第三十話 紅蓮の少女達
新撰組の情報を集める真紅達だったが、なかなか思うように集まらなかった。
理由は簡単だ。
時代は幕末、新撰組に幕府の敵と疑われたらその場で切り殺されかねない程に緊迫していた時代である。
町は異様な緊張感に包まれており、皆一様に口を開かなかったのだ。
理由は簡単だ。
時代は幕末、新撰組に幕府の敵と疑われたらその場で切り殺されかねない程に緊迫していた時代である。
町は異様な緊張感に包まれており、皆一様に口を開かなかったのだ。
ネロ「泣く子も黙る新撰組、か…」
辛苦「面倒くせぇ」
夕映「諦めちゃ駄目です。諦めたらそこで試合終了です!」
辛苦「面倒くせぇ」
夕映「諦めちゃ駄目です。諦めたらそこで試合終了です!」
エヴァの周囲に氷のリングが出現した。
日影はそれを破壊しようとするが、エヴァが指を鳴らすと、氷のリングは自ら割れ、小さなナイフとなって日影に襲い掛かる。
日影はそれを破壊しようとするが、エヴァが指を鳴らすと、氷のリングは自ら割れ、小さなナイフとなって日影に襲い掛かる。
日影「おお、やるなぁ」
しかし彼女はそれらすべてを叩き落とした。
エヴァ「なんて奴だ!」
日影「こちらから行くで。風神の舞」
日影「こちらから行くで。風神の舞」
風を孕んで、日影は走り出す。
彼女のしなやかな動きに合わせて風は変化し、小さな竜巻となってエヴァを飲み込んだ。
エヴァはその風の中で翻弄されるが、日影は風の中を縦横無尽に動き回り、エヴァへ小さななダメージを何度も重ねていく。
彼女のしなやかな動きに合わせて風は変化し、小さな竜巻となってエヴァを飲み込んだ。
エヴァはその風の中で翻弄されるが、日影は風の中を縦横無尽に動き回り、エヴァへ小さななダメージを何度も重ねていく。
エヴァ「うわぁぁ!」
嵐が去った後、そこには倒れているエヴァがあった。
八重「エヴァさん!?」
エヴァ「だ、大丈夫だ…やるなお前」
日影「まぁ狩にも忍者のはしくれやし、この位は出来んとな」
たから「どう見ても忍者に見えないのは私の修行が足りないせいなのかしら」
詠「行きますわよ! 流星ブレード!」
エヴァ「だ、大丈夫だ…やるなお前」
日影「まぁ狩にも忍者のはしくれやし、この位は出来んとな」
たから「どう見ても忍者に見えないのは私の修行が足りないせいなのかしら」
詠「行きますわよ! 流星ブレード!」
体を回転させて、大剣を振り下ろす。
輝く星が宇宙を飛んでいくように、剣から放たれた光はカズキへと向かう。
輝く星が宇宙を飛んでいくように、剣から放たれた光はカズキへと向かう。
カズキ「伝・来・宝・刀!」
カズキもまた必殺の一撃を放って、その光を相殺する。
詠「二度あることは三度あると申しますわ。流星ブレード…V2!」
詠は続けて、進化した流星の技を放つ。
再び相殺させようと放ったカズキの伝来宝刀を放つのだが、進化した技の前には無力だった。彼はその光の刃を止めきれず、吹き飛ばされてしまう。
再び相殺させようと放ったカズキの伝来宝刀を放つのだが、進化した技の前には無力だった。彼はその光の刃を止めきれず、吹き飛ばされてしまう。
カズキ「うわー!」
超太郎「ミキシトランス、劉備!」
超太郎「ミキシトランス、劉備!」
倒れそうになるカズキを支え、流星の刃を防いだのは超太郎だった。
???「フン…ミキシマックス出来る奴が大分増えたな」
カズキ「サンキュー、超太郎」
超太郎(劉備)「気にすんな! 次行こうぜ!」
日影「詠さん、一気にケリをつけるで」
詠「あれですね、良いですわ!」
超太郎(劉備)「気にすんな! 次行こうぜ!」
日影「詠さん、一気にケリをつけるで」
詠「あれですね、良いですわ!」
二人はほぼ同時に地を蹴った。
空中で風を纏い、そこに回転を加える。
日影が上に、詠が下となって、それぞれの足をぶつけ合う。
二つの風は相乗作用により大きなものとなり、竜巻へと変化する。
空中で風を纏い、そこに回転を加える。
日影が上に、詠が下となって、それぞれの足をぶつけ合う。
二つの風は相乗作用により大きなものとなり、竜巻へと変化する。
日影&詠『竜巻落とし!』
そのまま二人はお互いの足を蹴り合った。
竜巻はそれによってさらなる回転を増す。
日影は短刀を、詠は巨大な剣を、それぞれの竜巻に乗せて投げ放つ。
竜巻はそれによってさらなる回転を増す。
日影は短刀を、詠は巨大な剣を、それぞれの竜巻に乗せて投げ放つ。
超太郎(劉備)「やらせねぇ! 大国謳歌!」
二つの大きな竜巻も、中国の雄大な大地の前では無力だった。
巨大な水墨画の手は二つの竜巻をまとめて飲み込み、地面に叩き付けた。
巨大な水墨画の手は二つの竜巻をまとめて飲み込み、地面に叩き付けた。
たから「今よ、七瀬さん!」
八重「はい!」
八重「はい!」
八重が口笛を吹くと、背中から七色の伝書鳩が出現する。
伝書鳩にしてはやや小太りだったが、それはすべて彼女のオーラが作り出したものである。
伝書鳩にしてはやや小太りだったが、それはすべて彼女のオーラが作り出したものである。
八重「伝書鳩7!」
八重の声に呼応し、虹色の伝書鳩は空中を突き進む。
虹の軌跡を描きながら、七つの伝書鳩は悪忍チーム全員を吹き飛ばした。
虹の軌跡を描きながら、七つの伝書鳩は悪忍チーム全員を吹き飛ばした。
鞠也「くっくっく。小手調べとしては上出来か」マインドコントロールモード解除
詠「…あら? わたくし達、どうしてこんな所にいるんですの?」
日影「何や記憶がはっきりせえへんなぁ」
詠「とりあえず帰りましょう」
日影「せやな」
超太郎「帰るのかよ!」
日影「何や記憶がはっきりせえへんなぁ」
詠「とりあえず帰りましょう」
日影「せやな」
超太郎「帰るのかよ!」
才谷屋「な、なんだったんだ今のは…」
メロン「やー、皆無事で良かった良かった」
才谷屋「そうだな! 助かったぜ、お前たち」
八重(あの人、新撰組に追われてましたけど…)
エヴァ(幕府の敵かも知れんな)
カズキ(そんな風には見えないよね)
大阪(意外と大物だったりしてな~)
才谷屋「助けてもらった礼だ。飯にしよう!」グ~
超太郎「…やっぱり普通のおっさんかもな」
メロン「やー、皆無事で良かった良かった」
才谷屋「そうだな! 助かったぜ、お前たち」
八重(あの人、新撰組に追われてましたけど…)
エヴァ(幕府の敵かも知れんな)
カズキ(そんな風には見えないよね)
大阪(意外と大物だったりしてな~)
才谷屋「助けてもらった礼だ。飯にしよう!」グ~
超太郎「…やっぱり普通のおっさんかもな」
新撰組あきB1「そこのお前達!」
真紅「うn?」
新撰組あきB2「お前達だな、新撰組の事を嗅ぎまわっているという連中は」
杏子「げっ」
新撰組あきB「お前達、薩摩や長州の回し者ではあるまいな?」チャキ
まとい「わー!?」
???「待てい」
新撰組あきB1「局長!」
新撰組あきB2「近藤さん!」
近藤勇「何をしている」
新撰組あきB1「いえ、怪しい者の取り調べを…」
近藤「うん…?」ギロリ
夕映「ひぃ!?」
近藤「油断せぬのは良い心がけだが…こんな女子供に騒ぐようでは武士の名折れだ」
新撰組あきB1、2「はっ! 申し訳ありません」
近藤「屯所で頭を冷やして来い!」
新撰組あきB1、2「はっ!」タッタッタッ…
近藤「怖がらせてすまなかったな」
まとい(一番怖いのはあなたのお顔ですけどね)
近藤「うん?」
まとい「いえ、何でもありません」ドキッパリ
斗貴子さん「あなたはもしや、近藤勇さんでは?」
近藤「いかにも。私が新撰組局長、近藤勇である」
真紅「うn?」
新撰組あきB2「お前達だな、新撰組の事を嗅ぎまわっているという連中は」
杏子「げっ」
新撰組あきB「お前達、薩摩や長州の回し者ではあるまいな?」チャキ
まとい「わー!?」
???「待てい」
新撰組あきB1「局長!」
新撰組あきB2「近藤さん!」
近藤勇「何をしている」
新撰組あきB1「いえ、怪しい者の取り調べを…」
近藤「うん…?」ギロリ
夕映「ひぃ!?」
近藤「油断せぬのは良い心がけだが…こんな女子供に騒ぐようでは武士の名折れだ」
新撰組あきB1、2「はっ! 申し訳ありません」
近藤「屯所で頭を冷やして来い!」
新撰組あきB1、2「はっ!」タッタッタッ…
近藤「怖がらせてすまなかったな」
まとい(一番怖いのはあなたのお顔ですけどね)
近藤「うん?」
まとい「いえ、何でもありません」ドキッパリ
斗貴子さん「あなたはもしや、近藤勇さんでは?」
近藤「いかにも。私が新撰組局長、近藤勇である」
鞠也「あれが近藤勇か…良い事を思いついたぜ」
急いで近藤勇を追うネロ達だったが、分かれ道をまったく別の方へ行ってしまい、彼を見失ってしまう。
一方、その近藤勇は謎の女性?と出会っていた。
近藤「何者だ貴様」
???「フ。名もなき小市民、近藤勇だ」
近藤「なにぃ?」
――フウインモード
近藤「な、何をするか…うわー!」
???「フ。名もなき小市民、近藤勇だ」
近藤「なにぃ?」
――フウインモード
近藤「な、何をするか…うわー!」
近藤(鞠也)「くっくっく…この時代、存分に楽しませてもらうぜ」