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ココロを支配するもの byうっでぃ

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前回の「前書き」の続きで本編にはいります。

ココロを支配するもの
      • ピーポピーポ。荒れ果てたカンニングシティ中に響き渡る、サイレンの音。
事件はすでに起こっていた、この事件は、ギルドFULLHOUSEをどん底に陥れる、史上最悪の事件。

その事件の名は、反逆虐殺事件。名の通り、FULLHOUSEの誰かが仲間を殺した。というもの。なぜどうしてかは、ここでは明確にしない。ただ、“気持ち”の問題だからだ。

殺された仲間の名は、アルバート=キル。かの、ビクトリアアイランドを一時期恐怖に沈めた、最凶の相手である「ネクロマンサー」を封印している一人であった。

レイ:・・・・ぐぁぁ、誰だ?俺にこんなことするのは。
???:知らなくて結構だ。おまえはよく働いたよ。ヒッヒ
レイ:何故、俺が逃げなきゃならない。何故、俺が友を殺さなきゃならない・・・!
???:フフフッ・・・。お前、何も分かってないんだなぁ。ああ、おもしれぇ人殺しだ。なぁ?レイさんよ
レイ:ぐっ・・・・。ドサッ
レイ=ワトソンは倒れこんだ。彼は・・・、反逆虐殺事件を起こした犯人である。
それはすでに公になっている。が、彼自身「何故このような事件を起こしたのか?」という疑問で心が支配されている。  

実は、レイとキルは大の親友であって、それはギルドFULLHOUSEでも有名な事だ。現に、俺もレイとキルが一緒にクエストをこなしている場面を見た。レイがキルを殺すなんて本当に信じがたい。というか、信じたくない・・・。

俺は、そんなキルの死体を埋葬しにカンニングシティのはずれへ向かった。
紹介が遅れたが、俺の名は、ライズ=ワトソン。レイの弟だ・・。

ライズ:なぁ、マスター。俺、兄貴を殺すかもしれない。
マスターっていうのは、そのまんまギルドFULLHOUSEのマスターである。ハキュ=オウルだ。
ハキュ:でもさ、確かに、君の兄貴が、キルを殺したのかもしれないけど、なにか理由があったんじゃないか?
ライズ:人殺しは、人殺しだよ。
ハキュ:そうじゃなくて、“狂気”のこと言ってんのね。
ライズ:・・・!!
そのとき、俺は「あるクエスト」を思い出した。

「あるクエスト」

「あるクエスト」

内容は、モンスターからの襲撃を阻止するというもの。今のカンニングシティじゃよくあることだ。
そして、そのクエストを受けたのは、俺とキルとレイの三人だ。しかしこれは俺にとって初参加のクエスト。失敗はしたくないし、足手まといも嫌だ。
そんな俺が同行した理由は、兄貴の動きをしっかりとこの目で見るため。
 俺と兄貴の差は激しすぎる、才能から、なにもかも。
でも、俺は、そんな兄貴を超えることが目標だ。その負けん気が同行させたといっていい。

レイ:やっぱり、お前は家に帰ったほうがいいんじゃないかー?
ライズ:うっせぇ、大きなお世話だこのやろー! 俺はな、世のため人のために働くために力をつけたいんだよっ、兄貴には一生わかんねぇことだ!。
こいつ・・、俺が同行した理由知ってやがるな。だからきっとからかってんだ。
キル:仲良くやれよぉー、お前ら、この世にたった2人しかいない兄弟なんだからさー。
ライズ:うっ・・、キルさあああん。
レイ:ぁ、またキルに泣きついたな(笑)
ライズ:ぐっ・・・
キル:そんなことより・・・、モンスターの咆哮が聞こえる。
(怖い(泣)帰りたい(涙)。でも、俺はみなきゃ兄貴にまた馬鹿にされる。)
レイ:そうだな。ここまで襲撃してくるとは、予想以上だ。 本当にライズは帰ったほうがいいかもしれないな。
ライズ:いや・・・・、行くぞ!俺
レイ:よく言った。
ライズ:へへへっ
やっぱり兄貴に少しでも認められるのは、すごくうれしい。それが弟というものなのだろうか。
キル:よーし、じゃあライズは、この岩陰に隠れててね。
ライズ:合点了解!任務を遂行します。・・・ササッ
このとき俺は、何も分かっていなかった。本当に、すべて。

レイ:こっからが正念場っと。
レイが手裏剣を出す・・・、と一瞬にしてモンスターが消えた。やはり天才の名は伊達じゃない。
ライズ:す、すげぇ・・・。
キル:さすがレイだな。このままいけば順調だ。
キルも短剣をだし、10mは距離があろうかというモンスターを切り刻んだ。
実は、キルは、“最速”の短剣つかいだった。
(やっぱり、俺との差は激しい・・・、か。クソッ!)
レイ:おい、キル。あれ見ろよ・・・。
キル:ん?・・・・!? なんで、こんなところにウェアウルフが?!
レイ:異常だ。きっとあいつが、今回のクエストの発端・・・!!
兄貴は、分析も早かった。それだけ、天才の力を使って、クエストをこなしてきたからだ。
すぐさま、レイが手裏剣でウェアウルフを攻撃した。もちろん一瞬の動作で。
しかし、ウェアウルフの様子がおかしい。もう・・・、死んでる?のか?まるで生気を感じられない。

しかし、攻撃はあたった。これはどういうことだろうか。
ウェアウルフも、おかしいながらに応戦してくる。 兄貴も生気のなさを感じ取ったのか、ウェアウルフの攻撃を避けようとしない。いや、できなかった。
ウェアウルフは、かなり強い狼。何人もの犠牲者がでてる。

レイ:ぐああああ!
キル:おい、大丈夫か?!  この野郎!!
キルが、ウェアウルフにとどめを刺した。

でも、問題はそこじゃない。レイが、問題だった。攻撃を避けきれなかったことじゃない。

―もっと重要な問題が、このクエストに隠れていた。


狂気


 狂気。そう、俺と兄貴がウェアウルフの生気を感じなかった理由。

つまりウェアウルフは、モンスターではない。今はそう確信している。
兄貴がキルを殺すまでに、性格が突然変異したのが、ウェアウルフの攻撃を食らってからだからだ。

あのウェアウルフは、“狂気”そのもの。兄貴は、その攻撃を食らったことで、“狂気”に支配されてしまった。

これがキルを殺した理由と考えて間違いない。

ライズ:わかったよ。マスター。
ハキュ:君ならわかると思ってたよ。俺も君と話すまで、確信にたどり着けなかったけど、やっぱり弟さんとは、話してみるものだな。
ライズ:事が進まなきゃ、意味がない、よな。
ハキュ:ああ、ライズ君は、これからダーク=ロードさんのところへ向ってもらうよ。
ライズ:へ?俺は一刻も早く、兄貴と話をつけなきゃいけないんだよ!
ハキュ:あいつは、キルを殺したんだぜ?いつ、攻撃を仕掛けてきてもおかしくない。それに、レイには、今“狂気”が宿ってる。
俺は、自分の無力感を知った。もし、今、もっと強かったんなら、兄貴をこっちの世界へ引き戻せるのに・・。 でも、マスターが言ってることは適切だ。今の俺では、兄貴のところへいっても無意味だと、心から感じた。
ライズ:そうだね・・・、分ったよ。すぐに力つけて帰ってくる。
ハキュ:ちなみにダーク=ロードさんは、この町のカフェにいるよ。
ライズ:知ってる知ってる。 あの人、あの場所大好きだもん。
ハキュ:じゃ、行ってらっしゃい。
ライズ:おう!

俺は、すぐさまダーク=ロードさんのところへ向った。 はやく力がほしい。その一心で。

ライズ:ダーク=ロード・・・さーん?居ますかー?
ダーク:お?この声は、レイの弟か?
ライズ:はい!そうです。
ダーク:ふむ。ハキュから連絡があった。 んーとじゃあそこの置いてある手裏剣取って俺に向かって投げてみろ。
ライズ:はい、分りました。
どおおおおりやああああああ!!!
ダーク:HAHAHA、はやく投げろって(笑)
ライズ:重すぎるんですけど!!
ダーク:慣れてない証拠だな。HAHAHA(笑) ちなみにレイは、すぐさまやってのけたけどなー?
ライズ:?!
(力がほしい・・・・・ッ !)
ライズ:うおおおおおおお!
ダーク:そう力んじゃ持っても使い道ないよー?
ライズ:俺は、力が欲しい!!力がほしい!!! 兄貴なんかに負けるかああああ、畜生―!!
ダーク:・・・。
ダーク:ぉ、もてたじゃん。
ライズ:あ、あれ? もてた(笑)
(なんでだろう・・・?)
ダーク:その手裏剣は強い想いを持ってなきゃ、使えない代物なんだよ。君の兄貴に負けたくないって気持ちがよほど強かったんだねぇ。
ライズ:よしっ、じゃあ早速修行をお願いします。
ダーク:なめてんじゃないよ?
ライズ:え?
ダーク:その手裏剣は、君にあげるけど、俺は一切修行なんぞ手伝わない。
ライズ:えええええええええええ??
ダーク:だから、俺は“手伝わない”。レイもそうだったんだから。
ライズ:わかりましt・・・。
ったく、どうすりゃいいんだ?この手裏剣だけで・・・。
ダーク:今、どうすりゃいいんだ?って思ったろ。
ライズ:は、はい。(なんでわかったんだろ・・。)
ダーク:まぁ、モンスターを倒すんだけど。それじゃあ兄貴にたどりつくまで10年以上かかるかな?
ライズ:1週間で追いつきます。
ダーク:その意気だ。
ダーク:じゃあ、モンスターていうか、俺の分身を殺すまで、闘ってらっしゃい。これなら、分身を倒したときに力を手に入れられる。
ライズ:で、分身というのはどこに?
ダーク:ついてこいっ!

妙に薄暗い洞窟。光といったら、焚火くらいで、真夜中みたいだ。
その闇の中、うごめくダーク=ロードの影がいた。
ダーク:じゃあ、何日かかろうと構わないから、コイツを倒してみろ。
ライズ:よっしゃあああ!
吠えた瞬間、ライズは手裏剣で渾身の攻撃をする。

影は、どうやらよけもしないで、馬鹿にしているようだ。

ダーク=ロードの影が、すばやくちかずいてくる。体術の構えだった。

ライズも応戦の構え。影の蹴り、動きはそこまで速くないものの、ライズは防御しきれなかった。
(くそ・・。強い・・!)
さらに影の怒涛の攻撃。蹴りが三発顔にはいり、さらに腹にも10発は入った。
(動きが、早すぎる・・・っ)
ダーク=ロードは何も教えてくれない。ただ、見てるだけ。
これは予想以上に苦しい修行だった。

―そして、影に後ろを取られ、気絶した。

目が覚めると、ダーク=ロードが目の前に立っていた。
きっと俺をここまで運んできてくれたのだろう。
ダーク:まぁ、最初はこんなもんだ。
ライズ:俺、分ったよ。あいつの対処法。
ダーク:じゃあ明日、またここでやるぞ。
―負けたけど、心はすかっとしている。この青空がきれいだからだろうか?


ダーク=ロードの課題

チュンチュンと、雀の鳴き声が聞こえる。今日もまた、ダーク=ロードの分身を倒すという、課題・・・、だけど、勝算はある。今日は負ける気がしない。

また妙に薄暗い洞窟にたどり着いた。そこにはいつも“見るだけ”のダーク=ロードがいた。

ダーク:おはよう。すぐにはじめるぞ。
ライズ:はい!
(今日は、まけねーんだな、これが。)

ダーク=ロードが光を放ち、分身が現れた。
すると、すぐさま手裏剣で攻撃を仕掛けてきた。ライズも手裏剣で応戦。最早、打ち合いだった。  キキンッと音が洞窟に反響し、今度はライズが分身めがけて突撃した。

体術なら勝てると踏んだのだろう。  

手を交差し、地面に両手をつけて、その反動で足を鞭のように振り回し、左足を使って分身の腹をめがけて攻撃した。分身もしっかりと左手でガードする。ライズは、それを見越して次なる右足の連弾を繰り出した。しかし、分身も右手でガード。

ライズは交差していた両手を離し、つかまれた足を軸にして、分身を半回転させ、脳天を直撃した。

(よしっ・・・!)
そして手裏剣でとどめを刺そうとした瞬間、分身からの反撃。気がついたら足を両手でつかまれていた。そのまんますごい力で両足を持ち上げられる。
(や、やべっ・・・。)
このままいけばライズがやったように脳天直撃を食らってしまう。危機感を覚え、つかまれていない両手でスリーパーホールド。体を前に倒し、分身をなぎ倒す。

ダーク:・・・・。
ライズは自分自身で分かっていないようだが、レイ以上に天才なのかもしれない。と
ダーク=ロードはそんなことを黙って考えていた。

さすがの分身も、もう両手を離し、ライズが上に乗っている状態で、身動きができない。
ライズ:とどめだ!!
ライズの渾身の拳を分身の顔にぶちこんだ。
分身の体力が限界に達し、―光となって消えた。

ライズ:やったぞおお!
ダーク:よくやった。お前はレイ以上に天才だよ。
ライズ:え?
ダーク:手裏剣の扱いはまだ荒いが、体術だけに関しては天才的だ。俺やレイ以上だろう。
ライズ:じゃあ兄貴に認めてもらえるかな?
ダーク:たぶんな・・。
ダーク:それはさておき。力を与えよう。
ダーク=ロードがさっき、分身を召喚した時のように、光の錬成陣のようなものが、ライズを包む。

―ライズの背中に影がついた。

ダーク:この呪文は「影の従事者―シャドー・パートナー―」だ。
ライズ:え、すげええええ。
ダーク:なにもかも、マネして動く。お前の体術もコイツがさらに生かしてくれるだろう。
ライズ:兄貴もこの呪文使えるの?
ダーク:かなりの使い手だよ。
(これで、すこしは追いついたのかな。)
ダーク:さて、そろそろ兄貴に会いたくなったころじゃないか?
ライズ:う、うん。
ダーク:目撃情報によると、今は戦士の住まう町、ぺリオンにいるらしい。
ライズ;ぺリオンか・・・。よし、行く。
ダーク:闘って勝ってこい!奴に宿っている狂気を追い払うんだ。

―運命の戦いの幕開けだ。












☆次回作乞うご期待。
  • ハキュ=オウルwwwwwwwwwwwwwww -- 元帥 (2008-08-29 17:05:22)
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