。
- おしとやかな印象を受けるものの、実際は相当アクティブな小悪魔だったりもする。
- 元ネタは日本神話より女神、「木ノ花咲耶姫」及び彼女が元ネタの大神のキャラクター「木精サクヤ姫」。
最終更新:2014年05月03日 21:51