大阪真剣紀行その2
人ごみに揉まれながら梅田駅へと向かう。
朝昼暮夜の関係なしに人の数は変わらない。
それだけ活動する人の単位が多いということなのか、流れに任せるように歩くにはそれなりの速度を要求される。これが毎度の事ながら最も神経を使う所と思う。雲ひとつ無い空とまではいかないものの概ね快晴といえる天候にも立ち並ぶビルが地表に降り注ぐ日光をかなり制限しているようだ。時折吹き抜けるビル風に体感温度が下げられている。地元では決して味わうことのない都会の洗礼に思わずオーバーのファスナーをきっちりと上げ閉める。閣下とけん卿のホットラインを駆使し、待ち合わせ場所は地下鉄御堂筋線車中と決まった。まさに都会ならではの集合方法だ。
人ごみに方向感覚と閣下の影を見失いそうになる、できるなら閣下の胴にロープでも結わえ引っ張るように先導してもらいたいぐらいだ。どの道をどうやって進んだか今更思い出せないが、切符売り場に到着する。閣下の奢りで片道230円の切符を手中にし、なかもず方面行きのホームの最後尾でけん卿とだーす卿が乗り込んだ電車を待つ。1時間に1本という田舎の常識が染み付いているウチの目の前を矢継ぎ早に到着する電車がせせら笑うように長い車両を見せ付ける。
朝昼暮夜の関係なしに人の数は変わらない。
それだけ活動する人の単位が多いということなのか、流れに任せるように歩くにはそれなりの速度を要求される。これが毎度の事ながら最も神経を使う所と思う。雲ひとつ無い空とまではいかないものの概ね快晴といえる天候にも立ち並ぶビルが地表に降り注ぐ日光をかなり制限しているようだ。時折吹き抜けるビル風に体感温度が下げられている。地元では決して味わうことのない都会の洗礼に思わずオーバーのファスナーをきっちりと上げ閉める。閣下とけん卿のホットラインを駆使し、待ち合わせ場所は地下鉄御堂筋線車中と決まった。まさに都会ならではの集合方法だ。
人ごみに方向感覚と閣下の影を見失いそうになる、できるなら閣下の胴にロープでも結わえ引っ張るように先導してもらいたいぐらいだ。どの道をどうやって進んだか今更思い出せないが、切符売り場に到着する。閣下の奢りで片道230円の切符を手中にし、なかもず方面行きのホームの最後尾でけん卿とだーす卿が乗り込んだ電車を待つ。1時間に1本という田舎の常識が染み付いているウチの目の前を矢継ぎ早に到着する電車がせせら笑うように長い車両を見せ付ける。
閣下 :「これには乗ってないみたいやな、すぐ来るから。」
アンレ:「便利よね。」
ルカ :「都会の交通事情を考えると本数要るねぇ。」
閣下 :「こっちは駐車場料金がめっちゃ高いからな。月1万円越えるところもあるから。」
ルカ :「それは駐車場料金というより家賃やw」
アンレ:「田舎ほど電車使う機会が減るね、もっぱら車移動だし。」
ルカ :「こっちじゃ考えられんかもね。」
アンレ:「時間によったら1両編成で、しかも客ナシなんてざらやからね。」
アンレ:「便利よね。」
ルカ :「都会の交通事情を考えると本数要るねぇ。」
閣下 :「こっちは駐車場料金がめっちゃ高いからな。月1万円越えるところもあるから。」
ルカ :「それは駐車場料金というより家賃やw」
アンレ:「田舎ほど電車使う機会が減るね、もっぱら車移動だし。」
ルカ :「こっちじゃ考えられんかもね。」
アンレ:「時間によったら1両編成で、しかも客ナシなんてざらやからね。」
閣下がヒキ笑いしている。田舎の感覚と都会の感覚は微妙は食い違いがあるものだ、恐らく季節感にも誤差があるのではと思う。ウチ等、田や畑をいじる人間には冬は「農閑期」、さて都会の方々にとって冬とはどんな季節なのだろうか。2本目か3本目の電車の最後尾にけん卿を発見する。早速乗り込み地下鉄の車中でも円陣を組む、もはやこのように並ぶのはGLの基本隊形なのだろうか…だーす卿とは今回初めてお会いする、想像していた通りとまではイメージが合致しなかったけど、けん卿とは違った爽やかさを携えた方とお見受けする。初対面なのでお約束通りに自己紹介をする。
閣下 :「SEIJIです。」
アンレ:「レナータです。」
ルカ :「アンレ兄です。」
アンレ:「レナータです。」
ルカ :「アンレ兄です。」
この偽証自己紹介もGLのクオリティか…
ムー○ィー勝山級に受け流されてはネタとしては滑ったかもしれない。だーす卿はニコニコ笑っている。芸人殺しのスキルRはかなり高いと見える。
先発隊総勢5名が勢ぞろいし、一行は事前の打ち合わせ通りに「通天閣」を目指す。
通天閣付近は田舎モノでも知っている格言がある。
ムー○ィー勝山級に受け流されてはネタとしては滑ったかもしれない。だーす卿はニコニコ笑っている。芸人殺しのスキルRはかなり高いと見える。
先発隊総勢5名が勢ぞろいし、一行は事前の打ち合わせ通りに「通天閣」を目指す。
通天閣付近は田舎モノでも知っている格言がある。
『夜に出歩くな!』
真偽の程は知らないが、なんと恐ろしい格言だろう。動物園前で降り立って街中を歩くと、行き交う人すべてが怖い人に見えてしまう。疑心暗鬼とは恐ろしいもので、いわばウチ等と同じ観光客と思しき人でさえそう見えてしまう。元々ウチは小心者なだけに、この町全体が伏魔殿であるかのような錯覚を起こしている。もっとも地元の方々はそんな噂に迷惑しているだろうと思う。もしかすると逆説的な言い伝えなのかもしれないと思考をめぐらす。帰れなくなるほど楽しい街だから、明日の仕事に差し支えないように夜は出歩くなと…。真意は神のみぞ知るという謎にしておこう。
けん卿のナビゲーションで謎の廃墟の中を通り抜けると、そこには天高く聳える通天閣が目に飛び込んでくる。書籍やTVで見る数百倍のものが立体的にいま目の前に現れている。なぜか無意味に長い階段を下りると目の前にはふぐ料理で有名なあの店のあの看板が悠然と商店街の空を泳いでいる。この晴れ渡った空こそ彼が泳ぐには最適な場所だろう、地表にこれほど大きな魚が居たら迷惑極まりない。と思っていると居た…満面の笑みを浮かべ大きな図体の奴が天下の往来を占拠している。何が嬉しいのかそいつを見て立ち止まり携帯電話を構えている、それが加わってまっすぐな道をまっすぐ進めないジレンマを強制的に味わう羽目となる。
近づくにつれて見上げる首の角度が徐々にきつくなっていく。そして近づいて分かることがもう1つ、それは展望室らしきところに詰め込まれている人の群れ、何とはなしに嫌な予感が胸の中に沸き起こる。商店街を突っ切り、いよいよ通天閣へとアプローチしようとするとそこに見えるのは長蛇の列。やはり名所にはこの風景がついてくるのだと行列を見れた事に感動を覚える。そういえば0次会で訪れたホールの2件隣に有名ラーメン店があったが、そこでもプチ行列が発生していたのを思い出す。たかが1杯のラーメン、されど1杯のラーメン、さらにたかが展望室されど通天閣、それに掛ける情熱が何時間も及ぶ忍耐力を有無のだと寒さに耐える行列を見て感嘆の声を上げる。
けん卿のナビゲーションで謎の廃墟の中を通り抜けると、そこには天高く聳える通天閣が目に飛び込んでくる。書籍やTVで見る数百倍のものが立体的にいま目の前に現れている。なぜか無意味に長い階段を下りると目の前にはふぐ料理で有名なあの店のあの看板が悠然と商店街の空を泳いでいる。この晴れ渡った空こそ彼が泳ぐには最適な場所だろう、地表にこれほど大きな魚が居たら迷惑極まりない。と思っていると居た…満面の笑みを浮かべ大きな図体の奴が天下の往来を占拠している。何が嬉しいのかそいつを見て立ち止まり携帯電話を構えている、それが加わってまっすぐな道をまっすぐ進めないジレンマを強制的に味わう羽目となる。
近づくにつれて見上げる首の角度が徐々にきつくなっていく。そして近づいて分かることがもう1つ、それは展望室らしきところに詰め込まれている人の群れ、何とはなしに嫌な予感が胸の中に沸き起こる。商店街を突っ切り、いよいよ通天閣へとアプローチしようとするとそこに見えるのは長蛇の列。やはり名所にはこの風景がついてくるのだと行列を見れた事に感動を覚える。そういえば0次会で訪れたホールの2件隣に有名ラーメン店があったが、そこでもプチ行列が発生していたのを思い出す。たかが1杯のラーメン、されど1杯のラーメン、さらにたかが展望室されど通天閣、それに掛ける情熱が何時間も及ぶ忍耐力を有無のだと寒さに耐える行列を見て感嘆の声を上げる。
閣下 :「並んでんな。」
けん :「えらい行列やな。」
閣下 :「どないする?」
けん :「えらい行列やな。」
閣下 :「どないする?」
行列の長さをもう一度確認する、最後尾はゴマ粒以下の大きさで軽く2時間は待つだろうと予想する。
閣下 :「他行くか」
一同合意の上、180度向きを変える。再びまっすぐな道を右へ左へと蛇行する。
すると居並ぶ店の幟に見慣れないモノを見つける「どて焼き」。魅惑のミステリー品を今回も発見。「どて焼き」とはいかなるものであろうか、名前から何かを焼くまでは想像つく、しかし、「どて」とはいかなる食材なのか全く想像がつかない。
すると居並ぶ店の幟に見慣れないモノを見つける「どて焼き」。魅惑のミステリー品を今回も発見。「どて焼き」とはいかなるものであろうか、名前から何かを焼くまでは想像つく、しかし、「どて」とはいかなる食材なのか全く想像がつかない。
アンレ:「閣下、どて焼きってなに?」
閣下 :「ん?なんやったらやっていくか?」
アンレ:「本ちゃん始まる前に出来上がってしまうよ?」
だーす:「完成品で乗り込む?」
けん :「それはマズいやろ」
閣下 :「ん?なんやったらやっていくか?」
アンレ:「本ちゃん始まる前に出来上がってしまうよ?」
だーす:「完成品で乗り込む?」
けん :「それはマズいやろ」
前々回のOFF会では餃子ミュージアムへ向かった先発隊は1杯ひっかけて本番に臨んだのは記憶に新しいところだが、さすがに今回はそれを回避する。そして、けん卿の案内で向かったのが今はその姿を見なくなったスマートボールを楽しませてくれるお店。今では各方面のTVで放送されて有名なお店なのだが、ネタとしてこれほど上質なものはない。5人で店内へと入る。
…ほぼ満席…
さすが有名店と人気の高さを思い知る。適当に座って遊ぼうという流れに閣下・だーす卿・けん卿・ルカが並んで着席しウチはネタ取りとして背後からじっとネタ取りに専念させてもらう。スマートボールにも機種というものがあることが判明。平台のようなものからフィーバー機のようなものと実に様々なものがある。閣下・だーす卿・けん卿が平台パターンへ、ルカがフィーバー機パターンへ座り実践開始。100円を投入し再び戦闘開始。
単純なゲームほど奥が深いと言うが、このスマートボールにも魔物は住んでいたらしく店内はかなりの鉄火場となっている。真剣な眼差しをした老若男女が盤面を一斉して盤面を睨み付ける風景はここに足を運んで見る価値があると納得する。局面はどうなっているかと視線を戻すと、ものの数分の間に明暗がくっきりと分かれていた。ルカの盤面がボールで埋まっていく、ルカと兄弟をやってて今の今まで彼にこんな才能がるとは知らなかった。
けん卿がふらりと席を立ちウチと交代することに。隣にはダース卿が2個だけ開いたままになっているチャッカーを閉じようと苦戦している。
単純なゲームほど奥が深いと言うが、このスマートボールにも魔物は住んでいたらしく店内はかなりの鉄火場となっている。真剣な眼差しをした老若男女が盤面を一斉して盤面を睨み付ける風景はここに足を運んで見る価値があると納得する。局面はどうなっているかと視線を戻すと、ものの数分の間に明暗がくっきりと分かれていた。ルカの盤面がボールで埋まっていく、ルカと兄弟をやってて今の今まで彼にこんな才能がるとは知らなかった。
けん卿がふらりと席を立ちウチと交代することに。隣にはダース卿が2個だけ開いたままになっているチャッカーを閉じようと苦戦している。
だーす:「入ったとしても賞球は5個なんだけどねw」
きっちりとけじめをつけようとする所がだーす卿の几帳面さを現している。「ギャンブルを見るとその人の性格が分かる」と格言を吐いた人が居たが近からず遠からずといった所か。時間にして20分~30分ほど楽しんだ後、勝敗は決した。
ルカ :200個
けん :160個
他 :負け
けん :160個
他 :負け
100円単位で熱くなれるスマートボール、近辺に寄った際は是非とも足を向けていただきたい。店の独特の雰囲気と共に楽しい時間を味わえます。
店を出たのが16時30分ごろ、本番の集合時間まであと2時間もあるが何をして時間を潰そうかと思案するけん卿。微妙な残り時間に日本橋へ行くかと提案がなされたが、あちこちへと小刻みな移動をするのは上策ではないと鶴の一声が出て梅田付近を散策しようということになった。長い階段を上り廃墟のような場所を越え、温泉施設に後ろ髪を惹かれそうになりながら、動物園前を通り過ぎる。再び230円の切符を購入し地下鉄へ乗車。
車中ではフットサルの話やリーガの話で盛り上がる。ウチはサッカー関係について大した知識もないので静かに傍観する。
梅田駅の喧騒は昼にもまして洪水のように人が流れていく、もう見慣れたはずなのに群集に酔いそうになる。極力、人とぶつからないように歩いているつもりだが人密度の高い場所では至難の業と言える。交差する人に道を譲ったり譲られたりしていると先導するけん卿の姿が段々と遠くなる。再び同じ道を通れと言われると全く自信がないほど付いていくのが必死の道のりを越えて見覚えある商店街へと出る。そして更に見覚えのあるエスカレーターを上り、見覚えのあるゲームセンターへと到着する。
ゲームセンターは学生生活を終えた頃、足しげく通っていた記憶があるが最近は全く足が向かず疎遠となっている。ぐるりと店内を見渡すと、パチスロも設置されている。中にはホールで現役として置かれている機種もある、さすが大都会大阪。手荷物が増える事を倦厭して景品ゲームを回避し、全くやり方のわからないビデオゲームも避け、設定の期待できないスロもスルーして店内を回ると気付けば入り口へ戻っていた。いつの間にか皆とはぐれていて、ぼんやりと待機。周りを見渡すとけん卿の姿が無い。閣下曰くけん卿はゲームセンターが好きなのだという。確かに到着してすぐに両替機へ向かったのはけん卿だったし、ここへ誘導したのもけん卿だった。店から出なければ大丈夫だろうと4人はロビーらしきスペースで寛ぎモードへ入る。ここでルカがドーピングが切れたというのでドリンク剤を求め一時離脱、さすがに不眠30時間を越えると効き目が薄そうに思える。その間にけん卿が再び登場し、皆でレースゲームをしようと4名で着席。シートベルトが着いていることに少しウケる。内容はどうであれレースはレース、基本的な事は変わらないというので勝負開始。結果は楽しい時間を過ごせたので気にしないという事で流してしまう。
ホテルのチェックイン時間が迫ってきた為、17時45分にゲームセンターを出る。都会の夜は星空さえ見えず、吹きぬけるビル風はさらに温度を下げている。誰しもが肩を竦めわずかな体温も外へ逃さまいとしているような格好で往来を行き来する。1時間前に通った道を逆に歩く、朝から数えれば3度目になる道を大阪駅へ向けて歩く。さすがにこの時間まで遊んでいると腰にも相当の負担が強いられているようで、違和感を通り過ぎた先に出てくる痛みが下半身に感じられる。予約したホテルまでの道はさすがに覚えて、ウチ風に例えると、
車中ではフットサルの話やリーガの話で盛り上がる。ウチはサッカー関係について大した知識もないので静かに傍観する。
梅田駅の喧騒は昼にもまして洪水のように人が流れていく、もう見慣れたはずなのに群集に酔いそうになる。極力、人とぶつからないように歩いているつもりだが人密度の高い場所では至難の業と言える。交差する人に道を譲ったり譲られたりしていると先導するけん卿の姿が段々と遠くなる。再び同じ道を通れと言われると全く自信がないほど付いていくのが必死の道のりを越えて見覚えある商店街へと出る。そして更に見覚えのあるエスカレーターを上り、見覚えのあるゲームセンターへと到着する。
ゲームセンターは学生生活を終えた頃、足しげく通っていた記憶があるが最近は全く足が向かず疎遠となっている。ぐるりと店内を見渡すと、パチスロも設置されている。中にはホールで現役として置かれている機種もある、さすが大都会大阪。手荷物が増える事を倦厭して景品ゲームを回避し、全くやり方のわからないビデオゲームも避け、設定の期待できないスロもスルーして店内を回ると気付けば入り口へ戻っていた。いつの間にか皆とはぐれていて、ぼんやりと待機。周りを見渡すとけん卿の姿が無い。閣下曰くけん卿はゲームセンターが好きなのだという。確かに到着してすぐに両替機へ向かったのはけん卿だったし、ここへ誘導したのもけん卿だった。店から出なければ大丈夫だろうと4人はロビーらしきスペースで寛ぎモードへ入る。ここでルカがドーピングが切れたというのでドリンク剤を求め一時離脱、さすがに不眠30時間を越えると効き目が薄そうに思える。その間にけん卿が再び登場し、皆でレースゲームをしようと4名で着席。シートベルトが着いていることに少しウケる。内容はどうであれレースはレース、基本的な事は変わらないというので勝負開始。結果は楽しい時間を過ごせたので気にしないという事で流してしまう。
ホテルのチェックイン時間が迫ってきた為、17時45分にゲームセンターを出る。都会の夜は星空さえ見えず、吹きぬけるビル風はさらに温度を下げている。誰しもが肩を竦めわずかな体温も外へ逃さまいとしているような格好で往来を行き来する。1時間前に通った道を逆に歩く、朝から数えれば3度目になる道を大阪駅へ向けて歩く。さすがにこの時間まで遊んでいると腰にも相当の負担が強いられているようで、違和感を通り過ぎた先に出てくる痛みが下半身に感じられる。予約したホテルまでの道はさすがに覚えて、ウチ風に例えると、
『地下へ真っ直ぐ降りて、真っ直ぐ進み突き当たりを直進する。』
分かる人には分かる、分からない人が居てもウチが分かっていれば良しである。
約15分ほど歩き、チェックインを済ます。だーす卿も手続きを終え、3人してエレベーターへと乗り込む。ここでも小ネタが発生、ウチとルカはホテルの予約を1ヶ月前からしていたが、つい先日に予約をしただーす卿とは同じ5階の部屋が宛がわれていた。何と例えれば良いか分からない複雑な心境を抱きつつ部屋へと入る。バッグを投げるように下ろし、取り出した市販の鎮痛剤を飲み込む。これを忘れると宴会が終わる頃には動けなくなる可能性が高い。なんとも不自由な体だ。
タバコを1本吸い終えてからホテルのロビーへと向かうとだーす卿もルカもすでに降りてきた後で、喫煙組は外で至福時間を満喫している。18時を過ぎている事を確認して、いよいよ晩餐会集合場所へと向かう。集合場所はビックマン前、つまり再び同じ道を戻る。何往復目かと数えるのも面倒になってきた。数分で何が変わることもない道程を乗り越えてビックマン前へと到着すると、そこには以前に見たような後姿を携えた人物が何かを探している。その人はジョコンダ嬢である。閣下御自ら声をかけまず1人合流。
閣下 :「こやつはケツを蹴りあげたらなあかんなっ。」
ジョコ:「いやいや、はははは。なにかと忙しくてね。」
閣下 :「もう商会抜かれてんで、はよ戻ってこい。」
ジョコ:「はははは。」
ジョコ:「いやいや、はははは。なにかと忙しくてね。」
閣下 :「もう商会抜かれてんで、はよ戻ってこい。」
ジョコ:「はははは。」
明言を避ける所はさすがの熟練さである。ジョコンダ嬢は休日にATMが使えなくて資金繰りに苦労した話を面白く話している。リアル都合でON数が減ったとしてもこうやってOFF会に参加してくれるというのは実に嬉しい限りだ。それに宴会ってのは大人数のほうが楽しい。間もなくしてSEIJI卿とレナータ嬢が現れる、今回は実にスムーズな集合だ。喫茶店前の円陣が徐々に輪を広げている。
レナ :「アンレさん。」
アンレ:「はい?」
レナ :「ライラさんから指令がありまして『食べさせてやってくれ。』だそうですよ。」
アンレ:「ナニ?」
アンレ:「はい?」
レナ :「ライラさんから指令がありまして『食べさせてやってくれ。』だそうですよ。」
アンレ:「ナニ?」
なんとも酷な指令ではないか、それにレナータ嬢、いつも通りの笑顔にも目が光っている。恐ろしい…。
「こんばんはーっ。」
威勢の良い挨拶が円陣の中へ飛び込んでくる。れんれん最高顧問様だ。遅れるとの報が届いていたが、GL時間的には間に合ったようだ。
顧問様:「あー、アンレさん。」
アンレ:「はい?」
顧問様:「ライラさんから『食べさせてあげてね。』って言われたからよろしくね。」
アンレ:「…(姫…鬼!)」
アンレ:「はい?」
顧問様:「ライラさんから『食べさせてあげてね。』って言われたからよろしくね。」
アンレ:「…(姫…鬼!)」
こうしてライラ連合軍(レナータ嬢+顧問様)vsアンレーデという図式が成立する。さすが策士の姫、この場に居合わせないながらもこれだけ強力な包囲網を完成させるとは実力発揮と言ったところか。
ウチが背筋に嫌な汗を感じているところへ、対面に立つ閣下の背後にwol卿が姿を現す。これで全員揃った、総勢10名なんだかんだと言いながら2桁の参加者に恵まれて今回のOFF会も楽しいものになると確信する。円陣を解き1つの塊となって宴会場を目指す、無論のこと場所が分かるはずも無いウチは皆の後を憑いてゆく。田舎仕様の遅い歩調にも関わらず、SEIJI卿が殿を務めて逸れる事を予防してくれている。なんという心遣いであろう。否、待て、もしかするとSEIJI卿もライラ連合軍の軍勢かも知れない、そう考えると既に四面楚歌状態である、この序盤にて早くも包囲網完成か?
道中「GLで1番若いのは誰か?」という話題になる。年齢を知っている人は知っているが謎めいた人は謎のまま。
ウチが背筋に嫌な汗を感じているところへ、対面に立つ閣下の背後にwol卿が姿を現す。これで全員揃った、総勢10名なんだかんだと言いながら2桁の参加者に恵まれて今回のOFF会も楽しいものになると確信する。円陣を解き1つの塊となって宴会場を目指す、無論のこと場所が分かるはずも無いウチは皆の後を憑いてゆく。田舎仕様の遅い歩調にも関わらず、SEIJI卿が殿を務めて逸れる事を予防してくれている。なんという心遣いであろう。否、待て、もしかするとSEIJI卿もライラ連合軍の軍勢かも知れない、そう考えると既に四面楚歌状態である、この序盤にて早くも包囲網完成か?
道中「GLで1番若いのは誰か?」という話題になる。年齢を知っている人は知っているが謎めいた人は謎のまま。
アンレ:「GLで1番若いのは誰だろう。」
レナ :「うーん…」
アンレ:「うずまき嬢は学生さん?」
顧問様:「ウチはうずまきちゃんの歳知ってるよ。学生じゃないよ。」
アンレ:「ほほぅ、いくつぐらいの人?」
顧問様:「それは本人の許可なくしては言えません。」
レナ :「うーん…」
アンレ:「うずまき嬢は学生さん?」
顧問様:「ウチはうずまきちゃんの歳知ってるよ。学生じゃないよ。」
アンレ:「ほほぅ、いくつぐらいの人?」
顧問様:「それは本人の許可なくしては言えません。」
ごもっとも。レディーの年齢を聞くのは無作法と知りつつも、知りたくなるのは♂として悪い癖と反省する。
レナ :「クラさんも年齢不詳ですよね。」
アンレ:「確かに低姿勢であのテンションやからねぇ。」
SEIJI:「クラさんはいつも元気ですよね。」
アンレ:「あれで下戸らしいし。」
レナ :「お酒飲めなくて、アレを維持するってすごいですよね。」
アンレ:「レアキャラやな。」
SEIJI:「実際は歳かもしれませんよね。」
アンレ:「しかし。下戸であのテンションの人が上司やったら疲れるでー。」
一同 :笑
アンレ:「確かに低姿勢であのテンションやからねぇ。」
SEIJI:「クラさんはいつも元気ですよね。」
アンレ:「あれで下戸らしいし。」
レナ :「お酒飲めなくて、アレを維持するってすごいですよね。」
アンレ:「レアキャラやな。」
SEIJI:「実際は歳かもしれませんよね。」
アンレ:「しかし。下戸であのテンションの人が上司やったら疲れるでー。」
一同 :笑
笑い話をしつつ歩いていると目的のビルには程なく到着した、お店は9階にある居酒屋さん。狭小エレベーターへと2手に分かれて乗り込み、今日1番の戦場へと到着する。
予約席へと到着すると掘りごたつ風の場所に10人がぴったり(隙間無く)収まる程度のブースで、通路との間仕切りが簾1枚というエコロジーな拵えである。早速、包囲網回避の先手を打とうとするも指定席があるらしく着席図は以下のように。
予約席へと到着すると掘りごたつ風の場所に10人がぴったり(隙間無く)収まる程度のブースで、通路との間仕切りが簾1枚というエコロジーな拵えである。早速、包囲網回避の先手を打とうとするも指定席があるらしく着席図は以下のように。
(閣下)(wol卿)(ルカ)(SEIJI卿)(レナータ嬢)
□□□□□テーブル□□□□□□□□テーブル□□□□□
(だーす卿)(顧問様)(アンレ)(ジョコンダ嬢)(けん卿)
□□□□□テーブル□□□□□□□□テーブル□□□□□
(だーす卿)(顧問様)(アンレ)(ジョコンダ嬢)(けん卿)
兄弟で対面とは…
宴会の始まりはまず乾杯から、各員飲み物を注文する。事前に「飲み放題は100種以上から選べる」と聞いていたので、酒のみが記載されているメニュー表を睨み付ける。
ないっ!!!
冬に頂く酒の代表格「熱燗」がどこにも載っていない。訳分からないカクテル名前がメニューリストの2/3を占めている。
wol:「アンレさん、何飲む?」
アンレ:「熱燗ないらしい。」
wol:「え?ほんまに?」
アンレ:「らしいよ。」
アンレ:「熱燗ないらしい。」
wol:「え?ほんまに?」
アンレ:「らしいよ。」
アンレーデ及ビwolノ両名・大阪ノ街ニ轟沈ス…
気を取り直してビールを注文し、wol卿は赤ワインを選ぶ。やはり大阪には熱燗が存在しないのか、大都会の風は田舎者には冷た過ぎる。
「これかGLオフ会を開催させて頂きます。今回で6回目となり…」
GLの永久敏腕幹事けん卿の口上と共にいよいよオフ会が始まった。
けん卿:「それでは閣下より乾杯の音頭をお願いします。」
閣下 :「あ? では乾杯。」
他 :「かんぱーい」
閣下 :「あ? では乾杯。」
他 :「かんぱーい」
グラスを弾きあう音と共に火蓋は切って落とされた。今回は割り箸を割らずに何分居られるかの記録更新を狙うべく、ビールに口をつけた後、静かに手をテーブルの下へと隠す。今日の獲物は鍋、つまり煮えるまでは記録を伸ばすことが狙える。歓談に花を咲かせつつ、土鍋の蓋から勢いよく湯気が立ち上るまで10分少々。
「蓋開けるでー。」
誰かの声に皆の視線が集中する。真っ白な湯気が立ち上り、その先に見えるのは最近若い方にも人気が高い「ちゃんこ鍋」、初めて見る実物に思わず眼鏡を掛けなおす。良い具合に煮えた鍋を見て誰もが手を伸ばす中、食指が動かないウチを顧問様が見逃すはずはなかった。
顧問様:「さ、アンレさん。よそってあげるね。」
ウチの目の前で綺麗なままに置いていた箸を取り上げるとパチンと小高い音と共に箸を割る。記録は更新されることなくウチのささやかな挑戦はあっけなく幕切れとなった。顧問様はウチの小鉢の中にもくもくと湯気の立ち上るちゃんこ鍋をよそってくださる。
顧問様:「沢山食べてね。」
その笑顔の裏に見え隠れする尖った尻尾が気味良く揺れているのが想像できる。直径約10cm・深さ約4cmの小鉢によそわれたちゃんこ鍋が激しく自己主張してくる。手付かずに置くのも失礼なので軽く白菜を一切れ頂く。美味い、しかし多い…。
会話の内容はDOLやら何やらごちゃ混ぜの雑話。真剣に何かを語り合おうという場ではない為、引っ切り無しに笑いが止まらない。さすが話芸を極めた関西人の街、普通の会話も間の取り方が絶妙に上手い。ウチが口を挟める余地などオブラードの隙間さえない。
OFF会皆勤賞なウチはこの場でのお勉強が楽しくてたまらない、良くしゃべってくれる人が居てくれると時間が経つのも忘れるほどである。話の内容が多すぎて全ては覚えきれなかったが、印象深かった内容は以下の通り。
OFF会皆勤賞なウチはこの場でのお勉強が楽しくてたまらない、良くしゃべってくれる人が居てくれると時間が経つのも忘れるほどである。話の内容が多すぎて全ては覚えきれなかったが、印象深かった内容は以下の通り。
- 陸戦の話
閣下 :「陸戦を本気でやったらアイツほどメンドイのは居らんで。」
だーす:「確かに。」
閣下 :「こっちが真剣にやってるのに妙なアイテム投げてきやがるからな。」
だーす:「所持品枠が陸戦道具で埋まってるってのがおかしい。」
アンレ:「呼んだ?」
閣下 :「大体、オオワシを常備してるのがおかしいやろ。」
アンレ:「陸戦するときには必須やろ。」
だーす:「大体、応用R15ってのが変w」
アンレ:「変ってw」
閣下 :「アホやでホンマw」
だーす:「確かに。」
閣下 :「こっちが真剣にやってるのに妙なアイテム投げてきやがるからな。」
だーす:「所持品枠が陸戦道具で埋まってるってのがおかしい。」
アンレ:「呼んだ?」
閣下 :「大体、オオワシを常備してるのがおかしいやろ。」
アンレ:「陸戦するときには必須やろ。」
だーす:「大体、応用R15ってのが変w」
アンレ:「変ってw」
閣下 :「アホやでホンマw」
- PKの話
顧問様:「ウチは色つき経験ないのにさ、周りがすごいから勘違いされる。」
SEIJI:「れんれんさんは色ついた事ないんですか?」
顧問様:「1回もないよ。亡命悪名ならあるけど、それぐらいよ。」
SEIJI:「そうなんだ。」
顧問様:「でも、なんか勘違いして知らない人に『襲わないで』みたいな事言われるんよ。」
一同 :笑
アンレ:「でもPKさんは面白い人多いよね。」
顧問様:「ウチの周りは○○ばっかりよw」
だーす:「むしろPKKしてくる方が無言多い。これには参るよw」
一同 :「あー、なるほどー。」
SEIJI:「れんれんさんは色ついた事ないんですか?」
顧問様:「1回もないよ。亡命悪名ならあるけど、それぐらいよ。」
SEIJI:「そうなんだ。」
顧問様:「でも、なんか勘違いして知らない人に『襲わないで』みたいな事言われるんよ。」
一同 :笑
アンレ:「でもPKさんは面白い人多いよね。」
顧問様:「ウチの周りは○○ばっかりよw」
だーす:「むしろPKKしてくる方が無言多い。これには参るよw」
一同 :「あー、なるほどー。」
- 落し物回収の話
顧問様:「前にねNPCにやられて紋章落としたんよ。」
顧問様:「色んなフレが寄って延々探したんだけど出なくって、」
顧問様:「サポに連絡したら『出ないものもあります』っていわれてさ。」
顧問様:「結局、もう一回獲るようになって。頑張ってたら、」
顧問様:「手伝ってくれるってフレが入った途端、その人が1発で『出た!』ってw」
一同 :笑
SEIJI:「そういえば、閣下が落とした耳飾ですけど。」
閣下 :「どやった?」
SEIJI:「あの後ライラさんやアンレさんとクエ行った時に探したんですよ。」
レナ :「そうそう、料理長はニワトリまで使ったんですよ。」
SEIJI:「でも出ませんでした。」
一同 :大笑
顧問様:「色んなフレが寄って延々探したんだけど出なくって、」
顧問様:「サポに連絡したら『出ないものもあります』っていわれてさ。」
顧問様:「結局、もう一回獲るようになって。頑張ってたら、」
顧問様:「手伝ってくれるってフレが入った途端、その人が1発で『出た!』ってw」
一同 :笑
SEIJI:「そういえば、閣下が落とした耳飾ですけど。」
閣下 :「どやった?」
SEIJI:「あの後ライラさんやアンレさんとクエ行った時に探したんですよ。」
レナ :「そうそう、料理長はニワトリまで使ったんですよ。」
SEIJI:「でも出ませんでした。」
一同 :大笑
- BCの話
ジョコ:「BCってどんなん?」
アンレ:「好き嫌いは分かれるかなー。」
ジョコ:「楽しいんですか?」
アンレ:「そやね、船耐久も役割も全く考えなくて撃ちまくれるってのが良いね。」
一同 :「おいおいw」
閣下 :「でも、しんどいで。称号貰ったから、もう参加せぇへんけどな。」
顧問様:「称号貰ったら行く気なくすよねー。」
閣下 :「なかなか勝てへんから、辛かったでw」
顧問様:「ウチも最初は全くやったけど、2回目のBCで90何勝したよw」
一同 :「スゲー!」
顧問様:「相手を良く見ると閣下やアンレさんが居たりするんだよw私1人だったしw」
アンレ:「好き嫌いは分かれるかなー。」
ジョコ:「楽しいんですか?」
アンレ:「そやね、船耐久も役割も全く考えなくて撃ちまくれるってのが良いね。」
一同 :「おいおいw」
閣下 :「でも、しんどいで。称号貰ったから、もう参加せぇへんけどな。」
顧問様:「称号貰ったら行く気なくすよねー。」
閣下 :「なかなか勝てへんから、辛かったでw」
顧問様:「ウチも最初は全くやったけど、2回目のBCで90何勝したよw」
一同 :「スゲー!」
顧問様:「相手を良く見ると閣下やアンレさんが居たりするんだよw私1人だったしw」
これ以外にもペットネタ、生産について(閣下が調理マイスターという事実)、サッカーネタ、商会イベネタ等など。しかし、笑うネタが9割を超えていた中で1つだけとても残念な話があった。「プレイヤーのモラル」について、とても辛い現実ですがごく1部のプレイヤーの行為がひどく不快感を与えているという事が話題に上る。私的意見を1つだけ、画面の向こう側でプレイする人への配慮なくしてはオンラインゲームの楽しさは守られないと書かせてもらいたい。
尽きぬ話に時間は過ぎて、宴が中盤を越えた頃に再び顧問様の目が光る。
顧問様:「アンレさん鍋なくなるよー。2杯目置いとくね。」
新しい小鉢をどこから出してきたのか顧問様の愛がイッパイ詰まった2杯目が食べ終わらない1杯目の横に並べられる。ウチの額には不思議と浮かび上がる汗、これでも精一杯の努力をしてるのに認めてくれないのか。でも、その会心の笑顔に顧問様の愛には敵うはずもなく有りがたく頂戴する。
宴はどんどん進む、鍋の他には湯豆腐(味つき)、串揚げと酒のアテになるものがどんどん運ばれてくる、さらにけん卿の機転でたこ焼きとフライドポテトが追加される。それらがすばらしいテンポでウチを除く参加者の胃袋へと消えてゆく光景は毎回見ていても俄かに信じがたい。普段からどのような鍛え方をしているのだろうかと疑問が頭をよぎる、更には、レナータ嬢の食べっぷりも見事なもので、密かに隅っこで箸が動き続けていたのは敵ながら天晴れ。さすが姫が送り込んだ刺客だ。
うどんが運ばれてくる。うどん王国を隣県に持つウチ等兄弟には箸の止まるメニューだ。
1本口へ運ぶが、期待したコシはなかった。瀬戸内海を越えた街でそれを望むのは無謀だったかもしれない。ただ、ウチにはうどんよりも2杯目のちゃんこ鍋という難関がまだ目の前に鎮座している。そろそろ胃袋の限界が近い。
甘いものは別腹、という言葉が世の中には存在する。強敵を前に口の中の雰囲気を変えられればとコースメニューのデザートに淡い期待をしていた。しかし、今回のコースでは水菓子が出ないという罠が発覚する。ならばと気分転換に手洗いへ向かおうと、決して痩躯とは言えない体を掘り炬燵風の席から抜け出そうとした瞬間の事だった。
うどんが運ばれてくる。うどん王国を隣県に持つウチ等兄弟には箸の止まるメニューだ。
1本口へ運ぶが、期待したコシはなかった。瀬戸内海を越えた街でそれを望むのは無謀だったかもしれない。ただ、ウチにはうどんよりも2杯目のちゃんこ鍋という難関がまだ目の前に鎮座している。そろそろ胃袋の限界が近い。
甘いものは別腹、という言葉が世の中には存在する。強敵を前に口の中の雰囲気を変えられればとコースメニューのデザートに淡い期待をしていた。しかし、今回のコースでは水菓子が出ないという罠が発覚する。ならばと気分転換に手洗いへ向かおうと、決して痩躯とは言えない体を掘り炬燵風の席から抜け出そうとした瞬間の事だった。
ピキッ ピキピキピキッ
大胸筋から聞こえる異音と共に胸へ激痛が走る。なんという事はない大胸筋が攣ったのだ。通路を何食わぬ顔を装って手洗いへと向かいながら、周囲にばれないよう小さく小刻みにストレッチをする。焦りと痛さで耳が火照って熱い。なんという醜態、これも姫の仕掛けた罠に違いないと勝手に姫を悪人に仕立てながら気分を紛らわしたが、連日の不摂生が明るみにでた一幕だった。
大胸筋事件で体力を消費したお陰で幾分胃袋に余裕が生まれ席へ戻ってから最後の抵抗を試みる。2杯目のちゃんこ小鉢を平らげ、うどんへと移行する。
大胸筋事件で体力を消費したお陰で幾分胃袋に余裕が生まれ席へ戻ってから最後の抵抗を試みる。2杯目のちゃんこ小鉢を平らげ、うどんへと移行する。
顧問様:「すごい!食べれるやん。なくなったらアカンから予約しといてあげる。」
負けました、もう食べられません。もうその笑顔に答えられる胃袋のスペースがありません。
ライラ連合軍vsアンレーデの勝負は、一方的にアンレーデの敗戦に終わった。それでも過去にないほどの量を食しているのだが、姫が考え抜いた策の方が上手だったか。
ライラ連合軍vsアンレーデの勝負は、一方的にアンレーデの敗戦に終わった。それでも過去にないほどの量を食しているのだが、姫が考え抜いた策の方が上手だったか。
話のネタに事を欠かないOFF会も店側からお茶のサービスが出てきたのを機にいよいよ幕引きとなる。今回はいつも以上に奮戦したつもりだったが、周囲からの反応は冷たかった。
レナ :「アンレさんあんまり食べなかったんじゃないですか?」
アンレ:「いぁいぁ、体重が2倍になるほど食べたよ。」
顧問様:「アンレさん、あんまり飲んでなかったね。」
アンレ:「いぁいぁ、体重と同じぐらい飲んだよ。」
アンレ:「いぁいぁ、体重が2倍になるほど食べたよ。」
顧問様:「アンレさん、あんまり飲んでなかったね。」
アンレ:「いぁいぁ、体重と同じぐらい飲んだよ。」
まだまだ認めてもらうには先が長いと、到達地点までの道のりが遠く茨の道であると再確認する。
2次会の話が出てきて場所や参加者を募っていると、wol卿からスゴイ言葉が。
2次会の話が出てきて場所や参加者を募っていると、wol卿からスゴイ言葉が。
wol:「明日仕事やから2次会はパスで。」
ジョコ:「仕事なん?」
wol:「うん、10時ちょいの電車に乗らないとマズい。」
一同 :「それはお疲れ様ですっ」
ジョコ:「仕事なん?」
wol:「うん、10時ちょいの電車に乗らないとマズい。」
一同 :「それはお疲れ様ですっ」
明日も仕事があるという所をOFF会へ参加してくださったwol卿の漢気に一同感服のねぎらいを掛ける。時期的に松の内を外し、年度末の手前を選んだつもりだったが忙しい方は年中忙しいという事で、もっと日程調整を考えなければと考えさせられた一言だった。
店を出て一行は梅田駅へと向かう。夕刻よりも寒さは一層厳しくなり、皆の笑顔もどこかしら引きつっているように見える。徒歩15分、人通りが少し疎らになった駅内のとある場所で皆が立ち止まる。聞けばレナ嬢も明日仕事と言う、本当に忙しい所を参加してくれてありがとう。次回はアンレ軍として参加して欲しい。それぞれが一言二言の挨拶を交わし、それぞれの方向へと散ってゆく。残った6名は閣下、だーす卿、けん卿、ジョコンダ嬢、ルカ、ウチ、もう1杯やろうという意見の一致でけん卿とジョコンダ嬢の先導でとあるビルへと向かう。しかし、ビルの改装中の為にお目当ての店は休業中で、時間的な制約が押し迫っていたため、第6回GLOFF会in大阪は全て終了した。大阪駅まで戻りながら、けん卿がしきりに彼女さんの写メを見せようとしてくれたが、謎の女性で終わらせておく方が楽しみがある為に丁重にお断りをさせていただいた。
ジョコンダ嬢へ「また海で会おう」と言って別れ、東急INN組は宿路につく。ホテルの道向かいにあるコンビニで夜食を求める。買い物かごには焼きそばパンとヴォルビックとウコンの力とイカの姿揚げ菓子とヱビスビール(琥珀ヱビス)を購入する。5Fのエレベーターを降りた所でだーす卿と別れ部屋へと入る。エアコンで乾いた空気が喉に痛く感じる。熱湯シャワーを出しながら湿度を確保しつつ、椅子に腰掛け鏡に映った自分とウコンの力で本日2度目の乾杯。大都会大阪の深夜放送を見つつ、琥珀ヱビスを片手にOFFレポ用のメモを走り書きする。深夜3時、3枚にまとめたメモを大事にバッグへしまい込むと鈍重な体をベッドへ放り投げ眠りに就く。こうして約20時間にも遊んだ初日がようやく終わった。
店を出て一行は梅田駅へと向かう。夕刻よりも寒さは一層厳しくなり、皆の笑顔もどこかしら引きつっているように見える。徒歩15分、人通りが少し疎らになった駅内のとある場所で皆が立ち止まる。聞けばレナ嬢も明日仕事と言う、本当に忙しい所を参加してくれてありがとう。次回はアンレ軍として参加して欲しい。それぞれが一言二言の挨拶を交わし、それぞれの方向へと散ってゆく。残った6名は閣下、だーす卿、けん卿、ジョコンダ嬢、ルカ、ウチ、もう1杯やろうという意見の一致でけん卿とジョコンダ嬢の先導でとあるビルへと向かう。しかし、ビルの改装中の為にお目当ての店は休業中で、時間的な制約が押し迫っていたため、第6回GLOFF会in大阪は全て終了した。大阪駅まで戻りながら、けん卿がしきりに彼女さんの写メを見せようとしてくれたが、謎の女性で終わらせておく方が楽しみがある為に丁重にお断りをさせていただいた。
ジョコンダ嬢へ「また海で会おう」と言って別れ、東急INN組は宿路につく。ホテルの道向かいにあるコンビニで夜食を求める。買い物かごには焼きそばパンとヴォルビックとウコンの力とイカの姿揚げ菓子とヱビスビール(琥珀ヱビス)を購入する。5Fのエレベーターを降りた所でだーす卿と別れ部屋へと入る。エアコンで乾いた空気が喉に痛く感じる。熱湯シャワーを出しながら湿度を確保しつつ、椅子に腰掛け鏡に映った自分とウコンの力で本日2度目の乾杯。大都会大阪の深夜放送を見つつ、琥珀ヱビスを片手にOFFレポ用のメモを走り書きする。深夜3時、3枚にまとめたメモを大事にバッグへしまい込むと鈍重な体をベッドへ放り投げ眠りに就く。こうして約20時間にも遊んだ初日がようやく終わった。
OFF宴会で口にしたもの
- 生ビール(グラス)×3
- ヨギージンジャー×1(ヨーグルトのお酒らしい)
- シークァーサーハイ
- ちゃんこ鍋(小鉢)×2
- シメうどん(小鉢)×1
- 枝豆×9房
- フライドポテト少量
- たこ焼き×1個
皆、楽しい時間をありがとう。夏も集まれることを期待しています。ご苦労さまでした。
大阪2日目、この日はルカと共にぶらり散策をしようと駅構内の喫茶店でモーニングセットを食し、街へと繰り出す。
何度も足を運んでいるはずだが、ナビが居ないぶらり旅は初めてという事で記憶をたどりながら御堂筋線へ乗る。切符は230円分購入した。
難波駅で下車し、日本橋方面と思われる方向へと歩き出す。ウチの記憶に残る店を探しつつNGKホールへどうにかたどり着き、道具屋横丁を通り抜けた先に見慣れた町並みが広がる。「先日の借りを返す」為、適当に歩きながらホールを探す。しかし、この街にも5スロ1パチの波が押し寄せているらしく、勝負できそうなホールがなかなか見つからない。結局、どこかの商店街にあるホールへ入店。パチンコはほぼ満席の状態で期待が膨らむも、スロットの階は殆ど客が居らず再び嫌な予感が去来する。
ルカはペカッの機種を、ウチは昨日と同じガンダムに座る。1台目は感触なく隣の台へ移るとこの台が当たり台っぽく、5号機らしくマッタリ時間を使う勝負展開へと持ち込む事へ成功し、心中するつもりで座り込む。しかし、昨日閣下が味わった悲劇がウチにも襲い掛かる。「MSバトルモード」で仮面男の2連続襲撃に乱調したウチに下された評価は「上等兵」。もう閣下の事を笑えなくなった。
一方、ルカは勝負台が見つからずフットワークを駆使している。2時間ほど勝負した結果、ウチはチョイ勝ち。ルカは色々と食い散らかした結果、ウチの隣で連荘させて3k負けに落ち着いた。
勝負の開始時間が遅かった為、店を出たのは13時過ぎ。遅い昼ごはんを食べようと、以前に入った定食屋を探すも見つからず、落ち着いたのは王将だった。閣下から「ラーメンには手を出したらアカン」と聞いていたので、ウチは「豚の角煮丼」+ギョーザ、ルカは「チャーシュー丼」+ギョーザを注文する。1日半ぶりの米食に無言で食べる2人、想像以上に大きいギョーザに苦戦しつつもなんとか完食する。丼と一緒に出てきた味噌汁が「あさげ」味だったのがなんとなく庶民っぽく感じられて嬉しかった。
腹を満たした2人はその後日本橋を堪能する。目に付いた店へ入っては出て、入っては出てを繰り返す。しかし終盤まで2人の手元に買い物袋が握られることはなかった。そんなぶらり旅の最中、都会ならではの会話が聞こえてきた。それは服が着る人を選ぶだろうコスチュームに無理やり体をねじ込んだようなコスプレをこよなく愛しているだろうと思われる女と知り合いの男との会話だった。
何度も足を運んでいるはずだが、ナビが居ないぶらり旅は初めてという事で記憶をたどりながら御堂筋線へ乗る。切符は230円分購入した。
難波駅で下車し、日本橋方面と思われる方向へと歩き出す。ウチの記憶に残る店を探しつつNGKホールへどうにかたどり着き、道具屋横丁を通り抜けた先に見慣れた町並みが広がる。「先日の借りを返す」為、適当に歩きながらホールを探す。しかし、この街にも5スロ1パチの波が押し寄せているらしく、勝負できそうなホールがなかなか見つからない。結局、どこかの商店街にあるホールへ入店。パチンコはほぼ満席の状態で期待が膨らむも、スロットの階は殆ど客が居らず再び嫌な予感が去来する。
ルカはペカッの機種を、ウチは昨日と同じガンダムに座る。1台目は感触なく隣の台へ移るとこの台が当たり台っぽく、5号機らしくマッタリ時間を使う勝負展開へと持ち込む事へ成功し、心中するつもりで座り込む。しかし、昨日閣下が味わった悲劇がウチにも襲い掛かる。「MSバトルモード」で仮面男の2連続襲撃に乱調したウチに下された評価は「上等兵」。もう閣下の事を笑えなくなった。
一方、ルカは勝負台が見つからずフットワークを駆使している。2時間ほど勝負した結果、ウチはチョイ勝ち。ルカは色々と食い散らかした結果、ウチの隣で連荘させて3k負けに落ち着いた。
勝負の開始時間が遅かった為、店を出たのは13時過ぎ。遅い昼ごはんを食べようと、以前に入った定食屋を探すも見つからず、落ち着いたのは王将だった。閣下から「ラーメンには手を出したらアカン」と聞いていたので、ウチは「豚の角煮丼」+ギョーザ、ルカは「チャーシュー丼」+ギョーザを注文する。1日半ぶりの米食に無言で食べる2人、想像以上に大きいギョーザに苦戦しつつもなんとか完食する。丼と一緒に出てきた味噌汁が「あさげ」味だったのがなんとなく庶民っぽく感じられて嬉しかった。
腹を満たした2人はその後日本橋を堪能する。目に付いた店へ入っては出て、入っては出てを繰り返す。しかし終盤まで2人の手元に買い物袋が握られることはなかった。そんなぶらり旅の最中、都会ならではの会話が聞こえてきた。それは服が着る人を選ぶだろうコスチュームに無理やり体をねじ込んだようなコスプレをこよなく愛しているだろうと思われる女と知り合いの男との会話だった。
謎の女:「あー、来てくれたん?」
謎の男:「ちょっとここら辺に用事があってね。」
謎の女:「ねぇねぇ、見て。髪の色変えたんよ。」
謎の男:「良いね。雰囲気変わったね。」
謎の女:「でしょう~♪」
謎の男:「ちょっとここら辺に用事があってね。」
謎の女:「ねぇねぇ、見て。髪の色変えたんよ。」
謎の男:「良いね。雰囲気変わったね。」
謎の女:「でしょう~♪」
微笑ましく痛い彼等の横を通り過ぎた後、ウチ等は共通の解答を見出した。
「髪の色よりも遺伝子から再構築してこい!」
2人の意見がこうも合致したことはここ数年なかっただろう。大都会大阪は兄弟の絆を再び強固に結びつけるという結果までもたらしてくれた。
ビル風が再び寒さを取り戻そうとし始めた頃、2人は梅田へと戻る。ホテルの裏にある飲み屋通りにある元禄寿司へと入り軽く食事を済ませ、毎回訪れる居酒屋へ入る。
「髪の色よりも遺伝子から再構築してこい!」
2人の意見がこうも合致したことはここ数年なかっただろう。大都会大阪は兄弟の絆を再び強固に結びつけるという結果までもたらしてくれた。
ビル風が再び寒さを取り戻そうとし始めた頃、2人は梅田へと戻る。ホテルの裏にある飲み屋通りにある元禄寿司へと入り軽く食事を済ませ、毎回訪れる居酒屋へ入る。
アンレ:「熱燗ありますか?」
店員 :「熱燗ですか?ありますよ。」
アンレーデは命の水を手に入れた。冒険経験50獲得。
店員 :「熱燗ですか?ありますよ。」
アンレーデは命の水を手に入れた。冒険経験50獲得。
志野焼のような二合徳利がやってきた。大っぴらにガッツポーズはできないが、なんとなく何かに勝利したような気分が心を支配する。マグロほほ肉カツ、豚バラ串、フライドポテト、軟骨から揚げを1人前ずつ注文し久々にルカと2人酒で時間を過ごす。OFF会の感想や、日本橋の話、スロットについて、取りとめない話で時間を過ごし20時過ぎにホテルへ戻る。2日連続、ウコンの力で乾杯をしTVを鑑賞しつつ閣下へ「上等兵」GETの写メを送る。すぐさま返事Tellが入り、互いに笑い合った。これからONするという閣下に皆への挨拶をお願いし、2日間の疲労が睡魔を呼び熱い風呂へ入った後はすぐ眠りに就いた。こうしてルカとウチの大阪遠征は終わりを告げた。
皆で笑い遊んで意見を交換しあう、ゲーム内では話せないこともリアルだと話せることができたりする。「やろう」と言えば集まってくれる、アムス嬢やクラ卿は現地に来られないながらも電話で参加してくれた、素晴らしい身内に恵まれた事に感謝できる場がOFF会だと感じた第6回OFF会「GL新年会 2008」でした。皆ありがとう。
(大阪真剣紀行 終)