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  • 鉄の乙女と人形使い

ギャルゲ・ロワイアル@ wiki

鉄の乙女と人形使い

最終更新:2007年07月18日 11:52

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鉄の乙女と人形使い ◆guAWf4RW62



六十三名もの人間が等しく無慈悲な闘争へと放り込まれた、正しく絶望の地と呼べる孤島。
その島の一角にある、小さな藪の中で一人蹲る少女――月宮あゆ。
「うぐぅ……怖いよぉ……」
その身体は小刻みに震え、呼吸は大きく乱れ、掌にはじっとりと汗が滲んでいる。
あゆがこれ程までに怯えきった状態となってしまったのは、この殺戮ゲームに放り込まれた事によるものだけでは無い。
彼女は暗い場所が――とりわけ、この島のように人の匂いが薄い、いかにも『出そう』な場所がとにかく苦手であった。
(一人は嫌だよ……祐一君に会いたいよっ……!)
それこそがあゆの抱く唯一にして、最大の願いだった。
勿論、能天気なあゆと言えども、自分が凄惨な殺し合いの場に置かれている事くらいは理解している。
タカノが行ったあの非人道的な殺戮行為を見れば、もはやフェイクなどと疑う余地は無い。
それでも――今のあゆにとっては、タカノやゲームに乗っている人間などよりも、孤独の方が遥かに恐ろしかった。
血で血を洗う戦場の中、戦いとは無縁の生活を送ってきた彼女がたった一人でいる事は、どれ程の恐怖なのだろうか。
抗いようのない膨大な感情の雪崩が、あゆの理性を完膚無きまでに奪い去ってゆく。
ゲームからどうやって脱出するか?やる気になっている人間と出会ったらどうするか?支給品は何か?
本来ならその三点が、最初に考えるべき事柄だろう。
しかし今のあゆには、冷静に思考を巡らせる余裕は欠片も無い。
完全な恐慌に陥っているあゆは、膝を抱えて丸まり、この悪夢の終わりを待つ事しか出来なかった。

そのような状態では、忍び寄る足音に気付ける筈も無く――突然、後ろから右肩を掴まれた。
「うぐぅぅぅっ!?」
あゆは思考が混乱の極みに達し、ばっと飛び上がるように立ち上がると、物凄い勢いで地面を蹴った。
そのまま一目散に走り去ろうとしたが、その後ろ手をがっと強く掴まれる。
「助けてぇぇぇぇぇっ! ボクなんて食べても美味しくないよっ!」
もうあゆは訳が分からなくなって、掴まれている手をブンブンと振り回しながら、無茶苦茶に喚き散らした。
あゆの顔が恐怖で歪み、大きな瞳からぽろぽろと涙が零れ落ちる。
「うぐぅぅぅっ! 離して……離してよぉっ!」
ぐいっと腕を引き寄せられ、続いてあゆの口を大きな手が塞いだ。
「――静かにしろ。俺は殺し合いをするつもりは無いし、お前を食おうとも思っていない」
背後から掛けられる静かで冷たい、男の声。
しかし混乱し切っているあゆにその声は届かず、塞がれた口の奥から言葉にならぬ悲鳴を上げるのみだった。

「だーっ、またかよ……」
後ろにいる男が、当然あゆの耳には入っていないが――溜息交じりに言葉を漏らす。
男、国崎往人はあゆの両肩を掴んで、ぐるんと自分の方へ向かせた。
「やだやだやだ、助け……」
「――黙ってこれを見ろ!!」
往人はあゆの悲鳴を遥かに上回る声量で叫ぶと、人形をポケットから取り出して、彼女の眼前に突き出した。
それは薄汚れた、しかし何故か暖かさを感じさせる、不思議な人形だった。
「…………うぐ?」
あゆの意識が人形に移るのを確認すると、往人は腰を落として、人形をちょこんと地面に寝かせた。
両手を人形へと翳し、それから極力軽い調子になるよう努めながら言った。
「さあ、楽しい人形劇の始まりだ」
「――――えぇっ!?」
往人の合図とほぼ同時に、薄汚れた人形がぴょこんと立ち上がった。
手も触れていないし、糸も使っていない――正真正銘、超能力の類によるものだった。
人形がちょこちょこ歩き、くるくる踊る。それを追って、あゆの目線も動いてゆく。
「うぐ……うぐぅ!? うぐ~っ!」
あゆはしきりに驚きの声を上げ、熱心に人形劇へと魅入っている。
そんな彼女に、往人はボソッと話し掛けた。
「お前――ちょっと手を出してくれ」
「……?」
あゆが素直に手を出すと、往人はバッと勢い良く手を振り上げた。
その動きに合わせるかのように人形が大きく飛び跳ねて、あゆの掌の上へと着地する。
人形は最後にぺこりとお辞儀をして――束の間の人形劇は、終幕を迎えた。


「……どうだ、楽しかっただろう。楽しかったな?」
自分でも改心の出来だと思ったのだろう――往人が自信満々に問い掛ける。
するとあゆは満面の笑みを作って、弾んだ声で答えた。
「うんっ! すっごく楽しかったよ!」
それは嘘偽りの無い、素直な感想。往人は満足気に微笑み、それから言った。
「そうだろう、そうだろう。……じゃ落ち着いた所でまずは自己紹介といこうか。俺は国崎往人だ」
「ボクは月宮あゆって名前だよ。往人さん、よろしくねっ」
あゆがそう言ってにこっと笑うと、往人は何故か微かに表情を歪め、視線を逸らした。
「ああ。それで聞きたい事があるんだが――お前、神尾観鈴って言う女の子を見てないか?
 金髪の長い髪を一本で束ねた、能天気そうな奴だ」
尋ねる往人の顔からは微笑みが消えていたが、あゆが不審に思う事は無かった。
「ううん、見てないよ。そもそもボクがここに来てから出会った人は、往人さんだけだよ」
「――そうか」
言い終わるとほぼ同時、往人が勢い良く手を突き出して、あゆを押し飛ばした。
続いて素早く鞄の中からコルトM1917を取り出し、尻餅をついているあゆへと照準を定める。
「ゆき……と……さん?」
あゆは怯えているというよりも寧ろ、不思議がっているような顔をしていた。

「人形劇の代金はお前の命だ。恨みは無いが、死んでもらう」
往人は凍りついたような、何も感じさせぬ表情で冷たく告げる。
あゆはぎりっと奥歯を噛み締めた――恐怖よりも、納得いかないという気持ちの方が強かった。
「そんなっ……訳が分かんないよ! さっきまであんなに優しかったのに、どうしてそんな事言うのっ!?」
「悪いな、お前から話を聞き出す為に優しい振りをしていただけなんだ。本当の俺は、とても冷酷な人間だ」
これ以上言葉を交わす意味も無いだろう。
往人は軽い動作で銃を構えなおして、引き金に掛けた指へ力を入れようとした。
「――そだ」
……小さく呟いたあゆの声に、往人の身体が硬直した。
もう話すつもりなど無かったのに――硬直してしまった。
「嘘だ……そんなの、嘘だよっ!」
あゆは感情を剥き出しにして、涙混じりの声で大きく叫んだ。
「嘘……だと……?」
往人の手が震えた。あゆが続けざまに、言葉を浴びせ掛ける。
「ボク分かるもん……往人さんは凄く優しい人だよ! 往人さんの人形劇は心を暖かくしてくれる、楽しい気分にさせてくれる!
 それに……今の往人さん、とっても辛そうだよっ!」
「――――っ!」
往人がごくんと唾を飲み込む。秘めた感情を完全に言い当てられてしまい、明らかに動揺していた。
しかし、往人の脳裏に浮かぶ一人の少女――神尾観鈴の笑顔。
「――そんなの知った事か。俺はあいつを――観鈴を守る為に、悪魔にならないといけないんだ」
今にも溢れ出しそうな感情をぎりぎりの所で押しとどめて、静かに言葉を紡ぐ。
今度こそ、何を言われようとも耳を貸さぬ覚悟で引き金を絞ろうとし――
猛然と迫る気配に気が付いて、往人はその場を大きく飛び退いた。

次の瞬間には、それまで往人がいた空間を荒れ狂う旋風が切り裂いていた。
更に三、四歩下がってから顔を上げると、往人の眼前、十メートル程離れた所に学生服を着た少女が仁王立ちしていた。
青い髪、凛々しい顔つき――その手には、長さ二メートル程の槍が握られている。
少女は狼狽したような表情を一瞬見せたが、すぐにこちらの方へと研ぎ澄まされた刃物のような視線を送ってきた。
「まさか本当に、殺し合いをする奴がいるとはな……」
どこまでも凛とした声で、少女が言葉を続ける。
「私は竜鳴館風紀委員長――鉄乙女! お前のような愚か者は、私が成敗してくれる!」

     *     *     *

月明かりに照らされた大草原で、対峙する二つの人影。
鉄乙女は外見上こそいつもと変わらぬ威勢を保っていたが、その実、内心では大きく動揺していた。
(身体が……重い……?)
乙女が仕掛けた奇襲は、完璧だった。戦場で敵に情けを掛けるつもりなど一切無い。
今目の前にいる男は、こちらの気配に勘付く暇も無いまま、心臓を貫かれていた筈だった。
にも関わらず実際には攻撃を察知され、事もあろうに手傷の一つすら負わせられぬ始末。
全力で、躊躇無く仕留めにいったのに――普段の半分の速度も出せなかった。

そんな乙女の心境を知ってか知らずか、状況を把握した往人が淡々とした口調で話す。
「名乗りを上げたばかりで悪いが、生憎と俺は騎士道精神など持ち合わせていない。とっとと終わらせて貰うぞ」
言い終るのとほぼ同時に、乙女が真横へと跳躍し、遅れて往人の構えたコルトM1917が火を噴く。
銃口から放たれた銃弾は、虚しく空を切るだけに終わった。
乙女が素早く地を蹴り間合いを詰めようとするが、そこに再び銃口が向けられる。
(やはり――私の動きが、落ちている!)
突撃しながらでは避けられぬと判断した乙女は、もう一度地面を蹴り飛ばして、強引に横方向へと弾け飛んだ。
大きな銃声が響き渡り、背後にあった藪の一部が、圧倒的な破壊力の前に削り取られる。
急激な方向転換のツケで、乙女の体勢は横に崩れかかっている。
「――終わりだ」
往人はその隙を逃さず、しっかりと両手でコルトM1917を握りこんで発砲する。
しかし乙女は無理に体勢を立て直そうとせず――逆に、勢いに任せて側転した。
「何ッ!?」
それは、思わず見惚れてしまうような、優美な動きだった。
大きく一回転した乙女が、悠然と両の足で大地を踏み締める。

半ば呆然としている往人に対して、無駄に気合の入ったポーズを取った乙女が語り掛ける。
「大体把握した。何故か身体の調子が悪いが、思った通り――銃といえど、射線に敵の姿が無ければどうしようもないらしいな」
乙女の銃に対する対応策は、単純にして明快だった。
銃弾を見てから躱すのは、絶対に無理だ。
調子が良い時の乙女であろうとも、彼女以上の猛者である橘平蔵であろうとも、不可能だ。
ならばどうするか――簡単な事。銃口の向き、敵の視線から、相手の狙撃ポイントを予測する。
そして、その射線――死線とも言い換えられる直線から、身を躱すように動けば良い。
動きが鈍っている今の乙女では、攻めに回るのは難しいが、避けるだけなら問題無い。
「……大した化け物だな」
往人が一つ溜息をついて、銃に弾丸を詰め込みながら、呆れたように呟いた。それも無理は無い。
『銃の射線から身をかわし続ける』――理屈は分かっていても、実践するのは困難を極める。
銃口の向きを見逃さない圧倒的な動体視力、相手が撃つ前に回避動作を終える尋常でないスピード、そして銃にも物怖じせぬ度胸。
これだけ困難な条件を完全に満たしているのは、特殊な人間が多いこの島でもごく少数しかおるまい。
「ふっ、日々の修練の賜物だ。それよりお前――何故、殺し合いなどする気になった?」
乙女が厳しい声で問い掛ける。往人は短く、静かに答えた。
「答える義務は無いな」
「そうか……答えたくないならそれで良い。では、続きを……」
「――待て」
踏み込もうと身を低くした乙女だったが、そこに制止の声が投げ掛けられる。
「何だ?」
怪訝な顔をする乙女に、往人が淡々とした口調で告げる。
「俺達は少々目立ち過ぎた。これ以上続けると誰かに漁夫の利を取られるかも知れない……ここは引き分けで手を打たないか?」

それは、確かにその通りだった。この静寂に包まれた島では、叫び声や銃声がよく響き渡る。
乙女がここに駆けつけて来られたのも、あゆと往人が出会った際の悲鳴を聞きつけたからだ。
往人と乙女、互いに決定打を持たない以上、二人の戦いは長期戦になる可能性が高い。
そうなってしまえば、強力な武器を持った第三者が現れた場合、共倒れになるのは避けられない。
付け加えると、往人としては弾切れが脅威だった。
落ち着いて弾丸を補充するといった行為は、何度も出来るものではないだろう。
攻め続けられれば――いずれ、弾切れを起こして敗北する。
乙女としても、ここで余り無茶はしたくなかった。
身体の調子が悪いのか、思うような動きがまるで出来ない。
現在の体調に慣れるまではもう少し時間が掛かるだろう。ここで無駄にリスクを犯すのは、得策とは言えなかった。
二人の利害は一致――当然の帰結として、停戦協定が結ばれる事になる。
乙女は一層険しい表情をした後、槍の先端をバッと往人の方へ向けて答えた。
「仕方ない、それなら早く立ち去れ。だが――次に出会った時こそ、お前を仕留めるぞ」
「それはこっちの台詞だな。また戦う時があれば……お前を殺す」
往人は乙女の方へと身構えたまま、少しずつ距離を広げてゆく。
そんな矢先、乙女の後方から悲痛な叫び声がした。
「往人さん待って! 人殺しなんてもう止めてよ……そんなの何にもならないよ!」
往人はあゆの叫びに答えない。無言のうちに後退を続け、やがて大きく踵を返して駆け出した。
すぐに往人の姿は暗闇に掻き消され、視認する事が出来なくなった。
「往人さん……どうして……」
あゆが目に大粒の涙を溜め込みながら、力の無い声で呟いた。
ほんの僅かの間とはいえ、暖かいやり取りを交わした二人だったが、もう戻れない――


「お前、大丈夫か?」
乙女があゆの傍にまで歩み寄り、気遣うような表情で問い掛ける。
「う、うん……ボク、何処も痛いとこは無いよ」
あゆが涙目で、おどおどとしながら答える。すると乙女は胸に手を当て、穏やかな笑顔を浮かべた。
「それなら良かった。改めて自己紹介をしておこう……私は鉄乙女だ。お前、名前は?」
「ボクはあゆ、月宮あゆだよ」
「そうか、覚えておこう。何時までもここにいるのは不味い……歩きながら話そうか」
この場所で話し込んでは、騒ぎを聞きつけた者に襲撃されるかも知れない。
乙女はあゆの小さな手を引いて、ゆっくりと歩き始めた。

     *     *     *

「――そうか。そんな事があったんだな」
「うん。きっと往人さん、観鈴って子を生きて帰らせる為に他の人達を全員殺すつもりなんだよ……」
国崎往人がゲームに乗った理由を知った乙女は、複雑な表情をしていた。
冷静に考えれば、殺し合いを望んで行う人間など殆どいないに決まっている。
たとえ進んで人を襲う人間がいたとしても、大抵は事情があっての事なのだ。
「ねえ乙女さん。往人さんを……説得する事は出来ないかな?」
あゆが上目遣いで、恐る恐る提案する。
可能ならば説得したかった――本当は優しい心を持っている筈である、往人を。
乙女は静かに、しかしはっきりと首を横に振った。
「あの男に守りたい者がいるように、私にだって守りたい人間がいる。私は人の命を弄ぶタカノを許さない。
 必ずタカノを倒して弟や生徒会の仲間達を救ってみせる。その障害となる人間――殺し合いに乗った者がいれば、容赦などしない」
あくまで冷静に見える乙女だったが、その内心は灼けつくような憤怒の炎で煮えたぎっている。
レオの親友――鮫氷新一は余りにも理不尽に、その命を奪い去られてしまった。
レオや生徒会の者達はきっと、仲間の死で想像もつかぬ程大きなショックを受けているだろう。
絶対に、探し出して守ってやらねばならない。
そして、ゲームに乗った人間を放っておけば、仲間達が殺されてしまうかも知れない。
そのような事態は、絶対に避けなくてはならない――だから、躊躇せず殺す。
それがこのゲームに巻き込まれた乙女の、決して変わる事が無いであろう強い決意だった。

乙女の言葉を受けて俯いていたあゆだったが、やがてある事を思い出して顔を上げた。
「あの……乙女さん。助けてくれて、ありがとうね?」
そうだ――あゆは、命を救われたのだ。乙女はにっこりと微笑んで、答えた。
「ああ、どういたしまして」
それで、あゆの顔に微かな笑みのようなものが浮かんだ。あゆが初めて、乙女に見せた笑顔だった。
「あゆはこれからどうするつもりだ?」
あゆがつぶらな瞳で、乙女を見つめながら口を開く。
「ボク――祐一君に会いたいな」
「そうか。私も人を探しているし、一緒に来るか?」
その申し出は、碌な戦闘手段を持ち合わせていないあゆにとって、渡りに船であった。
しかしあゆは視線を下に落とし、ぼそぼそと小さい声で呟いた。
「……でもボクは運動神経悪いし、頭も良くないし、きっと足手纏いになるよ?」
不安げに、こちらの様子を窺っているあゆ。その心境を察して、乙女が動いた。
「――問題無いさ」
「うぐっ!?」
あゆは一瞬何が起こったか分からなかった――乙女があゆを優しく抱き締めたのだ。
「何も心配はいらないぞ、私がお前を守ってやるからな」
あゆはちょっと驚いたが、服越しでも感じられる暖かさはとても安らかなもので、やがて素直に身を任せるようになった。
乙女はあゆの小さな身体を包み込みながら、決意をより頑強なものにしていた。
(こんな少女まで殺し合いに巻き込むとは……タカノ、絶対に許さない! 私を敵に回した事、後悔させてやるからな!)



【F-3 草原 /1日目 深夜】

【国崎往人@AIR】
【装備:コルトM1917(残り6/6発)】
【所持品:支給品一式×2、コルトM1917の予備弾54、木彫りのヒトデ@CRANNAD、たいやき(3/3)@KANNON】
【状態:軽い肉体的疲労、精神的疲労中】
【思考・行動】
1:観鈴を探して護る
2:観鈴以外全員殺して最後に自害
3:相手が無害そうなら観鈴の情報を得てから殺す

【鉄乙女@つよきす -Mighty Heart-】
【装備:槍】
【所持品:支給品一式】
【状態:軽い肉体的疲労】
【思考・行動】
基本方針:ゲームに乗るつもりは皆無、マーダーは容赦無く殺す
1:あゆを守る
2:生徒会の仲間達、相沢祐一の捜索
3:ゲームに乗った人間を見つけたら始末する
4:タカノを絶対に倒す

【月宮あゆ@Kanon】
【装備:無し】
【所持品:支給品一式、ランダムアイテムの内容は不明】
【状態:精神的疲労小】
【思考・行動】
1:祐一と会いたい
2:乙女に同行
3:往人を説得したい
【備考】
※乙女が持っている槍は、何の変哲もないただの槍です(長さは約二メートル)
※乙女は自分の身体能力が落ちている事に気付いています(その理由までは分かっていない)



010:たかだか数十分 投下順に読む 021:羽の交錯
010:たかだか数十分 時系列順に読む 021:羽の交錯
011護りたいもの 国崎往人 057:涙は朝焼けに染まって
鉄乙女 063:オンリーワン
月宮あゆ 063:オンリーワン


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