GameGuruにおける照明術


 GameGuruでライトマッピング機能を利用する具体的な方法はこちらを参照すること→ライトマッピング

 照明は映像の画面づくりにおいて重要な要素である。照明の基礎的な知識が少しあるだけでも、ゲーム画面の映えはレベルアップするだろう。

 GameGuruには割と使える照明システムがあるのだが、惜しいことに、ほとんどのGameGuru製のゲームではあまり上手く使われていない。

 そこでGameGuruで照明を使いこなせれば、君は他のGameGuruユーザーよりひとつ上のステージに立てる。これはチャンスだ。

 照明テクニックで他と差をつけよう!

サンプルゲームの照明を調整してみよう

 今回は照明の話であるため、一からマップを組んだりはせずにサンプルゲームのマップを利用して話を進めよう。

 以下の画像はサンプルゲーム『The Asylum』のゲーム開始地点のスクリーンショットである。

 薄暗くて良い雰囲気に見える。机の上に置いてある回復アイテムの上に照明を配置しており、その点も分かりやすくて良い。

 しかしこの部屋を出て廊下に出るとやけに明るい。

 暗すぎるホラーゲームは嫌いだが、それにしても明るすぎる。
 もう少し柔らかい明るさでもいいのではないだろうか。(静止画だとよく分からないが割とギラついている)
 とてもではないが明るすぎて廃墟には見えない。

 そこで色々と調整してみた結果がこちらだ。

 人によっては暗すぎるという意見もあるだろうが、それにも理由はある。詳しくは後述する。

照明を改善するコツ

 調整前の画面がギラついて見えたのは以下の3点が原因であると思われる。
  • 照明の色が明るすぎる。(この照明の色は#ffffffである)
  • 照明の強さが強すぎる。
  • 照明の位置が高すぎる。

 ではどう改善すれば良いかと言えば、逆のことを意識すれば簡単だ。
  • 照明に暗い色をつける。
  • 照明の強さを弱くする。
  • 照明の位置を低くする。

照明の色について

 特に照明の色に白色(#ffffff)を使用してはいけない。
 これは現実世界でも一緒だが白色の照明は眩しすぎる。部屋がギラついて見えてしまうので、少し色をつけると良い。

 照明の色はGameGuruの公式フォーラムに掲載されているチュートリアルによれば以下の赤い線で囲まれた色を使用するのが丁度良いらしい。

 先人の知恵はありがたく利用させてもらおう。

照明の位置の高さについて

 天井に照明を設置すると部屋がまんべんなく照らせるので日常生活では便利だが、絵として見た場合はダサい。

 そこで、オシャレな部屋というワードで画像検索をしてほしい。
 オシャレな部屋の照明はほぼ目線の高さと同じくらいか、それより下に設置されていることが分かる。
 天井に照明が設置されている場合も、天井の照明はメインではなくサブとして使っていることが多い。

 天井に強い照明を設置するのはダサいのだ。覚えておこう。

 これは現実世界だけではなく市販ゲームの世界でも同じだ。
引用元:バイオハザード5
 足元に設置されている照明が最も強い。天井にも一応照明が設置されているが、物凄く弱いことが分かるだろう。

 こうして現実世界や市販のゲームなどの照明の使い方を参考にGameGuruでも照明を設置していこう。

  • 天井に強い照明を設置するのはダサい。
  • 照明は目線の高さより下に設置する。(床でも良い)
  • 天井に照明を設置したい場合は弱い照明か間接照明にしよう。

 この3点を守るだけでも大分見栄えのするマップになるはずだ。

 実際に今までのコツを守って照明を調整した結果を元の画像と比較してみよう。


 天井付近になんとなく設置されていた白色の照明を削除し、テーブルの上にロウソク色の照明を設置。
 また扉が分かりやすいように扉の床にもロウソクを置いた。見えていないが画面左の目線の高さにも照明を設置している。
 更に天井に暗い弱い照明を設置して、部屋をまんべんなくほのかに照らしている。


 こちらの廊下のシーンも同じ様にコツを守って調整した結果だ。

 少し暗く調整しすぎだと思うかもしれないが、それにも一応の理由がある。それはプレイヤーに対する誘導のためなのだ。

照明でプレイヤーを誘導しよう

 サンプルゲーム『The Asylum』のマップも何も考えずに照明を置いているわけではない。
 さり気なく照明でプレイヤーを誘導するように照明を配置している。
 しかし画面が明るすぎるためにそれが機能していないのだ。

 例えば一番最初に手に入れることが想定されているであろう最初の武器、マグナムは窓枠に置いてある。

 分からないと思うので赤い丸をつけよう。

 ここだ! この赤く丸した部分に最初の武器が置いてある。分かるか! こんなもん!!

 一応この真上に照明が設置されており、目立たせようとする意志は感じるが全く分からない。

 少しでも分かりやすくするために廊下を暗くしてピンポイントで銃の置き場所を照らしたのがこちらだ。

 焼け石に水感は拭えないが、それでもこちらの方が分かりすくはある。
 照明でプレイヤーの行動を誘導しようというのならば、これくらい露骨にしないといけないのだ。

 そもそも窓枠に銃を置くなバカ!! 目線の高さとほぼ一緒だから見えないんだよ!!

 腰くらいの高さに置くと分かりやすい。

 アイテムの他にも出入り口や正しい進行方向に照明を設置してプレイヤーを誘導するのも手だ。

 そのためにはある程度、部屋は全体的に暗くして照明を目立たせる必要がある。

とはいえ暗い時は……

 ライトマッピングは時間のかかる処理であるため、マップが暗すぎる! と思った時にいちいち照明の強さや色を調節するのは辛い。

 少し暗いレベルの時は、テストプレイ画面でTABキーを2回押すことで出るグラフィック調整画面でAmbience LevelやBlightnessを調節することでマップ全体を明るくできる。


暗すぎる気がする。

テストプレイ画面でTABキーを2回押してグラフィック設定パネルを呼び出す。

Ambience LevelやBlightnessを調節してゲーム画面全体を明るくする。

最後にもう一度

まず覚えるべき照明のコツはコレだけ!
  • 照明に暗い色をつける。
  • 照明の強さを弱くする。
  • 照明の位置を低くする。
この3つをとりあえず意識してGameGuruライフを送ろう。

照明でプレイヤーの動線を誘導したい場合は、照明を目立たせるために画面を薄暗くする。というのも忘れずに。

これで君もGameGuruマスターだ!!
(そんなものになってどうする?)

参考資料

最終更新:2020年09月28日 21:57