第二十話 交錯する運命の中で
現代、虹裏喫茶にて。
たから「…ただいま」
ゴリ「おぅ、おかえり」
麦野「ようやく帰ってきたわね」
超太郎「沈利! 良かった…皆も元に戻ったんだな」
剣八「おうよ。今じゃすっかり元気だぜ」
エヴァ「ふむ。夕映、元気にしておったか?」
夕映「ますたー、お帰りなさいです。心のモヤが晴れたようにすっきりしてるです」
ネロ「僕達がプロトコル・ファントム2.0を倒したおかげで皆戻ったみたいだね」
小夜「そういう事になってたんですね。全然気づきませんでした!」
大阪「夕映ちゃんハグハグ~」
カロメ「あっ、私もっ!」
超太郎「良し、俺も!」
麦野「オメーは寄るな鬱陶しい!」
たから「皆が戻ってきた事は良い事だけれども、まだクロさんも蝙蝠も元に戻っていないわ。それに、エレンさん達も救わなければ…やはり時空最強の力を手に入れるしかないようね」
ヴィクトリカ「時空最強? 何だね、それは」
真紅「それは…」
???「あら、たからさん。おかえりなの」
ゴリ「おぅ、おかえり」
麦野「ようやく帰ってきたわね」
超太郎「沈利! 良かった…皆も元に戻ったんだな」
剣八「おうよ。今じゃすっかり元気だぜ」
エヴァ「ふむ。夕映、元気にしておったか?」
夕映「ますたー、お帰りなさいです。心のモヤが晴れたようにすっきりしてるです」
ネロ「僕達がプロトコル・ファントム2.0を倒したおかげで皆戻ったみたいだね」
小夜「そういう事になってたんですね。全然気づきませんでした!」
大阪「夕映ちゃんハグハグ~」
カロメ「あっ、私もっ!」
超太郎「良し、俺も!」
麦野「オメーは寄るな鬱陶しい!」
たから「皆が戻ってきた事は良い事だけれども、まだクロさんも蝙蝠も元に戻っていないわ。それに、エレンさん達も救わなければ…やはり時空最強の力を手に入れるしかないようね」
ヴィクトリカ「時空最強? 何だね、それは」
真紅「それは…」
???「あら、たからさん。おかえりなの」
虹裏喫茶に入店してくる一人の少女が居た。
紫色のショートヘアとアホ毛が特徴的な、サラシを胸に巻いた小柄な少女である。
紫色のショートヘアとアホ毛が特徴的な、サラシを胸に巻いた小柄な少女である。
たから「えっと…どなた?」
???「どなたって…面白い冗談なの。たからさんが冗談を言うなんて珍しい事もあるの」
八重「と言いますか冴木さん、いくらタイムトラベルしたからって彼女を忘れるなんて…熱でもあるんですか?」
たから「いえ、冗談ではなく」
???「仕方ないなの。私は天之狭霧神紗蒙、気軽にしゃもと呼んで欲しいの」
真紅「…どうやらまたタイムパラドックスが起きてるみてぇだな」
メロン「ううむ」
???「どなたって…面白い冗談なの。たからさんが冗談を言うなんて珍しい事もあるの」
八重「と言いますか冴木さん、いくらタイムトラベルしたからって彼女を忘れるなんて…熱でもあるんですか?」
たから「いえ、冗談ではなく」
???「仕方ないなの。私は天之狭霧神紗蒙、気軽にしゃもと呼んで欲しいの」
真紅「…どうやらまたタイムパラドックスが起きてるみてぇだな」
メロン「ううむ」
としあき議員1「基本ルートには存在していなかった人物です」
としあき議員2「天之狭霧神紗蒙…と名乗っておりますが」
トシアキ議長「タイムルートに誰かが植えつけた“特異点”か…すぐに調べろ」
としあき議員3「はい」
としあき議員2「天之狭霧神紗蒙…と名乗っておりますが」
トシアキ議長「タイムルートに誰かが植えつけた“特異点”か…すぐに調べろ」
としあき議員3「はい」
エヴァ「ミキシトランス、信長!」
小夜「おお…エヴァさんがワイルドに!」
夕映「ますたーが更にかっこよくなってるです!」
麦野「さぁて、その実力見せてもらおうじゃないの!」
小夜「おお…エヴァさんがワイルドに!」
夕映「ますたーが更にかっこよくなってるです!」
麦野「さぁて、その実力見せてもらおうじゃないの!」
信長の力をいかんなく発揮し、エヴァは夕映やまとい、剣八の包囲網を軽々と突破する。
エヴァ(信長)「刹那ブースト!」
麦野「ビームこbうわぁぁ!」
麦野「ビームこbうわぁぁ!」
手加減して撃ったはずだが、それでも麦野はその光の前に技を出すまでも無く弾き飛ばされてしまった。
麦野「いてて…いやー、すごいわ」
イエロー「流石ですね、エヴァさん!」
夕映「……」
まとい「どうしたんですか、夕映先輩」
夕映「何でもないです…」
まとい「夕映さんは分かり易いですね」
夕映「えっ」
まとい「エヴァさんは化身も使えて、ミキシマックスも使える。差が付きすぎてしまった。そう、夕映さんはエヴァさんに嫉妬してるんですね」
夕映「そそ、そんな事はないです! 私は…」
まとい「…足手まといになってるんじゃないかと、そう考えてるんですね」
夕映「で、ですがますたーは私よりも何倍も長生きして、何倍も強いです…私なんかが叶う訳が…私にももっと力があれば、ますたーに苦労かける事もないと思うです…」
まとい「夕映先輩は分かり易くて可愛いですね。大丈夫、私は夕映先輩なら出来るって信じてますから!」
夕映「まといさん…」
蝙蝠(石)「さーて次の時空最強を発表するぞ。ずばり、ジャンヌ=ダルクだ!」
たから「ジャンヌ…」
超太郎「ダルク?」
エヴァ「ふむ。ジャンヌ=ダルクと言えば、神の声を聞き、不思議な力で人々を導いて中世フランスに勝利をもたらした乙女。歴史に燦然と輝くヒロインだな」
八重「わぁ、憧れちゃいますね、そういうの」
メロン「ではタイムジャンプするメンバーを発表するよー」
久城「え、皆で行くんじゃないの?」
真紅「乗せるだけなら問題ないんだけどな。時空への影響を考えたら、少数の方が良いんだ。バックアップ班のメロン、大阪、斗貴子さん、カロメ。この五人を除いた十一人が限界だな」
ヴィクトリカ「ああ、なるほど。時空最強のメンバーは十一人だったからちょうど良い訳か」
蝙蝠(石)「たから、真紅、エヴァ、ネロ、超太郎、カズキ、イエロー、小夜、八重、しゃも…そして夕映だ」
夕映「!」
まとい(チャンスですよ、夕映さん! 頑張って下さいね)
夕映「私…絶対にジャンヌのオーラを手に入れてみせるのです!」
エヴァ「お、おう。なんだ、夕映のやついつになくやる気じゃないか」
大阪「夕映ちゃん、頑張ってな~!」
カロメ「バックアップは私達にお任せ下さいねっ!」
イエロー「流石ですね、エヴァさん!」
夕映「……」
まとい「どうしたんですか、夕映先輩」
夕映「何でもないです…」
まとい「夕映さんは分かり易いですね」
夕映「えっ」
まとい「エヴァさんは化身も使えて、ミキシマックスも使える。差が付きすぎてしまった。そう、夕映さんはエヴァさんに嫉妬してるんですね」
夕映「そそ、そんな事はないです! 私は…」
まとい「…足手まといになってるんじゃないかと、そう考えてるんですね」
夕映「で、ですがますたーは私よりも何倍も長生きして、何倍も強いです…私なんかが叶う訳が…私にももっと力があれば、ますたーに苦労かける事もないと思うです…」
まとい「夕映先輩は分かり易くて可愛いですね。大丈夫、私は夕映先輩なら出来るって信じてますから!」
夕映「まといさん…」
蝙蝠(石)「さーて次の時空最強を発表するぞ。ずばり、ジャンヌ=ダルクだ!」
たから「ジャンヌ…」
超太郎「ダルク?」
エヴァ「ふむ。ジャンヌ=ダルクと言えば、神の声を聞き、不思議な力で人々を導いて中世フランスに勝利をもたらした乙女。歴史に燦然と輝くヒロインだな」
八重「わぁ、憧れちゃいますね、そういうの」
メロン「ではタイムジャンプするメンバーを発表するよー」
久城「え、皆で行くんじゃないの?」
真紅「乗せるだけなら問題ないんだけどな。時空への影響を考えたら、少数の方が良いんだ。バックアップ班のメロン、大阪、斗貴子さん、カロメ。この五人を除いた十一人が限界だな」
ヴィクトリカ「ああ、なるほど。時空最強のメンバーは十一人だったからちょうど良い訳か」
蝙蝠(石)「たから、真紅、エヴァ、ネロ、超太郎、カズキ、イエロー、小夜、八重、しゃも…そして夕映だ」
夕映「!」
まとい(チャンスですよ、夕映さん! 頑張って下さいね)
夕映「私…絶対にジャンヌのオーラを手に入れてみせるのです!」
エヴァ「お、おう。なんだ、夕映のやついつになくやる気じゃないか」
大阪「夕映ちゃん、頑張ってな~!」
カロメ「バックアップは私達にお任せ下さいねっ!」
ドライ「…メンバーチェンジ」
隼人「!?」
ボヒョー「!?」
羽衣狐「ようやっと妾の出番か」
ロールシャッハ「俺にも出番が来るとはな…」
ドライ「私がご覧にいれましょう。本当の力がどういうものかを」
トシアキ議長「期待しているぞ、ドライ。お前の能力はアイン、ツヴァイを上回っている。奴らを潰せるか?」
ドライ「無論です。こんな簡単な仕事、朝飯前です」
トシアキ議長「期待しているぞ」
隼人「!?」
ボヒョー「!?」
羽衣狐「ようやっと妾の出番か」
ロールシャッハ「俺にも出番が来るとはな…」
ドライ「私がご覧にいれましょう。本当の力がどういうものかを」
トシアキ議長「期待しているぞ、ドライ。お前の能力はアイン、ツヴァイを上回っている。奴らを潰せるか?」
ドライ「無論です。こんな簡単な仕事、朝飯前です」
トシアキ議長「期待しているぞ」
地下の滑走路にて、けたたましい警報が鳴り響く。
一台の白のバイクが滑走路を駆け抜け、それを複数の警備用バイクが追う。
暫く激しいバイクチェイスを繰り広げていたが、やがて行き止まりにぶち当たり、白いバイクはブレーキを掛けて立ち止った。
警備員達もバイクを降り、警棒を出してバイクの操縦者を追い詰める。
一台の白のバイクが滑走路を駆け抜け、それを複数の警備用バイクが追う。
暫く激しいバイクチェイスを繰り広げていたが、やがて行き止まりにぶち当たり、白いバイクはブレーキを掛けて立ち止った。
警備員達もバイクを降り、警棒を出してバイクの操縦者を追い詰める。
警備員「もう逃げられんぞ!」
???「くっくっく…はぁ!」
警備員「う、うわあああ!?」
???「くっくっく…はぁ!」
警備員「う、うわあああ!?」
バイクにまたがっていた自分つが放ったまばゆい光を受け、警備員達は全て倒れてしまう。
その後バイクの操縦者操縦者は、警備員のバイクからデータを抜き取り、自分の端末に転送する。
その後バイクの操縦者操縦者は、警備員のバイクからデータを抜き取り、自分の端末に転送する。
???「へぇ…これがエルドラドの遂行しているミッションか。おもしれぇ」
白いバイクに跨り、再び走り出す。
次の終着駅は過去か、未来か…
次の終着駅は過去か、未来か…
メロン「では行く前に!」
カズキ「何だよ熊ぬっちゃ」
メロン「相手はチーム名を名乗っているんだから、こちらも名乗らないと後々不便だと思うんだ。という訳で、たからさんお願いしゃっす!」
たから「何で私?」
メロン「この戦いはたからさんから始まった。だからたからさんをリーダーにすべき。という訳でチーム名お願いします!」
たから「そうね…何か良い案は無いかしら」
ネロ「はいはーい。僕はチームGRが良いと思いまーす!」
大阪「喫茶店のお茶会…なんてどうやろか」
剣八「たから姐さんとその他大勢だな!」
たから「…ここはシンプルにザ・レスラーズにしましょう」
ネロ「聞いた意味あるの!?」
メロン「では決定! さぁ中世フランスにクライマックスジャーンプ!」
カズキ「何だよ熊ぬっちゃ」
メロン「相手はチーム名を名乗っているんだから、こちらも名乗らないと後々不便だと思うんだ。という訳で、たからさんお願いしゃっす!」
たから「何で私?」
メロン「この戦いはたからさんから始まった。だからたからさんをリーダーにすべき。という訳でチーム名お願いします!」
たから「そうね…何か良い案は無いかしら」
ネロ「はいはーい。僕はチームGRが良いと思いまーす!」
大阪「喫茶店のお茶会…なんてどうやろか」
剣八「たから姐さんとその他大勢だな!」
たから「…ここはシンプルにザ・レスラーズにしましょう」
ネロ「聞いた意味あるの!?」
メロン「では決定! さぁ中世フランスにクライマックスジャーンプ!」