ちまさんはねむっている…
「ふーん」
『てみ』と名乗る兎耳が付いた俺と体格が似ている少女
髪の毛は…黒…に近い灰色か?
ふわふわしていて触り心地がよさそうだ
髪の毛は…黒…に近い灰色か?
ふわふわしていて触り心地がよさそうだ
同伴者、『棚橋』と名乗る上半身だけ裸でロン毛、所々にメッシュが入っている
体格は…がっつりしていて格闘技でもやっているかのようだった
体格は…がっつりしていて格闘技でもやっているかのようだった
「はいっごちそうさま」
「 ご ち そ う さ ま で し た 」
「 ご ち そ う さ ま で し た 」
「そ、んな、大袈、裟な…」
「いいえ一食の恩義は絶対に忘れないわ」
「 お 嫁 さ ん に 貰 い た い く ら い で す 」
「いいえ一食の恩義は絶対に忘れないわ」
「 お 嫁 さ ん に 貰 い た い く ら い で す 」
「「このロリコンめ!」」
「 誤 解 で す 」
他愛もない会話の一つも交わしながら、そろそろ頃合いと思い、聞いてみる
「お前さん達…ここで何をしていたんだ?」
和やかな場面に緊張が走る
和やかな場面に緊張が走る
「少なくともピクニックじゃないわね」
「ああ、それからデートという雰囲気でもなかったな」
ハッキリ言ってデートだったら申し訳無いが、弁当の一つもなく
よもやスニ○カーズで食事を済ませようなど、世が許しても俺が許さないしかしやはり世が許さない
警察沙汰になりかねない事態なのである
「ああ、それからデートという雰囲気でもなかったな」
ハッキリ言ってデートだったら申し訳無いが、弁当の一つもなく
よもやスニ○カーズで食事を済ませようなど、世が許しても俺が許さないしかしやはり世が許さない
警察沙汰になりかねない事態なのである
「あはは、それは冗談がきついわね」
だがさらりと避けられて安心一息
だがさらりと避けられて安心一息
「 俺 に は 平 苺 さ ん が い ま す 」
平苺という者が誰だかはわからないがこれははっきり言って
平苺という者が誰だかはわからないがこれははっきり言って
「振られたな…」
残念そうな顔をてみに向ける
残念そうな顔をてみに向ける
「なによその顔は…私は構わないわよ?釈然としないだけで…」
「悔しいのか?」
「そうでもないのよ」
ふふんと一笑い
ふふんと一笑い
「というと?」
「私にもいるもの…心から大切な人がね」
幸せそうに言い放つ兎娘…なかなか良い顔じゃないか
幸せそうに言い放つ兎娘…なかなか良い顔じゃないか
「そうか…ならそろそろ話を戻そう」
「つれないのねっパン娘ったら」
「つれないのねっパン娘ったら」
き ゃ あ き ゃ あ と 小 さ い 女 の 子 2 人 が 話 し て い ま す
そ の 様 を 見 て い て 気 が 付 い た 事 が 一 つ だ け あ り ま す
そ の 様 を 見 て い て 気 が 付 い た 事 が 一 つ だ け あ り ま す
警 察 が 見 た ら ま ず 間 違 い な く 俺 が 逮 捕 さ れ ま す よ ね
こ れ は ま ず い
「 お 二 人 さ ー ん 」
「なによ棚橋」
「どうした?」
「どうした?」
「 も う 日 が 沈 み ま ー す 」
「…と、いう訳で連れて来た」
「お婆様の帰りが遅いと心配して来てみれば…」
「「 お 邪 魔 し ま ー す 」」
この街の数少ない男のプライドと、この街の女性の食を守る農家の意地にかけて…
「まそっぷ!!」
ズバッと脱衣
奴が上なら
俺は下を
俺は下を