翼の生えた希望

翼の生えた希望

収録作品:崩壊:スターレイル[PC/IOS/And]
作曲者:王可鑫 Eli.W (HOYO-MiX)
ボーカル:Chevy
詩:Ruby Qu

概要

秩序の楽章の中に、もう一つの声が現れた…
ピノコニーで最初で最後の不協和音だ


アナタ達の楽園がより多くの人を救えるのなら、その手でワタシの進む道を断ってください。


美しい夢に囚われていた人たちが、今「自由」の為に目覚め始めている

兄様…人間の弱さは他人に救えるものじゃないわ

お前は高尚な人間だ、過去に縛られるな!

見せてあげるわ、「弱者」たちの信念をね

たとえ苦痛に満ちた未来が待っていたとしても…ウチらは絶対逃げたりしない!

崩壊スターレイル・惑星ピノコニー篇の「哲学の胎児」決戦曲に使用されるボーカルソング。
ピノコニー篇に於けるメインキャスト達の想い、元列車メンバーにしてピノコニーの開拓に大きく貢献した「時計屋ミハイル」の夢見た未来、そして「生命体はなぜ眠るか」という問いに対する答えを散りばめた歌詞をテンポよく惑星ピノコニーが主流とする運命(属性)である「調和」の取れたメロディと、人の未来の可能性を縛る「秩序」を撃ち破る「不協和音」の間奏コーラスで奏でている。

ピノコニー篇のシナリオライターが同社作の崩壊3rdにて艦長(プレイヤー)の脳を焼き尽くしていった焼鳥氏であり、演出などの完成度の高さゆえか同作のボーカル決戦曲である野火を抑え第17回に於けるスターレイル枠のトップを飾った。

本曲が戦闘時に初めて流れるのは決戦第二段階(3段階目まで存在)の途中からであり、綻んだ夢に対する「ピノコニー最初で最後の不協和音」を銀河の歌姫・ロビンが奏でることにより列車を降りたミハイルの願った「星穹列車の帰還」が夢境で形を取るという演出が、銀河規模の兄妹喧嘩開始のゴングを鳴らす。
( この演出以降、サポートゲージが満タンで「星穹列車のミーム」が敵を轢き倒す支援攻撃を実施し、ページ序盤にあるセリフを各キャラが話す。)

これが、俺(私)達の旋律!

更に最終段階に入るとボーカルオンとなり、特に歌詞にある「Heads up!」は様々な意訳もできるが、「生命体はなぜ眠るか」という問いに対し今亡き時計屋ミハイルが出した「夢から覚める為に、夢をみる」という答えに合わせて「夢から覚めるんだ!」という意味合いも込められていよう。
しかもその言葉のあるサビからボーカルオンになるので、ヤリーロⅥ篇の「野火」に並び得るアツさすら持つのである。
このボーカルオンの状態で間奏に「不協和音」という名前の人々のコーラスが入るが、これも人の可能性を縛る「秩序の夢」から人々が目覚めようとしているのを表しており、秩序の音を打ち破る意味も相まって美しいコーラスを奏でていると言えよう。

尚、本戦闘では必ず開拓者(調和)をチームに入れなくてはならないが、戦闘時のボイスが特殊仕様となり週ボス仕様では聞けない為、辿り着いた開拓者には是非聞いてもらいたい。
また、開拓者(調和)は時計屋ミハイルの持っていた「開拓の意志」を引き継いだ状態であり、そんな彼(彼女)がミハイルの出した答えを突きつけるのはグッと来るものがあるだろう。

夢はいずれ終わる、人を縛り停滞させる「悪夢」となった「秩序」より人々を目覚めさせる不協和音の歌。
痛みを伴ってでも未来へ進もうとする開拓の意志を感じながら、夢の星に作られた夢から目覚めていただきたい。

何故…生命体は眠るのか…

それは…いつの日か…



夢から覚める為だ(よ)!



やはり夜は…短すぎる…

兄様、夢から…覚める時よ…

痛みを伴う現実に目覚めながら、我々が持つ開拓の意志は未来へ向かう—

これより先、崩壊3rdを含めた余談

+ ネタバレ注意
これだけでも開拓者にはグッと来るモノがあると思われるが、その開拓者が崩壊3rdの「艦長」として第1部を駆け抜けたならば更にその味は増す事になる。
ピノコニー篇は3rdのbgmを使用したり、演出や台詞回しのオマージュがあったりと艦長に対するサービスが盛り込まれているが、「夢に全ての人々を落とし込む」という点が3rd第1部終盤における最終計画と似通っていると思った艦長も少なくない筈である(尚、ピノコニーと最終計画の内容は似通っていると3rd世界から来たヴェルト本人も指摘している)。
ただ違いがあるのだとすれば価値観と実行までの経緯であろう。
3rdの場合、実行者は人類の可能性を信じた上で「もう、どうしようもない」と決心せざるを得ず実行せねばならなかった。
その為、この最終計画自体を実行者本人からしても「最低最悪の最終手段」とさえ呼ばしめるものだった。
しかし、此方の場合は人間の可能性を閉ざしてでも愛する妹が傷つかず「弱者」が皆救済される楽園を築きたいという願いによって当初から実行予定だったもの…と、違いが生じている。
そんな二つに共通するのは「自分」という最小限の犠牲で全てを救済する点にあり、そこに自己の救済は含まれてないという「当人にとってはバッドエンド」なのだ。
ある意味「自己への救済」を艦長や開拓者は成し得たとも言えよう。

過去ランキング順位


歌詞

以下のページ参照
原語・日本語訳版

収録サウンドトラック

崩壊:スターレイル-inside- https://www.hakutea.jp/product/1063

関連動画

【崩壊:スターレイル EP 「翼の生えた希望」】

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最終更新:2025年04月22日 17:40