大阪真剣紀行その1
しんと静まり返った部屋の中の静寂を電子音が存在を主張し始めた、窓の外はまだ開け切らぬ夜の名残が空を染めている。
その名の通り人肌に暖められている布団の中でぐずるウチをよそに携帯電話の目覚ましがずっと鳴り続けている。
普段は寝起きの良い方なのだが、さすがに年末から正月そして今日に至るまでの日常のドタバタ劇が響いているのか頭の中では起きなければと思いつつも重い瞼を開くには多少なりの時間を要していた。
しかし、目覚ましに使われる電子音はかいにも不快感を与えてくる。
スヌーズ機能を間に挟んだ2度目の電子音の襲撃に刺激されたのか徐々に体の筋肉が目覚め始める。
瞼が開けば体を動かす事は容易く、ちらりと壁掛け時計を確認すると6時35分。
電子音との戦いは約5分間だったと分かる。
勢いよく体を起こし一気に布団から身を放り出すと居間まで直進しボイラーのスイッチを入れる、壁の向こう側でボウボウともゴウゴウとも言えぬ音が聞こえてくる。
なにはともあれ身支度を整えなければ何も始まらない、もうすぐすれば兄が戻ってくる、それまでにはお風呂を空けておかなければならないと寝癖で跳ね上がった髪の毛をなぞりながらシャワーのバルブを開く、流れてくる最初の冷たい水が素足を刺激してようやく本格的に思考が蠢き始めた。
ちょうど浴室を出た頃に兄が廊下を歩く音が聞こえる。
夜勤明けの兄はウチとは違い考えは働いているが、やはり徹夜の疲れがちらりと見えているようにも感じる。
浴室を入れ替わるようにしてすれ違い、熱いめの湯に当たった体から湯気が立ち上っているが、それも朝の冷気にすぐに見えなくなった。
いつも穿いているソネッティー(SONNETI)に足を通し、約3時間の座りっぱなし移動に備えるよう若干大きめのTシャツの上にシャツを羽織る。
折角の旅行ということなので朝ご飯も家では用意せず、行きの新幹線内でと毎度のお決まりパターンを決め込んで7時を少し過ぎた頃、身支度および出発準備が整った。
JRで移動も毎度のパターンで、1ヶ月前から切符を予約している。その為、一度出発してしまうと忘れ物を取りに戻る事ができないので今一度持ち物を確認する、最低限必要なものは「切符」「財布」「常用薬」「ケータイ」この4つを忘れてなければ最悪でも最低限の生活はできるはずだ。
7時10分、兄弟揃って準備を完了する。
最寄のタクシー会社へ電話をかけ待機する。
電車の時間は7時57分発、駅までは役15分そんな前にタクシーを呼んで移動しようとは少々早いような気がするかもしれない、しかし、前回にぴったりの時間での移動を試みた結果、タクシーの到着に10分以上掛かるという事態が発生し、ぎりぎりだったという経験を踏まえての行動でもある。
そして今回もその予想はぴったりと的中し、タクシーは電話してから10分以上経ってから現れた、ちなみにタクシー会社自体は自宅から車で5分と掛からないところに有るのだが、近隣住民からの仕事はアテにしてないような経営方針に毎度うんざりさせられる。
3連休の真ん中の日曜日、さらには朝の早くだと駅までの道に車通りは多くなく、適所に設けられた信号に毎回引っかかる罠を除けばスムーズに駅に到着した、到着時刻は7時35分。
電車の到着時刻まで十分に余裕ある状況での到着に2人は駅内の売店(キオスクではない)へと入り、これから始まる3時間弱の移動時間を潰すためのアイテムと1日の活力を得る為の朝食を購入する。
購入したのはハムタマゴサンド、野菜ジュース(カゴメ 緑のナントカ)、ガム(新発売のやつ)、ペットボトルのお茶、スポーツ新聞(ニッカンスポーツ)。さすがに6回目の訪阪ともなると余分なものを手に取る事がなくなったと我ながら感心する。
駅のホームは吹きっ晒し、さらに3本しかないホームに田舎の哀愁を感じながら時折吹き抜ける冷たい風に肩を竦める事10分、全くの遅れなく馴染み深い特急列車が右手方向から入ってくる。これに乗ってしまえば座り続ける時間がやってくる。しかし、その苦痛の先にあるお楽しみ時間を思えば腰痛を越えて座る価値もあるのだと開かれた扉の中へ足を踏み出してゆく。
暖房の効いた車内は客も疎らで、指定された席の付近にのみ固まって座っている。こんな状況なら分散させて割り振れば良いものをとJR職員の仕事に小さくケチをつけながら席へと座る。ふぅと一息つくとおもむろにタバコを取り出したくなるが、全車禁煙の為にきつい我慢を強要される。口が寂しいのは売店で購入したガムで紛らわそうと新製品という触れ込みのモノを一粒口へ運ぶ。
「ぬぐっっ…」
予想外の仕様に思わずうめき声のようなものが口から発せられる。
強烈なミント臭が口内を刺激する。
爽やかを通り越して痛い感覚に近い。頭の中に残っていたモヤモヤ感が一掃されたようにも思える。
しかし、ウチには強烈過ぎる刺激に息をする事が辛い…。
こんな美味しい物を独り占めする訳にいかず、隣で睡魔と戦っている兄(ルカ・トニ)にもそっとお裾分けする。気軽に口へ放り込む兄の反応は、大体ウチと同じ感じだった。
予想以上の攻撃には万人とも同じなのだと新たなる発見をする。
因みにそのガムとはクロ●ッツICEという近頃TVCMでよく見る商品、興味ある人はお試しください。
年2回の定期遠征も6回目、初めの頃はなんとも形容し難い興奮に支配されて移動時間に何もしなくても時間が経過していたが、慣れというか緊張とリラックスのバランスが崩れたと言うべきか、ガムの攻撃が激しすぎたのか9時を過ぎた頃、うっかり目を閉じるときっちり1時間寝息を立てていた。岡山駅まで残り20分という絶妙なタイミングで目を開ける、さすがに椅子寝がこたえたのか体のあちらこちらが硬くなっているような気がするものの、後頭部へ手を当てて寝癖がついてないことを確認すると座ったままでゆっくりと体をほぐす、ふと車窓の景色に目をやると麗らかに降り注ぐ太陽の光で満ちている。昨晩の天気予報では曇りだと聞き天気が崩れることを気にかけていたが杞憂に終わったとほっと胸を撫で下ろす。
岡山駅に到着したのが10時過ぎ、乗り継ぎを1便遅らせて切符を買っている為、乗り継ぎ時間は15分ほど、この乗り継ぎ方法がゆっくりと席に座れる事を発見して以来ずっとこの方法を採用している。そしてホームで余裕のタバコを1本存分に味わう、大げさな表現だが煙が臓六腑に染み渡るような感覚を覚える。
岡山駅から新大阪駅までは45分、岡山駅までの道中を考えると微々たるものである。
贅沢な喫煙席にどっかりと腰を下ろし、再び胸ポケットからタバコを取り出す。席に掛けてのタバコはまた別格、そろそろ悲鳴を上げそうなガラスの腰の違和感も少なからず和らいだ錯覚を起こす。見渡せば車両に乗っているお客さんはちらほらと見える程度で、やはり1便遅らすこの方法が実に有意義であるという事を我ながら納得する、そしてその感覚がまた一層にタバコの味を深いものにしていたのかも知れない。
3連中の中日、新阪駅の風景はいつもより人数が少ないように見える。その証拠に新幹線のドア、いつもは降りる人と乗り込む人とで混雑を極めるような絵図が出来上がるのだが、今日はすんなりと下車できる。見ればホームで動く人影も普通に歩いているように感じられる。もっともここまで辿り着いてしまうとウチの歩く速度は周囲の8割程度に激減する、まるで時間に取り残されていくような気分だ。エスカレーターに乗り込み前に習うようにして右側へ体を寄せる、その動きは過去類を見ないほどにスムーズに動いている、人間学習するものだなと1人感傷に浸って在来線乗り換えへと足を進める。
自動改札を使うことも今やなんとも思わない、しっかりとした足取りでいよいよ本拠地へ乗り込む為16番ホームへと降り立つ。待つこと1分、完璧なタイミングで電車がやってくる、電光表示板には「普通」の文字が光っている。以前は急行だと急行券が必要になると勘違いをし、何本もの電車を見送った若くて苦い思い出も今は笑って話せるようになった。それでも普通と書かれている電車を見ると心が休まるのは自らを田舎者と証明する確かな根拠になりえるのだろう、1度に2回笑いのネタが湧いてくるのは恐らく楽しみにしていたこの新年会を思えばこそ心の昂ぶりがあったからだと思える。
たった1駅の移動で街はより一層の賑やかさを増している。行き交う人の数がようやく都会へ来たのだという確信を得るに十分だった。御堂筋口方向へ歩き出す。この駅に到着したのが11時15分、これから先に始まる事全てがウチに取っては祭り、その祭りを存分に楽しむために大きなバッグは無用の長物以外なにものでもない邪魔物である。11時を越えている為、空いているコインロッカーを易々とは見つけられないと思っていたが、地下鉄御堂筋線入り口近くにあるウチ等から見れば一等地ともいえる場所のコインロッカーがまるで神のお導きのようにウチ等が来るのを待っていた。1回300円というのは都会ならではの金額だなとポケットから小銭を取り出し1枚2枚と投じ、ようやく戦闘準備は整った。大きく息を吸って気を落ち着かせると2人は揃って中央口を目指す、前日の予定では11時30分に大阪駅集合との事。前回、先発隊として参加した際に閣下と待ち合わせをしたのがこの中央口、恐らく今回も中央口だろうと2人の足は止まる事無く大阪駅構内を右へ左へと止まる事無く進む。
その名の通り人肌に暖められている布団の中でぐずるウチをよそに携帯電話の目覚ましがずっと鳴り続けている。
普段は寝起きの良い方なのだが、さすがに年末から正月そして今日に至るまでの日常のドタバタ劇が響いているのか頭の中では起きなければと思いつつも重い瞼を開くには多少なりの時間を要していた。
しかし、目覚ましに使われる電子音はかいにも不快感を与えてくる。
スヌーズ機能を間に挟んだ2度目の電子音の襲撃に刺激されたのか徐々に体の筋肉が目覚め始める。
瞼が開けば体を動かす事は容易く、ちらりと壁掛け時計を確認すると6時35分。
電子音との戦いは約5分間だったと分かる。
勢いよく体を起こし一気に布団から身を放り出すと居間まで直進しボイラーのスイッチを入れる、壁の向こう側でボウボウともゴウゴウとも言えぬ音が聞こえてくる。
なにはともあれ身支度を整えなければ何も始まらない、もうすぐすれば兄が戻ってくる、それまでにはお風呂を空けておかなければならないと寝癖で跳ね上がった髪の毛をなぞりながらシャワーのバルブを開く、流れてくる最初の冷たい水が素足を刺激してようやく本格的に思考が蠢き始めた。
ちょうど浴室を出た頃に兄が廊下を歩く音が聞こえる。
夜勤明けの兄はウチとは違い考えは働いているが、やはり徹夜の疲れがちらりと見えているようにも感じる。
浴室を入れ替わるようにしてすれ違い、熱いめの湯に当たった体から湯気が立ち上っているが、それも朝の冷気にすぐに見えなくなった。
いつも穿いているソネッティー(SONNETI)に足を通し、約3時間の座りっぱなし移動に備えるよう若干大きめのTシャツの上にシャツを羽織る。
折角の旅行ということなので朝ご飯も家では用意せず、行きの新幹線内でと毎度のお決まりパターンを決め込んで7時を少し過ぎた頃、身支度および出発準備が整った。
JRで移動も毎度のパターンで、1ヶ月前から切符を予約している。その為、一度出発してしまうと忘れ物を取りに戻る事ができないので今一度持ち物を確認する、最低限必要なものは「切符」「財布」「常用薬」「ケータイ」この4つを忘れてなければ最悪でも最低限の生活はできるはずだ。
7時10分、兄弟揃って準備を完了する。
最寄のタクシー会社へ電話をかけ待機する。
電車の時間は7時57分発、駅までは役15分そんな前にタクシーを呼んで移動しようとは少々早いような気がするかもしれない、しかし、前回にぴったりの時間での移動を試みた結果、タクシーの到着に10分以上掛かるという事態が発生し、ぎりぎりだったという経験を踏まえての行動でもある。
そして今回もその予想はぴったりと的中し、タクシーは電話してから10分以上経ってから現れた、ちなみにタクシー会社自体は自宅から車で5分と掛からないところに有るのだが、近隣住民からの仕事はアテにしてないような経営方針に毎度うんざりさせられる。
3連休の真ん中の日曜日、さらには朝の早くだと駅までの道に車通りは多くなく、適所に設けられた信号に毎回引っかかる罠を除けばスムーズに駅に到着した、到着時刻は7時35分。
電車の到着時刻まで十分に余裕ある状況での到着に2人は駅内の売店(キオスクではない)へと入り、これから始まる3時間弱の移動時間を潰すためのアイテムと1日の活力を得る為の朝食を購入する。
購入したのはハムタマゴサンド、野菜ジュース(カゴメ 緑のナントカ)、ガム(新発売のやつ)、ペットボトルのお茶、スポーツ新聞(ニッカンスポーツ)。さすがに6回目の訪阪ともなると余分なものを手に取る事がなくなったと我ながら感心する。
駅のホームは吹きっ晒し、さらに3本しかないホームに田舎の哀愁を感じながら時折吹き抜ける冷たい風に肩を竦める事10分、全くの遅れなく馴染み深い特急列車が右手方向から入ってくる。これに乗ってしまえば座り続ける時間がやってくる。しかし、その苦痛の先にあるお楽しみ時間を思えば腰痛を越えて座る価値もあるのだと開かれた扉の中へ足を踏み出してゆく。
暖房の効いた車内は客も疎らで、指定された席の付近にのみ固まって座っている。こんな状況なら分散させて割り振れば良いものをとJR職員の仕事に小さくケチをつけながら席へと座る。ふぅと一息つくとおもむろにタバコを取り出したくなるが、全車禁煙の為にきつい我慢を強要される。口が寂しいのは売店で購入したガムで紛らわそうと新製品という触れ込みのモノを一粒口へ運ぶ。
「ぬぐっっ…」
予想外の仕様に思わずうめき声のようなものが口から発せられる。
強烈なミント臭が口内を刺激する。
爽やかを通り越して痛い感覚に近い。頭の中に残っていたモヤモヤ感が一掃されたようにも思える。
しかし、ウチには強烈過ぎる刺激に息をする事が辛い…。
こんな美味しい物を独り占めする訳にいかず、隣で睡魔と戦っている兄(ルカ・トニ)にもそっとお裾分けする。気軽に口へ放り込む兄の反応は、大体ウチと同じ感じだった。
予想以上の攻撃には万人とも同じなのだと新たなる発見をする。
因みにそのガムとはクロ●ッツICEという近頃TVCMでよく見る商品、興味ある人はお試しください。
年2回の定期遠征も6回目、初めの頃はなんとも形容し難い興奮に支配されて移動時間に何もしなくても時間が経過していたが、慣れというか緊張とリラックスのバランスが崩れたと言うべきか、ガムの攻撃が激しすぎたのか9時を過ぎた頃、うっかり目を閉じるときっちり1時間寝息を立てていた。岡山駅まで残り20分という絶妙なタイミングで目を開ける、さすがに椅子寝がこたえたのか体のあちらこちらが硬くなっているような気がするものの、後頭部へ手を当てて寝癖がついてないことを確認すると座ったままでゆっくりと体をほぐす、ふと車窓の景色に目をやると麗らかに降り注ぐ太陽の光で満ちている。昨晩の天気予報では曇りだと聞き天気が崩れることを気にかけていたが杞憂に終わったとほっと胸を撫で下ろす。
岡山駅に到着したのが10時過ぎ、乗り継ぎを1便遅らせて切符を買っている為、乗り継ぎ時間は15分ほど、この乗り継ぎ方法がゆっくりと席に座れる事を発見して以来ずっとこの方法を採用している。そしてホームで余裕のタバコを1本存分に味わう、大げさな表現だが煙が臓六腑に染み渡るような感覚を覚える。
岡山駅から新大阪駅までは45分、岡山駅までの道中を考えると微々たるものである。
贅沢な喫煙席にどっかりと腰を下ろし、再び胸ポケットからタバコを取り出す。席に掛けてのタバコはまた別格、そろそろ悲鳴を上げそうなガラスの腰の違和感も少なからず和らいだ錯覚を起こす。見渡せば車両に乗っているお客さんはちらほらと見える程度で、やはり1便遅らすこの方法が実に有意義であるという事を我ながら納得する、そしてその感覚がまた一層にタバコの味を深いものにしていたのかも知れない。
3連中の中日、新阪駅の風景はいつもより人数が少ないように見える。その証拠に新幹線のドア、いつもは降りる人と乗り込む人とで混雑を極めるような絵図が出来上がるのだが、今日はすんなりと下車できる。見ればホームで動く人影も普通に歩いているように感じられる。もっともここまで辿り着いてしまうとウチの歩く速度は周囲の8割程度に激減する、まるで時間に取り残されていくような気分だ。エスカレーターに乗り込み前に習うようにして右側へ体を寄せる、その動きは過去類を見ないほどにスムーズに動いている、人間学習するものだなと1人感傷に浸って在来線乗り換えへと足を進める。
自動改札を使うことも今やなんとも思わない、しっかりとした足取りでいよいよ本拠地へ乗り込む為16番ホームへと降り立つ。待つこと1分、完璧なタイミングで電車がやってくる、電光表示板には「普通」の文字が光っている。以前は急行だと急行券が必要になると勘違いをし、何本もの電車を見送った若くて苦い思い出も今は笑って話せるようになった。それでも普通と書かれている電車を見ると心が休まるのは自らを田舎者と証明する確かな根拠になりえるのだろう、1度に2回笑いのネタが湧いてくるのは恐らく楽しみにしていたこの新年会を思えばこそ心の昂ぶりがあったからだと思える。
たった1駅の移動で街はより一層の賑やかさを増している。行き交う人の数がようやく都会へ来たのだという確信を得るに十分だった。御堂筋口方向へ歩き出す。この駅に到着したのが11時15分、これから先に始まる事全てがウチに取っては祭り、その祭りを存分に楽しむために大きなバッグは無用の長物以外なにものでもない邪魔物である。11時を越えている為、空いているコインロッカーを易々とは見つけられないと思っていたが、地下鉄御堂筋線入り口近くにあるウチ等から見れば一等地ともいえる場所のコインロッカーがまるで神のお導きのようにウチ等が来るのを待っていた。1回300円というのは都会ならではの金額だなとポケットから小銭を取り出し1枚2枚と投じ、ようやく戦闘準備は整った。大きく息を吸って気を落ち着かせると2人は揃って中央口を目指す、前日の予定では11時30分に大阪駅集合との事。前回、先発隊として参加した際に閣下と待ち合わせをしたのがこの中央口、恐らく今回も中央口だろうと2人の足は止まる事無く大阪駅構内を右へ左へと止まる事無く進む。
11時23分 アンレ>閣下 件名:戦開始
「今、大阪駅に到着しました~♪」
「今、大阪駅に到着しました~♪」
11時37分 閣下>アンレ 件名:Re:陸戦開始
「総旗艦はただいま塚口を出港しました10分弱で到着予定!」
「総旗艦はただいま塚口を出港しました10分弱で到着予定!」
11時38分 アンレ>閣下 件名:Re2:陸戦開始
「中央口にて待機しときます。」
「中央口にて待機しときます。」
11時40分 閣下>アンレ 件名:Re:Re2:陸戦開始
「承知!」
「承知!」
普通に流したが、閣下とウチには埋まらない決定的な意見の食い違いが発生していた。それは「塚口」という言葉だった。それは恐らく地名かと思われるが、中央口で待つ2人は当然のようにお上りさん状態が確定している。無論、各方面の地理に明るくないという事実は火を見るより明らかな状態であった。
アンレ:「閣下からメール来た。これ…」
ルカ :「ほう。10分弱か待てない時間じゃないな」
アンレ:「そうなんだけども、そもそも塚口ってどこか?って話だ。」
ルカ :「俺等には分からん地だということだけ分かるな。ははは。」
アンレ:「そういや閣下はヒゲ生やしてるから悪人っぽくなってますって言うてたから。」
ルカ :「なら悪人っぽい人が閣下やな。」
アンレ:「やと思う。」
ルカ :「ほう。10分弱か待てない時間じゃないな」
アンレ:「そうなんだけども、そもそも塚口ってどこか?って話だ。」
ルカ :「俺等には分からん地だということだけ分かるな。ははは。」
アンレ:「そういや閣下はヒゲ生やしてるから悪人っぽくなってますって言うてたから。」
ルカ :「なら悪人っぽい人が閣下やな。」
アンレ:「やと思う。」
中央口へ着いたのが11時24分、閣下からのメールを察するに11時50分頃には到着すると周囲を見渡す。押し寄せる人並みが改札口で列を成している中を右左と忙しく「悪人面」を探す。しかし、それらしき姿はまだ見えない。そんな中、以前閣下が話していた言葉をふと思い出す。「それらしき人物が立っていたから後ろから襲撃してやろうかと思った。」その時閣下は両の人差し指だけを立てて組んだ手を上下に振りながら嬉しそうに笑っていた。
アンレ:「もしかしたら背後から奇襲があるかも知れないから…」
疑心暗鬼もここに極まれりと言わんばりの台詞を発する。何度も閣下と会って決してそんな事をする人ではないと分かっているはずなのに、なにかの囁きについつい背後を確認してしまっている。数分と立たない内に打ち寄せては引いていく人の波が何度か通り過ぎた後、再び携帯電話が震える。相手はお待ちかねの閣下から、軽い挨拶のあと2人が居る場所を伝えると1分もしないうちに登場した。どうやら背後からの奇襲は警戒する必要もなかったらしい。
今回は今までになく行動パターンが数回に分かれ、閣下・ルカ・ウチの3名で「負けられない戦い」を行い、後々2名追加後大阪観光へ出る予定と聞いている。ともかく合流できた3名は大阪駅構内を軽い話をしながら移動する。
今回は今までになく行動パターンが数回に分かれ、閣下・ルカ・ウチの3名で「負けられない戦い」を行い、後々2名追加後大阪観光へ出る予定と聞いている。ともかく合流できた3名は大阪駅構内を軽い話をしながら移動する。
閣下 :「この0次会が1番楽しみやねん!後の宴会なんかはオマケや、これがメインやで。」
いきなり名言が飛び出した。確かにウチもルカもこの1戦は前回の夏OFFに味わった雪辱を晴らす負けられない戦いでもあったため是非とも挑みたい所だった。しかし、閣下の発した名言を用意できるほど気合が入っていたかと問われると否である。閣下、ごめん。名言を聞いてた横でウチの心はアルプスの少女ハ○ジを思わせる元気溌剌オロ●ミンC状態で平行していたのは今でしか言えない事実である。
3人は構内を歩きつつ緻密な作戦を立てている。何度も繰り返すように3連休の中日というホール側にも打ち手にもお誂え向きの「回収日」、それ故に選ぶホールによって天国と地獄がくっきりと分かれてしまう。事は年が明ける前の2007年12月下旬にまで遡るが、このOFF会の開催が決定してから何度か閣下と水面下の調整がなされていた。慎重に慎重を期すように綿密な計画がなされ、打ち方や機種、立ち回りにまで及ぶ大計画が立てられていた、しかし…
3人は構内を歩きつつ緻密な作戦を立てている。何度も繰り返すように3連休の中日というホール側にも打ち手にもお誂え向きの「回収日」、それ故に選ぶホールによって天国と地獄がくっきりと分かれてしまう。事は年が明ける前の2007年12月下旬にまで遡るが、このOFF会の開催が決定してから何度か閣下と水面下の調整がなされていた。慎重に慎重を期すように綿密な計画がなされ、打ち方や機種、立ち回りにまで及ぶ大計画が立てられていた、しかし…
閣下 :「どこへ行く?」
アンレ:「勝てるところへ!」
閣下 :「あんちゃんは?」
ルカ :「勝たしてくれる所へ♪」
閣下 :「…前のところにするか?」
2名 :「雪辱を果たすのも面白い。」
アンレ:「勝てるところへ!」
閣下 :「あんちゃんは?」
ルカ :「勝たしてくれる所へ♪」
閣下 :「…前のところにするか?」
2名 :「雪辱を果たすのも面白い。」
半月前の計画はどこへ行ったのやら、そもそもCR「銀河英雄伝説」が設置されてまだ半年も経っていないと言うのにホール側からの撤去対象になってしまっているのが事の発端だったかもしれない。ウチが住む地域は特に設置数が少なく旧台扱いらしく1Kで16回がアベレージで、これでは期待値が稼げるはずもない。そこで大阪へ行けばと思っていたが、ウチの大阪での拠点梅田付近も時代の流れに乗ってしまったのか、閣下情報によれば設置は1店だけだという。悲しい事実が浮かれ足のウチを地面へ叩きつける。
閣下のナビゲーションで見たことのあるホールが目の前に現れる。忘れもしない白い建物、辛酸を舐めさせられたホールだ。二の轍は踏むまいと意気込みで店内へと入る。客つきはまぁまぁと言ったところか、ただ開店して1時間が経過しているが渋い感触の台が目立っているのが気になる所。アレコレと考えるのも雑念になるということで、再び3人が並んで打つことに、まずはルカから台を選び続いてウチが、最後に閣下が座りいざ実践スタート。対戦機種は機動戦士ガンダム-哀戦士編-、YAMASAから昨年に発売されたガンオタを狙い撃ちするような機種である。昨今はタイアップ機種という分野がパチンコ業界を席巻している、そもそもの発端は某社から発売されたCR「元祖天才バカボン」これの大ヒットと共に、その数年後に現れるCR「エヴァンゲリオン」もユーザーの新規開拓と既存ユーザーの取り込みにも成功し、2匹目3匹目の泥鰌を狙うべく様々な分野のキャラクターがパチンコ・パチスロ台になっている。しかし、その大多数がロングヒットを得る事無く消えていく運命をたどっている。前述した「銀河英雄伝説」もその中の1機種と言っても良いだろう。ともかくこのガンダムという機種はリーチ目の大家YAMASAさんにしては珍しくリーチ目が存在しない特殊機種、1枚レア役との同時成立が…っと小難しい話は別として、この機種の特徴はガンダムの名シーンや名言がかなり採用されているという点ではある種の方々にはお奨めの機種だと思っている。そして、3種あるボーナスの中で青Bの場合は目押しチャレンジに挑戦できるというオマケ付きなのがスロヴァカには嬉しい機能だ。
3人並んで実践を開始する。5号機はどんな付加機能がついていようがボーナスを引かなければ楽しくない。最初は黙々と投資から始まる、ウチの台は2日前にBB25回という不吉な数字が履歴に残っている事が不安材料として上げられる。
今回初HITはルカだった、投資は4~5本ぐらいだったかと思うが残る2人の熱い視線を浴びながらボーナス確定画面が表示される。まずは軽いジャブを当てたという所か、ルカに続けと閣下も良い演出が頻出している、これは期待できる良い台だと考えている隙に閣下もボーナスを引いている。
閣下のナビゲーションで見たことのあるホールが目の前に現れる。忘れもしない白い建物、辛酸を舐めさせられたホールだ。二の轍は踏むまいと意気込みで店内へと入る。客つきはまぁまぁと言ったところか、ただ開店して1時間が経過しているが渋い感触の台が目立っているのが気になる所。アレコレと考えるのも雑念になるということで、再び3人が並んで打つことに、まずはルカから台を選び続いてウチが、最後に閣下が座りいざ実践スタート。対戦機種は機動戦士ガンダム-哀戦士編-、YAMASAから昨年に発売されたガンオタを狙い撃ちするような機種である。昨今はタイアップ機種という分野がパチンコ業界を席巻している、そもそもの発端は某社から発売されたCR「元祖天才バカボン」これの大ヒットと共に、その数年後に現れるCR「エヴァンゲリオン」もユーザーの新規開拓と既存ユーザーの取り込みにも成功し、2匹目3匹目の泥鰌を狙うべく様々な分野のキャラクターがパチンコ・パチスロ台になっている。しかし、その大多数がロングヒットを得る事無く消えていく運命をたどっている。前述した「銀河英雄伝説」もその中の1機種と言っても良いだろう。ともかくこのガンダムという機種はリーチ目の大家YAMASAさんにしては珍しくリーチ目が存在しない特殊機種、1枚レア役との同時成立が…っと小難しい話は別として、この機種の特徴はガンダムの名シーンや名言がかなり採用されているという点ではある種の方々にはお奨めの機種だと思っている。そして、3種あるボーナスの中で青Bの場合は目押しチャレンジに挑戦できるというオマケ付きなのがスロヴァカには嬉しい機能だ。
3人並んで実践を開始する。5号機はどんな付加機能がついていようがボーナスを引かなければ楽しくない。最初は黙々と投資から始まる、ウチの台は2日前にBB25回という不吉な数字が履歴に残っている事が不安材料として上げられる。
今回初HITはルカだった、投資は4~5本ぐらいだったかと思うが残る2人の熱い視線を浴びながらボーナス確定画面が表示される。まずは軽いジャブを当てたという所か、ルカに続けと閣下も良い演出が頻出している、これは期待できる良い台だと考えている隙に閣下もボーナスを引いている。
閣下 :「わしはオールドタイプやからな、ぼちぼちやらさしてもらいます。」
謙虚な閣下の発言だったが、台の挙動は悪くなさそうに見える。
ウチを挟んだ2人が自然な笑顔で楽しんでいる、一方ウチはというと渋い台の挙動にハラハラしながら右手がコインサンドから離れられない状況が続いている。以前にも見たこの状況、半年ぶりに再現されたドラマが今まさに繰り広げられようとしている。
両脇の2人は順調にボーナスを引くかと思われたが、時間が経つと閣下のヒキが炸裂し始める。ルカも追い金体勢へ移行し、ウチはまだノーホーラ状態を全力で走っている状況、特にウチの台は小役確立、レア役確立共に芳しくない。それでも、閣下のヒキと目押し力に感嘆しつつ自らの正面を見るよりも両脇の液晶画面を見ている方が楽しいという複雑な環境で追加投資は進んでいく。
時間はゆっくりと進んでいく、ウチの視線は閣下の台へ。閣下の視線はルカの台へ、どうやら閣下は前回と同じように進むこの状況にひどく心を痛めているようだ。そんな閣下の優しさをよそに田舎モノ2人は笑顔のまま投資を続けている。2人の運気を吸い取るかのような閣下のヒキは時間の経過と共に強くなり、何回目かのBB後のRT中にそれは現れた。そもそも今回の対戦機種として選んだガンダムはBB後に78GのRTへ必ず入り、そしてその78G中は原作の名ストーリーが自らのヒキによって進んでいくという仕組みになっている。ただし、完走型ではなくパンク(強制RT終了)する仕様で、原作のストーリーをコンプしたいという人は78Gを完走することを選び、機械割を上げたい人はパンクさせるという好みが分かれる機種でもある。しかし、スロッターはいわばポリシーの塊のような人が多く意図せずにパンクさせてしまう事は当人にとって最大の屈辱を味わう事となる。今まさに閣下の台はRT中、ただストーリーの進み具合はイマイチな様子だった、このままでは78Gを終える時に迎える名シーンは見られそうにない(RT中にボーナス成立するとRT完走後に名シーンが見られる)と半ば諦めていた時、その瞬間は現れた。低い効果音(通常はハズレor小役orチャンス目が多い演出)が鳴り、閣下の手がゆっくりと左からリールを止めていく、ウチは閣下が止めた左リールの目を見て「あ、目押しミスった?」と少し気を利かせて視線を外す。
ウチを挟んだ2人が自然な笑顔で楽しんでいる、一方ウチはというと渋い台の挙動にハラハラしながら右手がコインサンドから離れられない状況が続いている。以前にも見たこの状況、半年ぶりに再現されたドラマが今まさに繰り広げられようとしている。
両脇の2人は順調にボーナスを引くかと思われたが、時間が経つと閣下のヒキが炸裂し始める。ルカも追い金体勢へ移行し、ウチはまだノーホーラ状態を全力で走っている状況、特にウチの台は小役確立、レア役確立共に芳しくない。それでも、閣下のヒキと目押し力に感嘆しつつ自らの正面を見るよりも両脇の液晶画面を見ている方が楽しいという複雑な環境で追加投資は進んでいく。
時間はゆっくりと進んでいく、ウチの視線は閣下の台へ。閣下の視線はルカの台へ、どうやら閣下は前回と同じように進むこの状況にひどく心を痛めているようだ。そんな閣下の優しさをよそに田舎モノ2人は笑顔のまま投資を続けている。2人の運気を吸い取るかのような閣下のヒキは時間の経過と共に強くなり、何回目かのBB後のRT中にそれは現れた。そもそも今回の対戦機種として選んだガンダムはBB後に78GのRTへ必ず入り、そしてその78G中は原作の名ストーリーが自らのヒキによって進んでいくという仕組みになっている。ただし、完走型ではなくパンク(強制RT終了)する仕様で、原作のストーリーをコンプしたいという人は78Gを完走することを選び、機械割を上げたい人はパンクさせるという好みが分かれる機種でもある。しかし、スロッターはいわばポリシーの塊のような人が多く意図せずにパンクさせてしまう事は当人にとって最大の屈辱を味わう事となる。今まさに閣下の台はRT中、ただストーリーの進み具合はイマイチな様子だった、このままでは78Gを終える時に迎える名シーンは見られそうにない(RT中にボーナス成立するとRT完走後に名シーンが見られる)と半ば諦めていた時、その瞬間は現れた。低い効果音(通常はハズレor小役orチャンス目が多い演出)が鳴り、閣下の手がゆっくりと左からリールを止めていく、ウチは閣下が止めた左リールの目を見て「あ、目押しミスった?」と少し気を利かせて視線を外す。
閣下 :「あのぉ…。」
右側から聞こえてくる声に視線を閣下の台に戻すと、そこには青7が綺麗に一直線に並んでいる。(パンクさせた、もしくは「生入れ」と言ったりもする)
アンレ:「やりやがったなっwwww」(心の声)
閣下の顔が困った様子で笑っている。他の2人は閣下の珍プレーに大ウケしている。腸捻転を起こさんばかりにツボにはまったウチは笑いが止まらない。連れスロの醍醐味を存分に味わうこと1時間少々、ようやくウチの台にも好機が巡ってくる。
左停止「ひとつっ!」→中停止「ふたつっ!」→右停止演出ナシ
演出自体はさほど熱いものではないように見える。これだけだと小役対応しているぐらいだが、リールは妖しい目が現れている。一見してチャンス目のようで、スイカの取りこぼし目にも見えなくもない。心の中では取りこぼしだと決めつけてリールを回す。
エレベーター演出→3リール停止:子供(多)+謎の女性(名前知らない)→ハズレ目
初めて見る演出に一瞬手が止まる。子供演出だけなら全役対応なのだが謎の女性の出現に困惑する。しかも、通常目という事が不可解さに拍車をかける。傾いた首が元に戻せないまま、次Gへ進む。「ドォーン」と低い爆撃音と共にホワイトベースが揺れているブライトさんの顔が険しい、警告灯が辺りを赤く染めて液晶画面の向こう側は大変な事になっているようだ。斜めに見る液晶画面の熱い演出にウチは確信した手つきでリールを止めていく、挟み打ちで止まったのは青青赤のいわゆる「バケ」とか「レギュラー」とか「RB」とか呼ばれるものだ。獲得枚数が80枚少々でRTも付いてこない俗にいう「80枚小役」である。それでもようやくのボーナスにどこかで張り詰めていた緊張の糸が緩んだような気がした。
閣下 :「わしもレギュラーからやったからな。」
ウチを気遣ってくれる閣下の台詞。確かに投資戦は辛い、しかし、大阪に到着したばかりの2人の脳内はすでにトランス状態であり、「旅先で金は使うもの」の心理状態で逆に閣下が気遣いしてくれることに気遣いしてしまうような千年戦争にも似た雰囲気だった。
話は変わってこの機種にはスロヴァカを喜ばす機能がも1つ搭載されている。それが「MSバトルモード」と呼ばれるもので、青BBのみに楽しむ事ができる。直接的に獲得枚数に響くものではないが自身の目押し力によってまるで自分が相手を倒しているかのように遊べる機能だ。ゲームを一通り遊べば自分の目押し力が15段階で評価される、その内容は「押し順当て」+「正確さ」を15段階で評価されるというものだ。「ニュータイプ度」を試せれるという事であるが、押し順を当てるのは何かしら危ない電波を受信しなければ出来ない技かと思うが、連れスロにはこれほどうってつけな機能はない。
ガンダムといえば「親父にもぶたれたこともない!」と普通では恥ずかしくて言えないような言葉を誇らしく大声で叫ぶ青年と、赤色と角に異常なまでの執着心を燃え上げさせる万年仮面男との切磋琢磨ぶりが見所の1つとも言えるが、この機種はもっぱら地球連邦側なので当然相手は赤い仮面男となる。そして「MSバトルモード」では様々な人物が相手になるがこの仮面男相手だと液晶リールが3倍速度にUPする為、難易度が一気に上昇しミスを誘発させる。それがまた「次回こそは」と思えてしまう罠に引っかかってしまう。15段階での評価は下は2等兵から上は大将と公式HPに書いてある、無難にこなせば軍曹までは到達できるようになっているが、軍隊というものに知識の少ないウチにはそれがどの位なのかは未だに謎である。話を戻すと仮面男が現れると3倍速に慣れてない為に目押しは失敗に終わる、故に評価も下がる。
話は変わってこの機種にはスロヴァカを喜ばす機能がも1つ搭載されている。それが「MSバトルモード」と呼ばれるもので、青BBのみに楽しむ事ができる。直接的に獲得枚数に響くものではないが自身の目押し力によってまるで自分が相手を倒しているかのように遊べる機能だ。ゲームを一通り遊べば自分の目押し力が15段階で評価される、その内容は「押し順当て」+「正確さ」を15段階で評価されるというものだ。「ニュータイプ度」を試せれるという事であるが、押し順を当てるのは何かしら危ない電波を受信しなければ出来ない技かと思うが、連れスロにはこれほどうってつけな機能はない。
ガンダムといえば「親父にもぶたれたこともない!」と普通では恥ずかしくて言えないような言葉を誇らしく大声で叫ぶ青年と、赤色と角に異常なまでの執着心を燃え上げさせる万年仮面男との切磋琢磨ぶりが見所の1つとも言えるが、この機種はもっぱら地球連邦側なので当然相手は赤い仮面男となる。そして「MSバトルモード」では様々な人物が相手になるがこの仮面男相手だと液晶リールが3倍速度にUPする為、難易度が一気に上昇しミスを誘発させる。それがまた「次回こそは」と思えてしまう罠に引っかかってしまう。15段階での評価は下は2等兵から上は大将と公式HPに書いてある、無難にこなせば軍曹までは到達できるようになっているが、軍隊というものに知識の少ないウチにはそれがどの位なのかは未だに謎である。話を戻すと仮面男が現れると3倍速に慣れてない為に目押しは失敗に終わる、故に評価も下がる。
閣下 :「アカン!」
仮面男の洗礼を真っ先に受けたのは閣下だった。
気持ちよく目押しを続けていた青7BB中、そいつは現れた。
ジャブロー(?)での名シーン、赤いズゴックVSガンダムである。
液晶リールが3倍速になっている。
閣下は名シーンに心を奪われたのか本来の力を発揮できずに目押しに失敗している。
そして戦いが終わると。
気持ちよく目押しを続けていた青7BB中、そいつは現れた。
ジャブロー(?)での名シーン、赤いズゴックVSガンダムである。
液晶リールが3倍速になっている。
閣下は名シーンに心を奪われたのか本来の力を発揮できずに目押しに失敗している。
そして戦いが終わると。
閣下 :「うわっ!」
ボーナス終了後に下された評価を見て閣下が声を上げる。その声に台を覗き込むと…
『上等兵』
ウチはやり込んだ方ではないが、さすがに見たことない評価だった。
自らが招いたネタに大ウケの閣下。その面白さに写メを撮りそこなうというオマケまで付いていた。ただ閣下曰く。
自らが招いたネタに大ウケの閣下。その面白さに写メを撮りそこなうというオマケまで付いていた。ただ閣下曰く。
「この(赤いズゴックの)登場シーンが一番格好ええねん!」
いつに無く熱い閣下の言でした。
そんな賑やかな雰囲気をよそにルカはじっと我慢の勝負を続けている。
熱い演出に裏切ら続ける方が辛いのか、それともウチの台のようにまったく味気なく期待すらさせてもらえない方が辛いかは皆様の想像にお任せしよう。
普段からルカとは一緒に連れスロする事があるのだが、基本は「放置プレイ」。ホール内へ入ってしまえば後は適当な時間に飲み物を差し入れするぐらいで干渉し合わないのが互いの暗黙ルールといえば聞こえが良いが、その実は互いの好みが違うため別々行動になるだけだったりする。なので左で奮戦するルカは暫く放置してたが、いきなり肩を叩いて呼ばれる。
そんな賑やかな雰囲気をよそにルカはじっと我慢の勝負を続けている。
熱い演出に裏切ら続ける方が辛いのか、それともウチの台のようにまったく味気なく期待すらさせてもらえない方が辛いかは皆様の想像にお任せしよう。
普段からルカとは一緒に連れスロする事があるのだが、基本は「放置プレイ」。ホール内へ入ってしまえば後は適当な時間に飲み物を差し入れするぐらいで干渉し合わないのが互いの暗黙ルールといえば聞こえが良いが、その実は互いの好みが違うため別々行動になるだけだったりする。なので左で奮戦するルカは暫く放置してたが、いきなり肩を叩いて呼ばれる。
ルカ :「入った」
液晶も出目も普通のものだが、次Gでポンポンポンと赤7を揃えようやく長い冬を越えた。
閣下 :「あんちゃん!ようやった!」
いきなりに立ち上がる閣下、そしてウチの目の前でがっちりとルカと熱い握手をしている。接待スロという名の下に興じていたこの連れスロも2連続で閣下の1人勝ちになるのではと誰もが思っていた所にルカのボーナスは悪夢を覚ます契機になるように閣下は喜んでいた。
閣下 :「あんちゃんは生まれ変わった!」
前回はスタードダッシュだけで終わったルカだったが、このボーナスで同じ轍を踏まずに済んだようだ。時刻にして14時を少し過ぎたぐらい、ぎりぎり間に合うラストスパートだった。
ルカ :「空気読めない(時間ギリにボーナス引く)子でごめんよー。」
それからのルカは機種本来の性能を活かすよう小刻みにボーナスを連ねていく。
ルカの下皿にコインが埋まっていく一方でウチの下皿はかなり危険な状態になっていく。
時間と投資を考えると残り時間で回収するのはかなり厳しい状況ではあるが、一縷の望みを捨てないのが粘る唯一の生命線。しかし、その時はあっけなくやってきた。
14時30分ごろウチの持ちコインが底をつく。どうしたものかと思案しつつも、左は上り坂真っ最中で右はマッタリ現状維持の状況の止める気配がない。ならばとウチは再び追加投資開始。とは言いながらサンドに残ってるのは3k分、これを打ちきれば自主的ヤメだとMyルールを設定しての挑戦。すると2k投資で赤7ボーナスGET、しかし、RT中のボーナスゲットはならず、いよいよ風前の灯火状態になってくる。
ルカの下皿にコインが埋まっていく一方でウチの下皿はかなり危険な状態になっていく。
時間と投資を考えると残り時間で回収するのはかなり厳しい状況ではあるが、一縷の望みを捨てないのが粘る唯一の生命線。しかし、その時はあっけなくやってきた。
14時30分ごろウチの持ちコインが底をつく。どうしたものかと思案しつつも、左は上り坂真っ最中で右はマッタリ現状維持の状況の止める気配がない。ならばとウチは再び追加投資開始。とは言いながらサンドに残ってるのは3k分、これを打ちきれば自主的ヤメだとMyルールを設定しての挑戦。すると2k投資で赤7ボーナスGET、しかし、RT中のボーナスゲットはならず、いよいよ風前の灯火状態になってくる。
14時48分 だーす卿>閣下、けん卿、アンレ 件名:着
「各位 着いたんで中央口出た喫煙所辺りに居ます。」
「各位 着いたんで中央口出た喫煙所辺りに居ます。」
アンレ:「だーす卿着いたみたいね。」
閣下 :「けんが行くやろ。」
アンレ:「そだねw」
閣下 :「けんが行くやろ。」
アンレ:「そだねw」
あっさりと戦闘継続決定した。だがウチの戦局に大きな変化は見られず大飯食らいのガンダムは情け容赦なくコインを飲み込み続けとうとう最後の1k(50枚)の勝負になった。今まさに負け確定の序曲が聞こえ始めた事がウチに好転の脱力感を与えたのか、はたまた神の悪戯か残り10数枚というところでBB確定する。ただ、閣下のケータイが忙しくなっている所を見ると0次会のタイムリミットは目の前まで迫ってきている。
アンレ:「空気読めない子でごめんよぉ~…」
まさかこの言葉を兄弟揃って言うとは思いもしなかった。青7BBだったが「MSバトルモード」ではなく名シーンだけをそろえたモードをフルウェイトで高速消化。その後のRTも最低限の目押しのみでフルウェイトの高速消化。かつてスロットをやってここまで忙しく両手を使った事は過去に覚えが無い。しかし、スロ神の悪戯はまだ終わっていなかった。時刻は15時すぐ手前、運命のゴングを叩く木槌に手が掛かろうとしていたその時、RT終了後のお楽しみタイムを満喫。そう、フルウェイトの高速消化中にボーナスを引いていたのだ。左右からの冷ややかな視線を一瞬感じる。
アンレ:「空気読めない子で…(ry)」
さすがにこれ以上は時間的にきつく閣下とルカは先に景品交換へと席を立つ。
閣下・ルカ:「かまへん。連荘させたれw」
無理です。否、それはしたいけど出来ません。そんなネタは提供したくありません。唯でさえこの状況がネタなのに…
15時ちょうどに全ての戦いは終わった。RT連荘もなく1G回して即ヤメする。急いで景品交換する為に箱へとコインを移す。このホールの箱が丸みを帯びている事に加え上げ底の為にかなり使い勝手が悪い。最後の最後に予想外の難敵出現し焦るウチ。コインを流し、足早にカウンターへ向かう。田舎の景品交換は自動なのだが、なぜか大阪は手渡しな所ばかり。
受付嬢:「余り玉の景品をお選びください。」
「景品の説明をさせていただきます。」
「景品の説明をさせていただきます。」
罠ばかりが怒涛のように押し寄せてくる。顔の筋肉だけで微笑みながら景品をゆっくり優しく奪い取る。真後ろを向きなおすと閣下の指示通りに交換所へ急ぎ、0次会はここに完結した。3人揃って梅田駅へと向かう。前回とは違い3人とも足取りは軽やかだ。どうにか形になった0次会、各々の結果は以下の通り。
閣下 :余裕で勝ち
ルカ :17k投資→9k返し(8k負け)
アンレ:20k投資→12.5k返し(7.5k負け)…密かに投資№1
ルカ :17k投資→9k返し(8k負け)
アンレ:20k投資→12.5k返し(7.5k負け)…密かに投資№1
ウチのガンダムの推測設定は「1」
※所々でスロ用語を使いましたが、分からない方は分かる人に教えてもらってください。