「――これより、授業を始めます」
【所属】 |
三河 |
【名前】 |
松平・元信 |
【読み方】 |
まつだいら・もとのぶ |
【種族】 |
極東人 |
【元ネタ】 |
徳川家康 |
【字名】 |
傀儡男【イエスマン】 |
【登場巻】 |
第1巻上 |
【人物】
自らを「先生」と自称し、授業形式で語るのが特徴。危機に対応するべく全力で考えないといけない時ほど楽しい、という思考の持ち主。
大罪武装の制作者で、十年前に事故に遭ったホライゾンの感情を抜き取って
大罪武装を製作。
更に「嫉妬」の感情を彼女の
魂に込め九つ目の大罪武装である
"焦がれの全域"とし、自動人形
P-01sとして
武蔵へ送った。
娘を
自動人形に置き換えるという、事故の治療もあるためある意味仕方のないことと思えるが、他にやってることがやってることなので、当のホライゾンには「極道親父」と呼ばれていたりする。
ぶっちゃけホライゾンの方が時により極道ってか
外道っぽk(ry
実に多くのことに関わっており、
創世計画を組み上げた立役者の一人。
三十年前には各国の有能な者を「どこにもない
教導院」に集めて
末世を何とかしようとしたらしいが、「
無様な救い」を得ただけに終わったという。
その後、末世を解決する手段として各国に
大罪武装を巡る争いを起こさせた張本人であり、少しずつ何をしようとしていたのかはわかってきているが不明な点も多く、
彼らが得たとされる「
無様な救い」が何なのかも、今だ不明である。
織田・信秀の襲名者に師事し、
内裏の真実を知ったことで多方面に協力を仰いだことが9巻で判明し、
実の弟である
松平・信康もまた別のアプローチで末世に関する研究を行っていた。
信康は自害したとされるが実際は
公主隠しに飲まれている。
創世計画は内裏の真実を知ったことで運命に与えられた人格が問題だと言うのに気がついたのだろう、
大罪武装を用いて運命の感情を否定することで処刑し、末世を防ごうとしていた。
しかし、これは信康が行った「地脈を通して未来に接触する」研究の結果、
創世計画が失敗した未来の世界からやってきた子供達から得た情報により、
そのままでは失敗する可能性が高いことが判明。
これによって本来使うはずだった
大罪武装を成長という可能性に一定の望みを託しつつ、「完全なる
創生計画」の立案に走り、
その結果上記のように多方面に協力を仰いだ上で様々な装備などの開発に携わった。
大罪武装で説教されても受け入れるだけで効果がないため、運命を降ろし確実な抹殺を行うための信長、さらに彼女に同期し、
全域焦がれを持って起動する
断罪武装を作成。
これによって信長に降ろした運命に
断罪武装を叩き込み、「信長の自害」による運命の人格の消滅を行う。
これが作り直された
創世計画である。
「世界を終わらせて、しかし終わらせない」
創世計画のため、世界がまっさらになっても人々の生存率を上げるため、
世界を守る船である
大和を作り、それを羽柴の持つ位相空間に移す際の流体の痕跡を消すため、自ら
地脈炉を暴走させ、溢れ出る流体に飲まれ消えていった。
(この際の死に際は地脈を通して伝わってきたと元
猿飛・佐助達は証言している)
娘であるホライゾンに関してどう思っていたのかは定かではない。
しかし現時点では
大罪武装を使った末世の解決はほぼ不可能であり、アリアダストの者達の行動は「失敗する未来が確定」している状態にある。
1巻における演説の中で、
P-01sであるホライゾンのことを話す際には、娘の身を案じているかのような言葉もあったが、
彼が
創世計画のため進めてきた準備の中には娘のいる武蔵に対し有利に働くようなものがあまりに少ない。
三河消失を引き起こしたのも、羽柴が扱う大和の輸送をごまかすためというのも判明しているが、
いまだに彼の真意の全貌が明らかになっていないため、まだ何らかの隠し玉がある可能性がある。
そもそも、羽柴側も全てが解っているならば、
池田・輝政に名古屋城の発掘はやらせない。
10巻下で「
無様な救い」の真実が明らかとなった。それは犠牲になろうとした自身の代わりに集めた生徒の1人が暴走した運命を抑えるために消滅したというものだった。
そして、黄泉帰りに成功した
葵・トーリが新たな
襲名者となった。
11巻下では過去の世界とも思える光の中で登場。
馬車から降りた直後に娘を色々な意味で奪ったトーリに平手を見舞う。
ホライゾンとの会話で自身の考えが正しかったことに満足しながら、会話を終えると馬車に乗って去っていった。
運命が自殺を思いとどまったことで
公主隠しに呑まれた者達は戻ってきた。
だが彼は地脈路の暴走に飲み込まれる形で消えた。
自分でけじめをつけたようでもあるが、やるだけのことはやった、とそういうことなのだろうか。
【余談】
第一期OPに登場する元信公は
本多・忠勝らの後ろで高笑いしている顔が半分闇に塗りつぶされた状態、というものであり、何処からどう見てもラスボスにしか見えないと話題になった。
そのためか、ホライゾンの本編では超序盤にしか登場しないのにも関わらず印象がやたらと濃い。
なお、テレビアニメ版において松平のアクセントが「ま」にあったのは間違いではない。
大雑把にいえば「後の徳川となる松平」の場合は「ま」つだいらと読み、
「それ以外の松平」の場合はアクセントなしの平坦「まつだいら」またはまつ「だ」いら、と読むとなっている。
作中ではこれについての
聖譜記述があったのだろう。
最終更新:2024年07月30日 17:09