ドゲスー 6KB
・カオス
・カオス
・パロ
・カオス
・厳重注意
※
宇宙空間に浮かぶ、大きなドスまりさ。
地球の衛星軌道上を漂う、ニュータイプなゆっくり。
ドスの中には、様々なゆっくり達が暮らしていた。
ドスの体内は緑に満ち溢れ、固体ごとの住居が与えられて、最高の環境で暮らしている。
主食は、黒い餡子。決められた場所から幾らでも湧き出し、周囲はお腹を膨らませたゆっくりで、溢れかえる。
ドスは周囲に浮かぶ衛星を食べ、餡子に変換して、住んでいるゆっくり達へ供給する。
「むーしゃむーしゃたべるよっ!うんうんもするよっ!すっきりーっ!」
放出されたデカイ爆弾は、何故か、吸い込まれるように宇宙ステーションに直撃する。
被害総額が半端ない。
「たいようさんは、どすのためにあるんだよっ!」
太陽光を一人占めにして、優雅に浴びる。
下方の国が、洗濯物が乾かないと言う、深刻な事態を引き起こした。
「うちゅうさんは、とってもゆっくりできるんだぜっ!」
ドスまりさは幸せそうに微笑んだ。
事を重く見た政府は、ドゲスー落としを決行。
平和に暮らしていたドスまりさの周囲に、すばやい宇宙戦闘機が交戦を開始する。
放たれた攻撃を体に受け、中で住んでいたゆっくり達が宇宙空間に飛び出し、あっという間に死んでいく。
それを見たドスまりさは、自身の持つ最強の兵器、ドゲスーレーザーを射出する。
だが、政府の対策は万全だった。
D.フィールドにより、軌道をそらされた光線は、漆黒の宇宙空間へと消えていく。
その隙を付いて、ドスまりさの体に、ブースターが取り付けられた。
意に反して、衛星軌道を外れていくドスまりさ。
地球の引力に導かれて、赤い光を身に纏いながら落ちていく。
「たいきけんさんは、ゆっぐりでぎなぃいぃぃぃぃぃぃっ゛!!!?? 」
作戦成功の報を受けた本部は、持っていた物を宙に投げ出し、喜びを表現する。
ドゲスーは大気圏内で燃え尽き、地上の被害は出なかった。
しかし、喜びに浮かれてはいけない。まだ、他にもドゲスーがあるのだから。
その後、『いちいち落とすのは、めんどくさい!』との考えで、
太陽光を収束したなんとかレイや、核弾頭を直撃させて、順調に殲滅していくドゲスー群。
GとかWとかを出すまでの無い、楽勝すぎる戦いだったと、関係者は語る。
そして、この数ヶ月戦争は終わりを告げた。
終
・おまけ・
暗い漆黒の宇宙。
ドスまりさが船団を引き連れて、宇宙を駆け巡る。
自慢の黒い帽子は体の前面に付けて、流線型のカッコイイ姿で突き進む。
「どす!ねんりょうさんが、すくなくなってきたわ!」
「しょくりょうもないんだね!わかるよーっ!」
デッキで船長のぱちゅと、参謀のちぇんが叫ぶ。
「ゆー。こまったんだぜっ!」
お尻からのブーストも勢いが無くなってきた。
このままでは、宇宙で孤立してしまう。
「ゆ?」
嘆くドスまりさの前方の空間が歪み、別の船団が姿を表す。
あれは、糞人間が乗っているゲス船団だ!
「むきゅ!げいけきするわよっ!」
「しゅつげきだね!わかるよーっ!」
これまでも襲撃は何回もあった。珍しい事ではない。
むしろ、今の現状では、喜ばしい好機だとドスは考えていた。
「れっどれいむしょうたい!ゆっくりしゅつげきだよっ!」
「ゆっくり!ゆっくり!」
「ゆっくり!ゆっくり!」
れいむ達がドスまりさの中から、宇宙へと飛び出していく。
相手の船団に突っ込み、攻撃を開始する。
「うわっ!れいむが来たっ!?」
「ゆっくり!ゆっくり!」
「超うぜぇ!?前に取り付きやがった!離れねぇ!」
「ゆっくり!ゆっくり!」
「くそっ!砲台に、みっちりとれいむが突入してきた!これでは砲撃しても、暴発するだけだ!」
「せまいよっ!ゆっくりできない!」
「エンジン停止します!れいむの奇声で、エンジンのやる気が出てこないようです!」
「ゆ~ゆ~♪ゆっくりしていってねっ!」
船団はボロボロだ。
陣形が乱れて、混乱だけが増していく。
「いまだわっ!どす!へんけいよっ!」
船長のぱちゅが叫ぶ。
体の前面に付けられていた黒い帽子が、ドスまりさの頭上へと移動していく。
「ゆっくり、へんしんかんりょうなんだぜっ!」
「いまがちゃんすよっ!どすまりさほうを、はっしゃするわっ!」
「れいむは、すてごまなんだねー。わかるよー。」
ドスの口が大きく開き、クズ人間の船団中心へと光が放たれた。
「やっぱりまりさ様には、勝てないのかーっ!」
「まりさ様!助けてくださいっ!おねがいしますーっ!」
「人類の力では……、偉大なゆっくり達に逆らう事が愚かだったのか……。」
『『 うわぁあぁぁぁぁっ゛!?れいむたちは,、かわいくてごめんねぇえぇぇっ!!!?? 』』
れいむ共々、船団が壊滅した。
残骸を口にいれ、燃料補給をするドスまりさ。
「ばかなにんげんは、ゆっくりできないよ!」
「むきゅ!そのとうりね!どすっ!」
「おろかな、せいめいたいなんだねー。わかるよーっ!」
ゲップを一つ漏らしたドスまりさは、元の飛行形態へと変形し、歪んだ空間へと飛び込んでいく。
まだまだ、ドスまりさ船団の旅は続いていくのだ。
ゆっくり達が幸せに暮らせる大地を目指して。
……明るい研究所の一室。
ドスまりさが多数の管を頭に差して、妄想を頭に駆け巡らせる。
「……こいつ笑ってますよ?大丈夫なんですか?」
「問題ありません。良くある事例です。」
頭の管からは、栄養の他に、膨大な情報データーがドスに流し込まれていた。
それは、ゆっくり達が一生かけても得られない、知識の塊。
ある意味、この時点でのドスまりさは、誰よりも賢くなっているのかもしれない。
「ゆへっ!ゆげへっ!ゆげへへへっ!」
精神的には、安定しそうもないが。
「順調です。このまま続けてください。」
「解りました。予定通り、レベルを一段階上げます。」
「ゆおっほぉおぉぉっ!?」
ドスの頭に知識が流し込まれ、空想の世界が彩りを増した。
新たな物語が、ドスの中で展開された。
ビクン!ビクンッ!と、体を振るわせるドス。
Uの字になった口の端からは、唾液が体を伝って流れ出す。
とっても幸せそうな表情だ。
その後、口を尖らせ、何かにキスを求めている体勢になった。
幸せオーラが溢れ出す。
「それでは、次の企画へと移行します。」
助手が手元のキー軽やかに操作して、モニターに文字が写し出される。
幸せそうなドスの顔が一変。暗い表情と共に、大きな体が沈んでいく。
「………う。うぁあぁぁあぁわぁぁああああああああああああっ゛!!!?? 」
大声を上げて絶望を表すドス。
空想の物語が、大きな転機を迎えたようだ。苦しみの感情がドスを支配する。
「やべぇでぇっ!?あづいよっ!いやばぁあぁっ!ぼうみんなは、いらないがらっ!?
どずはっだずげでっ!おでがいじだずっ!?あぁあぁぁぁあぁっ゛!!! 」
黒いバンドで固定されたドスまりさが暴れ出す。
体が直接傷つけられた訳では無いのに、体の表層にうっすらと傷跡が浮かび出してきた。
中には、火傷のようなミミズ腫れもある。
空想の中で受けた痛みが、現実の体に影響を及ぼす。
思い込みの激しいゆっくりは、面白い結果を即座に示し出す。
「……続けましょう。」
「はい。解りました。」
ドスまりさの悪夢は、まだまだ、終わりそうに無い。
※
・息抜きで書いたらカオスが完成
・ス○ロボの偏った知識で書いた。マ○ロスはFしか解らない
・他作者の正統派なドス話の後にこれを乗せるのはえらく気が引ける
・ドスったら万能ね!
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このSSへの感想
※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね!
- なんとかレイは、アヤナミレイで良いかと -- 2017-01-03 09:22:10
- 俺達は死ねぇさん出せばいいんじゃないですかねぇ? -- 2014-05-22 17:28:28
- ↓5
ウイングでいいんじゃね?
バスターライフルでコロニー吹っ飛ばせるし -- 2012-08-15 18:45:04
- なんとかレイwww -- 2012-01-06 00:23:00
- ↓2まぁ、そこはほら、いつものご都合的進化の結果、てことで -- 2011-06-16 21:48:57
- ワロタ -- 2010-11-20 17:27:53
- マジレスしちゃうと宇宙の記憶と太陽の紫外線で饅頭なんか変質して死ぬ -- 2010-10-01 10:08:00
- G→ガンダムorゲッターは解ったがWが解らん
ウイングゼロじゃあないよなぁ -- 2010-08-30 22:07:38
- スケールが大きくてゆっくりできたよ! -- 2010-07-23 17:47:55
- その発想はなかったわー -- 2010-06-16 12:00:39
最終更新:2009年11月01日 17:15