Back to the Future(NES)

BACK TO THE FUTURE

機種:NES
編曲者、効果音:Gavan Anderson
開発元:Beam Software
発売元:LJN
発売年:1989年9月

概要

ビーム・ソフトウェアが開発し、1989年に悪名高いLJNが発売したアクションゲーム。
映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を題材にしてはいるが、映画と関係ない要素が多くあり、全体の出来がよくないことで有名。
プレイヤーはマーティを操作し、映画に登場しない敵や障害物、弾丸を避けながらゴールを目指す。
最終ステージではデロリアンを操作するが、88mphでゴールを通過できなければライフの数に関わらずタイトル画面に戻されてしまう。
原作の脚本家であるボブ・ゲイル氏によれば、LJN社は開発中に彼の意見反映を拒否。
さらに完成品を見せられたため修正を求めたが、「開発プロセスが最終段階のため変更は不可能」と断られたという。
そのためゲイル氏は本作を「史上最悪のゲームの一つ」とし、ファンに対し購入しないよう強く主張した。*1

音楽と効果音は全て、当時ビーム・ソフトウェアのメインオーディオデザイナーであったギャバン・アンダーソン氏が担当した。
使用楽曲は「The Power of Love」と「Johnny B. Goode」の2曲。ただしどちらも約BPM300と超高速である。
アンダーソン氏は当時、ギター講師として本作の楽曲を教えており、2曲の楽譜を所有していたとのこと。
アンダーソン氏はビーム社のサウンドドライバであるNYNTH(グレッグ・バーネット氏制作の初期バージョン)用のデータを作成。
データ作成にあたりテンポは設定しなかったが、プログラマ(トレバー・ヌリディン氏?)が決定したとしている。
また、初期バージョンのNYNTHを採用した影響として、NTSC方式では想定のピッチから半音と36セント上昇してしまっている。
なお、THE CAFE GAME, THE SCHOOL GAMEについてはBGMなしとなっている。

収録曲

曲名 作曲者 補足 順位
The Power of Love ヒューイ・ルイス メインBGM
(タイトル画面~)道中~マップ表示
最終面~エンディング
Johnny B. Goode チャック・ベリー 「Enchantment Under the Sea Dance(魅惑の深海パーティー)」BGM
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最終更新:2025年08月28日 11:56