Todarodes pacificus
若 インターハイ 好
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インターハイ・甲士園(好き以上)
陸上部
●● (ついに憧れのインターハイ!
ドキドキするなぁ……。)
若王子「●●さん、調子はどうです?
●● 「あっ、若王子先生……。
ちょっとドキドキしてます。
若王子「無理もないです。
ここは高校陸上界の晴れ舞台だから。
●● 「はい……。
若王子「……君に言っておきます。
学校名とか都道府県名とか、
何も気にすることはないんだ。
若王子「今日は、自分のためだけに
走っておいで。
そうすれば、結果は後から付いてくる。
●● 「若王子先生……。
若王子「●●さん、
先生がサポートします。
いつもどおりの力、きっと出せます。
●● 「はい……ありがとうございます。
わたし、行ってきます!
●● (若王子先生が
応援してくれてるんだ……
よーし、精一杯がんばるぞ!)
ドキドキするなぁ……。)
若王子「●●さん、調子はどうです?
●● 「あっ、若王子先生……。
ちょっとドキドキしてます。
若王子「無理もないです。
ここは高校陸上界の晴れ舞台だから。
●● 「はい……。
若王子「……君に言っておきます。
学校名とか都道府県名とか、
何も気にすることはないんだ。
若王子「今日は、自分のためだけに
走っておいで。
そうすれば、結果は後から付いてくる。
●● 「若王子先生……。
若王子「●●さん、
先生がサポートします。
いつもどおりの力、きっと出せます。
●● 「はい……ありがとうございます。
わたし、行ってきます!
●● (若王子先生が
応援してくれてるんだ……
よーし、精一杯がんばるぞ!)
優勝
●● (やったー、優勝だよ!)
若王子「●●さん。
……優勝、おめでとう。
●● 「あっ、若王子先生!
ありがとうございます!
若王子「ついになれたね、
トップアスリートに。
……君の入部動機だった。
●● 「……覚えていてくれたんですね。
若王子「もちろん。
君の瞳(め)が輝いていたから、
強く印象に残ってる。
若王子「……ハンカチがいると思ったけど、
必要なさそうだ。
今の笑顔、素敵です。
●● 「若王子先生……。
若王子「●●さん、おめでとう。
先生、今日のことは
何年経っても忘れない。
●● (若王子先生……
うれしいのに、
寂しく聞こえるのはどうして……?)
若王子「●●さん。
……優勝、おめでとう。
●● 「あっ、若王子先生!
ありがとうございます!
若王子「ついになれたね、
トップアスリートに。
……君の入部動機だった。
●● 「……覚えていてくれたんですね。
若王子「もちろん。
君の瞳(め)が輝いていたから、
強く印象に残ってる。
若王子「……ハンカチがいると思ったけど、
必要なさそうだ。
今の笑顔、素敵です。
●● 「若王子先生……。
若王子「●●さん、おめでとう。
先生、今日のことは
何年経っても忘れない。
●● (若王子先生……
うれしいのに、
寂しく聞こえるのはどうして……?)
敗退
●● (ああ、負けちゃった……。)
若王子「●●さん。
●● 「あっ、若王子先生。
若王子「……残念だったね、
先生もとても悔しい。
●● 「すみません……。
若王子「いや、謝らないで。
君は精一杯走ったんだ。
ずっと見ていたから分かります。
若王子「本当は、君を励ますのが先生の仕事です。
でも、レース中、先生は、
君と一緒に走ってる気持ちになった。
●● 「…………。
若王子「だから、一緒に悔しくなった。
……泣きたかったら泣いていい。
君もそんな気分でしょう?
●● 「はい、若王子先生……。
●● (なんだか気持ちが軽くなった……。
やるだけのことはやったんだ、
もう悔いはないよ。)
若王子「●●さん。
●● 「あっ、若王子先生。
若王子「……残念だったね、
先生もとても悔しい。
●● 「すみません……。
若王子「いや、謝らないで。
君は精一杯走ったんだ。
ずっと見ていたから分かります。
若王子「本当は、君を励ますのが先生の仕事です。
でも、レース中、先生は、
君と一緒に走ってる気持ちになった。
●● 「…………。
若王子「だから、一緒に悔しくなった。
……泣きたかったら泣いていい。
君もそんな気分でしょう?
●● 「はい、若王子先生……。
●● (なんだか気持ちが軽くなった……。
やるだけのことはやったんだ、
もう悔いはないよ。)
野球部
●● (いよいよ甲士園!
感激しちゃうなぁ……。)
若王子「●●さん。
●● 「若王子先生!
来てくれたんですね。
若王子「うん。
火花散る熱戦とやらは
この目で見ないと。
若王子「君もかなり気合が入ってますね。
ますます楽しみだ。
●● 「ふふっ、わかりますか?
若王子「マネージャーとしても
晴れ舞台だからね。
熱さに気をつけて頑張ってください。
●● 「はい、ありがとうございます!
●● (よーし、応援がんばるぞ!)
感激しちゃうなぁ……。)
若王子「●●さん。
●● 「若王子先生!
来てくれたんですね。
若王子「うん。
火花散る熱戦とやらは
この目で見ないと。
若王子「君もかなり気合が入ってますね。
ますます楽しみだ。
●● 「ふふっ、わかりますか?
若王子「マネージャーとしても
晴れ舞台だからね。
熱さに気をつけて頑張ってください。
●● 「はい、ありがとうございます!
●● (よーし、応援がんばるぞ!)
優勝
若王子「●●さん、
優勝、おめでとう。
本当によく頑張ったね。
●● 「ありがとうございます!
でも、がんばってくれたのは
グラウンドの選手一人ひとりですよ。
若王子「それは違います。
君も、気持ちはグラウンドで
選手と一緒に戦ってた。
若王子「だから、自信を持って言いなさい。
わたしも優勝メンバーの一人です、
って。
●● 「若王子先生……
ありがとうございます!
●● (野球部のマネージャーを
続けてて本当に良かった!
今日は、最高の1日だよ。)
優勝、おめでとう。
本当によく頑張ったね。
●● 「ありがとうございます!
でも、がんばってくれたのは
グラウンドの選手一人ひとりですよ。
若王子「それは違います。
君も、気持ちはグラウンドで
選手と一緒に戦ってた。
若王子「だから、自信を持って言いなさい。
わたしも優勝メンバーの一人です、
って。
●● 「若王子先生……
ありがとうございます!
●● (野球部のマネージャーを
続けてて本当に良かった!
今日は、最高の1日だよ。)
敗退
若王子「●●さん、顔を上げて。
●● 「でも……
みんな、今日まであんなに
がんばってきたのに……。
若王子「……君は、選手のために
泣いてるの?
●● 「えっ……?
若王子「自分が悲しいからじゃなく、
支えてきた選手のために……。
それが思いやり、それが友情……。
若王子「●●さん。
先生は君に感謝しなくちゃいけない。
また心の中が温かくなった。
●● 「若王子先生……。
若王子「さあ、涙をふいて。
選手をねぎらうのも
マネージャーの仕事だよ。
●● (そうだよね……元気ださなくちゃ!
ここまで来られたんだ、
悔いはないよ。)
●● 「でも……
みんな、今日まであんなに
がんばってきたのに……。
若王子「……君は、選手のために
泣いてるの?
●● 「えっ……?
若王子「自分が悲しいからじゃなく、
支えてきた選手のために……。
それが思いやり、それが友情……。
若王子「●●さん。
先生は君に感謝しなくちゃいけない。
また心の中が温かくなった。
●● 「若王子先生……。
若王子「さあ、涙をふいて。
選手をねぎらうのも
マネージャーの仕事だよ。
●● (そうだよね……元気ださなくちゃ!
ここまで来られたんだ、
悔いはないよ。)
ラクロス部
●● (いよいよインターハイ!
夢にまで見た舞台だ……。)
若王子「●●さん、始まるね。
●● 「あ、若王子先生!
来てくれたんですね。
若王子「もちろんです。
かわいい教え子が全国の強豪と戦う時に
手をこまねいていられない。
若王子「先生、応援席から見守ってます。
●●さん、
一暴れしておいで。
●● 「はい、行ってきます!
●● (うん、やる気が出てきた。
全力でがんばろう!)
夢にまで見た舞台だ……。)
若王子「●●さん、始まるね。
●● 「あ、若王子先生!
来てくれたんですね。
若王子「もちろんです。
かわいい教え子が全国の強豪と戦う時に
手をこまねいていられない。
若王子「先生、応援席から見守ってます。
●●さん、
一暴れしておいで。
●● 「はい、行ってきます!
●● (うん、やる気が出てきた。
全力でがんばろう!)
優勝
若王子「●●さん。
優勝、本当におめでとう。
よく頑張ったね。
●● 「ありがとうございます、
若王子先生!
若王子「君の個人技、効果バツグンでした。
それに、試合中は
チーム全体をよく見渡せていたね。
若王子「……君を欲しがるチームが
これからたくさん出てくると思う。
でも、君は君らしさを忘れないで。
●● 「若王子先生……。
若王子「……いや、何でもないんだ。
改めて、優勝、おめでとう。
●● (ラクロス部を続けてて
本当に良かった。
今日は、最高の1日だよ。)
優勝、本当におめでとう。
よく頑張ったね。
●● 「ありがとうございます、
若王子先生!
若王子「君の個人技、効果バツグンでした。
それに、試合中は
チーム全体をよく見渡せていたね。
若王子「……君を欲しがるチームが
これからたくさん出てくると思う。
でも、君は君らしさを忘れないで。
●● 「若王子先生……。
若王子「……いや、何でもないんだ。
改めて、優勝、おめでとう。
●● (ラクロス部を続けてて
本当に良かった。
今日は、最高の1日だよ。)
敗退
若王子「●●さん。
結果は、残念でしたね。
●● 「はい……悔しいです。
若王子「先生も、出来れば君の笑顔が見たかった。
でも、今は違う。
●● 「……え?
若王子「全力でプレーし続けた
試合中の君の気持ち……
涙の後ろに隠れてしまってます。
若王子「勝ち負けの精で、
頑張った自分がしぼんでいくのは
かわいそうだよ。
●● 「若王子先生……。
若王子「だから、今は自分をほめてほしい。
よくやった、って。
そんな心の強さを見せてくれませんか。
●● (そうだよね、やることは
全部やったんだし……
悔いは残らないよ!)
結果は、残念でしたね。
●● 「はい……悔しいです。
若王子「先生も、出来れば君の笑顔が見たかった。
でも、今は違う。
●● 「……え?
若王子「全力でプレーし続けた
試合中の君の気持ち……
涙の後ろに隠れてしまってます。
若王子「勝ち負けの精で、
頑張った自分がしぼんでいくのは
かわいそうだよ。
●● 「若王子先生……。
若王子「だから、今は自分をほめてほしい。
よくやった、って。
そんな心の強さを見せてくれませんか。
●● (そうだよね、やることは
全部やったんだし……
悔いは残らないよ!)
応援部(陸上部の応援)
●● (ついにインターハイ!
陸上部、がんばってくれると
いいなぁ……。)
若王子「●●さん、今日はよろしく。
●● 「あ、若王子先生。
今日はがんばってください!
若王子「や、もう先生の出る幕じゃない。
試合が始まれば、
選手個人個人の戦いです。
若王子「……今日の選手たちは
とても気合が入ってます。
ちょっと緊張気味かもしれない。
●● 「……そうなんですか?
若王子「先生も、出来る限り
ほぐしてきたつもりです。
でも、本番が近付くと心配です。
若王子「だから、チア部の君たちには
いつも以上の応援を
お願いしたいんだ。
若王子「……彼らが、はね学のグラウンドを
思い出すような応援を。
●● 「若王子先生……。
まかせてください、がんばります!
若王子「ありがとう。
●●さん、よろしく。
●● (よーし、
若王子先生の気持ちに
こたえる応援をしなきゃ!)
陸上部、がんばってくれると
いいなぁ……。)
若王子「●●さん、今日はよろしく。
●● 「あ、若王子先生。
今日はがんばってください!
若王子「や、もう先生の出る幕じゃない。
試合が始まれば、
選手個人個人の戦いです。
若王子「……今日の選手たちは
とても気合が入ってます。
ちょっと緊張気味かもしれない。
●● 「……そうなんですか?
若王子「先生も、出来る限り
ほぐしてきたつもりです。
でも、本番が近付くと心配です。
若王子「だから、チア部の君たちには
いつも以上の応援を
お願いしたいんだ。
若王子「……彼らが、はね学のグラウンドを
思い出すような応援を。
●● 「若王子先生……。
まかせてください、がんばります!
若王子「ありがとう。
●●さん、よろしく。
●● (よーし、
若王子先生の気持ちに
こたえる応援をしなきゃ!)
優勝
若王子「●●さん、見てた?
●● 「もちろんです!
若王子先生、
優勝おめでとうございます!
若王子「ありがとう。
その言葉、何度でも聞きたい。
今、先生はとっても幸せな気分なんだ。
若王子「……表彰台の一番高いところで、
かわいい選手たちが笑ってました。
応援席に手を振って。
若王子「君たちの声が
彼らの追い風になったんだ。
熱い応援、ありがとう。
●● 「そんな……とんでもないです。
●● (チアリーディング部に入って
本当によかった……
今日は最高の一日だよ!)
●● 「もちろんです!
若王子先生、
優勝おめでとうございます!
若王子「ありがとう。
その言葉、何度でも聞きたい。
今、先生はとっても幸せな気分なんだ。
若王子「……表彰台の一番高いところで、
かわいい選手たちが笑ってました。
応援席に手を振って。
若王子「君たちの声が
彼らの追い風になったんだ。
熱い応援、ありがとう。
●● 「そんな……とんでもないです。
●● (チアリーディング部に入って
本当によかった……
今日は最高の一日だよ!)
敗退
若王子「……●●さん。
優勝できなくて、スイマセン。
●● 「そんな……!
わたしたちの応援が足りなかったんです。
こちらこそ、すみませんでした。
若王子「……やっぱり、
そう言うと思いました。
それは大間違いだ。
●● 「えっ……?
若王子「選手たちはみんな、
必死で応援してくれた君たちに
今も感謝してる。……先生もだ。
若王子「君たちは、試合が終わっても
選手たちを支えているんです。
だから、元気を出して。
●● 「はい……。
ありがとうございます、若王子先生!
●● (残念だったけど……
最後までやりとげて、
よかったな。)
優勝できなくて、スイマセン。
●● 「そんな……!
わたしたちの応援が足りなかったんです。
こちらこそ、すみませんでした。
若王子「……やっぱり、
そう言うと思いました。
それは大間違いだ。
●● 「えっ……?
若王子「選手たちはみんな、
必死で応援してくれた君たちに
今も感謝してる。……先生もだ。
若王子「君たちは、試合が終わっても
選手たちを支えているんです。
だから、元気を出して。
●● 「はい……。
ありがとうございます、若王子先生!
●● (残念だったけど……
最後までやりとげて、
よかったな。)
応援部(野球部の応援)
●● (ついに迎えた、甲士園!
がんばるぞ!!)
若王子「●●さん、始まるね。
●● 「あ、若王子先生。
引率、お疲れ様です。
若王子「なんのこれしき。
野球部が頑張ってるんだ、
先生も頑張りますよ。
若王子「……やや、君も気合が入ってるね。
●● 「はい、
なんといっても甲士園ですから!
若王子「うん、君はやっぱり
チア部の時の顔がいい。
とても活き活きしている。
若王子「●●さん、
先生、君のことも応援してるから。
●● 「若王子先生……。
●● (若王子先生も
見てくれるんだ……。
よーし、がんばらなくっちゃ!)
がんばるぞ!!)
若王子「●●さん、始まるね。
●● 「あ、若王子先生。
引率、お疲れ様です。
若王子「なんのこれしき。
野球部が頑張ってるんだ、
先生も頑張りますよ。
若王子「……やや、君も気合が入ってるね。
●● 「はい、
なんといっても甲士園ですから!
若王子「うん、君はやっぱり
チア部の時の顔がいい。
とても活き活きしている。
若王子「●●さん、
先生、君のことも応援してるから。
●● 「若王子先生……。
●● (若王子先生も
見てくれるんだ……。
よーし、がんばらなくっちゃ!)
勝利
若王子「やりましたね、野球部!
ついに優勝です。
日本一のチームです。
●● 「はい!
選手たち、本当にすごいです!
若王子「チア部もお疲れ様。
ここまでの道のりを、
野球部と一緒に歩んできたんだから。
若王子「……●●さん。
君も、野球部と同じくらい
よく頑張ってたと思います。
●● 「そんなこと……。
若王子「先生は嘘なんて言わない。
君たちも日本一です。
●● 「若王子先生……。
●● (チアリーディング部に入って
本当によかった……
今日は最高の一日だよ!)
ついに優勝です。
日本一のチームです。
●● 「はい!
選手たち、本当にすごいです!
若王子「チア部もお疲れ様。
ここまでの道のりを、
野球部と一緒に歩んできたんだから。
若王子「……●●さん。
君も、野球部と同じくらい
よく頑張ってたと思います。
●● 「そんなこと……。
若王子「先生は嘘なんて言わない。
君たちも日本一です。
●● 「若王子先生……。
●● (チアリーディング部に入って
本当によかった……
今日は最高の一日だよ!)
敗退
若王子「最後に歌いたかったですね、
校歌……。
●● 「はい……とても残念です。
若王子「…………。
●● 「…………。
若王子「……歌いましょうか、二人で。
ちっちゃい声で。
●● 「えっ?
若王子「こんなに応援、頑張ったんだから
許してもらえるでしょう。
●●さん、さあ。
●● 「若王子先生……。
●● (残念だったけど……
続けていてよかったな、
チアリーディング部。)
校歌……。
●● 「はい……とても残念です。
若王子「…………。
●● 「…………。
若王子「……歌いましょうか、二人で。
ちっちゃい声で。
●● 「えっ?
若王子「こんなに応援、頑張ったんだから
許してもらえるでしょう。
●●さん、さあ。
●● 「若王子先生……。
●● (残念だったけど……
続けていてよかったな、
チアリーディング部。)