第三話 時を超えて
真紅「さて…と。俺達は実は200年後の未来からやって来たんだ」
たから「何とも突拍子な話ね…それで、メロンさん(熊)は?」
メロン「もう面倒なんで熊は省略しても良い?」
たから「事後報告だけれど、どうぞ」
メロン「オホン。私はかつてメロンという人物の人格を元に、彼女が愛用した熊のぬいぐるみをモデルにして製造された熊のぬいぐるみ型ロボット、メロン=ワンダバット様じゃよ!」
たから「なるほど、確かにメロンさんっぽい」
メロン「っぽいってなんですかっぽいって!」
真紅「俺達はあいつら…双葉意思決定委員会エルドラドから、過去のレスラーを守るためにやって来たんだ」
たから「また覚え辛そうな名前ね…」
真紅「あいつらの目的はレスラーの存在を消す事」
たから「消す…何でまた」
真紅「エルドラドにとって、レスラーっていう存在は生きていちゃ都合が悪いのさ」
たから「何とも突拍子な話ね…それで、メロンさん(熊)は?」
メロン「もう面倒なんで熊は省略しても良い?」
たから「事後報告だけれど、どうぞ」
メロン「オホン。私はかつてメロンという人物の人格を元に、彼女が愛用した熊のぬいぐるみをモデルにして製造された熊のぬいぐるみ型ロボット、メロン=ワンダバット様じゃよ!」
たから「なるほど、確かにメロンさんっぽい」
メロン「っぽいってなんですかっぽいって!」
真紅「俺達はあいつら…双葉意思決定委員会エルドラドから、過去のレスラーを守るためにやって来たんだ」
たから「また覚え辛そうな名前ね…」
真紅「あいつらの目的はレスラーの存在を消す事」
たから「消す…何でまた」
真紅「エルドラドにとって、レスラーっていう存在は生きていちゃ都合が悪いのさ」
としあき議員1「今、世界では戦争が起こっている…」
としあき議員2「敵は新たなる人種、セカンドステージ・レスラー」
としあき議員3「我々を下等な存在とみなし、消そうとしている」
としあき議員4「彼らの組織、“フェーダ”は今や我々の脅威だ」
トシアキ議長「我々は彼らを排除しなくてはならない。彼らは優秀なとしあきの遺伝子から発生した。そしてその元となったのがレスラーと呼ばれる者達…我々はそれを止め、人類の誤った進化を止めなく例はならない。分かるな、ツヴァイ」
ツヴァイ「…存じております」
トシアキ議長「ならば、我々を失望させないでくれ」
ツヴァイ「…Yes.マスター」
としあき議員2「敵は新たなる人種、セカンドステージ・レスラー」
としあき議員3「我々を下等な存在とみなし、消そうとしている」
としあき議員4「彼らの組織、“フェーダ”は今や我々の脅威だ」
トシアキ議長「我々は彼らを排除しなくてはならない。彼らは優秀なとしあきの遺伝子から発生した。そしてその元となったのがレスラーと呼ばれる者達…我々はそれを止め、人類の誤った進化を止めなく例はならない。分かるな、ツヴァイ」
ツヴァイ「…存じております」
トシアキ議長「ならば、我々を失望させないでくれ」
ツヴァイ「…Yes.マスター」
たから「未来ではそんな事が…」
真紅「エルドラドはセカンドステージ・レスラーを恐れている。
その元となったたからさん達レスラーを消す事とで、セカンドステージ・レスラーが生まれないようにするのが奴らの目的なんだ」
たから「人が人を消すなどと…どんな理由があっても、そんな権利は誰にもないわ」
真紅「そうだ。だから同じ未来人としれ俺とメロンが来たんだ」
たから「それで、ツヴァイ…玲二さんや、ミザリーさんが敵だったのは?」
メロン「レスラーを倒すには同じレスラーである事の方が効率が良い。
だから連中は歴史改変をしながらレスラーを捕まえて洗脳していったんだよ」
真紅「同じ者同士からの攻撃が一番心に“クる”からな。えげつない連中だぜ」
たから「…そう。洗脳されたのね。悪いのはエルドラドであって、吾妻さん達ではないのね」
真紅「ああ。俺達はそんな皆を助けるため、やってきたのさ。このデンライナーでね!」ド ン
たから「連中は一体どうやって皆のレスラーとしての記憶を消したのかしら。
まさか一人づつ?」
真紅「いんや。たからさんが特別思い入れが強かったおかげで、『アイツ』を消しただけじゃ消えなかったんだ」
たから「アイツ…?」
メロン「多くのレスラーを生み出し、育てきた人。たからさんにとってもまた特別な存在なのです」
たから「…! あんお母様!」
真紅「そうだ。あいつらはよりもよって、あんぱん娘の最初の養成所を狙ってきやがった」
たから「辛苦さん、メロンさん。私を過去に連れてって」
真紅「あんたならそう言うと思ったよ」ニヤリ
たから「頼りにしてるわ」
メロン「いざ! あんさんのデビューの瞬間へクライマックスジャーンプ!」
たから「…不安になってきたわ」
真紅「エルドラドはセカンドステージ・レスラーを恐れている。
その元となったたからさん達レスラーを消す事とで、セカンドステージ・レスラーが生まれないようにするのが奴らの目的なんだ」
たから「人が人を消すなどと…どんな理由があっても、そんな権利は誰にもないわ」
真紅「そうだ。だから同じ未来人としれ俺とメロンが来たんだ」
たから「それで、ツヴァイ…玲二さんや、ミザリーさんが敵だったのは?」
メロン「レスラーを倒すには同じレスラーである事の方が効率が良い。
だから連中は歴史改変をしながらレスラーを捕まえて洗脳していったんだよ」
真紅「同じ者同士からの攻撃が一番心に“クる”からな。えげつない連中だぜ」
たから「…そう。洗脳されたのね。悪いのはエルドラドであって、吾妻さん達ではないのね」
真紅「ああ。俺達はそんな皆を助けるため、やってきたのさ。このデンライナーでね!」ド ン
たから「連中は一体どうやって皆のレスラーとしての記憶を消したのかしら。
まさか一人づつ?」
真紅「いんや。たからさんが特別思い入れが強かったおかげで、『アイツ』を消しただけじゃ消えなかったんだ」
たから「アイツ…?」
メロン「多くのレスラーを生み出し、育てきた人。たからさんにとってもまた特別な存在なのです」
たから「…! あんお母様!」
真紅「そうだ。あいつらはよりもよって、あんぱん娘の最初の養成所を狙ってきやがった」
たから「辛苦さん、メロンさん。私を過去に連れてって」
真紅「あんたならそう言うと思ったよ」ニヤリ
たから「頼りにしてるわ」
メロン「いざ! あんさんのデビューの瞬間へクライマックスジャーンプ!」
たから「…不安になってきたわ」
あんぱん「くっ…誰だお前ら。人が養成所を開こうと思ったらこんな所へ連れてきやがって」
ツヴァイ「行ったはずだ、あんぱん娘。お前にレスラー養成所は作らせない」
竜馬「ここでてめぇを潰させてもらうぜ! 戦闘コマンド02」ゲッタートマホーク
あんぱん「ぐあああ!?」
由乃「あんぱん娘さん!」
ミザリー「さぁ、屈辱の記憶を刻むが良いさ。お前はここで朽ちるんだよ」
あんぱん「させ…るか…俺は、こんな所で朽ちたりしない!」
ツヴァイ「…ならば、徹底的にお前を叩かせてもらう」
由乃「や、止めてぇ!」
ツヴァイ「No.攻撃コマンド01」スピニングトランザム
あんぱん「く、そぉぉ!」
ツヴァイ「行ったはずだ、あんぱん娘。お前にレスラー養成所は作らせない」
竜馬「ここでてめぇを潰させてもらうぜ! 戦闘コマンド02」ゲッタートマホーク
あんぱん「ぐあああ!?」
由乃「あんぱん娘さん!」
ミザリー「さぁ、屈辱の記憶を刻むが良いさ。お前はここで朽ちるんだよ」
あんぱん「させ…るか…俺は、こんな所で朽ちたりしない!」
ツヴァイ「…ならば、徹底的にお前を叩かせてもらう」
由乃「や、止めてぇ!」
ツヴァイ「No.攻撃コマンド01」スピニングトランザム
あんぱん「く、そぉぉ!」
あんぱん娘に迫り来る風の弾丸。
彼女は為すすべもなく撃ち抜かれる――事は無かった。
彼女は為すすべもなく撃ち抜かれる――事は無かった。
たから「吹き荒れろ、エターナルブリザード!」
突如天空より出現した電車から、一人の女性が飛び降りてきた。
彼女は体に凍気を纏い、あんぱん娘に迫り来る風の弾丸を凍らせると、逆にツヴァイに向けて凍気の塊を撃ち返した。
彼女は体に凍気を纏い、あんぱん娘に迫り来る風の弾丸を凍らせると、逆にツヴァイに向けて凍気の塊を撃ち返した。
ツヴァイ「!?」
突然の来訪者に吃驚し、ツヴァイ達は氷の塊をまともに受け、吹き飛ばされた。
たから「やれやれ…危ない所だったわね」
真紅「あんたも大概無茶するよな…」
メロン「まぁたからさんだし」
あんぱん「だ、誰だ…?」
たから「私は冴木たから。あなたを救いに来たわ、おk…あんぱん娘さん」
真紅「あんたも大概無茶するよな…」
メロン「まぁたからさんだし」
あんぱん「だ、誰だ…?」
たから「私は冴木たから。あなたを救いに来たわ、おk…あんぱん娘さん」
たからが伸ばした手を、あんぱんは不思議そうな顔をしながらも手に取った。
こうして、この時代に出会うはずのない親子は邂逅する。
こうして、この時代に出会うはずのない親子は邂逅する。
あんぱん「痛てて…で、あいつらは誰で、お前らは誰?」
真紅「実はかくかくしかじかで」
メロン「まるまるうまうま。いやーこういう時二次創作は便利じゃ」
たから「メタ発言は寒いから控える様に。かいつまで言えば、彼らはレスラーを消そうとしている敵から操られた敵で、私達はそれを防いでレスラーを取り戻しにやって来た味方よ」
あんぱん「むぅ。あいつらは敵、たから達は味方、で、おk?」
たから「ばっちりよ」
ツヴァイ「……本部より情報を受け取った。彼女達は我々の邪魔をする敵。他の時代の我々とすでに戦っている」
號「なるほど…どうしますか、リーダー」
ツヴァイ「あんぱん娘に冴木たから。まとめて始末するだけだ」
ボヒョー「実に単純で良い作戦ですね」
たから(ここでお母様を守る事は、引いては未来を守る事…この戦い、負けられないわ)
由乃「訳が分らないよ!」
真紅「実はかくかくしかじかで」
メロン「まるまるうまうま。いやーこういう時二次創作は便利じゃ」
たから「メタ発言は寒いから控える様に。かいつまで言えば、彼らはレスラーを消そうとしている敵から操られた敵で、私達はそれを防いでレスラーを取り戻しにやって来た味方よ」
あんぱん「むぅ。あいつらは敵、たから達は味方、で、おk?」
たから「ばっちりよ」
ツヴァイ「……本部より情報を受け取った。彼女達は我々の邪魔をする敵。他の時代の我々とすでに戦っている」
號「なるほど…どうしますか、リーダー」
ツヴァイ「あんぱん娘に冴木たから。まとめて始末するだけだ」
ボヒョー「実に単純で良い作戦ですね」
たから(ここでお母様を守る事は、引いては未来を守る事…この戦い、負けられないわ)
由乃「訳が分らないよ!」
再びデュプリ・ドールを出現させる真紅。
新たな戦いの火ぶたが、今切って落とされた。
新たな戦いの火ぶたが、今切って落とされた。
ツヴァイ「食らうが良い。戦闘コマンド01」コルトバイソン
ツヴァイは小型の銃を取り出し、引き金を引いた。
鉄の弾丸が目にも止まらぬ速さで放たれ、あんぱん娘を狙う。
鉄の弾丸が目にも止まらぬ速さで放たれ、あんぱん娘を狙う。
あんぱん「レスラーは消させない…ライトニングボルト!」
渾身を込めて放つあんぱん娘のパンチは、光をも超える。
強烈な電撃の一撃に、ツヴァイの打った弾丸は粉微塵に粉砕した。
強烈な電撃の一撃に、ツヴァイの打った弾丸は粉微塵に粉砕した。
ツヴァイ「馬鹿な。ここでその技を…」
メロン「まさか、時空の共鳴現象!」
メロン「まさか、時空の共鳴現象!」
としあき議員1「な、何故だ!?」
トシアキ議長『時空の共鳴現象だ。
複数のパラレルワールドのあんぱん娘が共鳴し合い、互いに力を高め合ってその力を増大させた。気を付けろ、ツヴァイ。今のあんぱん娘は今までのデータにない強さを持つ』
トシアキ議長『時空の共鳴現象だ。
複数のパラレルワールドのあんぱん娘が共鳴し合い、互いに力を高め合ってその力を増大させた。気を付けろ、ツヴァイ。今のあんぱん娘は今までのデータにない強さを持つ』
ツヴァイ「…Yes」
あんぱん娘「よし、守れた」
たから「流石おk…あんぱん娘さん。私達も負けていられないわ」
あんぱん娘「よし、守れた」
たから「流石おk…あんぱん娘さん。私達も負けていられないわ」
たからは地面を蹴り、天高く舞い上がる。
たから「準さん…あなたの技、借りるわよ。
パトリオットミサイルキック!」
パトリオットミサイルキック!」
空中で放たれたミサイルはPP達の群れに飛び込み、爆発した。
高度からの強烈なキックは爆発的なパワーを生み、地面をも抉り取る程の威力を見せる。
高度からの強烈なキックは爆発的なパワーを生み、地面をも抉り取る程の威力を見せる。
メロン「やった! たからさんが急激に成長している!」
たから「まだまだ! エターナルブリザード!」
たから「まだまだ! エターナルブリザード!」
再び放たれた氷の塊は、としあきαの四体全てを氷に閉じ込めることに成功した。
真紅「おお、すげぇ…やっぱ怒らせるとこえーなこの人」
あんぱん娘「頼もしい」
竜馬「調子乗ってんじゃねぇぞ! 行くぜ、攻撃コマンド02!」ゲッタービーム
あんぱん娘「頼もしい」
竜馬「調子乗ってんじゃねぇぞ! 行くぜ、攻撃コマンド02!」ゲッタービーム
竜馬の胸元から、赤い閃光が放たれる。
狙いはあんぱん娘。
この中で最も弱い(何せレスラーとしてはまだ新人だったからだ)であろうという判断である。
狙いはあんぱん娘。
この中で最も弱い(何せレスラーとしてはまだ新人だったからだ)であろうという判断である。
たから「おk、あんぱん娘さん!」
あんぱん「もう、負けられない。俺は守るんだ…レスラーを!」
あんぱん「もう、負けられない。俺は守るんだ…レスラーを!」
あんぱん娘の強い意志と、時空の共鳴が重なり合い、更なる力を呼び覚ます。
紫色の光が彼女の体から、煙のようにモヤモヤと出始めた。
紫色の光が彼女の体から、煙のようにモヤモヤと出始めた。
真紅「あれは…まさか!}
あんぱん娘「力が…漲る! うぉぉぉ! 冥王、ゼオライマー!」
あんぱん娘「力が…漲る! うぉぉぉ! 冥王、ゼオライマー!」
あんぱん娘の背中に、純白に輝く化身が出現した。
禍々しいその姿に、誰もが一瞬息を呑む。
禍々しいその姿に、誰もが一瞬息を呑む。
たから「おk、あんぱん娘さんが、化身使い!?」
由乃「す、すごい」
あんぱん娘(化身)「Dブラスト!」
由乃「す、すごい」
あんぱん娘(化身)「Dブラスト!」
冥王の放った強烈な拳は、竜馬の放った熱光線をいとも簡単に消し去った。
あんぱん娘「な、なんだ今の力…」
たから「化身よ。人の強い想いが形となって現れたもの」
あんぱん娘「俺の…想いが…良し。いける!」
真紅「時空の共鳴ってすげぇな!」
メロン「本来あんさんが持つ力だけどね」
ツヴァイ「調子に乗るな」
???「この戦い、私も混ぜてもらいましょう」
たから「この声…どこかで」
ツヴァイ「…誰だ。どうやって、このフィールドに…」
???「この程度、私なら簡単ですよ(ニコッ」
たから「化身よ。人の強い想いが形となって現れたもの」
あんぱん娘「俺の…想いが…良し。いける!」
真紅「時空の共鳴ってすげぇな!」
メロン「本来あんさんが持つ力だけどね」
ツヴァイ「調子に乗るな」
???「この戦い、私も混ぜてもらいましょう」
たから「この声…どこかで」
ツヴァイ「…誰だ。どうやって、このフィールドに…」
???「この程度、私なら簡単ですよ(ニコッ」
子犬のような透き通った可愛い声が戦場に響き渡る。
そして物陰から現れたのは…銀に輝く髪をたなびかせる、禍々しい気を放つ筋骨龍中とした青年であった。
そして物陰から現れたのは…銀に輝く髪をたなびかせる、禍々しい気を放つ筋骨龍中とした青年であった。
たから「本当に誰!?」
ミストバーン「魔王ミストバーン、降臨!」バーン
ミストバーン「魔王ミストバーン、降臨!」バーン