ドラキュラ(アル・シャヒード・アル・ハイイ)
悲劇の殺人鬼、喜劇の吸血鬼
概略
- 戦場に現れたククリナイフ使いの殺人鬼。
- 中東系の若い美男子、全身に入れ墨のような模様、片足がない、義足。
- 鋭い動体視力と夜間視力をもつ、昼間はほとんど寝ている、昼間行動するときはサングラス。耳が聞こえず、相手の口の動きを見ることで会話が可能になる。
- しなやかな体躯、豹のような俊敏な動き。
- 名前の由来は現実のパレスチナのイスラム解放聖戦機構が、自爆テロ候補者につける名誉ある称号「生ける殉教者」から。
- 腹話術師の動かす人形が嫌い。ジョアンナ・スパロウが苦手。
- 特殊な理由から人の血を吸う。そのことから自分のことを吸血鬼だと思っている。
- 現在の性格は、少しお茶目な大量殺人鬼な感じになっている。殺人の自覚はあり、その感覚にうっとりする。
- 中元さんのことを運命の女性を思っており、本気で求婚してくる。射葉 公司のことを「お義父さん」と呼ぶ。
- ヴァン・ヘルシングを好敵手と認めており、割と好き。向こうはそうは思っていないが。強敵(とも)と呼ぶ。
- メタルギアソリッド2、4に登場するヴァンプのヴィジュアルからイメージした。
詳細
イスラム教原理主義者が支配する地域の貧しい村落に産まれる。
生まれつき夜目が酷く利いて、視力もよかった。しかしそのため昼間の視力がもの凄く弱く、また虚弱体質であったため、集落の中では常に蔑まれて育つ。家の手伝いも満足に出来なかったために両親からも疎まれていた。
精神的に追いつめられていた彼は、周囲の期待に応えることで自分の名誉を回復するため自爆テロに志願。
しかし爆破は失敗し、自分の片足を完全に吹き飛ばし、聴力を失い、昏睡状態に陥る。また、記憶もなくす。
身柄がイスラエル軍の病院に預けられ、情報を引き出すために、出向していた天才科学者
ジョアンナ・スパロウが治療を担当する。身元が分からなかったため、シャヒードと名付けられる。
記憶が引き出せないことが分かり、処分される予定だったが、瞳孔検査の時に明るい光よりも弱い光のもとでのほうがよく運動することをジョアンナが発見。彼女の実験体にされる。
当時開発されたばかりだった人工筋肉繊維を全身にインプラントされ、生体電位で動く特殊な義足を付けられ、生体兵器として蘇る。
この義足が大きな跳躍力を生み出し、全身の人工筋肉が彼のひ弱な筋力を補い、俊敏な動きを生み出す。
また視力の良さで相手の筋肉の動きをとらえ、俊敏さを利用することで、銃の打ち始めの最初の何発かは躱すことができる。遮蔽物が多かったり、狭い室内で彼を銃で仕留めることはまず不可能。ただ、超長距離狙撃には隙がある。
また、全身の入れ墨状の模様は筋肉繊維によって浮かび上がるため、活動の状態によって模様が変わる。そのうちこの模様を彼自身がある程度操れるように改良が施される。周囲の景色にある程度あわせたり、戦闘のときに敵に恐怖を与える模様を作り出したり、感情をあらわすのに使われるようになる。それからは戦闘中は半裸か全裸で闘うようになる。
ジョアンナがイギリス陸軍に出向するときに一緒に連れて行かれ、そこでグルカ兵式の訓練を受ける。
もともとグルカ兵は小柄な人物が多いが、なぜか長身の彼にもこれがなじんだ。そこからグルカナイフを使うようになる。
またこのときに
ヴァン・ヘルシングと出会う。彼が唯一訓練で打ち倒せなかった相手として(デブと思ってなめてかかったら、彼に初めてフラッシュグレネードを使われた)、彼のことは好敵手と認めるようになる。
暗闇の中、銃を使わない、無音の暗殺者として恐れられる。
相手をバラバラに切り裂く特徴的なナイフが目を引くためそれが恐れられることが多いが、彼の恐ろしさの真価は暗器の存在である。彼は戦闘中に俊敏な動きを利用して、目に見えないほど(彼には見える)の細い糸を張り巡らしそれによって敵の体を切り落としていく。
また恐ろしい集中力を発揮しているので、彼の主観はいわゆるゾーンに入り込み、景色は色を失い不必要な情報は除外される。
イギリス時代、ジョアンナの買い物に付き合わされた時に大道芸人の腹話術をみて、命のないものがしゃべるので、気持ち悪くなり以後嫌うようになる。
それ以来ジョアンナの嫌がらせが腹話術になる。
ジョアンナの道具として、紛争地域にやってくる。以前からのジョアンナの嫌がらせに辟易としていた彼は、このときに隙をみて逃げ出すことに成功。
メンテナンスなしではすぐに動けなくなると思っていたジョアンナの予想を裏切り、なぜか激しいストレスにさらされた人の生き血を吸うことで活動を続けられることを発見する。なので獲物にはなるべく脅威を与えてから仕留めようとする。
自分のことを現代唯一の吸血鬼の生き残りと勘違いするようになる。そして、その後戦闘中に会った
中元藍が、彼の人工筋肉繊維と同じもの(藍のものの方が次世代タイプ)を使っていたことから、彼女が自分と同じ吸血鬼であると勘違い。
運命の女性と思うようになる。
13歳の少女相手に本気で求婚してくる。ここで初めて彼の色男っぷりが初めて開花する。藍のことを親しみを込めて「カーミラ」と呼んでくる。
射葉のことを「お義父さん」と呼び、気に入られようとするが、全くその甲斐はない。乗り越えなくてはならない障害と思っていて、隙があれば殺そうと思うも、そのチャンスに恵まれない。
2007-11-17/08:33:06/けん
(あだ名、戦闘スタイル、性質について追記)
彼の存在を正式なルートで知っているものは、「カメレオン」「闇夜の黒豹」「ジョーカー」「ラプター」などと呼ぶ。
戦場では「切り裂き魔」「死神」「ドラキュラ」「アルカード」などと噂される。
単独行動なので戦う際は、必ず自分の有利な状況を選んだり、混乱してる戦況に紛れたりする。
活動するだけで酷く消耗するので、狩りの時間(だいたい夜)以外は安全な場所で眠っている。
昼間行動するときはサングラスをかけている。ヘルシングにやられてからは強い光にも気をつけるようになった。
動物にはよく懐かれる。
2007-11-18/22:32:31/けん
予想の範囲を抜けやしないが。
コンスタンティンとの相性は最悪っぽいw同じ五感系の能力者であるゆえに面白い殺し合いを演じてくれそうではあるが。
2007-11-18/22:32:31/大河
2008-01-08/14:04:14/けん
僕的にはシャヒードのイメージはマンソンに近いものでした。マンソンをもっと細くした感じです。
↓マリリン・マンソン
2008-01-12/10:31:06/大河
具体的なイメージがくると大いに揺らぐっ。しかしっ、この変態さ加減は、、、すごく、、いいっ!
確かにマンソンをさらに痩せさせた感じのほうが、人工筋肉&デブvsガリクソンっていう設定がより生きる。
2008-01-12/10:31:06/けん
最終更新:2008年01月12日 10:31