第十七話 うつけ祭りの夜に
信長「さて、見せてもらおうか。未来から来た者達の力を」
メロン「お…なんか来た」
今川「フフフ…信長殿。此度の勝負、楽しみにしているぞ」
ネロ「あれが今川義元……何かキャラ違くない?」
斗貴子さん「いやあの白いおじゃるは作られたキャラだ」
信長「…」
今川「見えるぞ…我が兵勝ち、信長殿がひれ伏すその姿がな」
メロン「お…なんか来た」
今川「フフフ…信長殿。此度の勝負、楽しみにしているぞ」
ネロ「あれが今川義元……何かキャラ違くない?」
斗貴子さん「いやあの白いおじゃるは作られたキャラだ」
信長「…」
今川「見えるぞ…我が兵勝ち、信長殿がひれ伏すその姿がな」
そして戦いが始まった。
アイン「この時代、今川軍としてあなた達信長軍を完膚なきまでに叩き潰してあげます」
超太郎「知らなかったのか? 信長は今川義元に勝つんだぜ?」
アイン「あら、それは桶狭間の戦いの事でしょう? それまでは負ける事はありません。つまりここであなた方が負けたとしても、歴史には何の悪影響もないという事です」
超太郎「な、なんだってー!?」
カズキ「超太郎…お前な…」
セイバー「無駄口を叩くとは、ずいぶんと余裕だな!」
カズキ「!?」
セイバー「戦闘コマンド04!」アウレアハーモニー
超太郎「知らなかったのか? 信長は今川義元に勝つんだぜ?」
アイン「あら、それは桶狭間の戦いの事でしょう? それまでは負ける事はありません。つまりここであなた方が負けたとしても、歴史には何の悪影響もないという事です」
超太郎「な、なんだってー!?」
カズキ「超太郎…お前な…」
セイバー「無駄口を叩くとは、ずいぶんと余裕だな!」
カズキ「!?」
セイバー「戦闘コマンド04!」アウレアハーモニー
セイバーの背中に、黄金に輝く宮殿が出現した。
その輝きに飲み込まれ、カズキは膝をついてしまう。
その輝きに飲み込まれ、カズキは膝をついてしまう。
セイバー「わははは! どうだ、我が黄金劇場は!」
真紅「金ぴかの成金趣味かよ! お前らの好きにはさせねぇ! サザンクロスカット!」
真紅「金ぴかの成金趣味かよ! お前らの好きにはさせねぇ! サザンクロスカット!」
右手に宿した宇宙のエネルギーを解き放つと、二人の間は黒い闇に包まれる。
素早い動きでセイバーの隣を駆け抜けると、次の瞬間、宇宙エネルギーが十字状に爆発し、彼女を吹き飛ばした。
素早い動きでセイバーの隣を駆け抜けると、次の瞬間、宇宙エネルギーが十字状に爆発し、彼女を吹き飛ばした。
セイバー「ぐぁぁ!」
真紅「どうだぁ!」
アイン「その程度で喜んで良いんですか?」
真紅「アイン!」
アイン「虚空の女神、アテナ! 攻撃コマンドK04!」アテナ・アサルト
真紅「どうだぁ!」
アイン「その程度で喜んで良いんですか?」
真紅「アイン!」
アイン「虚空の女神、アテナ! 攻撃コマンドK04!」アテナ・アサルト
その化身が両手に持った二丁拳銃の引き金を引いた。
高エネルギーの波動は真紅を吹き飛ばし、防御に入った超太郎をも、自慢の新技を使うよりも早く吹き飛ばした。
高エネルギーの波動は真紅を吹き飛ばし、防御に入った超太郎をも、自慢の新技を使うよりも早く吹き飛ばした。
超太郎「くっ…なんて奴だ!」
真紅「エルドラドの洗脳は強力だ。それに加えて、こいつらの基礎能力が高いんだよ」
今川「ふふふ。どうだ、信長殿。我が兵の実力は」
信長(…ふん。どうする、異国の娘たちよ…)
真紅「エルドラドの洗脳は強力だ。それに加えて、こいつらの基礎能力が高いんだよ」
今川「ふふふ。どうだ、信長殿。我が兵の実力は」
信長(…ふん。どうする、異国の娘たちよ…)
たから「だからと言ってここで負ける訳にはいかないわ。私達には負けられない理由がある」
エヴァ「そうだ! ここで勝つ! 来い、白銀の女王ゲルダ! アームド!」
エヴァ「そうだ! ここで勝つ! 来い、白銀の女王ゲルダ! アームド!」
しかしゲルダは答えない。
まるで掌に触れた雪のように、儚く消えてしまう。
まるで掌に触れた雪のように、儚く消えてしまう。
エヴァ「まだだ…まだ何かが足りないというのか!」
明夏羽「だったら…」
静水久「私達で時間を稼いでやる…なの。さっさと見つけろー…なの」
エヴァ「お前たち…」
るな「戦闘コマンド05!」ヘブンズタイム
明夏羽「だったら…」
静水久「私達で時間を稼いでやる…なの。さっさと見つけろー…なの」
エヴァ「お前たち…」
るな「戦闘コマンド05!」ヘブンズタイム
瞬間、時が止まった。
彼女はその5秒間の間、襲い掛かってきた二人の妖怪にその拳を叩き込む。
彼女はその5秒間の間、襲い掛かってきた二人の妖怪にその拳を叩き込む。
るな「そして時は動き出す…!」
彼女が指を鳴らすと、再び時は刻み始める。
止まった時の中で攻撃を受けた二人はそのダメージによってうめき声をあげる間もなく、倒れこんでしまった。
止まった時の中で攻撃を受けた二人はそのダメージによってうめき声をあげる間もなく、倒れこんでしまった。
花子さん「よくも二人を…みたまヨーヨー!」
しかしその攻撃も、あっさりとかわされてしまう。
その後もプロトコル・ファントム2.0の猛攻は続いた。こちらの攻撃がまったく通じないわけではなかったが、相手はそれ以上の力を持って返してくるのだ。
その後もプロトコル・ファントム2.0の猛攻は続いた。こちらの攻撃がまったく通じないわけではなかったが、相手はそれ以上の力を持って返してくるのだ。
エヴァ(攻めてはそれ以上の攻めが返って、守っては攻められる…どうすれば…)
隼人「戦闘中に考え事か!」
エヴァ「くっ!?」
竜馬「はっはぁ! 食らえ」
號「おらぁ!」
たから「エヴァさん!」
エヴァ「好き放題しおって…!」
信長「…」
隼人「戦闘中に考え事か!」
エヴァ「くっ!?」
竜馬「はっはぁ! 食らえ」
號「おらぁ!」
たから「エヴァさん!」
エヴァ「好き放題しおって…!」
信長「…」
信長はエヴァの言葉を思い出していた。
「残念ながら、信長公。貴方は天下を取る事が出来ない」
ずっと天下を取るために生きてきた。
うつけものと罵られようと、魔王だと言われようと、ただこの日本を太平の世に導くために生きてきた。
しかし、それが叶う事は無いとはっきりと断言した人間は初めてであった。
どんな言葉にも揺るがなかった信長は今、突然やってきた少女の言葉に揺るがされ、複雑な思いで戦いを見つめていた。
「残念ながら、信長公。貴方は天下を取る事が出来ない」
ずっと天下を取るために生きてきた。
うつけものと罵られようと、魔王だと言われようと、ただこの日本を太平の世に導くために生きてきた。
しかし、それが叶う事は無いとはっきりと断言した人間は初めてであった。
どんな言葉にも揺るがなかった信長は今、突然やってきた少女の言葉に揺るがされ、複雑な思いで戦いを見つめていた。
信長「エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル、か…」
家来「お館様?」
信長「何でもない」
アイン「…そろそろ遊びは終わりです」
カズキ「なに!?」
アイン「ゴーストミキシマックス!」
家来「お館様?」
信長「何でもない」
アイン「…そろそろ遊びは終わりです」
カズキ「なに!?」
アイン「ゴーストミキシマックス!」
アインの力が、プロトコル・ファントム2.0のメンバー全員に付与される。
力を得たPP2.0のメンバーはその圧倒的な力でたから達を次々にねじ伏せていく。
力を得たPP2.0のメンバーはその圧倒的な力でたから達を次々にねじ伏せていく。
沙砂「行カセナイヨー!」
沙砂&静水久&加耶『一夜城!』
アイン「その程度…ねじ伏せて上げます! 虚空の女神アテナ、アームド! 攻撃コマンド05!」ダブルショット
沙砂&静水久&加耶『うわァー!』パリーン
超太郎「うぉぉぉ! 異次元・ザ・ハンド!」
沙砂&静水久&加耶『一夜城!』
アイン「その程度…ねじ伏せて上げます! 虚空の女神アテナ、アームド! 攻撃コマンド05!」ダブルショット
沙砂&静水久&加耶『うわァー!』パリーン
超太郎「うぉぉぉ! 異次元・ザ・ハンド!」
咄嗟に技を出してアインの攻撃を止めようとするが、間に合わなかった。
超太郎を含めた4人は彼女の攻撃によって吹き飛ばされてしまう。
超太郎を含めた4人は彼女の攻撃によって吹き飛ばされてしまう。
アイン「何度やっても無駄無駄…おとなしくやられてしまいなさい」
超太郎「くそっ…まだだ!」
今川「おお、信長殿の兵は気合だけは立派だのぅ!」
信長「…」
エヴァ「くそっ…」
たから「まずいわね…流れが完全に向こうのもの。何とか流れをこちらに向ければ、勝機はあるはず…」
エヴァ「ならば私が!」
たから「エヴァさん!」
エヴァ「白銀の女王ゲルダ! アームド!」パーン
るな「気は済みましたか?」
エヴァ「うわぁ!」
アイン「無様ですね」
信長「…」スッ
家来「お館様! どちらに!?」
信長「いちいち五月蠅い奴だ。そこに座っていろ」
たから(まずい…今のエヴァさんはいつもの冷静さを失っている)
エヴァ「!? しまった、囲まれた!」
竜馬「おらおらぁ!」
エヴァ「うわぁー!」
ネロ「エヴァー!」
たから「パトリオットミサイルキック!」ドカーン
エヴァ「さ、冴木殿…すまない」
たから「…」
超太郎「くそっ…まだだ!」
今川「おお、信長殿の兵は気合だけは立派だのぅ!」
信長「…」
エヴァ「くそっ…」
たから「まずいわね…流れが完全に向こうのもの。何とか流れをこちらに向ければ、勝機はあるはず…」
エヴァ「ならば私が!」
たから「エヴァさん!」
エヴァ「白銀の女王ゲルダ! アームド!」パーン
るな「気は済みましたか?」
エヴァ「うわぁ!」
アイン「無様ですね」
信長「…」スッ
家来「お館様! どちらに!?」
信長「いちいち五月蠅い奴だ。そこに座っていろ」
たから(まずい…今のエヴァさんはいつもの冷静さを失っている)
エヴァ「!? しまった、囲まれた!」
竜馬「おらおらぁ!」
エヴァ「うわぁー!」
ネロ「エヴァー!」
たから「パトリオットミサイルキック!」ドカーン
エヴァ「さ、冴木殿…すまない」
たから「…」
たからはエヴァの右頬を思い切り叩いた。
乾いた音が周囲に響き渡り、静寂を起こす。
乾いた音が周囲に響き渡り、静寂を起こす。
エヴァ「さ…冴木殿?」
たから「私が叩いた理由、分かるわよね?」
エヴァ「うっ…」
たから「頭を冷やしなさい、エヴァさん」
???「その娘の言うとおりだ」
皆「!?」
家来「お館様! お待ちください!」
信長「エヴァンジェリン! 此れへ参れ!」
エヴァ「信長公…」
たから「私より、彼の方が良さそうね」
エヴァ「冴木殿…その…」
たから「昨日、言ったでしょう。それが全てよ」スタスタ
エヴァ「…」トボトボ
信長「エヴァンジェリン、何だ今の戦いぶりは! 我が軍が押されているのは、貴様のせいではないか!」
エヴァ「うぅ…」
信長「…ふ。何を焦っているか知らんが、貴様は肩の力を入れ過ぎだ。相手の攻めに対して攻めをぶつけては勝てぬのは当然であろう」
エヴァ「しかし…!」
信長「相手の攻めに対しては動かず、逆にこちらが攻める時には動く。簡単なことだ。お前が何かに拘り、冷静さを欠いた。かような状態ではその判断を下せるはずがなかろう」
エヴァ(遠くから見ただけでも分かるというのか…なるほど、これが)
たから「私が叩いた理由、分かるわよね?」
エヴァ「うっ…」
たから「頭を冷やしなさい、エヴァさん」
???「その娘の言うとおりだ」
皆「!?」
家来「お館様! お待ちください!」
信長「エヴァンジェリン! 此れへ参れ!」
エヴァ「信長公…」
たから「私より、彼の方が良さそうね」
エヴァ「冴木殿…その…」
たから「昨日、言ったでしょう。それが全てよ」スタスタ
エヴァ「…」トボトボ
信長「エヴァンジェリン、何だ今の戦いぶりは! 我が軍が押されているのは、貴様のせいではないか!」
エヴァ「うぅ…」
信長「…ふ。何を焦っているか知らんが、貴様は肩の力を入れ過ぎだ。相手の攻めに対して攻めをぶつけては勝てぬのは当然であろう」
エヴァ「しかし…!」
信長「相手の攻めに対しては動かず、逆にこちらが攻める時には動く。簡単なことだ。お前が何かに拘り、冷静さを欠いた。かような状態ではその判断を下せるはずがなかろう」
エヴァ(遠くから見ただけでも分かるというのか…なるほど、これが)
蝙蝠(石)「人を見抜き大局を見抜く、静と動を併せ持つ真実のレスラー」
エヴァ(そうだ。化身アームドが出来ないのなら、別の方法で戦えば良いだけの話だ)
信長「静と動を使い分けろ。貴様ならそれが出来るはずだ」
エヴァ「貴殿の言葉、しかと承った!」
超太郎「え、俺?」
斗貴子さん「君は空気を読みたまえ」
アイン「そろそろ、良いですか?」
斗貴子さん「ほら、彼女もちゃんと空気を読んで待ってくれているようだし」
カロメ「エヴァさんっ、頑張ってくださいねっ!」
エヴァ「ああ、行くぞ!」
信長「静と動を使い分けろ。貴様ならそれが出来るはずだ」
エヴァ「貴殿の言葉、しかと承った!」
超太郎「え、俺?」
斗貴子さん「君は空気を読みたまえ」
アイン「そろそろ、良いですか?」
斗貴子さん「ほら、彼女もちゃんと空気を読んで待ってくれているようだし」
カロメ「エヴァさんっ、頑張ってくださいねっ!」
エヴァ「ああ、行くぞ!」