ふたば系ゆっくりいじめ 1349 別れ

 ・またHENTAIです。これと後一作でしばらくHENTAIはおいとこうか
 ・「ふたば系ゆっくりいじめ 1301 帰ってこないあの日々」の続きです。これでラストの予定
 ・ギャグ有り
 ・虐待なし…次はちゃんと書くよ、虐待物。
 ・相変わらず希少種愛でです





やあみんな、最近現世と天国を行ったりきたりしているお兄さんです。
家のゆっくり達に追い回されたり、永遠にゆっくりしてしまったフラン達に引導を渡されかけたりで
俺はもう駄目っぽい。

それを察してかどうかは知らないが、最近家のゆっくり達の様子がおかしいんだ。
最近俺の顔を見る度にほうっとした顔になったり、必死に嫌がったら意外と素直に引きさがったりで
いつもと様子がおかしいんだ。

一体何なんだろう?









別れ










てんこは最近自分がおかしくなってきている事に気が付いていた。

「ハァ…」「げらげら…」

それはうどんげもだった。
てんこもうどんげもお兄さんが大好きだった。いっぱいちゅっちゅしたり、いっぱいだきだき
したらとてもゆっくりした気分になる。
だが最近だ、ちゅっちゅやだきだきでは満たされなくなってきたのだ。
どれだけちゅっちゅしてもてんこに対するお兄さんの態度は小さな妹の面倒をみる
優しい兄の態度である事に気付いたのだ。

「うぅぅぅぅぅ…こんなに大好きなのになんでお兄さんはてんこを愛してくれないの?」
「げらげら!!(れいせんもたくさん愛してよ!!)」

二人はもう、妹のようにかわいがってもらうような扱いを受けるのが嫌になったのだ。
恋人として扱って欲しい!!二人はそう考えるようになってきていた。

「どんなにす~りす~りしても!!どんなにちゅっちゅしてもお兄さんは
『何時まで経ってもあかちゃんだなぁ』だよ!!このままじゃいつまで経っても振り向いてくれないよ!!」
「げらげら!!(れいせんたちに魅力がないからなの?)」

二人はどうすれば振り向いてくれるか必死に考えた。
そして、てんこが結論を導きだした。

「そうだ!!すっきりーしてもう子供じゃなくていっぱしのレディーだって見せつければいいんだよ!!」
「ゲラゲラ!!(でもお兄さんはすっきりさせてくれないよ!!絶対やらないって!!)」
「うぅぅぅぅ、こうなったら既成事実を作って…」
「げら!!(ちょっとまって!!)」

うどんげがてんこの意気込みを制止した

「ゆぅ?なにうどんげ?」
「ゲラゲラ!!ゲラゲラ!!(お隣のお兄さんから聞いたお兄さんの昔のお話を思い出したよ!!たしか…)

うどんげがお兄さんの身に昔あったお話を語りだした。
以前飼っていたふらんとれみりゃがすっきりーして死んだこと
お兄さんがそれでしばらく落ち込んでいた事など赤裸々に語った。
てんこはその話を真面目な顔で聞いていた

「ゲラゲラ!!(お話は以上だよ!!)」

うどんげのお話が終わった。
てんこの顔は今にも泣きそうな顔になっていた

「ゆぐぅ…ぐすんぐすん…おにいさんがかなしいめにあってたなんて…ぐすん…」
「げらげら…(れいせんもお隣のお兄さんから聞かされた時は泣いちゃったよ…)」
「でも!!」
「げら?」
「てんこは我慢できないよ!!お兄さんとすっきりーしたい!!したくてしたくてもう胸さんが
張り裂けそうだよ!!すっきりできたら死んでも良い!!」
「げら!!(れいせんもだよ!!)」
「…おにいさんに怒られちゃうね、俺を置いていくなって。」
「げら…(そうだよね、お兄さんが悲しむ所なんて見たくないよ…)」
「お兄さん、ごめんなさい。後でお尻ぺんぺんをたくさん受けます。
もうだきだきちゅっちゅ禁止で良いです。お兄さんの愛を下さい」
「げら…(下さい)」

二人は決意した。




「おにいさぁぁぁぁん!!」
「げらげら!!(おにいさぁぁぁぁん!!)」

俺が振り向くとてんことうどんげが珍しくゆっくりとした足取りでこっちに近づいてきた。
何時もならジャンプしながら飛びこんでくるのに…。

「お兄さん!!てんことうどんげが一緒になってゆっくりできるお薬さん作ったよ!!飲んでね!!飲んでね!!」
「げらげら!!(真心たっぷりだよ!!)」

あの二人が合作?初めての事だと思った。
何時もならてんこが外科的なアタック、うどんげが内科的なアタックをしてきた。
しかも今回は二人の合作と言い張るだけあってまともな色をしているし、怪しげな叫び声も
聞こえてこない。
今回はまともそうなんだが、今回に限っては本能が絶対飲むなと囁いてきた。

「いや…俺はなんか今日しんどいし、眠いから」
「だったらこのお薬でもっとす~やす~やできるよ!!さあ飲んでね!!」
「げらげら!!(早く飲んで飲んで!!)」

今回はなかなか引き下がらないなぁ…

「いや本当に…」

だき!!だき!!

てんことウドンゲが俺の脚に抱きついてきた。二人の身長ではここまでが限界なのだ。
そして涙目で俺の顔を見て言った。

「お兄さん…ぐすん…てんこが…ぐすんぐすん…嫌いになっちゃったの…ぐすん…
だからてんことうどんげの真心の…ぐすん…こもったお薬さんを…ぐすん…飲んでくれないの?」
「げら…ぐすん…げら…ぐすん(れいせんを捨てちゃうの?そんなの嫌だよ…)」

ここまで言われたら飲むしかない…おれはそう考えると覚悟を決めて飲んだ。

「んっぐんっぐ…あれ?今回はまともだ」
「でしょでしょ!!最高傑作なんだから!!」
「げらげら!!」

何時も変な薬を飲まされてあの世にいるフランに追い回されているパターンを繰り返す
俺にとってはなんとも微妙な所だ。
まあ辺に体を壊すよりはいいか…

「しかし今日は槍でも降ってくるんじゃな…い…」

あれ?なんかすごく眠い…体が鉛のようだ。
やっぱりさっきの薬かな?なんかすごく眠くなってきた…

「お兄さん!!このお薬はたっぷり眠れるようになるお薬だよ!!ベッドで横になるといいよ!!」
「げらげら!!(ベッド!!ベッド!!)」
「う…ん…そうか、じゃあ俺はベッド寝てるから」
「は~い、ゆっくりお休みなさい!!」

俺はてんこに寝ることを言うと、ベッドに横になりすぐに眠りの世界へと旅立った…。




「うどんげ、うまくいったね」
「げら」
「本当はてんこ達をいっぱいぎゅってして欲しかったけど…どうやっても無理だよね」
「げら…」
「でも、好きな人といっぱい、いぃぃっぱいすっきりできるならそれでもいいよね」
「げら」
「じゃあ、はじめよっか」「げら」

二人はお互いの顔を見合わせると、お兄さんの服を脱がし始めすっぽんぽんにした。
そして自分達も下着も含めて全部脱ぐと、お兄さんの上にまたがった。

「ごめんなさい、おにいさん…」「げら…」

二人はお兄さんの頬にキスをした。






「あれ…結局またきちゃったよ…」

おれは気が付くと最近良く来る羽目になったあの世にきていた。
相も変わらず花が咲き乱れ、その中央を横断するかの様に小川が流れていた。

「いつもならここであいつらがくるんだが…お、あそこにいた」

小川に足を付けるようにして故ゆっくりのふらんとれみりゃが腰かけていた。
いつもなら俺に引導を渡そうと俺を追いまわすのに、一体どうしたんだ?

「うー、おにいさん、ここにすわる」

ふらんが俺に横に座るように言ってきた。
いつもと様子がおかしいふらんの言葉におれは素直に従った。

「一体どうしたんだ?いつもなら…」
「おにいさん、ふらんとれみりゃがえいえんにゆっくりしちゃったとき、やっぱりかなしんだ?」

ふらんがいきなりそんな事を聞いてきた。れみりゃは顔をうつ向けたままだ。
俺はふらんの問いに真面目に答えた

「悲しかったよ、身が引き裂かれるような思いだったよ。俺が何も知らずにお前達を
殺したようなものだったから何度も墓前で謝った」
「ふらんたちもしらなかったからそれはおたがいだよ。でもね、ふらんもおねえさまも
おにいさんといっぱいあいをしたかったの。それだけはわすれないで」
「れみりゃはおにいさんといっぱいあいしあえた…これだけでしあわせなんだど」

俺は何故急にそんな事を聞いてきたのか気になり、ふらん達に聞こうとした

「一体どうしたん…うお!!」

またいつもの光が俺の足元にやってきた

「おにいさん、おにいさんにとってはたいへんつらいことだけど…あのこたちをゆるしてあげて」
「一体なんの!!」

そこで俺の体は光の中に引きずりこまれた。



「…おねえちゃん…」
「なに、おねえさま」
「あのこたちをたすけてあげられないのかだどぉ…」
「なにいってるの?わたしたちはみることしかできないのよ、ここからおにいさんを」
「でぼぉ」
「でももなにもない。…ここからはあのこたちしだいだよ…」

ふらんとれみりゃは小川から覗ける下界の様子を見つめていた。
今ちょうどすっきりーが終わった所だった。






うう、視界が歪む…
俺は重く、そして眠い目を擦りながらじょじょにクリアになっていく視界で辺りを見回した。
鈍くなった俺の体の感覚がほんのわずかだが何かが乗っている重みと温かさを感じる。
少し遠くなっている俺の耳がなにかに喘ぐ女の声のような物を感じ取った。

「…………よぉ、……いよぉぉぉぉ!!」

そして感覚・聴覚・視覚が少しずつまともになっていくにつれ、俺はそれが何か理解し始めた。
それは…おれが二度と味わいたくないと決意したはずの…悪夢だった。

「すっきりぃぃぃぃぃぃぃ!!」

この言葉と同時に俺の感覚は完全に元に戻った。
視界には全裸で俺の胸の中で横になっているてんことうどんげの入ってきた。
その体全体には独特の臭いを放つ何かが全身にへばりついていた。おそらく一回やそこらではないだろう。

「てんこ…うどんげ…お前達何をしている?」
「おにい…さん?お目覚めがはやいよ…」
「げら…げら…」

呼吸を乱しながら二人は応えた。
俺の頭は、この二人が何をやったか二人の様子ですぐに分かった。
だが、俺は受け入れがたかった。認めたくなかったのだ。

「お前達…まさかすっきりしたのか?」
「…ごめんなさい」「げら…」

俺は怒るというより泣くような声を上げた

「お前達!!…お前達はゆっくりなんだぞ!!俺とすっきりしたら死ぬんだぞ!!なのになんでだ!!」

ふたりは顔をうつ向けながら答えた。

「…もう、我慢できなかったからだよ…お兄さんの愛が…とってもとっても欲しかったんだよ…」
「げら…」
「いつもお前達と一緒に遊んであげたろ?」
「でも、お兄さんはてんこ達を恋人のように扱ってくれなかったよ…
そんなことを考えていたらね…てんこ達、愛してもらえないと思って…」

俺はてんこの言葉ではっとした。
結局…俺が原因だったのだ…。俺がてんこ達の思いにキチンと応えてればこんなことに
ならなかったかもしれないのだ。
だが、俺は二人をまるで妹のように扱い、ぞんざいに扱っていたのかもしれない。
もしきちんと二人の思いに応えていたら、こんな事にはならなかったかも知れないのに…

気付いたら、俺は二人を抱きしめながら泣いていた。

「ごめんな…ごめんな…」
「お兄さんはなんにも悪くないよ…てんこ達が我儘だっただけだよ…」
「げらげら…(ごめんなさい、お兄さん…)」



俺は二人を抱きしめながら思い出話を始めていた。別れを惜しむように…。
初めて家にやってきたこと。
うどんげが近所に住み着いた野良にいじめられた事。
二人が心を開くきっかけになった『野良ゆっくりお家宣言事件』
二人がやたら張り合う事になった『お兄さん大好き事件』
今思えばこの時点で二人の思いに応えてやればよかったと思った。

「あの時は尻に餡子を入れられるとは思わなかったよ」
「ううぅぅぅ、あの時は…」
「げらげら(ヒーローアニメの情報を本当に参考にするなんてほんとてんこは駄目ゆっくりだね!)
「なにいってるのうどんげ!!うどんげだってテレビさんのいうことを真に受けてお薬さんを」
「げぇぇぇらぁぁぁぁ!!(それは言わない約束でしょぉぉぉぉぉ!!)」
「たははははは!!」

三人とも真っ裸で楽しく笑いあった。俺の胸にうずくまるように俺に抱きついてくる二人の体は
少々臭うがとても温かいものだった。


何時までもこの時が続けば良かったと思った…。
だが、時がそれを許さなかった


「…お兄さん…そろそろ…みたい…」

てんこが話の腰をおってそう言った。

「げら…げら…(体が…とってもだるいよ…)」

うどんげも体がしんどそうな顔で言った。

「そうか…」

俺はそう呟いた。思い出話で少しでもこの悲しみから逃れられた思いが現実に戻ってきた。

「おにい…さん…だいすき…だよ…」
「げら…げら…(れいせん…もだよ…)」

二人が眠りにつきそうか顔で俺の顔を向いてきた。

気が付いたら、俺は二人を思いっきり抱きしめていた。

「永遠にゆっくりするな!!てんこ!!うどんげ!!俺はお前達ともっとゆっくりしたい!!
もっと一緒に遊んでやりたい!!もっと美味しいものを一緒に食べたい!!なぜなら俺は…」

俺の口は自分の本能に従うように続いた。

「…二人が…二人が大好きだからだ!!愛している!!だから逝くな!!」

一瞬、二人の目が大きく見開かれた。
だがまた眠たそうな顔に戻った。そしてとても小さな声で答えた。

「…てんこも…おにいさん…を…あいします…いっぱい…いっぱい…あいします」
「げら…(あいします…)」
「だろ!!だから逝かないでくれ!!てんこ!!うどんげ!!」

俺は二人を抱きしめながら必死に声をかける。
だが二人の瞼は更にどんどん重くなっていき…

「ごめん…ね…」
「げ…ら…」

二人は完全に目を閉じた…。


俺は必死に体をさすった。ゆらしもした。
だが、二人はまるで人形のように目を閉じたままだった。
必死に呼びかけもした。だが応えない。
体温はまだ温かかった。だが冷たくなるのも時間の問題かも知れない。

「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぁ!!すまん!!てんこぉぉぉぉぉぉ!!うどんげぇぇぇぇぇ!!」

俺は二人を顔に近づけ、号泣した。
もうあの二人と同じことを繰り返さない。そうきめていたのにこの結果を招いた。
もうこんなに号泣しない。そうきめていたのに号泣した。

俺はひとしきり泣きまくり、泣き疲れていたのか二人を抱きしめたまま眠ってしまった…。




夢の中…

「さよならお兄さん!!大好きだったよ!!」
「げらげら!!(さよぉぉならぁぁ!!)」
「待ってくれ!!いくな!!逝かないでくれ!!」

俺はどんどん遠ざかっていく二人を追いかけていた。だが二人は俺の足では間に合わない程
早く遠ざかっていった。

「待ってくれ!!てんこぉぉぉぉ!!うどんげぇぇぇ!!」

どんなに叫んでも二人はどんどん離れていき、ついに何も見えないぐらい遠くへ言ってしまった。

「てんこ…うどんげ…」

俺はその場で膝をつき、手をつき、俯きながら泣いた。ひたすら泣いた。
時間の感覚が分からなくなるほど泣いた。

どれだけ泣いたか分からなくなるほど泣いたその時である。

「お兄さん、泣いちゃだめ。ほら、てんこなら戻ってきたよ」
「げらげら(泣いちゃうなんて泣き虫さんだね!!)」

俺の横に二人が立っていた。
俺はゆっくりしてない速さで二人抱き上げた

「てんこぉぉ!!うどんげぇぇ!!もう離さないぞ!!もうどこにもいかさないぞぉぉぉ!!」
「うん!!てんこもずっとお兄さんといる!!」
「れいせんも一緒にいます!!大好きですお兄さん!!」

俺は今まで泣いていたのが嘘のように二人を精いっぱい抱きしめた。

ああてんこ、うどんげ、ごめんよ!!俺が悪かったよ!!これからは一緒にいような!!
…あれ?二人ともこんなに重かったっけ?温かいのは温かいけどここまでくるとなんか暑い
いや、錯覚とかそんなんじゃなくていま間違いなく暑いって
くぅぅぅぅ!!もう限界だ!!





「暑いぃぃぃ!!」
「あ!…ん」
「う…ん」

ドタン!!ドタン!!

俺は俺の上にのっている何かをどかすようにして目を覚ました。
最初は今の光景が夢だったということを理解すると落ち込んだ。
次に二人の墓をつくらないといけないなと考えた俺は胸の中で逝った二人がいるはずの所をみた…が。

「…いない?」

俺は二人が俺の上にいない事に気付き辺りを見回始めた。

どこにも転がっていない!!死体が消える事なんて…ん?

俺はベッドの脇から伸びる腕を見つけた。
最初はてんこかうどんげのものでないかと考えたが、その考えはすぐに消えた

てんこ達の腕にしては長くて細い、まるで人間の女性のような腕だったのだ。

「あいっ…つ…もうなによ…」

その言葉を引き金にベッド脇から女性が現れた。
すらりと伸びた手足、豊満な胸、そして青い髪に赤い瞳。

「えっと、どなた?」

俺の顔に女性の足が飛んできた

「ちょっとお兄さん!!てんこを忘れたの?あんなに昨日愛し合ったのに!?
ひどいぃぃぃぃぃ!!あんまりだぁぁぁぁぁ!!」
「え?てんこ?」

俺には訳が分からなかった。
昨日死んだと思って号泣したてんこが人間の女性とあまり変わらない姿になって今俺を首根っこを
締めているのだ。
しかもなんか性格がちょっと変わってやいませんか?

「く…くるし…」
「ちょっとやめなさい!!お兄さんが死んじゃうでしょ!!」

後ろから別の声が聞こえてきた。
俺は後ろを振り返るとそこにはてんこと負けず劣らずの姿のうさみみの女性がいた。
…あれ?ウサ耳?…もしかしてうどんげ?
あれ?うどんげって喋れたっけ?
うどんげの姿を見たてんこは俺の首に回した手を緩めた。

「ちょっとだれよあなた!!てんことお兄さんの愛の育みの邪魔をしないでくれる?」
「そういうあなたこそだれよ!!れいせんとお兄さんの邪魔をしないでくれる?」

お互いが顔を睨みあったが、先の会話の内容をふと思い出したのか急に睨め会うのをやめ
互いに指を刺しあった

「え?うどんげ?」
「ん?てんこ?」
「ちょっとどうしたのうどんげ?普通に喋れるようになっているし、なんか大きくなっているわよ?」
「そういうてんここそ大きくなっているじゃない」
「「え?」」

二人はその格好のまま俺の部屋にある鏡の前まで行き、自分の姿を改めて確認した

「「なによこれぇぇぇぇぇぇ!!」」

それは俺が聞きたいって…
そんな事を心の中で突っ込んでいると二人は何か話し合いを始めると、その場で俺の方を向き
正座をした。

「お兄さん、昨日はごめんなさい」「心配かけて本当にごめんなさい」

そう言って二人は頭を下げた。あれ?前より頭良くなってないか?
…ん?あれ?謝っているのになんで何か企んでいるような顔をしているの?

「たっぷり反省しましたから、てんこと」「れいせんに」
「「たっぷりお仕置きしてねぇぇぇぇ!!」」

二人は俺の所に飛びこんできた。
何時もならその幼児体型が相まって欲情することなんかないのだが、今は豊満な女性の体。
俺の理性は一瞬にしてすっ飛んだ。



それから数日後…

「お兄さん、またいつものレポートがきているわよ!!」

てんこが俺にゆっくりレポートを手渡してきた。
あれから俺達三人は何事もなかったかの様に過ごしている。ただ変わったことがあるとすれば
てんことれいせんが家事・掃除・洗濯のお手伝いをしてくれるようになったからだ。
人間の女性とあまり差がない体になってからやたらハイスペックになったのだ。
お向かいのお兄さんやお隣のお兄さんに家の子達を見せたらいつも「え?本当にあの子達?」
と聞かれるぐらいだ。俺も未だにあの変化には驚いているんだ、当然だ

「あ、お兄さん。すみませんが足を上げてもらえませんか?」

掃除中のれいせんだ。掃除機を使って綺麗に掃除してくれる。
また邪魔になるのはいけないと思い、俺は食卓の椅子に座り、今届いたレポートに目を向けた
今日の特集は「ついに解明!!後期型胴つきゆっくりの全貌だった」


ゆっくりの胴つきには初期型と後期型があるのは皆さん知っている事であろう。
今までは初期型のみ解明されてきたがついに!!ゆっくり研究所は後期型ゆっくりの謎を解き明かした。
ようやく発見した後期型ゆっくりをレントゲン、CTなどで解明した所、なんと!!人間の
臓器に当たる形に形勢された中身が見つかった。
餡子やカスタードで出来上がった心臓・腸、ここまでくると完全に未知の世界だ。
だが驚くのはここからだ。我々はまさかと思い、人間の精子を子宮に当たるであろう部分に注入した。
するとどうだ!!翌日、実験体のゆっくりは人間の女性とほぼ同じ大きさになっていたのだ。
我々は驚き、再び実験体をスキャンにかけた所、驚愕の事実を発見した!!
そこに映っていたのはなんと!!甘菓子で出来た骨、厚いチューインガムでできた心臓
そしてキャンディーで出来た血管だった!!
ゆっくりが自ら選んだ進化への道、それは人間に近づくことだったのだのかもしれない。
事実この実験体の身体能力、知能は人間には及ばないものの高水準のゆっくりの平均値を
二倍突き放すかのようなデータを残している。
ゆっくりは犬に変わる私達の新しいパートナーとなるのか?
果ては人間と敵対するためのものなのか?
現段階では仮説の域を超えないが私達は引き続き、ゆっくりの謎を解き明かしていきたい!!

編集者:ブレあき


「へぇー、なるほどなぁ。だからか…」
「これ面白い?お兄さん」

てんこが俺の後ろから聞いてきた

「うん?まあ眉唾ものだなぁ。だってこの編集者の趣味の所を見てみろよ『きめぇ丸と頭を振ること』
って書いているんだぜ。絶対まともじゃないぜ」
「あははは、なにそれ!!面白いわ!!」

まあこんな感じで俺達三人はゆっくりしている。とゆうか二人が怪しい薬を飲ませようとしなくなったのか
あの世に飛ばされる事がなくなったんだけどな!!
だがそうもいってられないんだなぁ、これが

「ところでお兄さん、今日は一緒にお風呂にはいってくれるわよね?」

てんこが俺の膝の上に座りながら誘ってきた。

「あぁぁぁ、何やっているんですかてんこ!!れいせんの方が今日は一杯お仕事やっているんですから
お兄さんはれいせんと一緒に入るんです!!」
「え?なに?昨日もなんだかんだで一緒に入ったでしょ!!今日はてんこの番でしょ!!」
「違います!!一杯働いた方がお兄さんと一緒にお風呂に入れるんです!!」

ここ最近こんな感じで張り合っているのだ。何分我が家の風呂は狭く、二人でもかなり窮屈なのだ。
今までだったら二人で一人みたいな勘定が出来たのだが…ここまで育つと厳しいのだ

「こうなったらお兄さんに決めてもらおう!!」
「そうですね!!こっちの方が後腐れもありません!!」
「「さあお兄さん!!今日はどっちと入る(ますか)?」」

俺は少し頭を悩ませてこう答えた。

「じゃあ後腐れもなく誰ともはいら…」
「「ゆっくりしねぇぇぇぇぇ!!」」

俺は息のあった二人の蹴りに蹴っ飛ばされた…。








あとがき


個人的にケリをつけようかということで続きを書きました。
今回もさすがにどろわに上げるべきではと考えましたが、かなりエロい描写は入れていないと
考え、此方に上げました。さすがにこれは…という意見がありましたら今後HENTAI関係で上げる所を
考えます。
餡コンペ…はかどらないなぁ…。
とりあえずHENTAIはしばらく封印します。あと予定している一作は頃合いを見て上げます。
餡コンペの投稿期間が終わるまで必死に書くことになります。

ではまた五月にユグソウを完結させますんで、よろしくお願いします。
あと、コメントをたくさんお願いしますぅぅぅ。



何気に本編に出てきた作者:ブレあき




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最終更新:2010年08月02日 19:46
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