本作は各バナンザ変身ごとに専用ボーカル曲が用意されているが、公式インタビュー「開発者に訊きました」によると、
このような仕様はこれまで『スーパーマリオ オデッセイ』を始めとする3Dマリオシリーズを手がけてきた開発スタッフとしては、類似例が無敵スター程度で殆どなかったとのこと。
サウンドディレクターの久保氏によると、開発中に見たシマウマバナンザのインパクトの大きさから曲を切り替える決断をしたそうである。
そしてこのタイミングでプロデューサーの元倉健太氏よりポリーンを登場させる話が出て、バナンザ変身の数だけ「久保さん、動物の歌をつくれませんか?」と要請されたとのこと。
いくら『オデッセイ』にて「Jump Up, Super Star!」と「Break Free (Lead the Way)」を作曲した経緯があるとはいえ凄い無茶ぶりである。
最初のバナンザ変身である「コングバナンザ」は、赤いオーラを纏った黒い大猿という出立ちに違わず、凄まじい威力のパンチを繰り出すドンキーコングの純粋な強化というべき性能となっている。
地形を容易く打ち砕き、コンクリートの壁すらブチ抜く規格外の力を持つコングバナンザは、「破壊」をテーマとする本作を体現する存在と言っても過言ではない。
実際、エンディング曲「Breaking Through (Heart of Gold)」の大サビの締めにて、コングバナンザの曲のサビのフレーズが使われていることからも、重要な立ち位置にある存在であることが伺える。
そんなコングバナンザの曲はドンキーの叫び声で始まり、ポリーンの元気な歌声がバイタリティ溢れるエレクトロニック・ロック。
加えてバックで「ウーホッホッウッホッホ!」と叫ぶ掛け声が良いノリをしている。
Don stoc freeb! Gro-di zoul!
Seez-at bee-en vein-ball! So stapp!
Trac my ray-can fay-dle.
Sit yu hang in-a bang yu-get dram-vall!
Don free ya for-re now wigonah.
See-yap bree-en vein-ball! So stapp!
Trac my ray-can cray-dle.
Sit yu hang in-a bang yu-get zoul!
La la la la la la la!
(U ho-ho u-ho-ho!)
La la la la la la la la-la!
(U ho-ho u-ho-ho!)