第六話 あの日二人見てた夢の続きへ(後編)
超太郎「隼人に竜馬…あいつらまで敵になってるのか!」
真紅「さっそく戦闘と行こうか」指パッチン
エヴァ「うぉう!? こ、これが冴木殿が言っておられたデュプリ・ドールか…」
たから「あら、人数が少ないわね」
真紅「ああ、今日は三人も仲間がいるしな」
超太郎「俺とエヴァさんはともかく、たからさんは大丈夫なのか? 犬も居ぬのに」
たから「…超太郎。それ以上つまらないギャグを言うと『もぐ』わよ?」
趙太郎「ひぃっ!?」
たから「私から攻めさせてもらうわ。エターナルブリザード!」
としあきα「ぐえー!?」
趙太郎「強ぇ!」
エヴァ「冴木殿がいつの間にあんなに強く…私も負けていられないな!」
真紅「さっそく戦闘と行こうか」指パッチン
エヴァ「うぉう!? こ、これが冴木殿が言っておられたデュプリ・ドールか…」
たから「あら、人数が少ないわね」
真紅「ああ、今日は三人も仲間がいるしな」
超太郎「俺とエヴァさんはともかく、たからさんは大丈夫なのか? 犬も居ぬのに」
たから「…超太郎。それ以上つまらないギャグを言うと『もぐ』わよ?」
趙太郎「ひぃっ!?」
たから「私から攻めさせてもらうわ。エターナルブリザード!」
としあきα「ぐえー!?」
趙太郎「強ぇ!」
エヴァ「冴木殿がいつの間にあんなに強く…私も負けていられないな!」
エヴァは前に出るのだが、隼人に阻まれてしまう。
エヴァ「くっ…こいつ、いつもより早い!」
隼人「はっはー! 0.01秒の世界を見せてやるぜ!」
隼人「はっはー! 0.01秒の世界を見せてやるぜ!」
攻め続けられるエヴァだったが、ふとある事に気が付いた。
エヴァ「そうか…相手が速いなら、私はその上を行けば良い訳だ」
隼人「な、なにぃ!?」
エヴァ「冴木殿が凍気の塊を収束させて放つパワーならば、私は高速で相手をピンポイントで狙う凍気を放つ! パンサーブリザード!」
隼人「な、なにぃ!?」
エヴァ「冴木殿が凍気の塊を収束させて放つパワーならば、私は高速で相手をピンポイントで狙う凍気を放つ! パンサーブリザード!」
エヴァから放たれた凍気、まるで雪原を走り抜ける豹ようだ。
隼人のスピードをいとも簡単に上回り、彼の体を捕えて凍りつかせた。
隼人のスピードをいとも簡単に上回り、彼の体を捕えて凍りつかせた。
化身を出現させたツヴァイはその翼で隼人に触れ、彼を覆っていた氷を溶かした。
エヴァ「あれが、あいつの化身か!」
ミストバーン「魔戦士ペンドラゴン、アームド!」
ツヴァイ(化身)「アームド!」
ミストバーン「魔戦士ペンドラゴン、アームド!」
ツヴァイ(化身)「アームド!」
二人は再び化身アームドをし、ぶつかり合った。
趙太郎「化身を…まとった!?」
エヴァ「なんと…そのような技があったとは!」
エヴァ「なんと…そのような技があったとは!」
ミストバーン(アームド)「うっ…!?」
しかし今度はツヴァイの力の方が上回り、ミストバーンは弾き飛ばされてしまった。
たから「ミストさん!」
ミストバーン「だ、大丈夫です…しかし、いつの間にこんなに強く?」
真紅「あいつら…そうか! あいつらは過去で俺達と戦ったデータをインプットしてるんだ。だから前より強くて当たり前なんだ」
超太郎「再生怪人は弱いってのがお約束だろ!? 無敵のスタープラチナで何とk…って俺の化身だった!」
たから「何一人でコントしているのよ…」
ミストバーン「だ、大丈夫です…しかし、いつの間にこんなに強く?」
真紅「あいつら…そうか! あいつらは過去で俺達と戦ったデータをインプットしてるんだ。だから前より強くて当たり前なんだ」
超太郎「再生怪人は弱いってのがお約束だろ!? 無敵のスタープラチナで何とk…って俺の化身だった!」
たから「何一人でコントしているのよ…」
その後一進一退の戦いが続く。
だが確実にたから達は押されていた。少しずつ疲弊の色を見せ始める。
だが確実にたから達は押されていた。少しずつ疲弊の色を見せ始める。
「護星神、スタープラチナ!」
白銀の星の輝きを持った化身を出現させた趙太郎は、敵の放った光の球体に向かって、とてつもないスピードで拳を叩き込んでいく。
「オラオラッシュ! オラオラオラオラオラァ!」
目にもとまらぬ速さで光の球体は灰と化す。
エヴァ「ちぃ、こいつら、面倒だな!」
たから「…そうね…」
ミストバーン「こうなったら…カイザーフェニックス1号!」
たから「…そうね…」
ミストバーン「こうなったら…カイザーフェニックス1号!」
ミストバーンの放った必殺技も、しかし化身アームドしたツヴァイによって防がれてしまう。
ミストバーン「そんな、私の必殺技が通じないなんて!」
たから「何か状況を覆す策があれば…」
メロン「策ならあるぞ!」
真紅「なかなか良いアイデアはねーな…」
メロン「無視ですかそうですか」
超太郎「で、メロンさん。策って何だよ」
メロン「簡単だよ。相手がたからさん達のデータを得て強くなったのなら、こちらは相手の知らない力で戦えば良い! これぞ王道!」
エヴァ「…」
超太郎「…」
メロン「はっ! ち、違うんですよ相手に一度見た技は通用しないとかなんとかかんとか…ええい! 実はネロさんのオーラを取ってきたんじゃよ。これがあれば勇気百倍! 相方のミストさんと融合すればこうかはぱつぐんだ!」
エヴァ「オーラ…融合…?」
ミストバーン「やりましょう!」
真紅「じゃあ俺達で時間を稼ぐぜ、たからさん!」
たから「ええ」
真紅「ミキシトランス、ティラノ!}
趙太郎「不良になったー!?」
たから「魔神、ペガサスアーク!」
趙太郎「生えたー!?」
たから(化身)「アームド!」
エヴァ「冴木殿が化身を使えて、アームドまで!?」
真紅(ティラノ)「うぉぉぉ! 古代の牙!」
たから(アームド)「チェイン、エターナルブリザード!」
たから「何か状況を覆す策があれば…」
メロン「策ならあるぞ!」
真紅「なかなか良いアイデアはねーな…」
メロン「無視ですかそうですか」
超太郎「で、メロンさん。策って何だよ」
メロン「簡単だよ。相手がたからさん達のデータを得て強くなったのなら、こちらは相手の知らない力で戦えば良い! これぞ王道!」
エヴァ「…」
超太郎「…」
メロン「はっ! ち、違うんですよ相手に一度見た技は通用しないとかなんとかかんとか…ええい! 実はネロさんのオーラを取ってきたんじゃよ。これがあれば勇気百倍! 相方のミストさんと融合すればこうかはぱつぐんだ!」
エヴァ「オーラ…融合…?」
ミストバーン「やりましょう!」
真紅「じゃあ俺達で時間を稼ぐぜ、たからさん!」
たから「ええ」
真紅「ミキシトランス、ティラノ!}
趙太郎「不良になったー!?」
たから「魔神、ペガサスアーク!」
趙太郎「生えたー!?」
たから(化身)「アームド!」
エヴァ「冴木殿が化身を使えて、アームドまで!?」
真紅(ティラノ)「うぉぉぉ! 古代の牙!」
たから(アームド)「チェイン、エターナルブリザード!」
恐竜の力と、凍てつく波動が重なる時。
何をも滅ぼす強大な力が生まれる。
プロトコル・ファントムのメンバーはそれを防ぐことで精一杯で、攻撃を仕掛ける事が出来なくなってしまった。
何をも滅ぼす強大な力が生まれる。
プロトコル・ファントムのメンバーはそれを防ぐことで精一杯で、攻撃を仕掛ける事が出来なくなってしまった。
メロン「今だ!」
ミキシマックスガンの-から、ネロのオーラが出現した。
ネロのオーラ『僕、参上~』
ミキシマックスガンの+を、ミストバーンへと向け放つ。
ネロからミストバーンへ、そのオーラは受け継がれる。
二つの異なる力が今、一つとなって融合する!
ネロからミストバーンへ、そのオーラは受け継がれる。
二つの異なる力が今、一つとなって融合する!
ミストバーン「ミキシトランス、譲崎ネロ!」
メロン「よっし、ミキシマックスコンプリート!」
メロン「よっし、ミキシマックスコンプリート!」
そこにはネロの髪の色、ネロの髪型になったミストバーンが立っていた。
ミストバーン「ネロさん…行きますよ!」
何も迷わずに、ミストバーンは突き進む。
虹裏農園にいっぱいの蕪を作るという、いつか二人で見た夢の続きを見るために。
虹裏農園にいっぱいの蕪を作るという、いつか二人で見た夢の続きを見るために。
ミストバーン(ネロ)「剣聖ランスロット!」
ネロのオーラを受け取ったミストバーンは彼女の化身をも習得していた。
円卓の騎士ランスロットをモチーフにした化身はその剣を振るい、次々とプロトコル・ファントムのメンバーを斬り倒していく。
円卓の騎士ランスロットをモチーフにした化身はその剣を振るい、次々とプロトコル・ファントムのメンバーを斬り倒していく。
ツヴァイ(化身)「これ以上、好きにはさせない」
ミストバーン(ネロ・化身)「それはこちらのセリフです!」
ミストバーン(ネロ・化身)「それはこちらのセリフです!」
剣聖ランスロットはその剣を仰々しく構える。
ミストバーン(ネロ・化身)「ネロさん…あなたの技、使わせてもらいます!」
ミストバーン(ネロ・化身)「ロストエンジェル!」
ミストバーン(ネロ・化身)「ロストエンジェル!」
突き出した剣聖の剣から迸る光のエネルギーは、ツヴァイをその化身ごと吹き飛ばした。
ミストバーン「ネロさん…ありがとうございます」
ツヴァイ「くっ…敗北。信じがたい結果だ」ピッ
ツヴァイ「…Yes。撤退する」
竜馬「おう」
ツヴァイ(なんだ…この胸に疼く感情は…エレン…誰だ…?)
――ムーブモード
ツヴァイ「くっ…敗北。信じがたい結果だ」ピッ
ツヴァイ「…Yes。撤退する」
竜馬「おう」
ツヴァイ(なんだ…この胸に疼く感情は…エレン…誰だ…?)
――ムーブモード
ミストバーン「さて…これで私の役目は終わりました」
たから「ミストさん…」
たから「ミストさん…」
突如、ミストバーンの体が光に包まれ始めた。
超太郎「なに!?」
メロン「インタラプトが正しい時間の流れに修正された証拠だよ…彼女は存在しなかった歴史と共に消滅する…」
エヴァ「そんな! 何とかならないのか!」
真紅「…悪ぃ、無理だ」
ミストバーン「良いんですよ、エヴァさん。覚悟してたことですから」
エヴァ「しかし…冴木殿!」
たから「…」
ミストバーン「ありがとうございます、たからさん、エヴァさん、真紅さん、メロンさん。あとついでに超太郎」
超太郎「いや俺の扱い酷くね!?」
ミストバーン「本来の私と、ネロさんによろしくお願いしますね…ありがとうございます。少しですが、楽しかったですよ?」
メロン「インタラプトが正しい時間の流れに修正された証拠だよ…彼女は存在しなかった歴史と共に消滅する…」
エヴァ「そんな! 何とかならないのか!」
真紅「…悪ぃ、無理だ」
ミストバーン「良いんですよ、エヴァさん。覚悟してたことですから」
エヴァ「しかし…冴木殿!」
たから「…」
ミストバーン「ありがとうございます、たからさん、エヴァさん、真紅さん、メロンさん。あとついでに超太郎」
超太郎「いや俺の扱い酷くね!?」
ミストバーン「本来の私と、ネロさんによろしくお願いしますね…ありがとうございます。少しですが、楽しかったですよ?」
そして、本来存在するはずのないミストバーンは今、完全に消滅した。
真紅「…戻ろうぜ」
たから「…そうね」
たから「…そうね」
現代に戻ってきたたから達は、虹裏農場へと出かけてみた。
ネロ「収穫だ、収穫だ、収穫だったら収穫だ!」
ミスト「収穫だ、収穫だ、収穫だったら収穫だ!」
ミスト「収穫だ、収穫だ、収穫だったら収穫だ!」
エヴァ「ふふ…楽しそうだな」
超太郎「羨まC」
真紅「茶化すなよ、超太郎」
たから「…」
超太郎「羨まC」
真紅「茶化すなよ、超太郎」
たから「…」
ミストバーン(…ありがとう)
たから「…ええ」
メロン「うん?」
たから「いえ、何でもないわ」
メロン「うん?」
たから「いえ、何でもないわ」
数日後――
八重「た、たたた大変です!」
たから「七瀬さん? どうしたのそんなに慌てて…」
八重「ここが…虹裏喫茶に政府によって立ち退き宣言がされました!」
たから「…ちょっと待って。何の話?」
八重「虹裏喫茶は封鎖。後に完全に取り壊しになると…」
皆「な、なんだってー!?」
たから「七瀬さん? どうしたのそんなに慌てて…」
八重「ここが…虹裏喫茶に政府によって立ち退き宣言がされました!」
たから「…ちょっと待って。何の話?」
八重「虹裏喫茶は封鎖。後に完全に取り壊しになると…」
皆「な、なんだってー!?」