*メインテーマ 収録作品:[[ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム]][NS] 作曲者:[[片岡真央]] ---- **概要 本作のメインテーマであり、2nd トレーラーや[[公式HPでのBGM>https://www.nintendo.co.jp/zelda/totk/index.html]]として流され、また「スタッフロール」の最後にも使用されている。 これは[[前作のメインテーマ>メインテーマ(ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド)]]と全く同じ使われ方であり、後継曲であることが多分に意識されていることがよく分かる。 2024年2月に動画配信された「ゼルダの伝説 オーケストラコンサート」において最初の演目を務めたが、その際に作曲者が前作に引き続き片岡氏と明かされた。 だが曲の印象は前作の荒涼感に対して、今作は勇ましさがより前面に出たものとなっており、サビのフレーズをいきなりイントロで流してくることからもその勢いが分かる。 曲構成も前作に引き続き前半部と後半部に分かれており、前半部は二胡と篠笛の音色で始まる穏やかで躍動感のある音色からサックスの儚さを感じさせる音色と続いていき、聴くものを引き込んでいく。 次第に盛り上げていき前回と同様に一瞬の無音を挟んで後半部に入るのだが、この瞬間に本作の最大の特徴である「ハンドクラップ」が高らかに響き渡ることで、断絶されていた空白が繋ぎ止められる。 後半部はイントロを更に壮大で熱くしているのだが、よく聴いてみるとこのフレーズは前作のメインテーマの終盤のフレーズの一部が入っており、前作との繋がりを感じさせるものである。 そしてアウトロでは逆再生を感じさせる不可思議な歌声と物々しい音色で〆るというインパクト抜群の終わり方をするのだが、最後の最後におなじみ「ゼルダの子守歌」のイントロが二胡の音色で流れる。 前作との繋がりを意識しつつも、今作のテーマである「手と手」引いては人や時の繋がりを感じさせる、本作を象徴する曲と言えるだろう。 この曲のフレーズはもちろん[[ラストバトル>黒龍戦]]でも使用されているのだが、使われているのは前半部のみ。 では一番盛り上がる後半部のサビは一体何処にいったのかというと、なんとラストバトル終了後の地上へのラストダイブ時。 ここで流れる「あの手へ」は後半部のサビから「[[ゼルダの子守歌>ゼルダ姫のテーマ]]」更にはシリーズ全体の「[[メインテーマ>ゼルダの伝説メインテーマ]]」にまで移っていく。 本作でも盛んに行われているタイムアタックの計測終了のタイミングが「&bold(){手と手を繋いだ}」瞬間であることからも分かるように、このイベントをもってエンディングに突入する。 フィニッシュのハンドクラップまでのこの一連の展開は、本作のオープニングと対比させた非常に熱いものであり、「手と手」をテーマとした本作の、そして「&font(b,red,13px){ゼルダの伝説}」の名を冠した作品の帰結点に相応しいと言う外ない。 ---- **過去ランキング順位 ***「メインテーマ」 [[第17回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100>第17回の結果]] 23位 [[みんなで決める2023年の新曲ゲーム音楽ランキング>みんなで決める2023年の新曲ゲーム音楽ランキングの結果]] 2位 [[みんなで決めるゼルダの伝説BGMランキング]] 70位 [[第3回みんなで決める任天堂ゲーム音楽ベスト100]] 166位 ***「あの手へ」 [[第17回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100>第17回の結果]] 32位 [[みんなで決める2023年の新曲ゲーム音楽ランキング>みんなで決める2023年の新曲ゲーム音楽ランキングの結果]] 21位 [[みんなで決めるゼルダの伝説BGMランキング]] 43位 [[第3回みんなで決める任天堂ゲーム音楽ベスト100]] 105位 ***「スタッフロール」 [[第17回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100>第17回の結果3]] 898位 ---- **サウンドトラック ***「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」オリジナルサウンドトラック〔通常盤〕 #amazon(B0D2RY4XK3) ***「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」オリジナルサウンドトラック〔初回数量限定生産盤〕 #amazon(B0D2RZGSTS) ---- **関連動画 ***ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム 2nd トレーラー #video(https://youtu.be/ZgyE7NGWy_k?t=79) ***ゼルダの伝説 オーケストラコンサート [Nintendo Live 2024 TOKYO] #video(https://www.youtube.com/watch?v=2nH0Ed-_P8o)