画像レスラー@ ウィキ(跡地)
53 決戦前夜
最終更新:
Bot(ページ名リンク)
-
view
第五十三話 決戦前夜
夕暮れの光は未来であっても変わらない。
黄昏の中、瓦礫の山となったエルドラド本部を前にたから達は呆然と立ち尽くしていた。
黄昏の中、瓦礫の山となったエルドラド本部を前にたから達は呆然と立ち尽くしていた。
トシアキ議長「なんて奴らだ…」
もうもうと立ち込める砂がゆっくりと晴れていき、そこから見知らぬ男女の群れが現れた。
その中心にいたのは、アーサー王の世界で遭遇した気紛れな魔女と名乗る女性であった。
その中心にいたのは、アーサー王の世界で遭遇した気紛れな魔女と名乗る女性であった。
魔女「はぁい。虹裏を旅する気紛れな魔女よん」
たから「あなたは…魔女。セカンドステージ・レスラーだったのね」
魔女「そう。あたしはセカンドステージ・レスラーの中心、“フェーダ”の女帝よ」
エヴァ「女帝、だと?」
夕映「つまりリーダーです?」
魔女「かいつまんで言うとそうねぇ。そして、もうすぐこの世界のリーダーとなるわ」
たから「そんな勝手な!」
真紅(…何だ? この感じ…うう…頭が…)
魔女「ラグナロクの開会セレモニーは楽しんでいただけたかしらん」
剣八「へっ、ずいぶん悪趣味なセレモニーだな!」
魔女「最高の褒め言葉をありがとう。さぁ、あたし達新人類とあなた達旧人類の命運をかけた最後の戦い、ラグナロクを始めましょう」
ネロ「どこでやるのさ!」
魔女「慌てない慌てない」
たから「あなたは…魔女。セカンドステージ・レスラーだったのね」
魔女「そう。あたしはセカンドステージ・レスラーの中心、“フェーダ”の女帝よ」
エヴァ「女帝、だと?」
夕映「つまりリーダーです?」
魔女「かいつまんで言うとそうねぇ。そして、もうすぐこの世界のリーダーとなるわ」
たから「そんな勝手な!」
真紅(…何だ? この感じ…うう…頭が…)
魔女「ラグナロクの開会セレモニーは楽しんでいただけたかしらん」
剣八「へっ、ずいぶん悪趣味なセレモニーだな!」
魔女「最高の褒め言葉をありがとう。さぁ、あたし達新人類とあなた達旧人類の命運をかけた最後の戦い、ラグナロクを始めましょう」
ネロ「どこでやるのさ!」
魔女「慌てない慌てない」
魔女が天空を指さすと、他のSSWのメンバーも同じポーズを取った。
彼女達の体が赤紫色の光を放ち、その光は目の前の瓦礫を浮かび上がらせる。
彼女達の体が赤紫色の光を放ち、その光は目の前の瓦礫を浮かび上がらせる。
皆『!?』
瓦礫は徐々に浮かび上がり、再構築し始める。
彼女達の後ろで瓦礫が集まっていき、新たなる形を成していく。
まるで元からその形であったかのように、全ての物質は新たなる姿として生まれ変わった。
彼女達の後ろで瓦礫が集まっていき、新たなる形を成していく。
まるで元からその形であったかのように、全ての物質は新たなる姿として生まれ変わった。
魔女「さぁ、出来たわよ。ここがラグナロク決戦の舞台、ラグナロク・アンフィテアトルム!」
それは禍々しくもあり、神々しくもある大きな黒紫色の闘技場であった。
たから「これが、セカンドステージ・レスラーの力…」
ゴリ「な、なんて奴らだ…」
まとい「こ、こんな能力があるなんて私聞いてません!」
イエロー「か、勝てっこないですよぉ…」
魔女「この闘技場内に、あなた達の居場所を作っておいたわ。居住区、特訓場、ミーティングルーム…ラグナロクの間は好きなように使って良いわよぅ」
ころね「元々エルドラドのものを壊して作り直しただけなのでは」
魔女「まぁまぁ堅い事言わないで。じゃ、第一戦は明日。しっかり準備して置いてねぇ…ま、無駄だろうけど」
超太郎「そんな事、やってみなくちゃ分かんねーぜ!」
魔女「フフフ。楽しみにしているわ…」チラッ
真紅「…? うっ…!」
ゴリ「な、なんて奴らだ…」
まとい「こ、こんな能力があるなんて私聞いてません!」
イエロー「か、勝てっこないですよぉ…」
魔女「この闘技場内に、あなた達の居場所を作っておいたわ。居住区、特訓場、ミーティングルーム…ラグナロクの間は好きなように使って良いわよぅ」
ころね「元々エルドラドのものを壊して作り直しただけなのでは」
魔女「まぁまぁ堅い事言わないで。じゃ、第一戦は明日。しっかり準備して置いてねぇ…ま、無駄だろうけど」
超太郎「そんな事、やってみなくちゃ分かんねーぜ!」
魔女「フフフ。楽しみにしているわ…」チラッ
真紅「…? うっ…!」
突然頭を押さえて、真紅はその場に倒れこんだ。
たから「!? 辛苦さん!」
しゃも「真紅! しっかりするの! 真紅ー!」
しゃも「真紅! しっかりするの! 真紅ー!」
ラグナロク・アンフィテアトルム医務室にて。
真紅「う…ん」
しゃも「真紅!」
真紅「しゃもか…そうか。俺気を失って」
しゃも「大丈夫なの? 急に頭を押させて心配したのよー」
真紅「大丈夫大丈夫。何ともねーよ」
ヴィクトリカ「ふむ、原因は何だったのかね」
久城「医者は特に何も問題ないとは言ってたよ」
真紅「分かんね…今は何ともないしよ」
ちま「今は大事を取って休んでおいた方が良いよ。あなたは明日の第一戦のメンバーに入ってるから」
真紅「…そうさせてもらう」
しゃも「何か食べるものもってくるなの」
剣八「いやいや、ここは俺達に任せろって。しゃもの姐さんはついててやりな」
しゃも「ありがとうなの、剣八」
たから「もしかして、あのセカンドステージ・レスラーになにかされたのかしら」
真紅「いや、それはない。ただ、あの魔女ってやつを見た時…」
杏子「見た時?」
真紅「…悪ぃ、思い出せねぇ」
たから「…さて、邪魔者は退散するとしましょう」
しゃも「真紅!」
真紅「しゃもか…そうか。俺気を失って」
しゃも「大丈夫なの? 急に頭を押させて心配したのよー」
真紅「大丈夫大丈夫。何ともねーよ」
ヴィクトリカ「ふむ、原因は何だったのかね」
久城「医者は特に何も問題ないとは言ってたよ」
真紅「分かんね…今は何ともないしよ」
ちま「今は大事を取って休んでおいた方が良いよ。あなたは明日の第一戦のメンバーに入ってるから」
真紅「…そうさせてもらう」
しゃも「何か食べるものもってくるなの」
剣八「いやいや、ここは俺達に任せろって。しゃもの姐さんはついててやりな」
しゃも「ありがとうなの、剣八」
たから「もしかして、あのセカンドステージ・レスラーになにかされたのかしら」
真紅「いや、それはない。ただ、あの魔女ってやつを見た時…」
杏子「見た時?」
真紅「…悪ぃ、思い出せねぇ」
たから「…さて、邪魔者は退散するとしましょう」
真紅(何だ…一体。“何か”見えた気がするってのに…)
ちま「以上!」
ネロ「え、ちょっと待ってよ。僕がリーダー!?」
ちま「何か問題でも?」
ネロ「大アリだよ! 僕はそんな柄じゃないよ!」
ちま「勝つためにあなたをリーダーにしたのよ」
ネロ「む~」
聖白蓮「では第二チームはこの私、聖白蓮が務めさせて頂きます。メンバーは…」
ネロ「え、ちょっと待ってよ。僕がリーダー!?」
ちま「何か問題でも?」
ネロ「大アリだよ! 僕はそんな柄じゃないよ!」
ちま「勝つためにあなたをリーダーにしたのよ」
ネロ「む~」
聖白蓮「では第二チームはこの私、聖白蓮が務めさせて頂きます。メンバーは…」
エヴァ「ほぅ、これはまた異色なメンバー構成だな」
エレン「玲二、頑張りましょう!」
玲二「そうだね、エレン」
キャル「あたしを無視するなっ!」
あんぱん娘「そして最後のチームは俺が指揮を取る。メンバーは…」
エレン「玲二、頑張りましょう!」
玲二「そうだね、エレン」
キャル「あたしを無視するなっ!」
あんぱん娘「そして最後のチームは俺が指揮を取る。メンバーは…」
剣八「おお、ついに俺の出番がやってきたようだな!」
杏子「わーい、のぶさんと一緒だー!」
信彦「俺も嬉しい。だが、この勝負に勝つために浮かれてはいられないぞ」キリッ
椛「思い切り浮かれてるようにも見えますけど…」
たから「その二人はそれで良いのよ。あれが二人の力の源だから」
イエロー「それにしても…いくらエルドラドと共同戦線とはいえ、なんだかパッとしない名前ですね」
あんぱん娘「じゃあ、それぞのれチームリーダー、名前変更。今すぐ」
ネロ「ちょ、早い早い!」
あんぱん娘「5-4-3ー」
ネロ「あーもう! じゃあ僕のチームは『お菓子な仲間達』で!」
エヴァ「私の所は…そうだな。では我々はシンプルに『ハーモニクス』にしよう」
たから「そうね…攻撃の要から見て、『ファイアブリザード』ね」
トシアキ議長「では3チームとも、頼んだぞ」
ちま「さて、たからさん…全体のリーダーとして一言どうぞ」
たから「…相手の力は未知数よ。どんな強力な相手かまったくわからない。でも、ここにいる皆が協力し合えばどんな困難も乗り越えていけるはず。勝ちましょう。勝って、クロさんを助け出し、そして私達の未来を救いましょう!」
皆「おー!」
杏子「わーい、のぶさんと一緒だー!」
信彦「俺も嬉しい。だが、この勝負に勝つために浮かれてはいられないぞ」キリッ
椛「思い切り浮かれてるようにも見えますけど…」
たから「その二人はそれで良いのよ。あれが二人の力の源だから」
イエロー「それにしても…いくらエルドラドと共同戦線とはいえ、なんだかパッとしない名前ですね」
あんぱん娘「じゃあ、それぞのれチームリーダー、名前変更。今すぐ」
ネロ「ちょ、早い早い!」
あんぱん娘「5-4-3ー」
ネロ「あーもう! じゃあ僕のチームは『お菓子な仲間達』で!」
エヴァ「私の所は…そうだな。では我々はシンプルに『ハーモニクス』にしよう」
たから「そうね…攻撃の要から見て、『ファイアブリザード』ね」
トシアキ議長「では3チームとも、頼んだぞ」
ちま「さて、たからさん…全体のリーダーとして一言どうぞ」
たから「…相手の力は未知数よ。どんな強力な相手かまったくわからない。でも、ここにいる皆が協力し合えばどんな困難も乗り越えていけるはず。勝ちましょう。勝って、クロさんを助け出し、そして私達の未来を救いましょう!」
皆「おー!」
魔女「…あたし達は世界を振り向かせる。その記念日が、明日…」
真紅「…あいつ…魔女…何者なんだ…?」
それぞれの想いを乗せて、夜は更けていく。
時はあっという間に過ぎ、朝が訪れた。
最終決戦ラグナロクが、今幕を開ける――
時はあっという間に過ぎ、朝が訪れた。
最終決戦ラグナロクが、今幕を開ける――