【国名】 |
M.H.R.R. |
【読み方】 |
エムエイチアールアール/神聖ローマ帝国 |
【対応国】 |
羽柴+神聖ローマ帝国 |
【トップ】 |
皇帝総長ルドルフ二世→マティアス(ルドルフ二世) |
【登場巻】 |
3巻中~ |
【詳細】
極東の近畿地方に存在する国。「M.」は「桃山」、「H.R.R.」は神聖ローマ帝国のドイツ語表記「Heiligen Römischen Reichs」の略と思われる。
なお「エムエイチアールアール」は英語読みで、ドイツ語アルファベートとして読むと「エムハーエルエル」となる。
この国はカール大帝が作り上げた国が三分割された内の一つがベースであり、
六護式仏蘭西と
K.P.A.Italiaに隣接する。
神聖ローマ皇帝がトップにいるが
教導院や
総長連合との兼ね合いで「皇帝総長」という役職となっており、隣国であるK.P.A.Italiaの
教皇総長の認可が必要だったため、
次代の移り変わりと共に各領邦から選帝侯という代表を選出、そこから選挙で皇帝総長を選ぶようになったため権威が形骸化。
最終的に現在では有力貴族であるハプスブルク家から選出され、世襲制となった。
元々宗教革命等が行われる関係上、国内は
旧派と
改派が入り乱れた複雑な力関係で成り立っており、
中央権力が少し弱い反面、各地の領邦にある教導院が独自の権力を有し、各教導院のトップ、一般教導院における総長は
副総長と呼ばれ、
皇帝総長を輩出した教導院の副総長がM.H.R.R.
生徒会長を兼任し他の副総長よりも上位に立つ仕組みになっている。
これは上記の歴史を再現する意味合いもあり、は総長兼生徒会長は皇帝総長
ルドルフ二世が君臨していた。
しかし、「魔術に傾倒し幽閉される」
歴史再現のため、ルドルフ二世は実の弟である
マティアスの手により幽閉され、作品終盤まで全権は彼が握っていた。
時期的に皇帝総長の権力が弱く疲弊し国力も低下していたが、近畿地方にいた羽柴が歴史再現で中国地方にある
毛利家への攻撃を開始したのと
尼子家残党の支援を羽柴が行い始めたのを契機とし、
P.A.Odaから本来は
ムラサイである羽柴勢力を、「ムラサイから旧派に改宗するのであればM.H.R.R.に受け入れる」として同盟を結び、
P.A.Odaという強力な後ろ盾を得たことで息を吹き返し、ハプスブルク家を襲名した羽柴と共に旧派側の勢力を支配することに成功している。
その後ルドルフ二世が行方不明になったため表向きの権力もマティアスに移ることとなり、第二次木津川口の戦いでK.P.A.Italiaを破ったことで、
聖連内部を一気に牛耳ることに成功。
オリンピアを傀儡として取り込み、K.P.A.Italiaに代わって聖連そのものと言える権力を手に入れた。
羽柴がM.H.R.R.と完全に合流したのは作中時間より2年前であり、総長連合及び生徒会には
P.A.Odaの関係者も多い。
彼らと連携をとる
P.A.O.M.という部署が作られ、P.A.Odaの主教導院
P.A.M.と協同し表向き行動する場合の戦力を担っている。
一方、大勢を占める旧派側に対し、改派側は隣国の六護式仏蘭西と同調。
マクデブルクにいる
ゲーリケやマルティン・ルターを襲名した
巴御前などのマティアスらに反抗する勢力も多く、
彼らは
武蔵に協力するなりして羽柴&旧派勢力とは相容れない状態にいる。
羽柴側は
聖譜記述によりP.A.ODA=織田から天下統一引き継ぐことになる「豊臣秀吉」側であるため人材の充実が必須だが、既に戦いは数えるほどしかないため、
新人育成のため戦場に投入するというのが難しく、装備品は立派だが経験が乏しい生徒が多い。
M.H.R.R.全体の主教導院は
A.H.R.R.S.。
制服はルネサンスがあまり浸透しなかったため騎士・
教譜文化から生まれたもので宗教改革後の平和令により新旧統一の黒基調とした真面目かつ地味なデザインとなっている。
なお、この国に存在する隠れ
魔女はこの制服を改造して魔女服とするが、見つかると罰則が取られる。
P.A.Oda側が創生計画をスタートさせ、十本槍を含めたP.A.O.M.の面々の大多数が離脱する形になった終盤では、
生存していた
インノケンティウス及び、
ガリレオという新たな操り主を得たマティアスにより、K.P.A.Italiaの思惑を受けて
ヴェストファーレン会議に参加することとなる。