志 手芸 - Todarodes pacificus

文化祭（手芸部）１年目

友好

●●（ううっ、緊張するなぁ。）
志波「●●。
●●「あ、志波くん……
志波「……誰も、おまえには
　　　注目してないから安心しろ。
●●「う……。
志波「みんな、服を見に来てる。
　　　……そう考えたほうが気が楽だろ。
●●「……そっか。
　　　少し、落ち着いたかも……。
志波「じゃあな。
●●（志波くん、ひょっとして
　　　心配で見に来てくれたのかな？
　　　がんばらなくちゃ！）

好き以上

●●（もう少しで出番……
　　　ああ、どきどきしてきた……。）
志波「●●。
●●「あ、志波くん……。
志波「……誰も、おまえには
　　　注目してないから安心しろ。
●●「う……。
志波「みんな、服を見に来てる。
　　　……そう考えたほうが気が楽だろ。
●●「……そっか。
志波「……オレは、おまえを見てるけどな。
●●「えっ？
志波「じゃあな。
●●（ようし、がんばろう！）

成功

●●（よかった、
　　　なんとか成功したみたい。）
志波「お疲れ。
●●「あ、志波くん。
　　　どうだった？
志波「なかなか堂々としてて驚いた。
　　　本物のモデルっぽかったぞ。
●●（やったー！
　　　志波くんにほめられたよ！）

失敗

●●（はぁ……転んじゃった。
　　　大失敗……。）
志波「お疲れ。
●●「あ、志波くん……。
志波「いいもの見せてもらった。
　　　ナイス・スライディング。
●●（うう、恥ずかしい……。）

文化祭（手芸部）２年目

●●「今日の文化祭、
　　　わたしたち手芸部は
　　　体育館でファッションショー。
●●「今年の作品は
　　　パーティードレス！
　　　ドキドキするなぁ。
●●「……そんなこと言ってる
　　　場合じゃなかった！
　　　早く準備に行かなくちゃ！

友好

志波「……すごい格好だな、それ。
●●「あ、志波くん。
　　　わたし、ヘンじゃない？
志波「……変と言われれば……
●●「……やっぱり……。
志波「……見慣れないから
　　　違和感があるだけだ。
　　　……たぶん。
志波「裾、踏んでコケるなよ。
　　　じゃあな。
●●（志波くん、ひょっとして
　　　心配で見に来てくれたのかな？
　　　がんばらなくちゃ！）

好き以上

志波「……すごいドレスだな。
●●「あ、志波くん。
　　　わたし、ヘンじゃない？
志波「……ヘン。
●●「えっ！？
志波「……じゃない。
●●「……どっち？
志波「………………さあ。
　　　けど、似合ってる。
志波「客席から見てる。
　　　またあとでな。
●●（なんか緊張しちゃうなぁ……。）
　　　でもがんばろう！）

成功

●●（よかった、
　　　なんとか成功したみたい。）
志波「●●。
●●「あ、志波くん。
　　　どうだった？
志波「……ドレスの見せ方とか歩き方とか……
　　　結構、練習したのか？
●●「あ、うん。
志波「……成果、出てたな。
　　　優雅な感じだった。
●●（やったー！
　　　志波くんにほめられたよ！）
●●「ファッションショーは大成功！
●●「来年はもっと華やかに……
　　　あっ、ウエディングドレスなんて
　　　いいかも！

失敗

●●（はぁ……転んじゃった。
　　　大失敗……。）
志波「あ、志波くん……。
志波「……大胆だったな。
●●「……見てた？
志波「……できてないといいな。
　　　アザ。
●●（うう……。）

●●「はぁ、失敗して
　　　みんなに迷惑かけちゃった……
●●「来年は３年生だし、
　　　悔いを残さないように
　　　しなくちゃ！
●●「ドレスも……
　　　ウエディングドレスとか作って！

文化祭（手芸部）３年目

●●「今日の文化祭、
　　　わたしたち手芸部は
　　　体育館でファッションショー。
●●「今年の作品は
　　　ウェディングドレス！
　　　どきどきするなぁ。
●●「……そんなこと言ってる
　　　場合じゃなかった！
　　　早く準備に行かなくちゃ！

友好

●●（お客さんがいっぱいだ……。
　　　ちょっと恥かしいかも……。）
志波「●●。
●●「あ、志波くん。
志波「……へえ。
●●「な、なに？
志波「見事に着られてるな、衣装に。
●●「うう……。
志波「……でも、似合ってる。
　　　そこは自信持っていいんじゃないか？
●●「……本当に？
志波「……信用ないな。
志波「オレの言うことが本当かどうか、
　　　自分の目で確かめて来い。
志波「オレも客席から見させてもらう。
　　　……転ばないように気をつけろよ。
●●（志波くん、ひょっとして
　　　心配で見に来てくれたのかな？
　　　がんばらなくちゃ！）

好き以上

●●（お客さんがいっぱいだ……。
　　　ちょっと恥かしいかも……。）
志波「●●。
●●「あ、志波くん。
志波「…………。
●●「な、なに？
　　　どこかおかしいところがある？
志波「…………いや。
志波「……やめといたほうが
　　　いいんじゃないか？
●●「なにを？
志波「それ……ドレス。
　　　……ほかのヤツに見せてどうす……
志波「……なんでもない。
志波「おかしいとこはない。
　　　むしろ、綺麗だ。
●●「志波くん……。
志波「……頭の中、真っ白になりかけたら
　　　オレだけ見てろ。
　　　一番まえにいるから。
●●「うん。
　　　ありがとう、志波くん。
●●（高校最後の舞台、
　　　がんばろう！）

成功

●●（よかった、
　　　なんとか成功したみたい。）
●●「あ、志波くん。
　　　……どうだった？
志波「やっと止めればよかった。
　　　……力づくでも。
●●「えっ？
　　　いま……なんて？
志波「……綺麗だった。
　　　客も見惚れてたぞ。
●●「あ、ありがとう、
　　　志波くん……。
●●（志波くんにほめられちゃった。
　　　うれしいな。）

●●「ファッションショーは大成功、
　　　ウエディングドレスも着られたし
　　　本当に充実した文化祭だったな。

失敗

●●（はぁ……大失敗……。）
志波「……お疲れ。
●●「志波くん……。
　　　転んじゃった。
志波「……見てた。
　　　捻挫してたりしないか？
●●「うん、大丈夫。
志波「そうか。
志波「……それまでは、魔法にかかってて
　　　別人みたいだったけど……。
志波「転んだ瞬間、
　　　いつものおまえに戻ったな。
●●「あはは……あんなにすぐ、
　　　魔法が解けちゃうなんて、ね。
志波「……そのほうがいい。
　　　オレは。
●●「えっ？
志波「オレ以外に魔法にかかるやつを
　　　増やしたくもないしな。
●●（志波くん……。）

●●「はぁ、失敗して
　　　みんなに迷惑かけちゃった……
　　　最後の文化祭だったのに……。
●●「……でも、
　　　ウエディングドレスも着られたし
　　　悔いはないかな……。

クラブマスター（友好以上）

●●「新人ファッションデザイナー展に
　　　応募していたわたしの作品が、
　　　コンテストの金賞を受賞した！
●●「がんばってクラブ活動を
　　　続けてよかった！
●●「あっ、志波くん！
　　　どうしたの？
志波「デザインコンテストで
　　　金賞取ったって聞いたから、来てみた。
●●「うん、そうなの……
　　　それでわざわざ来てくれたんだ。
志波「……そういう才能があるなんて
　　　知らなかった。
　　　今度、作品見せてくれ。
●●「うん、もちろん！
志波「おめでとう、●●。
●●「ありがとう、志波くん！
●●（うれしい！
　　　手芸部でがんばってよかったな……。）