「リナウェスタが神札たちで溢れかえっている!」
騒ぎを聞き、リナウェスタに駆けつけた一行の前に神札たちが立ちはだかる。
なぜか封印したはずの神札たちまでおり、倒しても消えるだけで神札本体がでてこない。
そう、これは偽者の神札たちだった。
とにもかくにも偽者の神札を使って騒ぎを起こしている犯人がいることには間違いない。
一行は偽者の神札を相手にする班と犯人捜索班に分かれることにし、後者は路地裏に逃げ込む影を追いかける。追い詰めた先にいたのはなんと
ヴィダスタ。
しかし彼女からもうひとつの別の声が聞こえる。それはオリュンポス12神が一人、
アテーナーであり、この事件の真犯人だった。
アテーナーのせいで身体の自由がきかないというヴィダスタ。
「アテーナーは、ヴィダスタを寄り代にしている。」
その
ムーサの一言で、騒ぎは更に拡大。
神札は何かを寄り代とし具現化することで初めてその力を奮うことができる。そしてそんな神札たちを封印する方法はダメージを与え寄り代を破壊し、神札本体をむき出しにすること。
やむを得ずヴィダスタ(寄り代)を「破壊」しようとする者と、ヴィダスタ(仲間)を護ろうとする者との間で更に戦闘が繰り広げられるのであった。
一方その頃、その騒ぎの中心からすこし離れた場所で偽者の神札を相手にしていた班の前に、神札
ヘラクレスが現れ加勢していた。
どちらでも激しい戦闘が繰り広げられる。そしてその騒ぎは終わると同時に街の中央広場で合流してしまうのであった。
激しい戦闘の果てに一行はぼろぼろでまともに動けない状況となってしまった。
その中でまともに動ける正義感の強いヘラクレスは、騒ぎの原因であるアテーナーの寄り代を破壊を決意。
「すまない。君たちの大事なものを壊すよ。」
一行の心中を察し、涙を流しながら、ヘラクレスはヴィダスタが持っていたデッキブラシを叩き割る。
一行「(゜Д゜)ポカーン」
そう、寄り代はヴィダスタそのものではなく、ヴィダスタの手から離れなくなったデッキブラシだった。
こうしてアテーナー専用の画用紙(スケーディオカルディ)と化したリナウェスタに、再び平穏が訪れたのであった・・・。
最終更新:2013年12月02日 20:54