*せっしょうせき マリスイーター 機種:PC 作曲者:Mimaki SiON 開発元:Project Noise、Amusement Makers、秋空シンセシス 発売年:2015、2017 ---- **概要 >極寒と妖、二つの脅威が跋扈する「最果ての大地」において三人の賢人は北封結界を作り人間が住める環境を生み出す。 >しかし徐々にその結界の力は弱まり数多くの悲劇を引き起こす事になった。 >そして現在結界が弱まった原因を探るべく、立場の違う姉妹は自分たちの運命にも立ち向かう事に…。 数々の作品を生み出した東京電機大学の同人ゲーム制作サークルであるAmusement Makers時代から約4年をかけて制作された横画面縦スクロールシューティングゲーム。 栃木の殺生石伝説を初めとする多くの逸話をベースとして、人間と人外の関わりから生まれた喜劇や悲劇を追うストーリーが展開される。 自機となる姉妹は異なる性能差があり、普通のものと低速移動時のものとで違う性質になるショットと一定時間無敵になり敵弾をアイテムに変えるボムを使い分けて敵を倒し進んでいく。 特徴的な部分として「結界」と呼ばれるシステムがあり、敵を倒したり敵弾に掠る事でゲージが溜まっていき満タンになった時に発動する事で「発動中は1度だけ被弾を無効化する」「結界の残りゲージに応じて強力な必殺技が発動可能」「結界中に敵を倒す事で残機やボムを徐々に回復できる」などの恩恵が受けられる。 これをボムと併用して上手く利用すれば、かなり長い時間無敵状態でゲームを進める事も可能で敵の攻撃が激しい場合でも逆に考えれば結界が発動しやすくなる、残機やボムも補充しやすくなる。 …ともいえリソース管理ゲームではあるがかなり遊びやすい作りになっている。 BGMは雪が降り積もる大地や悪しき妖怪が蔓延る環境、その物語の背景にあるものから透明感がありながらその厳しさ、陰鬱さなど感じ取れる曲も多い。 かと思えば曲が転調するタイミングで、後ろから迫っていた大型の敵が姿を現したり、ラスボス戦は今までのボスの曲をすべて合わせたアレンジになっているなど演出に合わせた盛り上がりを感じさせる場面も見受けられる。 後日にはステージEXが解放されるパッチが配信。 その内容は作者が一番最初にゲーム制作に憧れたきっかけという作品をモチーフにしたものでAmusement Makers出身であるのが納得ともいえる構成になっている。 サークル名を秋空シンセシスに改名してから後の2017年、[[フリーゲーム]]として無料公開される事になった。 ---- **収録曲 |曲名|備考|順位| |雪晶石|Title|| |最果ての大地|Stage 1|| |Sylph Step|Stage 1 Boss|| |ムクロミチ|Stage 2|| |雪上の射手|Stage 2 Boss|| |蟲独宮サンクチュアリ|Stage 3|| |Infected Quintet|Stage 3 Boss|| |九泉に響く鬼哭|Stage 4|| |破られた誓い|Stage 4 Boss|| |摂瘴堰 -MaliceEater-|Stage Final Boss|| |白魔の帳|Ending B,C|| |風の行きつく果て|Ending A|| |明日の風|Staff Roll|| |北風の志|Tutorial Stage|| |風華送り|Tutorial Boss|| |昊天へ続く光風|Stage EX~EX Boss 1|| |九霄の神水|EX Boss 2|| |蒼天の十字星|EX Boss 3|| ---- **サウンドトラック ***雪晶石 -Malice Eater- Original Sound Track #image(https://medium-media.vgm.io/albums/64/57546/57546-1457460178.png,width=180,height=180)