決意と決着 - Todarodes pacificus

決意と決着

主人公が野球部のとき

志波「●●。
●●「志波くん……。
志波「……どうした？
　　　泣きそうな顔して。
●●「相手校のピッチャーが……。
志波「ピッチャー？
志波「……あいつ……
　　　どこかで……。
部員A「うわッ！
●●「あっ！
志波「……あいつ……！
部員B「マネージャー！
　　　手当て頼む！
●●「はい！
●●（こっちが勝ち越したとたん、
　　　デッドボールばっかりなんて
　　　ひどい……！）
●●「ごめん志波くん、
　　　ちょっと待っ……。
志波「●●。
●●「えっ？
志波「頼みがある。
●●「え……頼みって……？

主人公か野球部以外のとき

●●（試合やってるの、
　　　羽ヶ崎学園の野球部かな。）
●●（あれ……。
　　　あそこにいるの、
　　　志波くん？）
●●「志波くん！
志波「……●●。
●●「野球部の応援？
志波「……まあな……。
●●（どうしたんだろう、
　　　志波くん……。
　　　機嫌が悪いのかな。）
部員A「汚ねぇぞ、ピッチャー！
●●（えっ！？）
部員B「ウチが勝ち越したとたん
　　　デッドボール連発しやがって！
　　　引っ込め！
●●「志波くん……
　　　これって……。
志波「……さっきから危険球ばかりだ。
志波「……あの野郎、
　　　全然変わってない……。
●●「えっ？
　　　あ、ちょっと……志波くん！？
●●（志波くん……。
　　　ベンチに行って、
　　　なにを話してるんだろう……。）

共通部分

　　　・
　　　・
　　　・
敵選手「おいおい、次のバッター誰だよ〜。
　　　あ〜、チョロイやつらだぜ。
志波「……オレが相手だ。
敵選手「……はぁ？
　　　誰だ、テメェ……
　　　……ん？
敵選手「テメェは……志波！
志波「…………。
敵選手「へ〜……あんだけの暴力沙汰を
　　　起こしといて、よくもまぁ
　　　ノコノコと出てこれたなぁ、オイ！
敵選手「ていうか〜、ひょっとしておまえ、
　　　超部外者なんじゃねーの？
　　　思いっきり飛び入りじゃねーか！
志波「……残念だな。
　　　さっき入部したばっかりだ。
敵選手「は？
志波「オレは野球部員だって言ってる。
　　　……ガタガタ騒いでるヒマがあったら、
　　　さっさと投げろ。
敵選手「——相変わらず
　　　気に食わねぇヤツだな！
　　　これでも食らえ！
●●（志波くん……！）
志波「………………っ。
　　　・
　　　・
　　　・

主人公が野球部のとき

●●「志波くん、お待たせ！
志波「ああ。
　　　……悪かったな、おまえまで
　　　巻き込んで。
●●「ううん、平気。
●●「志波くんの入部は
　　　顧問の先生も大歓迎だって
　　　言ってたよ。試合にも勝てたし！
志波「……おまえがいてくれたおかげで
　　　踏ん切りついた。
　　　サンキュ。
●●「わたしはなにも……。
志波「いや。
志波「……おまえがいなきゃ、
　　　オレはあそこに突っ立ったまま……。
志波「中学んときのまま、
　　　立ち止まってたと思う。
●●「志波くん……。
志波「だから……ありがとう。
　　　……これからもよろしくな、
　　　マネージャー。
●●「うん！
　　　こちらこそ！

主人公か野球部以外のとき

志波「●●。
●●「志波くん！
　　　大丈夫だった？
志波「ああ。
　　　……待たせて悪かったな。
●●「ううん、わたしは平気……。
　　　顧問の先生はなんて？
志波「……オレにやる気があるなら、
　　　歓迎してくれるってさ。
●●「よかったね……！
志波「……おまえがいてくれたおかげで
　　　踏ん切りついた。
　　　サンキュ。
●●「えっ。
　　　わたしはなにも……。
志波「いや。
志波「……おまえがいなきゃ、
　　　オレはあそこに突っ立ったまま……。
志波「中学んときのまま、
　　　立ち止まってたと思う。
●●「志波くん……。
志波「だから……ありがとう。
●●「……うん。
　　　これからがんばってね！