atwiki-logo
  • 新規作成
    • 新規ページ作成
    • 新規ページ作成(その他)
      • このページをコピーして新規ページ作成
      • このウィキ内の別ページをコピーして新規ページ作成
      • このページの子ページを作成
    • 新規ウィキ作成
  • 編集
    • ページ編集
    • ページ編集(簡易版)
    • ページ名変更
    • メニュー非表示でページ編集
    • ページの閲覧/編集権限変更
    • ページの編集モード変更
    • このページにファイルをアップロード
    • メニューを編集
    • 右メニューを編集
  • バージョン管理
    • 最新版変更点(差分)
    • 編集履歴(バックアップ)
    • アップロードファイル履歴
    • ページ操作履歴
  • ページ一覧
    • ページ一覧
    • このウィキのタグ一覧
    • このウィキのタグ(更新順)
    • このページの全コメント一覧
    • このウィキの全コメント一覧
    • おまかせページ移動
  • RSS
    • このウィキの更新情報RSS
    • このウィキ新着ページRSS
  • ヘルプ
    • ご利用ガイド
    • Wiki初心者向けガイド(基本操作)
    • このウィキの管理者に連絡
    • 運営会社に連絡(不具合、障害など)
ページ検索 メニュー
ギャルゲ・ロワイアル@ wiki
  • ウィキ募集バナー
  • 目安箱バナー
  • 操作ガイド
  • 新規作成
  • 編集する
  • 全ページ一覧
  • 登録/ログイン
ページ一覧
ギャルゲ・ロワイアル@ wiki
  • ウィキ募集バナー
  • 目安箱バナー
  • 操作ガイド
  • 新規作成
  • 編集する
  • 全ページ一覧
  • 登録/ログイン
ページ一覧
ギャルゲ・ロワイアル@ wiki
ページ検索 メニュー
  • 新規作成
  • 編集する
  • 登録/ログイン
  • 管理メニュー
管理メニュー
  • 新規作成
    • 新規ページ作成
    • 新規ページ作成(その他)
      • このページをコピーして新規ページ作成
      • このウィキ内の別ページをコピーして新規ページ作成
      • このページの子ページを作成
    • 新規ウィキ作成
  • 編集
    • ページ編集
    • ページ編集(簡易版)
    • ページ名変更
    • メニュー非表示でページ編集
    • ページの閲覧/編集権限変更
    • ページの編集モード変更
    • このページにファイルをアップロード
    • メニューを編集
    • 右メニューを編集
  • バージョン管理
    • 最新版変更点(差分)
    • 編集履歴(バックアップ)
    • アップロードファイル履歴
    • ページ操作履歴
  • ページ一覧
    • このウィキの全ページ一覧
    • このウィキのタグ一覧
    • このウィキのタグ一覧(更新順)
    • このページの全コメント一覧
    • このウィキの全コメント一覧
    • おまかせページ移動
  • RSS
    • このwikiの更新情報RSS
    • このwikiの新着ページRSS
  • ヘルプ
    • ご利用ガイド
    • Wiki初心者向けガイド(基本操作)
    • このウィキの管理者に連絡
    • 運営会社に連絡する(不具合、障害など)
  • atwiki
  • ギャルゲ・ロワイアル@ wiki
  • クレイジートレイン/約束(前編)

ギャルゲ・ロワイアル@ wiki

クレイジートレイン/約束(前編)

最終更新:2007年10月12日 22:37

Bot(ページ名リンク)

- view
だれでも歓迎! 編集

クレイジートレイン/約束(前編) ◆guAWf4RW62



草木も眠る丑三つ時。
水瀬名雪は、とある作業を終えた所だった。
そう、『最強の機械』を手に入れる為の作業だ。

実際にやってみるまでは、単純な試行錯誤の繰り返しで、どうにかなると思っていた。
だが『最強の機械』は、ショベルカー程容易には動いてくれなかった。
見掛けとは裏腹に、動力部は最新技術が結集されており、車輪に該当する部分も、より幅広い環境で用いれる特殊なものだった。
運転席の周りには幾つかモニターが取り付けられており、周囲の景色を眺め見れるようになっている。

それ程高度な機械を、只の女子高生である名雪が、自身の持つ知識だけで扱える筈も無い。
そこで名雪は『最強の機械』内部をくまなく探索し、操作マニュアルと思われる本を見つけ出した。
そして――

「あはっ……あはははははっ! やったよ、遂に動かせたよ! アハハハハハハハハハッッ!!」

名雪は周囲を警戒しようともせず、声を張り上げて哂う。
敵を誘き寄せてしまう可能性もあったが、そんなモノ今の名雪にとっては、何の脅威にも成り得ない。
そう――名雪は『最強の機械』を操る事に成功したのだ。
最早どのような敵が現われようとも、負ける可能性など皆無。
例え自分と同じように、パワーショベルカーを入手した敵が現われたとしても、造作も無く粉砕出来るだろう。

とは云え機械である以上、燃料が尽きてしまえばそれまでだ。
余程の強敵が現われない限りは、パワーショベルカーを中心に戦うべきかも知れない。
名雪はそう考えて、『最強の機械』をデイパックに仕舞い、代わりにパワーショベルカーを取り出した。

「さああゆちゃん、早く出てきてよ! ボロボロにしてあげる! グシャグシャにしてあげる! 
 一杯……いーっぱい、苦しめてあげるんだからあああああああああ!!!」

闇夜に響き渡る雄叫び。
運命に翻弄され、狂気に飲み込まれ、そして究極の力を手に入れた少女が、再び動き出す――――


     ◇     ◇     ◇     ◇


舞台は移り変わる。
広大な森の中、切り開かれた円形状の平野に聳え立つ、一際巨大な建造物。
ホテルの玄関で、朝倉純一とその仲間達は話し込んでいた。
純一は外に広がる暗闇を一瞥した後、不安げな表情で問い掛ける。

「なあ悠人、どうしても行くのか? せめて明るくなるまで待った方が、安全じゃないか?」
「そういう訳にも行かないさ……合流予定時刻はもう過ぎてしまってるんだ。
 千影の無事も確認したいし、衛達だって病院で待ってる」

情報交換を行った後、高嶺悠人は純一達と別行動を取り、病院に向かおうとしていた。
この殺人遊戯に於いて戦力の分断は下策であるし、暗闇の中の行軍は危険極まりない。
そう云った理由から、純一は悠人に制止を呼び掛けている。
だが病院での待ち合わせ時刻は既に過ぎており、これ以上悠長にはしていられない。
次の放送で病院が禁止エリアに指定され、合流出来なくなる危険性だってあるのだ。
それに、今の悠人には頼もしき同行者が付いている。

「大丈夫よ純一。私が一緒に行くんだから、問題無いわ」

悠人と共に行動する事になった小町つぐみが、自信に満ち溢れた笑みを浮かべる。
何故つぐみが同行するのか、理由は簡単だ。
純キュレイ種であるつぐみは、赤外線を視覚で捉える事が可能な為、暗闇での行動を得意とする。
それに加え、純一や蟹沢きぬと違い、つぐみには『武を探す』という大きな目的もある。
人を探すのなら、一箇所に留まるよりも、動き回った方が遥かに効率的。
だからこそつぐみは悠人と共に病院へ向かい、その間純一と蟹沢きぬは、ホテルで待機する事になったのだ。

そして悠人とつぐみが玄関を潜り抜け、ホテルを後にしようとした時、後ろからきぬの躊躇いがちな声が聞こえてきた。

「……ちょっと待て、クラゲ」
「何よ?」
「変なトコでくたばんなよ。オメーみてえな奴でも、死なれたら気分悪いからよ」
「当然よ、武を残して死ねる訳無いじゃない。貴女の方こそ、精々純一の足を引っ張らないよう注意する事ね」

辛辣な言葉の交換は、別れの挨拶としては相応しくないようにも聞こえる。
だがつぐみも、きぬも、内心では分かっている。
お互いの言葉には、仲間を気遣う想いがちゃんと籠められているという事を。
悠人とつぐみは、純一達に見送られながらホテルを後にした。




【D-5 ホテル/2日目 黎明】
【蟹沢きぬ@つよきす-Mighty Heart-】
【装備:拡声器】
【所持品:竜鳴館の血濡れのセーラー服@つよきす-Mighty Heart-、地図、時計、コンパス
     支給品一式x3、投げナイフ一本、ハクオロの鉄扇@うたわれるもの 散りゆくものへの子守唄、
     麻酔薬入り注射器×2 H173入り注射器×2、食料品沢山(刺激物多し)懐中電灯、単二乾電池(×4本)】
【状態:強い決意、両肘と両膝に擦り傷、左手指先に切り傷、数箇所ほど蜂に刺された形跡、首に麻酔の跡】
【思考・行動】
基本:ゲームに乗らない人間を助ける。ただし乗っている相手はぶっ潰す。
0:つぐみ達の帰りを待つ
1:純一についていく
2:圭一、武を探す
3:ゲームをぶっ潰す。
4:よっぴーへの怒り
5:純一への不思議な感情
【備考】
※仲間の死を乗り越えました
※アセリアに対する警戒は小さくなっています
※宣戦布告は「佐藤」ではなく「よっぴー」と叫びました。
※つぐみを完全に信用しました。つぐみを椰子(ロワ不参加)に似てると思ってます。
※鷹野の発言は所々に真実はあっても大半は嘘だと思っています。
※純一と絆が深まりました。純一への不思議な感情を持ち始めました。
※悠人と情報交換を行いました


【朝倉純一@D.C.P.S.】
【装備:釘撃ち機(16/20)、大型レンチ】
【所持品:支給品一式x4 エルルゥの傷薬@うたわれるもの オオアリクイのヌイグルミ@Kanon クロスボウ(ボルト残26/30)
      ヘルメット、ツルハシ、果物ナイフ、昆虫図鑑、スペツナズナイフの柄虹色の羽根@つよきす-Mighty Heart-】
【状態:若干の精神疲労・強い決意・血が服についている、顔がボコボコ、口の中から出血、頬に青痣、左腕と右足太ももに銃創(治療済み)】
【思考・行動】
基本行動方針:人を殺さない 、殺し合いに乗ってる人間を止め全員での脱出
0:つぐみ達の帰りを待つ
1:北川をホテルで待つ
2:つぐみと蟹沢で武を探す
3:つぐみと蟹沢を守り通す
4:圭一を探す
5:さくらとことりをちゃんと埋葬したい
6:理想を貫き通す
【備考】
※純一の参加時期は、音夢シナリオの初キス直後の時期に設定。
※つぐみとは音夢の死を通じて絆が深まりました。
※北川、梨花、風子をかなり信用しました。 悠人もそれなりに。
※蟹沢と絆が深まりました。
※自分自身をヘタレかと疑ってます。
※佐藤良美をマーダーとして警戒しています。 鳥も参加してる事も知りました。
※盗聴されている事に気付きました
※雛見沢症候群、鷹野と東京についての話を、梨花から聞きました。
※鷹野を操る黒幕がいると推測しています
※自分達が別々の世界から連れて来られた事に気付きました
※純一達の車はホテルの付近に止めてあり、キーは刺さっていません。燃料は軽油で、現在は約三分の二程消費した状態です。
※山頂に首輪・脱出に関する重要な建物が存在する事を確認。参加者に暗示がかけられている事は半信半疑。
※山頂へは行くとしてももう少し戦力が整ってから向かうつもり。
※悠人と情報交換を行いました







そして、数十分後。

「つぐみ、前方の様子はどうだ?」
「大丈夫。少なくとも私の見える範囲内で、誰かが隠れてる様子は無いわ」

戦力的に劣る純一達の事を考えて、車をホテルに置いてきた為、二人は徒歩で林の中を進んでいた。
周囲に居場所を悟られぬよう、照明器具は一切用いずに、悠人は暗視ゴーグルを装備し、つぐみは己が赤外線視力を頼りとしている。
この方法だとどうしても移動速度は遅くなってしまうが、慎重を期すに越した事は無いだろう。
悠人と同じように暗視ゴーグルを装備した殺戮者が、突然奇襲を仕掛けてくる可能性だってあるのだ。

「…………」

悠人は複雑な表情で、つぐみの背中を眺め見る。
頭の中に引っ掛かっているのは、佐藤良美が逃げ際に放った言葉。

――『武さんはね、殺し合いに乗ったよ!』

自分がつぐみと共に行動した時間は、未だそれ程長くない。
それでもつぐみが、倉成武に対して非常に強い愛情を抱いているのは分かる。
良美の言葉が事実だったとしたら、そして武の説得に失敗したとしたら、つぐみはどのような行動を取るのだろうか。
諦めずに、何度でも説得を試みようとするだろうか。
それとも――
悠人がそこまで考えた所で、前方を進んでいたつぐみがピタリと立ち止まった。

「――ねえ、何が音がしない?」
「……え?」

云われて耳を澄ましてみると、確かに何かの音がしているようだった。
音は遠くから聞こえて来ているが、段々とこちらの方へと近付いてくる。

「悠人、此処は一旦――」
「ああっ!」

悠人とつぐみは頷き合い、瞬く間に茂みの中へと身を隠した。
音は益々近付いてきており、最早騒音と云える程の音量になっている。
そのまま待っていると、やがて林道の向こう側から、音源と思われるモノがやって来た。

(な……あんな物まで支給されてるのか!?)

悠人は驚愕の声を上げたい気分だった。
現われたのは、一般的にはパワーショベルカーと呼ばれている代物だったのだ。
無骨なフォルムや圧倒的な大きさもさる事ながら、その走行速度も馬鹿にならない。
少なくとも、常人の全力疾走に比べればずっと速い。
いかな悠人とて、正面からやり合えば苦戦は免れないだろう。
だが幸いショベルカーの運転手は悠人達に気付いていないようで、真っ直ぐに林道を突き進んでいる。

(……あの方向は)

パワーショベルカーが走り去ろうとしている方角、それは北だった。
自分の記憶に間違いが無ければ、北には学校や住宅街がある筈。
そしてそれらは、衛が病院に向かう道中で、立ち寄る予定の場所だ。
とは云え、普通に考えれば問題など無いだろう。
病院への集合予定時刻は既に過ぎている。
衛はもう、病院に到着していると判断するのが妥当。
だが悠人の脳裏には、とある不安がこびり付いて離れなかった。

(もし……衛も、俺と同じだったとしたら――)

自分と同じように、移動が大幅に遅れていたら?
何かのトラブルに巻き込まれて、相方とはぐれてしまっていたら?
そして――衛が一人で、あのショベルカーと遭遇してしまったら?

……結末は考えるまでもないだろう。
普通の少女である衛が、あんなモノから逃げ切れる筈も無い。
そう判断した悠人は、ショベルカーの姿が消えるや否や、鞄からランタンを取り出した。

「……悪い、病院にはつぐみ一人で行ってくれ」
「え?」
「ちょっと気になる事があるんだ――俺はあのショベルカーを追い掛ける」

悠人がそう伝えると、途端につぐみは呆れ気味の表情となった。
わざわざ危険に飛び込もうと云うのだから、その反応も当然の事だろう。

「貴方、何考えてるの? まさか生身で、あんなモノとやり合うつもり?」
「ああ、必要ならな」
「……そう、分かったわ」

つぐみはそれ以上、何も云わなかった。
その場で悠人と別れて、目的地である病院に向かって突き進む。
つぐみにとって悠人は、あくまで出会って間も無い人間。
朝倉純一や蟹沢きぬのように、仲間として認めた訳では無い。
無謀な行動を諌めたり、一緒になって戦う義理など、有りはしないのだ。
武が対主催者同盟の一員となって、病院に滞在している可能性もあるし、ホテルでは純一達が自分の帰りを待っているだろう。
ならば今は悠人の愚かな行動に関与するよりも、逸早く病院に向かうべきだった。




【E-5 下部/2日目 黎明】
【小町つぐみ@Ever17 -the out of infinity-】
【装備:鉈@ひぐらしのなく頃に祭、スタングレネード×6、ミニウージー(6/25)】
【所持品:支給品一式x3、ベレッタ M93R(18/21)、天使の人形@Kanon、バール、工具一式、暗号文が書いてあるメモ、
      バナナ(台湾産)(3房)、倉成武のPDA@Ever17-the out of infinity-、倉田佐祐理の死体の写真】
【状態:健康、肉体的疲労小】
【思考・行動】
基本:武と合流して元の世界に戻る方法を見つける。 ゲームを終わらせる。
0:まずは病院に向かう
1:病院に到着後、協力者を連れてホテルに戻る
2:武を探す、武を信じる
3:ゲームに進んで乗らないが、自分達と武を襲う者は容赦しない
4:圭一を探す(見つければ梨花達の事を教える)
5:四姉妹の話が真実か確かめる
【備考】
赤外線視力のためある程度夜目が効きます。紫外線に弱いため日中はさらに身体能力が低下。
参加時期はEver17グランドフィナーレ後。
※純一 とは音夢の死を通じて絆が深まりました。
※音夢とネリネの知り合いに関する情報を知っています。
※北川、梨花をある程度信用しました。
※投票サイトの順位は信憑性に欠けると判断しました。
※きぬを完全に信用しました。
※鷹野の発言は所々に真実はあっても大半は嘘だと思っています。
※倉田佐祐理の死体の写真は額の銃痕が髪の毛で隠れた綺麗な姿。撮影時間(一日目夕方)も一緒に写っています。
※悠人と情報交換を行いました



     ◇     ◇     ◇     ◇


再び場所は移り変わり、地図上で云えばE-4とE-5の境目に位置する平原。
傷の手当てと短い睡眠を終えた佐藤良美は、小屋を出発して北へと向かっていた。

「まさか、この島でこんなモノを使う事になるなんてね……」

良美はデイパックを開き、中に入れてあった目覚まし時計を複雑な表情で眺め見た。
商店街で入手した目覚まし時計があったからこそ、自身の睡眠時間をコントロール出来た。
もっと長時間眠ろうかとも考えたが、単独行動の自分がそんな事をすれば、睡眠中の所を襲われかねないのだ。
眠ったのは一時間程度、それでも以前に比べれば、体調は大幅に回復している。
手の傷は未だ激しく痛むものの、両腕を用いれば銃撃は可能な筈。
当分の間、行動に支障が出たりはしないだろう。
そうして良美が歩き続けていると、前方にある茂みの辺りから物音が聞こえてきた。
姿こそ見えぬものの、誰かがこちらに向かって歩いて来ているのは確実。

「……………っ」

瞬間、良美は選択を強いられた。
無力な少女を演じるべきか、若しくは正体を露にして交戦すべきか、である。
出来れば上手く騙して利用したい所だが、もう自分の悪評は相当に広まっている筈。
此処は素直に交戦すべきか――そう考え、S&W M627PCカスタムを構えようとしたのだが。

「……待つんだ。私は……殺し合いに、乗っていない……」

茂みの中から現われた少女――千影が、制止の声を投げ掛けてきた。
だが当然、その言葉を素直に信じ込む程良美は莫迦でない。
相手の右手には、しっかりと銃――恐らくはショットガンの類――が握り締められている。
相手は良美の正体に気付きながらも、敢えて何も知らぬ風を装い、隙を突こうとしているかも知れないのだ。

「ふうん……。じゃあまずは、その銃を放してくれないかな?
 私だって殺し合いに乗っていないけど、そんなの持たれてたら怖いよ」
「それは……無理だね。これは最低限の……護身道具さ……」

そして千影もまた、相手をアッサリと信用したりはしない。
この殺人遊戯に於いて、安易に他人を信じる事は即命取りとなる。
無闇矢鱈に交戦する気など無いが、必要最低限の警戒は維持しておかねばならないだろう。
死んでいった姉妹達やトウカの為にも、下らぬミスで命を落とす訳にはいかないのだ。

「……そう。困ったねえ、それじゃ貴女を信じてあげられないよ」
「…………」

二人の間に漂う緊張感が、少しずつ高まって行く。
二人は未だ銃口を向け合っていないものの、何時でも回避動作に移れるよう、腰を低く落した態勢になっている。

「でも、一応聞いておくよ。貴女の名前は?」
「……私の名前は……千影」
「――――っ」

良美の眉がピクリと持ち上げられる。
告げられた名前には聞き覚えがあった。
千影――自分の記憶に間違いが無ければ、少し前まで高嶺悠人と共に行動していた少女。
悠人が自分の正体を知らなかった以上、千影も同様である可能性が非常に高い。

「貴女が千影さん……か。うん、悠人君から話は聞いてるよ。
 ――私は佐藤良美。ごめんね、疑っちゃって」
「……いや……構わない。それよりも良美くん、君は……悠人くんと会ったのかい?」
「うん、そうだよ」

念の為に自身の名前を告げてみたが、千影の表情に翳りは見られない。
寧ろ悠人と出会ったという言葉の方に、興味を惹かれているようだった。
自分の悪評は伝わっていないと判断して、ほぼ間違いない筈。
ならば此処は攻撃を仕掛けるよりも、懐柔を試みるのが最善手だろう。
良美は表情を緩めると、デイパックにS&W M627PCカスタムを仕舞い込んだ。
千影もそれを見て、ショットガンをデイパックに戻そうとして――

「「――――――――ッ!!」」

後方で鳴り響く爆音。
二人が同時に振り返ると、巨大なショベルカーが一直線に突っ込んで来ていた。
良美も千影も数々の修羅場を経験しているが、流石にこの事態には驚愕を隠し切れなかった。

「アハハ、千影ちゃんに佐藤さんだ! アハハハハハハハハハハハッ!!」

ショベルカーの運転手――水瀬名雪の哄笑が拡声器で増幅されて、周囲一帯に響き渡る。
哂う名雪の肉体は、正視に耐えぬ程にボロボロだ。
右眼球は破裂し、頭蓋骨には皹が刻み込まれ、右肩にも大量の出血が見られる。
だがどれだけ自らの肉体が傷付こうとも、今の名雪は止まったりしない。
けろぴーさえ動かせれば、狩猟を続ける事は可能なのだ。
名雪が駆るショベルカーは、点在する木々を薙ぎ倒しながら疾駆してゆく。

しかし千影と良美は、名雪と面識がある。
ならば二人は、説得を試みようとするのだろうか。

「なゆ……き……くん……」

千影はぐっと息を呑んでから、擦れた声を絞り出した。
ショベルカーから聞こえてきた声は、間違い無く水瀬名雪のもの。
そして今もショベルカーは、千影達の方へと突っ込んで来ている。
言動からして、明らかに千影や良美の姿を視認しているにも関わらず、だ。
つまり――

「そうか……君は殺し合いに乗ったんだね」

ショットガンの銃口を持ち上げて、叫ぶ。

「やっぱり君が、衛くんを殺したんだね……っ!!」

瞬間、千影はショットガンのトリガーを引き絞った。
憎しみに身を任せ、何度も何度も。
そしてそれとほぼ同時に、良美もまた銃を構えた。

「いけないなあ、名雪ちゃん。折角千影さんとお話してたのに、邪魔しないでよ」

見境無く襲い掛かってくる狂人など、只の邪魔者でしかない。
良美の構えたS&W M627PCカスタムが、続けざまに火花を吹く。
千影と良美の放った銃弾の群れは、ショベルカーの胴体部へと吸い込まれていった。
相手が生身の人間ならば、完膚無きまでに葬り去れるであろう集中放火。
だがショベルカーの前には、その程度の攻撃など無意味。

「――そんな攻撃、けろぴーに効くもんかあ!」

カンカンッ、と甲高い金属音が連続して鳴り響く。
ショベルカーを覆う鋼鉄の装甲は、造作も無く弾丸を弾き返した。
そのまま名雪は機体を前進させ、哀れな獲物達を踏み潰そうとする。
ショベルカーと千影達の距離は、もうごく僅かだ。

「行け、けろぴー! 二人纏めて潰しちゃええええええ!!」
「くっ…………」
「この――」

迫り来る危険から身を躱すべく、良美は左方向へ、千影は右方向へと飛び退いた。
周囲に点在した木々のお陰で、ショベルカーの勢いが若干削がれたのもあり、どうにか回避が間に合った。
千影と良美の間にある空間を、鋼鉄の車体が通過してゆく。
必然的に千影と良美は、ショベルカーの背後を取る形となった。

「良美くん……此処は一つ……共同戦線を張らないかい?」
「私もそれが良いと思うな。でも、どうやってあんなのを倒すつもり?」
「正面からじゃ分が悪い……左右から、挟み撃ちの形で……窓ガラスを狙おう」

千影は未だ良美を完全に信用してなどいないし、良美も千影の利用価値を測っている最中だ。
それでもこの場に於ける最優先事項は、問答無用で攻撃してくる名雪への対処に他ならない。
直ぐ様二人は走り出し、ショベルカーを挟み込むような位置取りとなった。
ショベルカーがスピードを緩め、Uターンするその瞬間を狙って、銃の照準を窓ガラスに合わせる。

「名雪くん……残念だけど――」
「――死ぬのは貴女一人だけだよ!」

良美と千影は同時にトリガーを引き絞って、各々に銃撃を行った。
未だ方向転換を終えていない名雪に、迫り来る銃弾の群れを回避する術は無い。
そして窓ガラスの耐久力は、鋼鉄で覆われた胴体部に比べ大きく劣っている筈。
そこを狙っての一斉射撃。
千影と良美が取り得る戦術の中で、最も効率が良いであろう攻撃方法。
だが名雪を守る防弾ガラスは、永遠神剣による連撃すらも防ぎ切る代物だ。
放たれた銃弾は全て、防弾性の窓ガラスに虚しく弾き返されるだけだった。

「それで終わり? 下らない……下らない下らない下らないっ! 私のけろぴーには、何をやっても勝てる訳ないんだよ!!」

『けろぴー』を駆る名雪にとっては、銃撃など警戒に値しない。
名雪は一方的な狩猟を行うべく、狙いを千影一人に絞って、ショベルカーを全速力で走らせた。
千影の眼前にまで詰め寄ってから、鋼鉄の牙――所謂シャベルを、勢い良く振り下ろす。

「くぅ――――」

千影は横に転がり込んで、迫るショベルから何とか身を躱した。
それまで千影が居た辺りの地面が、ショベルによって大きく削り取られる。
速度こそ大した事が無いものの、凄まじいまでの破壊力を伴った一撃。
直撃してしまえば――否、掠っただけでも致命傷になりかねない。

「あはっ、よく避けたね――でも次は絶対外さないよ。
 じっくりと追い詰めて、カトンボのように踏み潰してあげるんだから!!」
「……名雪くん」

何とか難を逃れた千影は、近距離でガラス越しに名雪の顔を眺め見た。
血塗れで笑顔を浮かべる名雪の姿は、言葉では言い表せぬ程に禍々しい。
片方しかない瞳は狂気の色に染まり切っており、口元は歪に吊り上げられている。
それで、名雪は殺し合いに乗ったと云うよりも寧ろ、狂気に飲み込まれただけなのだと分かった。

「でも……私がやるべき事は、変わらない……」

原因がどうであれ、名雪が善良な人間達にとって有害であると云う事実は、そして衛の仇であると云う事実は変わらない。
ならば千影にとって名雪は、何としてでも打倒しなければならない怨敵だ。
千影はショットガンに予備弾を装填しながら、ショベルカーの側面へと回り込む。
続けて走る足は止めぬまま、再度銃撃を試みた。
だが結果は同じ。
ショットガンから放たれた散弾の群れは、堅固な防弾ガラスによって一つ残らず阻まれた。
只でさえ残り少ない千影の体力だけが、徐々に削り取られてゆく。

そんな中、良美は目立たぬ位置へと身を隠してから、冷静に戦況を分析していた。

「……これはちょっと、不味いね」

先程の斉射が通じなかった以上、並大抵の攻撃では名雪を倒せないだろう。
相手は小回りが効かぬのだから、耐え凌ぐだけなら十分に可能だが、それも長くは保たない。
戦いが長引けば、いずれこちらの疲労が限界に達して、無様に殺されてしまうだけだ。
銃撃戦に固執せず、ショベルカーの車体に飛び乗ってしまえば勝機はあるが、それは相当のリスクを伴う筈。
そういった予測を踏まえると、自然に一つの選択肢が浮かび上がってくる。

(勿体無いけど……此処は引いた方が良いかな?)

幸い、名雪の攻撃は千影一人に集中している。
今なら、大した苦労も無く逃げ果せられるだろう。
だが一方で、このまま千影を見捨てるのは惜しい気もする。
時間が経過すればする程情報は拡散していくのだから、今後は益々状況が悪化していくに決まっている。
多くの人間に警戒されている自分が、手駒を入手する好機は、今回が最後かも知れないのだ。
どうするべきか、良美は迅速に思考を巡らせる。
だが良美が結論を下すよりも早く、決定的な転機が到来した。



174:おとといは兎を見たの きのうは鹿、今日はあなた 投下順に読む 175:クレイジートレイン/約束(中編)
174:おとといは兎を見たの きのうは鹿、今日はあなた 時系列順に読む 175:クレイジートレイン/約束(中編)
173:地獄の島、向日葵の少女(後編) 朝倉純一 175:クレイジートレイン/約束(中編)
173:地獄の島、向日葵の少女(後編) 蟹沢きぬ 175:クレイジートレイン/約束(中編)
173:地獄の島、向日葵の少女(後編) 小町つぐみ 175:クレイジートレイン/約束(中編)
173:地獄の島、向日葵の少女(後編) 高嶺悠人 175:クレイジートレイン/約束(中編)
173:地獄の島、向日葵の少女(後編) 佐藤良美 175:クレイジートレイン/約束(中編)
174:おとといは兎を見たの きのうは鹿、今日はあなた 千影 175:クレイジートレイン/約束(中編)
174:おとといは兎を見たの きのうは鹿、今日はあなた 水瀬名雪 175:クレイジートレイン/約束(中編)



タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
タグの更新に失敗しました
エラーが発生しました。ページを更新してください。
ページを更新
「クレイジートレイン/約束(前編)」をウィキ内検索
LINE
シェア
Tweet
ギャルゲ・ロワイアル@ wiki
記事メニュー
今日 - 昨日 - 総合 -
検索 :

wiki編集用

  • トップページ
  • メニュー

編集練習用ページ

ギャルゲロワ本編

本編SS目次・投下順
本編SS目次・時系列順
キャラ追跡表

最終登場時刻
所持品リスト

死亡者リスト
SSタイトル元ネタ
支給品一覧


書き手紹介

書き手紹介


各種設定

ルール
参加者名簿(ネタバレ無)
参加者名簿(ネタバレ有)
地図
資料室


ギャルゲ関連ネタ集

小ネタ&没ネタ集
週間ギャルゲロワ


2ch関係

テンプレート
過去ログ


リンク

2chパロロワ事典@Wiki
現在の投下スレ
現在の感想雑談スレ
専用したらばBBS
毒吐き専用スレ
お絵描き掲示板


最近の更新(30件)

取得中です。
記事メニュー2

更新履歴

取得中です。
人気記事ランキング
  1. 【CLANNAD】
  2. 憎しみの果てに
  3. 走り出す
  4. 破滅の詩。
  5. Don't be afraid./散りゆくものへの子守唄(後編)
  6. Don't be afraid./散りゆくものへの子守唄(前編)
  7. 戦う理由/其々の道(前編)
  8. 少女連鎖(Ⅱ)-少女達の檻-
  9. また、来世
  10. 大空寺あゆ
もっと見る
最近更新されたページ
  • 114日前

    編集練習用ページ
  • 517日前

    宮小路瑞穂
  • 807日前

    メニュー
  • 2585日前

    トップページ
  • 3414日前

    151~200
  • 5389日前

    ◆tu4bghlMI 氏
  • 5509日前

    青空に羽ばたく鳥の詩
  • 5543日前

    「塔-THE TOWER」「正義-JUSTICE-」(前編)
  • 5544日前

    信じる者、信じない者(Ⅱ)
  • 5553日前

    大石蔵人
もっと見る
人気記事ランキング
  1. 【CLANNAD】
  2. 憎しみの果てに
  3. 走り出す
  4. 破滅の詩。
  5. Don't be afraid./散りゆくものへの子守唄(後編)
  6. Don't be afraid./散りゆくものへの子守唄(前編)
  7. 戦う理由/其々の道(前編)
  8. 少女連鎖(Ⅱ)-少女達の檻-
  9. また、来世
  10. 大空寺あゆ
もっと見る
最近更新されたページ
  • 114日前

    編集練習用ページ
  • 517日前

    宮小路瑞穂
  • 807日前

    メニュー
  • 2585日前

    トップページ
  • 3414日前

    151~200
  • 5389日前

    ◆tu4bghlMI 氏
  • 5509日前

    青空に羽ばたく鳥の詩
  • 5543日前

    「塔-THE TOWER」「正義-JUSTICE-」(前編)
  • 5544日前

    信じる者、信じない者(Ⅱ)
  • 5553日前

    大石蔵人
もっと見る
ウィキ募集バナー
急上昇Wikiランキング

急上昇中のWikiランキングです。今注目を集めている話題をチェックしてみよう!

  1. Dance Dance Revolution SP総合wiki
  2. 世界樹の迷宮X wiki
  3. 本好きの下剋上 有志まとめwiki@5ch
  4. トリコ総合データベース
  5. ダイナマイト野球3D
  6. EDF5:地球防衛軍5@Wiki
  7. 検索してはいけない言葉 @ ウィキ
  8. アサルトリリィ wiki
  9. 固めまとめWiki
  10. Fate/Grand Order @wiki 【FGO】
もっと見る
人気Wikiランキング

atwikiでよく見られているWikiのランキングです。新しい情報を発見してみよう!

  1. アニヲタWiki(仮)
  2. ストグラ まとめ @ウィキ
  3. ゲームカタログ@Wiki ~名作からクソゲーまで~
  4. 初音ミク Wiki
  5. 発車メロディーwiki
  6. 検索してはいけない言葉 @ ウィキ
  7. 機動戦士ガンダム EXTREME VS.2 INFINITEBOOST wiki
  8. 機動戦士ガンダム バトルオペレーション2攻略Wiki 3rd Season
  9. オレカバトル アプリ版 @ ウィキ
  10. Grand Theft Auto V(グランドセフトオート5)GTA5 & GTAオンライン 情報・攻略wiki
もっと見る
新規Wikiランキング

最近作成されたWikiのアクセスランキングです。見るだけでなく加筆してみよう!

  1. まどドラ攻略wiki
  2. MadTown GTA (Beta) まとめウィキ
  3. シュガードール情報まとめウィキ
  4. SurrounDead 攻略 (非公式wiki)
  5. R.E.P.O. 日本語解説Wiki
  6. Dark War Survival攻略
  7. シミュグラ2Wiki(Simulation Of Grand2)GTARP
  8. Wplace Wiki
  9. カツドンチャンネル @ Wiki
  10. AviUtl2のWiki
もっと見る
全体ページランキング

最近アクセスの多かったページランキングです。話題のページを見に行こう!

  1. 参加者一覧 - ストグラ まとめ @ウィキ
  2. 魔獣トゲイラ - バトルロイヤルR+α ファンフィクション(二次創作など)総合wiki
  3. 稼ぎ - 地球防衛軍6 @ ウィキ
  4. ミッション攻略 - 地球防衛軍6 @ ウィキ
  5. 我孫子 清十郎 - ストグラ まとめ @ウィキ
  6. サーヴァント/一覧/クラス別 - Fate/Grand Order @wiki 【FGO】
  7. 雨宮(amemiya0123) - ダイナマイト野球3D
  8. 鬼レンチャン(レベル順) - 鬼レンチャンWiki
  9. 機体一覧 - 機動戦士ガンダム EXTREME VS.2 INFINITEBOOST wiki
  10. ウイングガンダムゼロ【EW】 - 機動戦士ガンダム バトルオペレーション2攻略Wiki 3rd Season
もっと見る

  • このWikiのTOPへ
  • 全ページ一覧
  • アットウィキTOP
  • 利用規約
  • プライバシーポリシー

2019 AtWiki, Inc.