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43 世紀王の帰還
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第四十三話 世紀王の帰還
影月「フレイムベール!」
シャドームーンがサーベルを地面に突き刺すと、地面から炎が噴き出した。
炎は薄い壁となってレスラー達へと襲い掛かり、吹き飛ばす。
炎は薄い壁となってレスラー達へと襲い掛かり、吹き飛ばす。
杏子「のぶさん…」
杏子は思い出していた。
かつて敵だった頃のシャドームーンとの戦いを。
彼は悪ぶってはいるものの、どこまでも真摯で優しく、強い存在だった。
それが再び敵として目の前に現れた。杏子は悲しみよりも悔しさでいっぱいだった。
もうシャドームーンに誰も傷つけさせない。
かつて敵だった頃のシャドームーンとの戦いを。
彼は悪ぶってはいるものの、どこまでも真摯で優しく、強い存在だった。
それが再び敵として目の前に現れた。杏子は悲しみよりも悔しさでいっぱいだった。
もうシャドームーンに誰も傷つけさせない。
杏子「感じる…あたしの力が強くなっていくのを…!」
意を決して、杏子は再びシャドームーンの前に立ちはだかった。
杏子「あたしの全身全霊をぶつける! 太陽神アポロ――アームド!」
杏子の強い想いに化身は応えた。
化身は、彼女の体を覆う太陽色の鎧へと形を変える。
化身は、彼女の体を覆う太陽色の鎧へと形を変える。
杏子(アームド)「行くぜ!」
雲に向かって、杏子は手に持った槍を投げつけた。
モーセが海を割るように、雲が真っ二つに割れる。
槍は太陽のように炎と光を放ち、大きな嵐となって渦巻いていく。
その姿こそ、まさに太陽!
モーセが海を割るように、雲が真っ二つに割れる。
槍は太陽のように炎と光を放ち、大きな嵐となって渦巻いていく。
その姿こそ、まさに太陽!
杏子(アームド)「サンシャインストーム!」
それは杏子の想いすべてが凝縮された、太陽の輝き!
周囲の雲を燃やし、天を切り裂いて、その塊はシャドームーンの頭に直撃した。
周囲の雲を燃やし、天を切り裂いて、その塊はシャドームーンの頭に直撃した。
影月「うわぁぁぁ!」
杏子「はぁはぁ…」
杏子「はぁはぁ…」
シャドームーンは動かなくなった。
一気に力を放出した事で一時的なパワー切れを起こし、その場で杏子は膝をついてしまう。
一気に力を放出した事で一時的なパワー切れを起こし、その場で杏子は膝をついてしまう。
???「う、うう…ここは?」
杏子「元に戻ったのか…のぶさん!」
信彦「杏子…?」
杏子「わー! のぶさんだー!」ダキッ
聖白蓮「馬鹿な…こんなことが…」
たから「あなたは杏子さんを、いえ、レスラーを甘く見過ぎたわ」
信彦「???」
杏子「のぶさん、後でちゃんと説明するから」
信彦「し、しかし…というかここはどこなんだ?」
斗貴子さん「はいはい、私達で説明するからキミはこっちな」
信彦「斗貴子さんじゃないか…待て、待ってくれ。杏子~!」
杏子「よーし、これで気兼ねなく戦えるぜ!」
超太郎「いや今までも手加減なしに信彦ぶっ叩いてたような」
杏子「そこうっさい!」
聖白蓮「仕方ありません」指パッチン
杏子「元に戻ったのか…のぶさん!」
信彦「杏子…?」
杏子「わー! のぶさんだー!」ダキッ
聖白蓮「馬鹿な…こんなことが…」
たから「あなたは杏子さんを、いえ、レスラーを甘く見過ぎたわ」
信彦「???」
杏子「のぶさん、後でちゃんと説明するから」
信彦「し、しかし…というかここはどこなんだ?」
斗貴子さん「はいはい、私達で説明するからキミはこっちな」
信彦「斗貴子さんじゃないか…待て、待ってくれ。杏子~!」
杏子「よーし、これで気兼ねなく戦えるぜ!」
超太郎「いや今までも手加減なしに信彦ぶっ叩いてたような」
杏子「そこうっさい!」
聖白蓮「仕方ありません」指パッチン
信彦の代わりに出現したのは、丸坊主のアンドロあきだった。
聖白蓮「とし・ルク。あなたがリーダーとなって戦いなさい」
とし・ルク「了解。プラン50に従い、レスラーズを処理します」
聖白蓮「オプティカルファイバーです」
とし・ルク「了解。戦術コマンド02」オプティカルファイバー
とし・ルク「了解。プラン50に従い、レスラーズを処理します」
聖白蓮「オプティカルファイバーです」
とし・ルク「了解。戦術コマンド02」オプティカルファイバー
アンドロあき6人が左右に三人ずつ、とし・ルクとFFが左と右に展開する陣形を取った。
とし・ルクとFFの指示により左右の三人は、光の速さでジグザグに走り出す。
まさにそれは網目を走る光ファイバーの様。
光はレスラー達を次々に翻弄し、吹き飛ばしていく。
とし・ルクとFFの指示により左右の三人は、光の速さでジグザグに走り出す。
まさにそれは網目を走る光ファイバーの様。
光はレスラー達を次々に翻弄し、吹き飛ばしていく。
光の速さの前に、いかな知性など無意味だ。
とし・ルクを加えたパーフェクト・カスケイドの前に敵はいない。
完全に敵のペースだった。
とし・ルクを加えたパーフェクト・カスケイドの前に敵はいない。
完全に敵のペースだった。
真紅「ミキシトランス、ティラノ!」
カズキ「ミキシトランス、龍馬!」
カズキ「ミキシトランス、龍馬!」
二人のミキシトランスが動くよりも速く、光の線は彼らを吹き飛ばした。
真紅(ティラノ)「うわあああ!」
しゃも「真紅!」
しゃも「真紅!」
しゃもは飛んできた真紅を受け止めた。
真紅(ティラノ)「た、助かった…サンキュー」
しゃも「真紅…真紅はそれで良いの?」
真紅(ティラノ)「なに?」
しゃも「真紅! 私を見て、なの!」
しゃも「真紅…真紅はそれで良いの?」
真紅(ティラノ)「なに?」
しゃも「真紅! 私を見て、なの!」
しゃもは光ファイバーに悠然と立ち向かう。
しゃも「暁ノ巫女アマテラス!」
しゃもの背中に化身が発現する。
ケンタウロスと女神が融合した、オレンジ色の甲冑を纏った女性型の化身である。
その化身は赤く大きな弓を持っており、発現させるやいなや、周囲の驚きなど意に介さずその弓を構えた。
ケンタウロスと女神が融合した、オレンジ色の甲冑を纏った女性型の化身である。
その化身は赤く大きな弓を持っており、発現させるやいなや、周囲の驚きなど意に介さずその弓を構えた。
しゃも(化身)「レッドブラッド・アロー!」
怒りの閃光が矢となって、真正面から光ファイバーを撃ち抜いた。
纏まっていたパーフェクト・カスケイドの陣形がようやく崩れ、彼らは尻もちをついてしまう。
纏まっていたパーフェクト・カスケイドの陣形がようやく崩れ、彼らは尻もちをついてしまう。
たから「しゃもさん…化身を使えるようになったのね」
しゃも「真紅…真紅は化身使いなのになぜ化身の力を使わないの?」
真紅(ティラノ)「それは…」
しゃも「真紅のレスラーに対する思いは、その程度じゃないと思うのよ」
真紅(ティラノ)「…でも、俺は」
とし・ルク「人工化身プラズマシャドウ」
しゃも「しまった!」
とし・ルク(化身)「シャドウ・ブラスト」
しゃも「真紅…真紅は化身使いなのになぜ化身の力を使わないの?」
真紅(ティラノ)「それは…」
しゃも「真紅のレスラーに対する思いは、その程度じゃないと思うのよ」
真紅(ティラノ)「…でも、俺は」
とし・ルク「人工化身プラズマシャドウ」
しゃも「しまった!」
とし・ルク(化身)「シャドウ・ブラスト」
プラズマシャドウの黒い拳が、しゃも達を襲った。
真紅(ティラノ)「このぉ!」
対抗する真紅だったが、焼け石に水、二人そろって吹き飛ばされてしまう。
たから「辛苦さん! しゃもさん!」
アンドロあき達が再び光となって猛攻をしかけてくる。
たから「くっ…守りを固めて!」
エヴァ「いや、ダメだ! 左右ががら空きになる!」
たから「!」
エヴァ「いや、ダメだ! 左右ががら空きになる!」
たから「!」
レスラーズが陣形を取るよりも早く、光は大地を切り裂き、彼女達を襲った。
真紅(ティラノ)「くそっ…俺はまだ、やれる!」
しゃも「真紅っ、無茶はダメなの!」
真紅(ティラノ)「古代の牙!」
しゃも「真紅っ、無茶はダメなの!」
真紅(ティラノ)「古代の牙!」
ティラノサウルスの牙がパーフェクト・カスケイドを襲う。
しかしそれはゲデヒトニスの大きなアームによって防がれてしまった。
しかしそれはゲデヒトニスの大きなアームによって防がれてしまった。
ゲデヒトニス「申し訳ありませんがその攻撃は通用いたしません」
真紅(真紅)「ぐぬぬ…」
真紅(真紅)「ぐぬぬ…」
パーフェクト・カスケイドは揺るがない。
完璧なる縦繋ぎ。その名前に嘘偽りはない。
底知れぬ恐怖に、レスラーズは追い詰められていく。
完璧なる縦繋ぎ。その名前に嘘偽りはない。
底知れぬ恐怖に、レスラーズは追い詰められていく。