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54 壮絶なる開幕
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第五十四話 壮絶なる開幕
始まりを告げる花火が打ち上げられる。
最終決戦の戦士たちが闘技場に入場し、観客達はその全てがエルドラドの戦士達を称えた。
フェーダを応援する者達はいない。だが、ここからすべてが変わるのだ。
最終決戦の戦士たちが闘技場に入場し、観客達はその全てがエルドラドの戦士達を称えた。
フェーダを応援する者達はいない。だが、ここからすべてが変わるのだ。
???「…始まったのです。ラグナロクが。しかし、こんな事して一体何の意味があるのでせう」
???「全くだ。構わずエルドラドを滅ぼしてしまえば良いのに…魔女ーんは一体何を考えているんだか」
魔女「あら、お久しぶり。般若さん、梨花。たまーにしか顔を出さないお二人にあたし達のやり方に口出しするのはどうかと思うけど?」
古出梨花「それもそうですが、私達はあなた達とある意味同じで、ある意味違うのでしょう? ですから少し気が引けてしまいまして」
般若「そーいう事。ま、こっちにはこっちの事情があるんでね」
魔女「そのわりにはなんだか楽しそうねぇ」
般若「気のせいだろ。ま、この戦いがどうなるか、たまに見に来るよ」
魔女「あたし達は、勝つわ。負けることなどありえない」
梨花「それもまたデスティニー、なのです。では、これで私達は失礼します」
般若「じゃーなー」
魔女「相変わらずねぇ。まぁ、良いわ。それじゃあ始めましょう。人類の命運をかけた、最終戦争ラグナロクを!」
???「全くだ。構わずエルドラドを滅ぼしてしまえば良いのに…魔女ーんは一体何を考えているんだか」
魔女「あら、お久しぶり。般若さん、梨花。たまーにしか顔を出さないお二人にあたし達のやり方に口出しするのはどうかと思うけど?」
古出梨花「それもそうですが、私達はあなた達とある意味同じで、ある意味違うのでしょう? ですから少し気が引けてしまいまして」
般若「そーいう事。ま、こっちにはこっちの事情があるんでね」
魔女「そのわりにはなんだか楽しそうねぇ」
般若「気のせいだろ。ま、この戦いがどうなるか、たまに見に来るよ」
魔女「あたし達は、勝つわ。負けることなどありえない」
梨花「それもまたデスティニー、なのです。では、これで私達は失礼します」
般若「じゃーなー」
魔女「相変わらずねぇ。まぁ、良いわ。それじゃあ始めましょう。人類の命運をかけた、最終戦争ラグナロクを!」
ラグナロク第一戦、『お菓子な仲間達』VS『フラワーマスターズ』
相手はフードに身を包んでおり、その姿が分からなかった。
相手はフードに身を包んでおり、その姿が分からなかった。
ネロ「皆、気合入れて行くよ!」
皆「おー!」
???「くっくっく」
カズキ「!? その声、お前はまさか!」
鞠也「そう言うと思ったぜ!」マントバサリ
カズキ「鞠也!」
トシアキ議長「行方不明だった祠堂鞠也、まさかフェーダに加わっていたとは…」
ネロ「どうしてそっちにいるのさ!」
鞠也「俺は元々エルドラドの人間じゃねぇ。今はフェーダの、チーム『フラワーマスターズ』のメンバーだ」
真紅「なるほど…今までの鞠也の力の暴走は、セカンドステージ・レスラーとして目覚める兆しだったのか」
鞠也「俺の目的はお前らともう一度再戦すること。中でも、カズキ。お前には大きな借りがある…必ず勝利をもぎ取ってやる!」
カズキ「望むところだ!」
幽香「フフフ…さぁ、始めましょう」
しゃも「あなたが『フラワーマスター』のリーダーなの?」
幽香「そうよ。風見幽香、以後お見知りおきを」
皆「おー!」
???「くっくっく」
カズキ「!? その声、お前はまさか!」
鞠也「そう言うと思ったぜ!」マントバサリ
カズキ「鞠也!」
トシアキ議長「行方不明だった祠堂鞠也、まさかフェーダに加わっていたとは…」
ネロ「どうしてそっちにいるのさ!」
鞠也「俺は元々エルドラドの人間じゃねぇ。今はフェーダの、チーム『フラワーマスターズ』のメンバーだ」
真紅「なるほど…今までの鞠也の力の暴走は、セカンドステージ・レスラーとして目覚める兆しだったのか」
鞠也「俺の目的はお前らともう一度再戦すること。中でも、カズキ。お前には大きな借りがある…必ず勝利をもぎ取ってやる!」
カズキ「望むところだ!」
幽香「フフフ…さぁ、始めましょう」
しゃも「あなたが『フラワーマスター』のリーダーなの?」
幽香「そうよ。風見幽香、以後お見知りおきを」
戦闘のルールは至って単純
1時間のバトルロイヤルで、最後まで残っていた数によって勝敗を決定するというものであった。
戦闘の始まりを告げる鐘が、鳴り響く。
最終決戦ラグナロク第一戦の幕は、切って落とされた。
1時間のバトルロイヤルで、最後まで残っていた数によって勝敗を決定するというものであった。
戦闘の始まりを告げる鐘が、鳴り響く。
最終決戦ラグナロク第一戦の幕は、切って落とされた。
ちま「カズキとネロさんは最初からクライマックス! 真紅さんとしゃもさんは敵の出方を見てミキシトランスを使って! 他の人達は後方で牽制とサポートを!」
カズキ「ミキシトランス、龍馬!」
ネロ「ミキシトランス、総司!」
幽香「…分かっているわね、祠堂鞠也」
鞠也「ああ。約束通り、最初はお前らのやり方に合わせてやる」
カズキ「ミキシトランス、龍馬!」
ネロ「ミキシトランス、総司!」
幽香「…分かっているわね、祠堂鞠也」
鞠也「ああ。約束通り、最初はお前らのやり方に合わせてやる」
攻撃をしかける『お菓子な仲間達』であったが、彼女達はひらりとかわすばかりでまったく攻撃をしかけようとはしなかった。
カズキ(龍馬)「くっ、なんだこいつら! やる気あるのか!」
ネロ(総司)「ここは僕に任せて!」
ネロ(総司)(この戦闘、僕がリーダーという事は攻撃重視の作戦だね。なら!)
ネロ(総司)「ここは僕に任せて!」
ネロ(総司)(この戦闘、僕がリーダーという事は攻撃重視の作戦だね。なら!)
ネロは敵陣深く切り込み、深く腰を落とした。
ネロ(総司)「菊一文字!」
電光石火の居合抜き。
しかしそれは、青髪の少女オクタヴィアの剣の一振りであっさりと弾かれてしまった。
しかしそれは、青髪の少女オクタヴィアの剣の一振りであっさりと弾かれてしまった。
ミキシトランスを解除したネロは地面を蹴った。
炎を纏い、高速回転しながら天に舞い上がる。
炎を纏い、高速回転しながら天に舞い上がる。
ネロ「真・ファイアトルネード!」
進化した螺旋の炎が、再びオクタヴィアを襲う。
今度は両手に剣を持ち、その炎を切り裂いて無効化する。
今度は両手に剣を持ち、その炎を切り裂いて無効化する。
たから「ネロさんの渾身の必殺技を破るなんて…」
杏子「なんて奴らだ…」
信彦「ネロー! 皆ー! 負けるなー!」
杏子「なんて奴らだ…」
信彦「ネロー! 皆ー! 負けるなー!」
ネロ「なら、これはどうだぁ! 剣聖ランスロット、アームド!」
オクタヴィア「深淵のアギラウス! ギガバイトスクリュー!」
ネロ(アームド)「うわぁぁぁ!」
オクタヴィア「深淵のアギラウス! ギガバイトスクリュー!」
ネロ(アームド)「うわぁぁぁ!」
巨大な深海魚のような化身の口から、大きな渦が発射される。
化身アームドの力をもってしても、その圧倒的な力の前に、ネロはただ流されるだけであった。
化身アームドの力をもってしても、その圧倒的な力の前に、ネロはただ流されるだけであった。
ネロ「くそ!」
幽香「あら、余所見はダメよ?」
ネロ「うわぁ!」
幽香「マジカルフラワー」
幽香「あら、余所見はダメよ?」
ネロ「うわぁ!」
幽香「マジカルフラワー」
幽香の周囲で色とりどりの花が咲いた。
色とりどりの花はネロを空中に押し上げると、綺麗かつ大きな花火を咲かせた。
もちろんその中心にいたネロは大きくダメージを受ける事となる。
色とりどりの花はネロを空中に押し上げると、綺麗かつ大きな花火を咲かせた。
もちろんその中心にいたネロは大きくダメージを受ける事となる。
ネロ「うわー!」
しゃも「ネロ!」
明久「僕を忘れてもらっちゃ困るよ!」
しゃも「ネロ!」
明久「僕を忘れてもらっちゃ困るよ!」
吉井明久は追い打ちをかけるかのように走りこんでくると、思い切り足を上げた。
明久「オーディーンソード!」
明久の脚は巨大な剣のオーラを生み出し、蹴り上げるとともにその剣を解き放った。
剣は落ちてきたネロにさらにダメージを与える事となった。
剣は落ちてきたネロにさらにダメージを与える事となった。
ネロ「ぐあー!」
しゃも「ネロ、大丈夫なの?」
ネロ「へ、平気さこのくらい!」
カズキ(龍馬)「くっ、やつら完全にネロちゃんに狙いを定めてきてやがる」
幽香「フフフ…」
明久「へへっ」
鞠也(……けっ)
魔女「ひまわりさんってば…相変わらずサディスティックねぇ。もう少し手加減してあげても良いのに」
ネロ「うっ…」
しゃも「! 足、怪我してるなの!」
セイバー「というかあれだけの大技で足が怪我程度で終わるとは解せぬ」
ネロ「だ、大丈夫だって! それに、ここで引き下がったら勝てなくなっちゃうよ」
カズキ(龍馬)「…分かった。俺達でネロちゃんをサポートするぞ!」
皆「おー!」
ネロ「皆…ありがとう」
カズキ(龍馬)「俺が攻める! クロシオライド!」
幽香「マジカルフラワー!」
しゃも「ネロ、大丈夫なの?」
ネロ「へ、平気さこのくらい!」
カズキ(龍馬)「くっ、やつら完全にネロちゃんに狙いを定めてきてやがる」
幽香「フフフ…」
明久「へへっ」
鞠也(……けっ)
魔女「ひまわりさんってば…相変わらずサディスティックねぇ。もう少し手加減してあげても良いのに」
ネロ「うっ…」
しゃも「! 足、怪我してるなの!」
セイバー「というかあれだけの大技で足が怪我程度で終わるとは解せぬ」
ネロ「だ、大丈夫だって! それに、ここで引き下がったら勝てなくなっちゃうよ」
カズキ(龍馬)「…分かった。俺達でネロちゃんをサポートするぞ!」
皆「おー!」
ネロ「皆…ありがとう」
カズキ(龍馬)「俺が攻める! クロシオライド!」
幽香「マジカルフラワー!」
海の潮流と、花火が激突する。
競り勝ったのは、カズキの方だった。
花を黒潮の渦の中に飲み込ませて、突き進む。
競り勝ったのは、カズキの方だった。
花を黒潮の渦の中に飲み込ませて、突き進む。
幽香「意外とやるじゃない」
カズキはサンライズハートを取り出した。
カズキ(龍馬)「伝来宝刀!」
しかし再び幽香が目の前にやってくる。
彼女は持っていた傘を広げて、カズキの放った技をその傘で防いだ。
彼女は持っていた傘を広げて、カズキの放った技をその傘で防いだ。
カズキ「な!?」
幽香「前言撤回。その程度ね」
ゴリ「うぉぉぉ! 俺の唯一の見せ場! ダッシュトレイン!」
幽香「前言撤回。その程度ね」
ゴリ「うぉぉぉ! 俺の唯一の見せ場! ダッシュトレイン!」
全身を真っ赤にし、まるで暴走機関車のように走りこんでくる赤木。
しかし幽香はそれを優雅にかわして、余裕の笑顔を見せつける。
しかし幽香はそれを優雅にかわして、余裕の笑顔を見せつける。
幽香「攻撃とはこうするものよ」
彼女が傘を一振りすれば、花が種を風に乗せて飛ばすかのように、数多の光の弾丸が『お菓子な仲間達』へと降り注いだ。
麦野「ここは任せな! ミキシトランス、能力体結晶!」
麦野の左腕が大きく変化する。
まるで悪魔を思わせるような禍々しい光の腕へ。
そしてその右目は黒く染まり、ぎらついた視線をすべての弾幕へと向けた。
まるで悪魔を思わせるような禍々しい光の腕へ。
そしてその右目は黒く染まり、ぎらついた視線をすべての弾幕へと向けた。
スーパー麦野「ゴッドハンド!」
左腕の三本の爪をもったアームが、さらに巨大化する。
Mは麦野のM,Mは原子崩しのM、そしてそのアームの輝きはアルファベットのMを思わせる形へと変化する。
眩い光のアームは、その弾幕すべてを受け止め、その手の中で握りしめた。
Mは麦野のM,Mは原子崩しのM、そしてそのアームの輝きはアルファベットのMを思わせる形へと変化する。
眩い光のアームは、その弾幕すべてを受け止め、その手の中で握りしめた。
超太郎「す、っげぇえええ!? 何だあの技」
スーパー麦野「ちょっとした修行の成果よ。超太郎には負けたくねーからね!」
超太郎「惚れ直した!」
セイバー「よし、我らも行くぞ、隼人!」
隼人「おう!
セイバー「暴帝ルキウス、アームド!」
隼人「陸戦の王者ゲッターライガー、アームド!」
幽香「…ミキシトランス、レティ・ホワイトロック」
スーパー麦野「ちょっとした修行の成果よ。超太郎には負けたくねーからね!」
超太郎「惚れ直した!」
セイバー「よし、我らも行くぞ、隼人!」
隼人「おう!
セイバー「暴帝ルキウス、アームド!」
隼人「陸戦の王者ゲッターライガー、アームド!」
幽香「…ミキシトランス、レティ・ホワイトロック」
幽香の姿が大きく変わった。
その白い衣と、青い髪、まとわりつく白い氷はまるで雪女だった。
その白い衣と、青い髪、まとわりつく白い氷はまるで雪女だった。
幽香(くろまく)「さぁ…どこからでもかかってきなさい?」