佐 校内イベント - Todarodes pacificus

校内イベント（お昼）

１回目

●●（あっ、佐伯くんだ。）
●●「佐伯くん！
佐伯「えっ！？
　　　あ、ゴメン！
　　　ホント、今いこうと——
●●「”今”？
　　　あれ、なんか約束してたっけ？
佐伯「……おまえか。
　　　愛想作って損した。
●●「なんだか随分な言われようだけど……
　　　わたしに用？
佐伯「なんでもない。
　　　気にすんな。
　　　やばっ！
女生徒A「あ、佐伯クン発見！
女生徒B「ズルイ！
　　　今日はウチらとお昼食べる順番じゃん！
佐伯「あぁ、ゴメンね。
　　　ホント、今行くところだったんだ。
女生徒B「早く、早く！
佐伯「そんじゃ……。
●●（なるほど……モテモテも大変だ。
　　　でも、佐伯くん、
　　　疲れてるみたいだけど大丈夫かな？）

２回目

●●（あ、佐伯くんだ。
　　　ボンヤリ歩いてるな……
　　　よし、ここはひとつ！）
●●「佐伯クン、ひど〜い！
　　　今日はわたしとお昼食べる順番！
佐伯「あ、ゴメン！
　　　ホント、今、行こうと——
佐伯「…………。
●●「あの、えっと……エヘ！
佐伯「弁解だけは聞いてやろう。
●●「た、ただの冗談です……
　　　暴力反対。
佐伯「”超熟カレーパン”と牛乳、
　　　購買で買ってきて。
　　　お昼食べる順番だろ？
●●「あのぉ、お代は？
佐伯「なんだって？
●●「買ってきます……。

３回目

●●（あっ、佐伯くん。
　　　なんだか疲れてるみたい……。
　　　声かけるのやめとこうかな。）
●●「あっ！
女生徒C「佐伯クン！
　　　今日は、私たちとお昼食べる日だよ！
佐伯「あ、うん。
　　　屋上でしょ？
　　　すぐ行くよ。
女生徒C『オッケー、じゃあね！
佐伯「……ん？
　　　あぁ、おまえか……。
●●「ねぇ、佐伯くん、
　　　元気ないよ？
　　　疲れてるなら断ったら？
佐伯「そうも行かないだろ。
　　　ひとり断ったら、あとが大変だし。
●●「あと？
佐伯「ゴチャゴチャするだろ。
　　　誰かと付き合い始めたとか、
　　　誰かに冷たくしたとか、そういうの。
●●「そうなんだ……。
佐伯「おまえさ、ときどき思うけど、
　　　女子のクセにそういうとこ、
　　　大雑把だよな。感心する。
●●「う〜ん……
　　　なんかビミョーな表現だけど。
佐伯「ほめてんだよ。
　　　おまえがそうじゃなきゃ、
　　　俺、もたないよ。
●●「うん、じゃあ、まあいいか！
　　　いってらっしゃい！
　　　がんばって！
佐伯「プッ……
　　　あぁ、がんばってくる。
　　　そんじゃ。
●●（佐伯くん、
　　　無理しすぎないといいけど……。）

校内イベント（針谷くんと）

１回目

針谷「いや、ゼッテーそうだ。
　　　１時間はかかってる。
佐伯「かかってないよ。
●●（佐伯くんとハリーだ。）
●●「どうしたの？
針谷「××。
　　　オッス。
●●「ハリー、オッス。
　　　佐伯くんも。
佐伯「ゲッ……
●●「ゲッてなによ……
　　　なんの話？
針谷「なあ、どう思う？
　　　コイツの髪型？
●●「髪型？
針谷「オレの見たところ、
　　　この無造作感出すには、
　　　１時間はかかってるな。
●●「そう言われてみれば……
　　　結構気合入ってるかも。
佐伯「入ってないし、かかってない。
　　　大体、どっちでも、
　　　君らとは関係ないだろ？
針谷「キミらだってさ……オマエさ、
　　　カッコつけんのか優等生か、
　　　どっちかにしろよ。ダセェぞ？
佐伯「うるさいな。
　　　ほっといてくれよ。
●●（佐伯くん、絡まれてる？
　　　でも、ちょっと面白いかも……。）

２回目

●●（あっ、
　　　佐伯くんとハリー！）
佐伯「なあ、
　　　今日みてもらう譜面だけど、
　　　Am９の、この９ってなんだよ。
針谷「ナインスな。
　　　ちなみにおまえには１０年早ぇ。
佐伯「チェッ。
●●「佐伯くん、ハリー！
針谷「××、オッス。
佐伯「嫌なところに……。
●●「なによ……
　　　ねぇ、どうしたの？
　　　ギターの話？
針谷「そう。
　　　佐伯、オレに弟子入りしたんだ。
●●「そうなの！？
佐伯「してない。
　　　ちょっと、針谷に
　　　ギター教えられてるだけだ。
針谷「それを弟子入りと言う。
佐伯「ウルサイ。
　　　いいから早く教えろ。
　　　休み時間なくなる。
針谷「ああ、そうだな。
　　　つーか、ハリー先生って呼べ。
佐伯「ヤダ。
●●（ブツブツ言ってるけど、
　　　なんか佐伯くん楽しそう。）

３回目

●●（あっ、
　　　ハリーと佐伯くん！
　　　またギターかな？）
佐伯「●●。
針谷「××、オッス。
●●「オッス。
　　　ハリー、佐伯くん、
　　　ギター上手くなった？
針谷「ヘタ。
　　　聞かせたらファンが減るぞ、
　　　きっと。
佐伯「オマエらウルサイ。
　　　先行ってる。
針谷「おう、
　　　先行って、オレ様のギターも
　　　チューニングしとけ。
●●「ふふ、
　　　ハリーと佐伯くん
　　　仲がいいんだね？
針谷「オレと佐伯が？
　　　あぁ……まあ、そう言えば、
　　　いつの間にかそうだな。
●●「いつの間にか？
針谷「前はさ、いかにも好青年って感じで、
　　　ムカつく野郎だと思ってたけど、
　　　付き合ってみるとフツーっていうか、
針谷「余裕かましてるけど、実は
　　　スゲェ負けず嫌いだったりな。
　　　嫌いじゃないよ、そういうヤツ。
●●「うん。みんなにも、
　　　そういう佐伯くんが、
　　　わかるといいのにね。
針谷「アイツ自身、王子様扱いされんの、
　　　疲れてるみたいだしな。
　　　向いてないんだろ、オレと違って。
●●「ふふ、そうかも。
　　　佐伯くんって、
　　　八方美人なとこあるもんね。
針谷「まあ、あいつにも、
　　　きっと色々あんだよ。
　　　誰だってそうだろ？
●●「色々……
　　　佐伯くん、何か言ってた？
針谷「べつに。
　　　でも、言いたくなったら言うだろ？
　　　その時わかれば、俺はいいよ。
●●「そっか……男の友情だね？
針谷「まあな、女にはわからねぇよ！
　　　……っと、ヤベ！
　　　じゃ、オレ行くわ！
●●（なんかいいな、男同士って。）

校内イベント（文化祭）

１年目

●●（あ、佐伯くんだ。）
●●「佐伯くん！
佐伯「●●。
　　　タダ働きに勤しんでるみたいだな。
　　　コマネズミのように。
●●「ひねくれてるんだから……
　　　ねぇ、時間あったら、
　　　うちのクラス出展にもおいでよ！
佐伯「ああ、そうだな、
　　　じゃ、俺は優雅に高みの見物——
女生徒A「あっ！
　　　佐伯クン、あんなところに！
佐伯「ヤバ……
　　　や、やあ！
女生徒A「佐伯クン、
　　　うちのクラスもう見た？
佐伯「ゴメン、まだこれから。
女生徒B「佐伯ク〜ン、うちにも来てよ〜！
佐伯「うん、行くよ。
　　　楽しみ。
女生徒C「エ〜ッ！
　　　じゃあ、ウチらの番は？
佐伯「じゃ、じゃあ、ほら、
　　　順番に、ね？
女生徒A「早く、早くッ！
佐伯「ハ、ハハハ……
　　　じゃあ、またね。
●●（あんまり優雅でもないみたい。
　　　ウチに来るのはいつのことやら……。）

２年目

●●（あ、佐伯くんだ。）
●●「佐伯くん！
佐伯「！！
佐伯「●●。
　　　おまえか……
　　　おどかすなよ。
●●「……どうしたの？
佐伯「どうもこうも……
　　　うかうかしてるとまた捕まる。
●●「そういえば去年……
　　　大変だったみたいね？
　　　ファンの人達に連れていかれちゃって。
佐伯「アイドルじゃあるまいし。
　　　勘弁してくれよ。
●●「そんなこと言って、
　　　結構、
　　　まんざらでもないんじゃないの？
佐伯「おまえ……
　　　どうやらチョップの出番らしいな……。
●●「わっ、暴力反対！
女生徒A「あっ！
　　　佐伯クン、あそこに居る！
女生徒B「あ、ホントだ！
佐伯「運のいいヤツめ……
　　　覚えてろ！
●●（逃げた……
　　　悪者みたいな台詞を残して。）

３年目

●●（あ、佐伯くんだ。）
●●（今年も女子に
　　　追いかけられてるのかな……）
佐伯「●●。
●●「佐伯くん、今年はどう？
　　　ファンのみなさんは？
佐伯「おまえな……
　　　今年は大丈夫。
　　　ちょっと作戦がある。
●●「作戦？
針谷「佐伯！
　　　テメ、
　　　こんなとこでサボってやがったか。
●●「あ、ハリー。
針谷「××。
佐伯「悪い、今いくとこ。
●●「あ！
　　　今年はいっしょに何かやってるの？
佐伯「ああ、バンドの裏方手伝ってるんだ。
　　　なんかに参加してると、
　　　みんな遠慮してくれるし。
●●「なるほどね……。
針谷「ってことだから、
　　　佐伯、持ってくぞ？
　　　おら、さっさと来い。
佐伯「いちいち偉そうなんだよ、
　　　針谷は。
針谷「オマエほどじゃねぇよ。
　　　つーか、ハリーって呼べ。
佐伯「ヤダ。
●●（ふふ、
　　　佐伯くん、
　　　今年は結構楽しそうだな。）

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