帰結
ストーカー?
地下区画---帰り道
ラギアス「最近誰かに監視されている気がするんだよね」
ゲークト「ホー、とうとう病気になったか」
ラギアス「いやー、そうなんかね」
ゲークト「いや、ギャグで言ったんじゃが……」
ゲークト「ホー、とうとう病気になったか」
ラギアス「いやー、そうなんかね」
ゲークト「いや、ギャグで言ったんじゃが……」
雑談をしていると、居住区画の分かれ道に着く。
ラギアス「じゃあ、まあ今日はこんなところで。」
ゲークト「じゃあの」
ゲークト「じゃあの」
薄暗い鉄板の道を歩いていると……
ラギアス(どーもつけられてる気がするんだよなぁ。病気なんかなぁ)
サリオン「あ、あのー。」
ラギアス「ギクゥ!!」
サリオン「あいや、どこかでお会いしたかなと思い、お声がけしたんですけど……」
ラギアス「いや、わかりませんね。どちら様でしたかね。」
サリオン「そうですか……私はサリオンと言います。サリオン・ザイカ。あなたは?」
ラギアス「ラギアス・ジヴァニエです。」
ラギアス(やけに美人だな。いかん、俺がノンケ(単性愛者)であることがばれるとよくない。態度に出ないようにしなくては。ん?この小奇麗な格好、地下区画の人間ではない??怪しい……)
サリオン「ラギアスさんですね。(覚えていないようですね……。私がラーデェオであることを明かせば、おそらくこの方の性格上通報されるでしょう。話しかけられるチャンスでしたが、今日のところは撤退です。)」
ラギアス「家着くので、またどこかで会えば……」
サリオン「そうですね。また。」
サリオン「あ、あのー。」
ラギアス「ギクゥ!!」
サリオン「あいや、どこかでお会いしたかなと思い、お声がけしたんですけど……」
ラギアス「いや、わかりませんね。どちら様でしたかね。」
サリオン「そうですか……私はサリオンと言います。サリオン・ザイカ。あなたは?」
ラギアス「ラギアス・ジヴァニエです。」
ラギアス(やけに美人だな。いかん、俺がノンケ(単性愛者)であることがばれるとよくない。態度に出ないようにしなくては。ん?この小奇麗な格好、地下区画の人間ではない??怪しい……)
サリオン「ラギアスさんですね。(覚えていないようですね……。私がラーデェオであることを明かせば、おそらくこの方の性格上通報されるでしょう。話しかけられるチャンスでしたが、今日のところは撤退です。)」
ラギアス「家着くので、またどこかで会えば……」
サリオン「そうですね。また。」
サリオンは地下区画の闇の中へ消えていく。
労働エリア―――組み立てエリア56
ゲークト「よし、プロアリック。部品一覧表を持って製造エリア23部品工場へ行ってくれ。」
プロアリック「ラジャー!」
ラギアス「じゃあ俺は製造エリア37から発注してた部品を調達してくるかねー。」
プロアリック「ラジャー!」
ラギアス「じゃあ俺は製造エリア37から発注してた部品を調達してくるかねー。」
ラギアスが部屋を出て、迷路のような地下区画を歩く。もう何年もここでこうしているので、壁の地図を見る必要はない。
ラギアス「アッ!(床の段差でこける)」
サリオン「アッ!(心配そうな顔)」
ラギアス「アッ!(怪しい奴!)」
サリオン「アッ!(ばれた)」
サリオン「アッ!(心配そうな顔)」
ラギアス「アッ!(怪しい奴!)」
サリオン「アッ!(ばれた)」
ラギアス「あのー。もしかしてつけてます?最近。」
サリオン「いや、そういったわけでは。偶然では?」
ラギアス「そうですかね~~。最近視線を感じるもんでね。」
サリオン「もう一度、聞きますが、私に見覚えは?」
ラギアス「いや、ないですね。なんなんですか?(好みの人には強く当たってしまうタイプ)」
サリオン「うーん」
サリオン「あの……」
ラギアス「すいません時間ないんで(クルリ)」
サリオン「待って!!」
ラギアス「なんスカ」
サリオン「私は、あなたを知っているんです。あ、あの、怪しいものじゃないんです。」
サリオン「いや、そういったわけでは。偶然では?」
ラギアス「そうですかね~~。最近視線を感じるもんでね。」
サリオン「もう一度、聞きますが、私に見覚えは?」
ラギアス「いや、ないですね。なんなんですか?(好みの人には強く当たってしまうタイプ)」
サリオン「うーん」
サリオン「あの……」
ラギアス「すいません時間ないんで(クルリ)」
サリオン「待って!!」
ラギアス「なんスカ」
サリオン「私は、あなたを知っているんです。あ、あの、怪しいものじゃないんです。」
論破?
ラギアス「俺は知らない。さてはラーデェオだな!?警察に連絡しなきゃ!!」
サリオン「あー待って!!あー待って!!」
サリオン「以前私はあなたの従者でした。だから今世でもあなたに仕えます。悪い話じゃないでしょう。怪しくないんです。」
ラギアス「怪しいわい!!そんなうまい話あるかいの会!!」
サリオン「ちがっちがっ」
ラギアス「そうやって、近寄って金を奪って逃げていくんだろ!知ってるぞ!」
サリオン「ああ、地下で心がすさんでしまったのですね」
ラギアス「そうじゃい!だいたいお前みたいな小奇麗な服を着たのが地下におるかいな!!」
サリオン「そりゃ、あなたを探して三千里。いろんな区画を旅してきましたからね」
サリオン「さて、ではこちらはなんでしょう……(チョコドーナツ)」
ラギアス「あ゛ーッ!!」
サリオン「チョコレートは底辺階級では食べられない……これはあなたの好物でしたね……全部知っているのですよ。」
ラギアス「きたねぇぞ……」
サリオン「ん?なぜ食べたことがないはずのチョコレートがおいしいって知っているんですか?」
ラギアス「ハッ!」
サリオン「やはり、記憶がなくとも神経が覚えているのですね!!あなたも同罪です!!ゆえに私を通報できない!!」
ラギオン「はい残念でした~~!!おいしそうなんて言ってませ~~~~ん。通報しま~~~~~す」
サリオン「あっあっあっ」
サリオン「あー待って!!あー待って!!」
サリオン「以前私はあなたの従者でした。だから今世でもあなたに仕えます。悪い話じゃないでしょう。怪しくないんです。」
ラギアス「怪しいわい!!そんなうまい話あるかいの会!!」
サリオン「ちがっちがっ」
ラギアス「そうやって、近寄って金を奪って逃げていくんだろ!知ってるぞ!」
サリオン「ああ、地下で心がすさんでしまったのですね」
ラギアス「そうじゃい!だいたいお前みたいな小奇麗な服を着たのが地下におるかいな!!」
サリオン「そりゃ、あなたを探して三千里。いろんな区画を旅してきましたからね」
サリオン「さて、ではこちらはなんでしょう……(チョコドーナツ)」
ラギアス「あ゛ーッ!!」
サリオン「チョコレートは底辺階級では食べられない……これはあなたの好物でしたね……全部知っているのですよ。」
ラギアス「きたねぇぞ……」
サリオン「ん?なぜ食べたことがないはずのチョコレートがおいしいって知っているんですか?」
ラギアス「ハッ!」
サリオン「やはり、記憶がなくとも神経が覚えているのですね!!あなたも同罪です!!ゆえに私を通報できない!!」
ラギオン「はい残念でした~~!!おいしそうなんて言ってませ~~~~ん。通報しま~~~~~す」
サリオン「あっあっあっ」
トコトコトコ、足跡がする。
ゲークト「何しとるんじゃ。ラギアス。遅いぞ~~~」
ゲークト「何しとるんじゃ。ラギアス。遅いぞ~~~」
サリオン「あ゛ーッ!!」
ゲークト「わしを知っとるんか??わしはおぬしを知らんぞ」
ラギアス「まただよ。じーさん、自称記憶持ち(ラーデェオ)だよ。いま通報するとこー。」
ゲークト「わしを知っとるんか??わしはおぬしを知らんぞ」
ラギアス「まただよ。じーさん、自称記憶持ち(ラーデェオ)だよ。いま通報するとこー。」