小説盗作(盗作元)

サイト内に掲載している作品は検証目的のものであり、
関係出版社及び作者の著作権を侵害するものではありません。
報道、批評、研究目的での引用は、著作権法第32条によって保護されています。
盗作を証明するために他ジャンル作家様の作品を載せております。
ラレ元さんと証明できるメールアドレス等からの削除依頼には対応いたします。

キャラの名前等は伏せてあります。

 気紛れに舞い込む予告状。
 どんな探偵でも興味を持たずにはいられない、華麗な犯行テクニックの数々。
 ○○も例外ではなく、今宵こそは気障な悪党を捕まえてやろうと○○の捜査に勝手に参加していた。

 ダミーに引っかかる○○を始め警察官達とは違い、○○の逃走した方角、地理などから○○が推理し、○○のバイクで○○が降り立つだろうビルの屋上へ先回りして待機していた。

 ○○に予告品を盗まれた時点で現場での捜査を諦めて真っ直ぐにここに来た。○○は追跡のヘリを撒いてから、様子を見るように大きく空中を回ってここに来るはず。

 ○○は周りのビルよりも一際高いビルの屋上の上に立ち、○○が来ないか三百六十度見渡してみる。
 地上から離れているため喧騒は僅かにしか届かず、静かだ。そんな時、○○の大きな声が響く。


「○○、俺は昔から○○のことが好きやったんや!本気やねん!」


 ○○の捜査中だと言うのに突然○○から思いつめたような告白に、○○がうんざりした顔で溜息をついた。
「○○、俺はお前を友達以上に思えねーって」

「そんなん…友達とか言われたら諦めるなんて出来へん!○○に好きな人とか、付きおうてる奴が出来たら、俺も諦めるけど……」
 どんな言い草だ。
 ○○が眉を寄せて考える。

 好きな奴ねぇ……。好きな人も、付き合っている人も今の○○にはいない。
 生来面倒くさがり屋の○○は、女の子と付き合っても彼女からの「約束」や「記念日」等のイベント、用事もないのに街中でのデートが煩わしくて、現在はそういった関係の人もいなかった。

 ○○が○○に好きだと言われるのは初めてではなく、何度断ってもこの○○という男は諦めが相当悪いのか『好きだ』、『付き合おう』と言ってくる。
 何が悲しくて○○なんかと付き合わなくてはならないのか。○○と付き合わなくてはならないほど、不自由はしていない。

 例え自分以外の人類が、○○以外に滅んでしまったとしても○○とは付き合わない。しかしそんな事態に生き残るのも嫌だ。
○○は○○に対して友達以上の感情を全く持てないのだから、いい加減何とかして諦めてもらいたいのだけれど。


「○○、なんでお前は俺がいいんだよ」
 仏頂面で○○が○○へと問いかける。
 確かに母親譲りの整った顔立ち、警察の救世主、稀代の名探偵、迷宮入りした事件を数々解き明かし、周りの誰もが名探偵だと呼ぶ類稀な推理力。
 どこを見ても完璧。惚れられても仕方がないとは思うけど。

「え!?そんなん……鋭い推理も、○○の顔も…照れ屋なところとか…もう可愛らしいなぁーって」
 ○○からの問いかけに顔を赤らめながら○○がごにょごにょ自分の気持ちを言った。

 聞いておきながらアレだが、もじもじと俯きながら答えられて○○の背筋に薄ら寒いものが走り抜けた。
 不気味な奴!別にコイツと友達やめて顔見ねーほうがいいんじゃないのだろうか?なんて思ってしまう。

「なぁ○○~、俺と付き合おうや……絶対に幸せにするって!」
「イヤだ!!」
 間を置かずに○○は否定の言葉を大きくきっぱりと口にする。
「なんでやねん!大事にするで?」

 ちっとも嫌がっている事を理解してくれない○○の態度に、○○もそろそろどうしてやろうかと思案する。
 その時、タイミングよく○○の視界に白いものが入ってきた。

「………、○○。お前が解ってくれねーから言うけど、絶対に秘密にするか?」
 ○○からの真剣な眼差しに○○がはっきりと頭を立てに振った。
 ○○は神経を研ぎ澄まし、タイミングを読む。
 その○○の集中力がより表情を、雰囲気を深刻に見せて○○は何を言うつもりなのかと。手を握り締めながら○○が口を開くのを待つ。
 ○○は自分の背後に○○の降り立った気配を感じて口を開いた。



「俺が付き合っているのは、……この○○なんだ………」



 中継地点と決めていた場所に降り立った瞬間、○○は耳を疑うようなことを言われ、その右腕にするりと誰かの腕が絡められた。
 不覚にも腕を取られて、僅かに前に立つ人物を○○は確かめて、驚きのあまり目を見開いた。



 ○○に腕を絡めて擦り寄りながら、○○は心の中でにんまりと笑う。
○○が○○の付き合っている相手なら、正体不明な分、○○の都合のいいように幾らでも話をでっち上げ、誤魔化す事が出来る。

 ○○に諦めてもらうために、誰か可愛い女の子と付き合ってもよかったが、女の子相手では一応探偵であり犯人を追及している○○に詰め寄られて、あっさり身を引かれそうだし、
纏わり付いている男の存在に自分に不名誉な噂も流れそうだ。
 ○○なら追及しようにも逃げられてしまえば探す事ができないから○○を諦めさせるネタに持って来い。全く、いいタイミングだった。


「!!!」


 こ、これは、よりにもよって一番遭遇したくなかった○○!?
 コイツ今なんて言った!?
 思わず剥がれ落ちそうになったポーカーフェイスを○○は慌てて修復し、腕にしがみ付いてきた○○を見た瞬間本当に、本当に中継地点にこの場所を選んだ事を○○は心の底から後悔した。

 ○○を振り返った○○は、恐ろしいくらいの鋭い目つきで○○を睨みつけてきた。
 心臓の弱い人なら止まってしまうんじゃないだろうか!?と思うくらいの凶悪な顔をしているのだ。


「○○なんか嘘や!!何でやねん!冗談やろ!?」
 いきなり○○が付き合っている相手が○○なんて言われても、信じられるわけがない。

 ようやく○○から言われた言葉が脳内に到達し、理解できた瞬間、○○が嘘だと喚きだす。
「嘘じゃねーって。○○と○○で付き合ってるなんて言えるわけないだろ?でも……お互い好きになったんだからしょうがねーだろ」


 これは一体なんなんだろう?!
 ○○に腕を絡め取られ、○○の睨みつけに固まったまま、○○は動きが悪くなった頭で現状を考えてみる。

 どうも○○が○○の事を好きで?○○を好きじゃない○○が俺を利用して断っているっていうのか?
 冗談じゃねぇ!

 なんでこの女性にモテモテの○○様がホモのいざこざに関わらなきゃいけないんだ?
 しかも俺とこの○○が付き合ってるって……俺までホモ扱いされなきゃならねーんだよ!!


「おい、○○……」
 ○○が○○の名前を呼ぶと○○が振り向いた。
 下から睨みつけているその顔には『余計な事を言うんじゃねーぞ!』って、まるで顔に書かれているかのように解ってしまった。
 ちーっとも解りたくなんてなかったのだけれど。


「○○……俺と○○の関係をばらすのか?それでも、俺は○○と離れないぜ?好きなんだ……○○のことがっ」


 ○○の切羽詰った声が屋上に響く。
○○は○○に引っ付かれながら、どこか遠いところでドラマでも見ている気分になってきた。
 さすが女優の息子だよなぁ……その演技最高、誰が聞いても俺と○○が付き合っているように聞こえるよ。

 ナンデ俺を巻き込むんだよ!!
 はぁ……ここで○○の衣装から着替えて、家に帰っったら母さんが作った飯なんか食って、風呂に入って借りてきたゲームでもしようと思っていたのに………。
 なんてしつこいんだこの探偵達は。

 しかもこの状況。
 男にくっ付かれて嬉しいわけねーだろっ。
 離れてくれ、この大嘘つき野郎め!


「そんな誰にも言われへん関係、どっちも辛いだけちゃうんか!?探偵は探偵同士の方がええやん」

 おーおー、○○はすっかり○○の演技に騙されてるんじゃねーだろうな!?
 探偵なら騙されるなよ!!俺を救ってくれ。
 お前も○○が好きなら、奪っちまうくらいの勇気を見せろ!

 ………しっかしイッテー!!
 ○○は心の中でそう思ったが、背中を○○に思いっきりつねられて声を出すことが出来なかった。
 口を開けば痛みのあまり、うめき声が出そうで。
 背中が青あざになっていそうな痛みに○○はなんとか耐える、まさに災難。


「○○が俺の側にいてくれるなら、俺は辛くないよ………」
○○は○○に向かって、切なく見える微笑を浮かべて静かに告げる。
 ○○の事を好きみたいな表情と話し方だけはしているが、○○の背中に○○は腕を廻してつねりながら、器用にも○○の首筋に頬を摺り寄せてきた。


 うう……痛い。
 俺は怪盗なんてやっていて、それは悪い事だと自覚している。でもこんな目に合わなきゃならんくらい悪い事はしていないつもりだ。
 ○○に抱きつかれながら、ぼーっと突っ立っている○○の腕を○○はつつき、○○の背中をつねっている手にもっと力を入れる。

 ○○ーっ、テメー覚えてろよ!!
 心の中で毒づいて、○○は渋々○○の身体を抱きしめた。
 その行動が合っていたようで、○○は背中をつねっていた手を止めてくれた。
 腕の中に名探偵を抱きしめている違和感に、○○は顔を顰めてしまいそうになる事に、心の中で『いつでも、ポーカーフェイス……』と、繰り返す。


「やっぱり信じられへんっ!!さっきまで○○、○○の悪口よーけ、ゆーてたやんけ!『マントにシルクハットだぜ?今時あんな格好してアタマおかしいんじゃねーの』とか、『毎回ダミーに引っかかるかって、ワンパターン野朗』とか、『シルクハットの下はハゲてんじゃねーの』とか『警察官が解読できねー予告状なら、わざわざ暗号にするな』とか……(長いので略)……とか、散々けなしとったやないけ!!」


 ひ、ひでー……あんまりだ。絶対にこの名探偵には人の血が流れてねーよ…。俺、ショックで当分立ち直れねーかも。
 初めからずっと身の危険を感じている。
 この第六感的なものは外れた事がない。
 嫌だ、早くこっから逃げ出したい!


「バーローっ!本当は○○の凛々しい姿にドキドキするとか、暗号は自分とを繋ぐ手紙みたいだとか、○○って本当はカッコいい顔してるなんて俺が知ってたら変だからそんな風に言ったんだ」
 ○○は頬を赤らめながら、余計な事を言った○○に向かって真実を捻じ曲げる。そして慌てたように○○に振り返り、左右に首をぷるぷると振って否定する。

「○○、○○に言った事は本心じゃねーから……あんな事ちっとも思ってねーから、だから、誤解して嫌いにならないでくれ…よ……?」
 ○○は○○の顔を真剣に見つめ、一瞬瞳を潤ませてぎゅうっと抱きついてくる。
 ○○に語った事が○○の恐らく本心だと知る○○ですら、必死な、悲しそうにしている○○に騙されそうになる。本当にその演技には感心するしかない。

 しかし○○の先刻の恐ろしい顔も忘れていない。ここで逆らえば○○の腕に捕らえられている事だし、自分にとって善い方向に向かない事くらいわかっているので、○○も大変不本意だが○○に合わせる事にした。

「うん。大丈夫、解ってるよ。これで○○君はご理解頂けたかな?残念ながら私と○○の間に貴方の入り込む隙はありませんよ」
「○○……」
 にこっと可愛らしく微笑む○○の顔も、○○の背中を麻酔針で構えられていちゃあ悪魔の微笑にしか見えない。

 何もそこまでしなくても、○○に変な事を言うつもりはない。それに言った後の○○が怖くてとてもじゃないが○○には余計な事を口にできそうにない。
○○よりも何よりも、○○はここから……○○から逃げ出す事だけを考えていた。
 そのために導き出した答えは、○○を怒らせず素直に言う事を聞く。○○に俺と○○は付き合っていると思わせれば○○は納得してくれるはずだ。

 ○○を怒らせては不味い。
 ただでさえうんざりする程、しつこく追いかけて来る。来るが、面倒なのか、諦めが早いのか。逃したところでまた現れるのがわかっているからなのか、○○に関しては追求が甘い。

 ここで怒らせれば、必ず捕まえるまで追ってくるだろうし、それどころか、今逃げられるのかも怪しい。
○○なだけに完全犯罪はお手のものって感じがするし、コイツなら確実に実行に移してしまいそうだ。

 まだまだ親父の元に逝きたくはない、しかもこんなにもくだらねー事情で。
 ○○と俺が付き合っていると偽る事も○○以外に広がる心配はなさそうだ。
 まさか○○だって男と付き合っているなんて事を広めたいなんて思っていないだろう。
 この外面だけはいい、猫かぶりの男は。
 ○○の事をとんでもない奴だと昔から思っていたけれど、まさかこんなにも酷いヤツだと思っていなかった。


「………そんなに好きって言うんやったら、ここでキスしてみてや?付き合ってるんやったらできるやろ?」


「「………………」」
 ○○の顔は不審そうに二人を見ている。男同士、怪盗と探偵が付き合っているのはよほど不自然に見えるらしい。
 さすがは勘のいい○○。○○の演技だけでは騙されないか……。やっぱり嘘だもんな、俺らの間にそんなカップルみたいな甘い空気があるわけねぇし。
 ○○も男とキスはしねーだろ、これでこの騒動から開放されるのか……。


「!!」


 ○○がほっと安心したその時、後ろから頭が押されて、抱き合ってた○○の口唇の上に○○の口唇が重なった。

 ギャーぁあああああっ!!
 く、口と口が引っ付いてる~っ!!
 俺のファーストキスが、男に奪われたぁああっ!!(号泣)

 せっかく好きな女の子(今はいないけれど)のためにとっておいた口唇。
 二回目のデート……夕日の見える公園のベンチに座って、時間を忘れるくらい楽しくおしゃべりをしていたら日が西の方に傾き、あたり一面ピンク色のらぶらぶでロマンチックに染まる頃、『そろそろ帰ろっか』ってなった時に、ちゅってしようと思っていた俺の夢が………。
 こんなホモの痴話げんかに巻き込まれて、ファーストキスが奪われるなんてあんまりだぁぁぁ………─って、いつまでやってんだよっ!!(涙)


「ん…○○……」
 ようやく唇を離して、○○は照れたように笑い○○の胸にその顔を埋める様子は意外にも本当に可愛い……○○の妄想する理想の女の子の仕草そのものだと思うけど。
 この○○の纏っている冷たい空気に、○○もすくみ上がる。

「○○……ホンマやったんや………」

 付き合っているのなんて嘘だと思っていて、出来るわけがないと思ってキスしてみろと言ったのに。
あっさり目の前でキスされて、○○の口唇が誰かの口と重なるところなんて見たくなかったのに、見る事になって、呆然としたまま、やっとの思いで○○は口を開いた。

「ああ、今まで言えなくて悪かったな○○。認められないかもしれないけど俺、○○じゃなきゃだめなんだ」
 ○○は○○の側から離れずに、○○も○○の身体に手を回したまま申し訳なさそうに言われて○○もしぶしぶ頷いた。

 ○○に恋人がいた事がショックで、意外にらぶらぶに見える二人の前から早く立ち去りたかった。
「そっか…しゃーないな………。心配せんでも誰にも言わへんから安心しーや…じゃあ俺は先に○○ん家帰っとくわ。お前らあんまり逢えへんねんやろ?気ぃきかせるな」
 そう言い残して、○○は寂しそうな背中を見せながらビルの屋上を去って行った。


 念のため○○と○○は○○の姿が地上に現れるまで抱き合っていた。というか、抱きつく○○が○○から離れなかった。
 屋上から下の歩道に○○の姿が見えたのを確認して二人はようやく離れた。









「おい、○○っ!テメー、どういう事だよ!!」
 離れた瞬間、ポーカーフェイスも取り去って○○が怒りを露わにする。
 もともと○○に対してはそんなもの殆どつけた事がないので、今更関係ない。

「悪かったな。でも助かった、サンキュ」
 にこっと笑いながら素直に謝られ、○○も○○にそれ以上何も言えなくなってしまう。

 絶対に悪いなんて思ってないのは解っているが、一応謝っている相手にこれ以上怒れるはずもない。
 ○○は○○のファーストキスを無理矢理奪うような、取り返しのつかない大罪を犯してくれたのに至極軽~く謝った。
 納得なんてとても出来ないが、はらわた煮えくり返る思いを○○はぐっと耐えた。


「これで○○も当分、大人しいだろうな………」
「○○、男とキスするのが平気なら○○の気持ちに応えてやればいいじゃん」
「はぁー?あんな口が引っ付く位の挨拶みたいなキス、誰とだって出来るだろ。○○はアレだ俺とセックスしたいと思ってんだよ、気色ワリー」

 ○○の直接的な表現に○○が顔を紅くする。
 その純真な反応を見て、○○は意地悪そうににやりと笑う。
「おや?女性に大人気の気障な○○さんはひょっとして童貞?キスも俺とが初めてだったりして……ってマジかよ…」

 ○○が赤い顔をして睨みつけてくる視線で○○にわかってしまった。初キスが男って……。
「あははは、さすが○○。普通の人生送ってねーな。俺が美人だからって惚れるなよ!ホモの相手ばっかはイヤだぜ」

 ○○の奥手ぶりを楽しそうに笑うこの○○は知ってたけど、やっぱり人でなしだ!!
「帰る!」
 これ以上この○○と一緒にいるのは耐えられない、こんなに誰かに傷つけられたのは人生で初めてかもしれない。

「おう、今日は世話になったから見逃してやるぜ」
 なんって、恩着せがましい!見逃してもらわなくても逃げ切れる。
 お世話なんてこれっぽっちもしたくなかったんですけどね。
 全く○○もある意味凄いよな……この○○のどこを好きなんだろう???さっぱり理解できない。


 ○○はマントの下でハングライダーを組み立て飛び立つ準備をする。
 ここで着替えるのは止めて他の場所に変更する。
 イライラ、もやもやする気分も変えてしまいたい。

「じゃあな、○○」
「ああ、どこかへ行くのか?俺、今日は○○が家にいるから帰れねーんだよな。お前とどこかに泊まる事にするけど一緒に行くか?」
 ありもしない既成事実まで作られるのかよ……。
 これで完全にあの○○に○○は○○と出来ているって思われるんだろうな………嫌過ぎる。
 からかうようにくすくす笑っている○○に○○は背を向ける。

「行くわけないだろ!独り寂しく寝てろよ」
 重い溜息を吐きながら、少しよろけ気味に○○は再び夜の光の中へ消えて行った。




 もう二度と○○とは関わり合いたくないと、そう強く、切に願いながら……。



最終更新:2009年08月24日 23:53