第十話 地獄への誘い
とある施設の屋上に、一人の男が佇んでいた。
そこへ、更に四人の影が現れる。
そこへ、更に四人の影が現れる。
あんぱん娘が掲げた右腕には、かつてミストバーンが装着していたタイムブレスレットと同じものが巻き付けられていた。
あんぱん娘「かつてミストが装着していたものと同じだ」
真紅「なるほど…タイムブレスレットの効果はタイムパラドックスの影響から装着車を守るためのものだ。それによって過去のパラレルワールドであんぱん娘が体験した記憶が引き継がれたのか」
ネロ「え、ちょっと待って? 今ミストって言った?」
たから「…その事なら、いずれ話すわ」
真紅「で、なんであんぱんがそれを持ってるんだ?」
あんぱん娘「支援者X。そう名乗る奴が直接俺に送り付けてきた。奇妙なメッセージ付きでな」
エヴァ「どんなメッセージを?」
あんぱん娘「このブレスレットを常に身に着け、次世代のレスラーを守れ、と」
メロン「次世代のレスラー…セカンドステージ・レスラー。むぅ、支援者Xとは何者…」
あんぱん娘「支援者Xが何者かは現時点では分らない。それでもこのブレスレットは、今起こってる異変や、お前達が戦ってくれている事を教えてくれたのは事実だ」
真紅「なるほど…タイムブレスレットの効果はタイムパラドックスの影響から装着車を守るためのものだ。それによって過去のパラレルワールドであんぱん娘が体験した記憶が引き継がれたのか」
ネロ「え、ちょっと待って? 今ミストって言った?」
たから「…その事なら、いずれ話すわ」
真紅「で、なんであんぱんがそれを持ってるんだ?」
あんぱん娘「支援者X。そう名乗る奴が直接俺に送り付けてきた。奇妙なメッセージ付きでな」
エヴァ「どんなメッセージを?」
あんぱん娘「このブレスレットを常に身に着け、次世代のレスラーを守れ、と」
メロン「次世代のレスラー…セカンドステージ・レスラー。むぅ、支援者Xとは何者…」
あんぱん娘「支援者Xが何者かは現時点では分らない。それでもこのブレスレットは、今起こってる異変や、お前達が戦ってくれている事を教えてくれたのは事実だ」
ブレスレットのボタンの一つを押すと、一か月前の過去でたから達が戦った映像が映し出された。
あんぱん娘「そういう訳で俺はお前達に力を貸しに来た」
エヴァ「あん大お母様が力を貸してくれるのなら、こんなに心強い事は無いな」
あんぱん娘「まずは化身アームドを習得しないとな」
ネロ「でもどうやって?」
あんぱん娘「安心しろ。特訓の場所と、コーチは用意した。ここへ行け」
エヴァ「あん大お母様が力を貸してくれるのなら、こんなに心強い事は無いな」
あんぱん娘「まずは化身アームドを習得しないとな」
ネロ「でもどうやって?」
あんぱん娘「安心しろ。特訓の場所と、コーチは用意した。ここへ行け」
あんぱん娘はメモ紙をたからに渡した。
たからがメモを開き、それをエヴァ達が後ろから覗きこんだ。
たからがメモを開き、それをエヴァ達が後ろから覗きこんだ。
たから「この場所は…」
あんぱん娘「特訓にはもってこいだろ?」ニヤリ
超太郎「俺、逃げて良い?」
エヴァ「駄目に決まっているだろう」
あんぱん娘「俺は他にも何か手は無いか色々探ってみる。戦闘は、任せた」
たから「お母様。ありがとうございます」
あんぱん娘「…ん。クロや皆を絶対に取り戻すぞ」
たから「ええ!」
あんぱん娘「特訓にはもってこいだろ?」ニヤリ
超太郎「俺、逃げて良い?」
エヴァ「駄目に決まっているだろう」
あんぱん娘「俺は他にも何か手は無いか色々探ってみる。戦闘は、任せた」
たから「お母様。ありがとうございます」
あんぱん娘「…ん。クロや皆を絶対に取り戻すぞ」
たから「ええ!」
真紅「ここが、地獄島…」
たから達は『地獄島』と呼ばれる孤島に来ていた。
ここは人を裁き、天と地へと分かつ場所である。
彼女達は仄暗い雰囲気が辺りを包む、岩に囲まれている場所に立っていた。
ここは人を裁き、天と地へと分かつ場所である。
彼女達は仄暗い雰囲気が辺りを包む、岩に囲まれている場所に立っていた。
ネロ「こんなおどろおどろしい雰囲気で特訓だなんて、僕ヤダよ~」
エヴァ「ええい、ネロまで我儘を言うな!」
超太郎「コーチの人、まだかな…出来れば来てほしくないけど…」
カズキ「ん…? あれは…」
エヴァ「ええい、ネロまで我儘を言うな!」
超太郎「コーチの人、まだかな…出来れば来てほしくないけど…」
カズキ「ん…? あれは…」
突如、UFOが飛来する。
否、それはプロトコル・ファントムが使用していたUFO型のルートクラフトだった。
地上に降り立ったルートクラフトから、五人の人間が姿を現した。
否、それはプロトコル・ファントムが使用していたUFO型のルートクラフトだった。
地上に降り立ったルートクラフトから、五人の人間が姿を現した。
カズキ「プロトコル・ファントム2.0!」
竜馬「じゃねぇ。俺は流竜馬!」↑
ミザリー「ミザリー!」\
隼人「神隼人!」←
號「一文字號!}/
ボヒョー「ギース・ボヒョー・ワハード!」→
竜馬「我らツヴァイに従うチームA5!」ババーン
たから「……」
真紅「……」
たから「…辛苦さん、未来ではあのポーズ流行ってるのかしら?」
真紅「ンな訳ねーだろ!」
竜馬「この島で特訓して化身アームドを身に着けようってか。無駄な努力はするもんじゃねーぜ」
カズキ「何!?」
隼人「ここでお前らには、仲間達と同じようになってもらう」
ミザリー「お前らに恨みは無いが、これもエルドラドのため、引いてはツヴァイのためだ。大人しくボコボコにされな」
エヴァ「勝手な事を…なら、この戦いに勝てば皆の洗脳を元に戻し、旅人殿を返してもらうぞ」
ボヒョー「良いですよ。出来ればの話ですが」
超太郎「ちっ、余裕ぶりやがって!」
大阪「なぁメロンちゃん。おかーさん達、大丈夫なん…?」
メロン「うーん…ただ一つ言えるのは、化身アームドの練習には良い相手かも知れんね」
真紅(所で…今まで11人で来てたのに、いきなり五人ってのはおかしな話じゃね?)ヒソヒソ
たから(エルドラドの指示ではないかも知れないわね)ヒソヒソ
真紅(独断専行か。どちらにせよチャンスだ。実戦に勝る特訓は無いって言うしな)ヒソヒソ
號「全部聞こえてますよー」
竜馬「じゃねぇ。俺は流竜馬!」↑
ミザリー「ミザリー!」\
隼人「神隼人!」←
號「一文字號!}/
ボヒョー「ギース・ボヒョー・ワハード!」→
竜馬「我らツヴァイに従うチームA5!」ババーン
たから「……」
真紅「……」
たから「…辛苦さん、未来ではあのポーズ流行ってるのかしら?」
真紅「ンな訳ねーだろ!」
竜馬「この島で特訓して化身アームドを身に着けようってか。無駄な努力はするもんじゃねーぜ」
カズキ「何!?」
隼人「ここでお前らには、仲間達と同じようになってもらう」
ミザリー「お前らに恨みは無いが、これもエルドラドのため、引いてはツヴァイのためだ。大人しくボコボコにされな」
エヴァ「勝手な事を…なら、この戦いに勝てば皆の洗脳を元に戻し、旅人殿を返してもらうぞ」
ボヒョー「良いですよ。出来ればの話ですが」
超太郎「ちっ、余裕ぶりやがって!」
大阪「なぁメロンちゃん。おかーさん達、大丈夫なん…?」
メロン「うーん…ただ一つ言えるのは、化身アームドの練習には良い相手かも知れんね」
真紅(所で…今まで11人で来てたのに、いきなり五人ってのはおかしな話じゃね?)ヒソヒソ
たから(エルドラドの指示ではないかも知れないわね)ヒソヒソ
真紅(独断専行か。どちらにせよチャンスだ。実戦に勝る特訓は無いって言うしな)ヒソヒソ
號「全部聞こえてますよー」
かくてチームA5と、たから、エヴァ、ネロ、超太郎、カズキの五人のバトルが開始された。
竜馬「この戦いには歴史改変は無い。つまり、共鳴現象は起きず、冴木たから以外に化身アームドは起きない!」
竜馬、隼人、號の三人はいきなり化身アームドを展開してきた。
対抗してたからも化身アームドを発動させるのだが、やはりアームドした三人を相手にするには武が悪かった。
対抗してたからも化身アームドを発動させるのだが、やはりアームドした三人を相手にするには武が悪かった。
號(アームド)「戦闘コマンド03!」チェーンアタック
隼人(アームド)「戦闘コマンド03!」チェーンアタック
皆「うわぁぁ!」
隼人(アームド)「戦闘コマンド03!」チェーンアタック
皆「うわぁぁ!」
三人だけではない。ミザリーやボヒョーもまたエルドラドによって戦士として強化されており、彼女達の攻撃も強力なものだった。
たから「くっ…やはり私だけでは…」
エヴァ「くそっ…来い、白銀の女王ゲルダ!」
エヴァ「くそっ…来い、白銀の女王ゲルダ!」
エヴァの背中に、青白い女性型の化身が出現した。
エヴァ(化身)「アームド!」
試しにアームドを試みるのだが、やはり化身を纏う事は出来ず、化身は虚しく霧散する。
エヴァ「やはり駄目なのか…」
ネロ「剣聖ランスロット! アームド!」
超太郎「護星神スタープラチナ! アームド!」
カズキ「戦国武神ムサシ! アームド!」
ネロ「剣聖ランスロット! アームド!」
超太郎「護星神スタープラチナ! アームド!」
カズキ「戦国武神ムサシ! アームド!」
仲間達も次々と化身を出すが、その試みは全て失敗してしまう。
竜馬(アームド)「…もぅ良いだろう。さぁ、トドメだ! 攻撃コマンド02!」ゲッタービーム
化身アームドした竜馬の腹部の部分が開き、赤い光線が放出された。
赤い光線は地面を削り取りながら、たから達に襲い掛かる!
赤い光線は地面を削り取りながら、たから達に襲い掛かる!
皆「!?」
突如。
仄暗い空を叩き斬るかのように、大きな鎌が出現した。
仄暗い空を叩き斬るかのように、大きな鎌が出現した。
カズキ「なんだアレは!?」
一言で良い表すのなら、死神である。
昔の銭を数珠つなぎで身に固め、巨大な鎌を持ち、禍々しい黒い衣を纏った、赤い体の化身であった。
昔の銭を数珠つなぎで身に固め、巨大な鎌を持ち、禍々しい黒い衣を纏った、赤い体の化身であった。
隼人「なんだ、あの化身は!」
???「死者選別の鎌!」
???「死者選別の鎌!」
化身がその巨大な鎌を振るい、大地を切り裂いた。
舞い上がる砂埃がチームA5の視界を奪い、気が付いた時にはたから達と化身の姿はなかった。
舞い上がる砂埃がチームA5の視界を奪い、気が付いた時にはたから達と化身の姿はなかった。
ミザリー「な、何だい今のは!?」
竜馬「分からん…ん? こちら流竜馬」
アイン『ああ、やっとつながりました』
竜馬「アイン…」
皆『!?』
アイン『急にいなくなるから心配しましたよ? 議長の指示もなしに戦闘行為ですか?』
竜馬『独断専行なのは承知してる。だが、冴木たからによるレスラーへの影響は放ってたらやがてエルドラドの脅威となるに決まってる。ここで倒すべきだろ?』
アイン『それで、どうなりました?』
竜馬『…正体不明の化身の介入を受け、逃走した。これより追跡を行う』
竜馬「分からん…ん? こちら流竜馬」
アイン『ああ、やっとつながりました』
竜馬「アイン…」
皆『!?』
アイン『急にいなくなるから心配しましたよ? 議長の指示もなしに戦闘行為ですか?』
竜馬『独断専行なのは承知してる。だが、冴木たからによるレスラーへの影響は放ってたらやがてエルドラドの脅威となるに決まってる。ここで倒すべきだろ?』
アイン『それで、どうなりました?』
竜馬『…正体不明の化身の介入を受け、逃走した。これより追跡を行う』
アイン『では、十分に気を付けてくださいね』ピッ
トシアキ議長「狐と狸の化かし合いだな」
アイン「あら、議長」
トシアキ議長「奴らのマインドコントロールが解けかかっているようだな。まぁ良い、報告を待つ」シュン
アイン「さて、竜馬さん達は無事倒せるでしょうかね。脅威なのは冴木たからさんだけだと認識していると…痛い目を見ますよ?」
トシアキ議長「狐と狸の化かし合いだな」
アイン「あら、議長」
トシアキ議長「奴らのマインドコントロールが解けかかっているようだな。まぁ良い、報告を待つ」シュン
アイン「さて、竜馬さん達は無事倒せるでしょうかね。脅威なのは冴木たからさんだけだと認識していると…痛い目を見ますよ?」